<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=1176794389076832&ev=PageView&noscript=1" />

成長し 必ず群馬に 帰るべと 挑戦の日々 沸騰前夜

成長し 必ず群馬に 帰るべと 挑戦の日々 沸騰前夜

しの

新卒1年目のインビジョンの営業。 人当たりの良さとカリスマ的人徳がある。 昔はイキってたらしい・・・ww そんな言葉とは裏腹、謙虚な群馬ボーイ。 #群馬 #人徳 #就活のやり直し #意識高い #もがいてる

ももち

明るい声が特徴的な頑張り屋さん! とっても優しく、人に寄り添った取材ができる人。 しのくんのことを教えてくれた人。 #アイドルなみのやさしさ #いつでも真剣 #気配り上手

あゆちん

文章狂。 ほっといたら文章かいてる変な奴。 12月に中途として入社した。 駆け出しのライター。 #文章狂 #文章馬鹿 #文章まじ卍

カリスマ的人徳を持った社員がいるらしいぞ


私がしのにあったのは、本格的な冬の寒さが身に染みる12月1日のことだった。

「はじめまして、しのです。」

そう遠慮がちに自席から少し腰を浮かせて、人当たりのよさそうな、はにかんだ笑顔で挨拶してくれた。

しのの顔は、すこし疲れているように見える。

定時を少し過ぎたということもあって、営業の席にはしのともう一人の社員しかいなかった。

「どちらも新卒の1年目なんだよ。」

そういって私の隣に座っていた先輩が微笑んだ。


しのには、天才的な人徳がある。

社内には、そんな噂がまことしやかにささやかれていた。

私は、その人徳がどこから来るのか知りたくなり、インタビューをしたという先輩社員ももちにしのについて教えてもらうことにした。

自分には、たぶん人徳がないからだ。



地元群馬への愛

話によるとしのは、地元群馬への愛情が強く、30歳になったら地元群馬で活躍したいと強い思いを持っているという。

不特定多数の人間が集まる東京では、近所づきあいなんて夢のまた夢の話だが、しのの地元群馬では近所づきあいが盛んにおこなわれていたという。

バーベキューをしていたら近所の人がいつの間にか、集まっていて、3家族ぐらいになったり、近所のおじいさんやおばあさんがしのの面倒を見てくれたという。

しのは、こうしたコミュニティの中で育てられた。

大学入学後もしのは先輩からおごってもらうことが多く、上に与えてもらったら下に還元しろとよく言われ、しのはそれを実践していた。

先輩のいいことは真似て、後輩もそれを学び、下に還元してほしい、自分が和を広げたい。

そんな風に思って、人生を歩んできたという。

しのの人当たりの良さ、地元愛、人徳は、きっとここからきているのだと思う。


彼の過去について~就活編~

そんなしのは、昔、警察官を目指していた。

理由は、たぶん憧れ半分とかっこよさ。将来、結婚して子供が、友達に「お父さん、何をしている人なの?」と聞かれた時に、「サラリーマン」なんてダサいと思っていたからだ。

大学は行く気がなかったが、担任の先生に「だまされたと思って、大学には行っとけ。大学行ったって警察にはなれるんだから。」と言われ、大学の法学部に進学。

だが、第一志望の大学に入れなかったことで、パチンコにはまり、大学生活はクズみたいな生活を送っていた。


そんなしのを変えたのは、地元群馬の友人だった。

しのの友人は、就活のマッチングイベントの運営を手伝っていた。

大学3年生、就活なんてまだ早いなんて思っていたしのに、あるメーカーのインターンの話をその友人が持ってきたという。

インターンに行ってみると、生き生きと働く大人がそこにはいた。

しのは、自分もこうなりたいという憧れを抱くようになったという。

だからこそ、しのは就活に本腰を入れることにした。

20代で一千万稼げたらかっこよくね?という理由から不動産業界を目指して、就活を始めた。

3年生の8月、9月にはインターンに行きまくっていた。

そして、2社から内定ももらった。


9月から11月には、友人がインターンをしている会社からインターンの運営を任されるようになり、楽しい毎日を送った。

だが、そのことを社会人になった先輩に話すと「はい、出た。意識高い系、お前の言っていることは理想論だよ。働いたらわかるよ」と笑われたという。

そこで、しのはとっても悔しい思いをしたという。

たしかに、周りを見ていると就活を楽しんでいる人間は少なく、多くがやりたくないと思っていた。

この状況を自分が変えてやる。

でも今の自分には説得力がない。

だからこそ、しのはそんな友人達の就活の手伝いをし始めたという。

しのの人徳が、大いに発揮された瞬間だった。


疑惑~再度の就活~

そんな毎日を送っていたしのだが、しのの胸にふと疑惑が湧いてくる。

このままでいいのか?

俺、就活支援してる方が楽しいんじゃないか?

たしかに、不動産業界は稼げるし、金には困らない。

仕事をして、帰ってきて、ちょっといい生活をして。

あれ・・・俺の人生、見えたんじゃないか?

当時は、イキってましたと、しのは苦笑いをしたという。


そこからしのは、Wantedlyで就活をしなおし始めたという。

金を稼いで生活を豊かにするんじゃなく、やりたいことで人生を豊かにしたい。

そう考えて、心機一転したそうだ。

金融、Web系、採用系、面白そうなところはどこでも行っていた。

だが、現実はそう甘くなかった。

あんなにバリバリと内定をもらっていたのに、一次面接で次々と落とされた。

業界を変えたらわけがわからなくなっていった。

何を自分はやりたいんだ。


過去のクズ生活の時のどす黒い気持ちが、しのの心を渦巻いていく。

そんなしのを救ったのが、またもや友人だった。

「お前の考えとはちょっと違うかもしれないけど」なんて苦笑いをしながら、今の会社インビジョンを進めてくれたという。

だが、しのは応募はせず、しおりをつけただけだった。

そんなある日、ちなというインビジョンの社員から「お茶会来ませんか。」とのメールが届いた。

気乗りはしなかったが、話を聞きに行ってみることにした。

インビジョンは、「働くかっこいい大人」をヴィジョンに掲げ、企業活動を行っていた。

しのは、そこで一つの事実に気が付く。

「就活に前向きな学生って社会人に置き換えたらかっこいい大人だな!インビジョンで働きたい!」


そこからのしのの行動は早かった。

それまで受けていた会社の面接もすべて落ちていたし、すべての会社に内定の断りを入れていた。

だめだったら、カナダに一年行くとかわけのわからない事を考えていた。

最終面接で、いい感じだったら飲みに行くって聞かされていて、飲みにいくぜ~ぐらいの軽い気持ちのはずだった。

だが、いざ面接で誠吾さんを目の前にすると緊張してしまい。

わけのわからない言葉ばかり口からこぼれた。

誠吾さんは苦笑い。

「ちょっと待っててね。」なんて言って部屋を出て行ってしまう。

しのは、あ~~終わった・・・帰ったらカナダの準備だななんて思っていた。

背中に嫌な汗が伝う。

すーっと汗と共に、体が冷えていくのを感じる。

どれくらい時間がたっただろう。

誠吾さんは、ホワイトボードをもって、現れた。

そのホワイトボードは、裏返しにされていて、しのの目の前に置かれたという。

ホワイトボードをひっくり返してみると「内定おめでとう!!」との文字。

やけに心臓に悪いドッキリだったが、しのはそのホワイトボードの写真をいまだに持っていた。

初心を忘れないためにねなんて、しのは微笑んだそうだ。



インビジョンでの仕事

しのは現在、営業としてインビジョンで働いている。

だが、その仕事内容は想像と少し違ったという。

ぶっちゃけなめていたと語るしの。

契約も電話で話をすればとれると思っていたという。

もっとやれるはず・・・。

でも、現実はそんなにあまくなかった。

就活では企業のインターン企画まで行い、それまで人生順風満帆だったしのの自信は失われて行ってしまったのだろう。


それを救ったのが、この会社に入るきっかけとなったちなさんだった。

契約が取れないしのをただ否定するだけでなく、どうしたら成長できるかなど一つずつ成長意欲を高めてくれたという。

正直、しのは今でも朝起きて、仕事に行きたくない時があると語った。

休んだら、しわ寄せがくる・・・。

そんな恐怖もあったという。


でも、社内ではしのを本気で支えてくれる人がいた。

頑張りすぎなんじゃない、そういう優しい声がけもあった。

ボロボロになったらうちにこいと言ってくれる昔のインターン先の会社の人もいる。

こうしてしのの人生は、数えきれない多くの人に支えられていた。


しのには大きな夢があるらしい。

それは、地元群馬に働くのって楽しいということを伝えること。

インビジョンで学んだノウハウを地元群馬にもってかえって、働くことの楽しさを説得力をもって伝えたい!と熱く語ったそうだ。

かっこいい大人になって、群馬でアウディのハイクラスを乗り回したりしちゃったりなんてと、しのはごまかしたそうだが、私はしのの夢がかなうことをひそかに願うのだった。