伊藤 亜里沙
Capire(カピーレ) 才能分業コンサルタント 法人の適材適所コンサルティング、個人向けのキャリアコンサルティングを行っている。 会社員時代は夢中になれる仕事がわからず職を転々。 自分を研究するために学んだ心理学、行動科学等、人間の本質を知るための学問知識を活かし、オリジナルの適職診断「才能分業明細書™」を考案。
新卒で入社してから、会社に何年か勤めると、早い人だと3年後くらいに部下持ちになったりします。
もしかしたら副業したり起業したりする可能性も。
でも、入社したての頃は、自分がいずれ上司になったり経営者になったりするってことなんて、考える余裕がないもの。
そして、いざその立場になってから、急いで内面を磨く人、なんとなくセンスでこなせてしまう人、何もせずそのまま時を過ごす人がいるのかな、と思います。
私は、下着メーカー時代に自分の担当店舗の販売員さんたちををまとめる立場になったことがあるのですが、何の準備もしない状態でその仕事に就いてしまい、仕事の合間に少し学んだりもしたけれど、内面が立場に全然追いついてなかったなって思います。
そして、どの会社でも、上司の対応の仕方に不満を持つ人に必ず出会いました。
自分がその一人だったことももちろんあります。
理想を言えば、企業や学校側がリーダー教育の機会を提供するようにしたら素敵なのですが、転職が当たり前になっているこの時代、そういう場を提供してくれる会社は少ないので、自分なりに学んでおくことの方が大切だと思います。
なぜこんなことを考えたのかというと、以前、ある方が「リーダーシップを学べると思うよ」と言って、「キングダム」っていうマンガを貸してくれたから。
マンガを読み進めながら、こういう楽しい準備の仕方なら誰にでもできるかもなーって思っちゃったのでした。
ちなみに、このマンガは、リーダーの立場・部下の立場両面においての決断、気配りなんかもすごく参考になります。
例えば、Aという決断をしたリーダーを部下たちがどう支えるか、状況の変化によって今度はBという決断をしたリーダーに部下たちがどんな言葉をかけるのか、などなど。
見ていて両方に対して「おっ!」って思う場面があります。
上司も部下も同僚も、家族も、彼氏彼女の関係も、それぞれが自立し、支え合ってこそ、チームとして成り立つ気がする。
人との接し方にはその人の人生が反映されやすいもの。
だからこそ、ずっと磨いていたいですね!
企業の休憩室にはぜひマンガを。