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ウチの会社にも取り入れたい!残業削減をした5社の取り組み

ウチの会社にも取り入れたい!残業削減をした5社の取り組み

ウチの会社にも取り入れたい!残業削減をした5社の取り組み

残業・・・。

その言葉を聞くだけでも、どこか気持ちが沈んでしまうこの感覚、共感いただけるのではないでしょうか?sweat

以前に報じられた「政府が残業規制を強化へ…上限設定、罰則も検討」という記事が賛否両論(否定的な反応が大多数…?)を呼ぶ大きな話題となったように、「残業時間」の問題については個人、企業問わず、国民総出で解決にあたるべき最大の課題となっています。

そんな中、強い信念の下に残業時間を大幅に削減することに成功し、業績の面でも順調な成長を遂げている企業があります。ここでは「残業を大幅に削減した企業」とその結果に繋がった「企業の取り組み」について紹介していきます!

※本記事は、2016年9月8日に配信された記事を編集し再投稿しています。

退社時刻を毎朝宣言(ビッグローブ)

退社時刻を毎朝宣言(ビッグローブ)

ビッグローブでは、毎朝9時~10時に部署ごとにホワイトボードの前に集まり打ち合わせを行っています。そこでやることは2つ。

1つ目は、「その日何時に帰るのかを宣言する」ということ。この目的は自分で帰る時間を決めて宣言することで、その時間までにやることを終わらせなければいけないという緊張感が生まれます。また、退社時間を宣言することで、やることをやっていれば帰りやすい雰囲気を作ることに繋げています。

2つ目は、ホワイトボードに各メンバーの1日のタスクを付箋に書いて貼付けるというもの。その付箋を見ることで誰がどれくらいタスクがあるのかを把握しやすい仕組みを作っています。もし、1人の負荷が多ければ、他のメンバーにお願いすることができる。こうして、負荷を分散化することで、「残業しなければ終わらない」という状況が生まれにくくなっています。

【2017年7月7日 追記】ビッグローブ広報担当者様より、残業削減への取り組みについてコメントを頂戴しました!
「当時は、チームの改善活動として、朝会を実施したり、退社時刻を宣言したりしていましたが、その後、2011年からアジャイル開発への取り組みを始め、チーム開発として以前のスタイルを発展させた形で継続しています。

アジャイル開発の基本的な考え方として、1週間の計画を自分たちで考えて計画をたてて、自分たちで改善していくというものがあります。したがって、チームメンバーが考えて、この日は、早く帰ろうとか、プレミアムフライデーを取ろうとか、自分たちの裁量でやっています。働き方改革という意味では、単純な労働時間の削減よりも、自分事として考えて行動することが重要ではないかと思っています。」

参考:アジャイル開発を適切に採り入れるためのポイントとアジャイル開発の事例【1】:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

朝礼だけではなく、終礼も(Good patch)

朝礼だけではなく、終礼も(Good patch)
Good patchはUIデザインをメインにしながらサービスの設計まで行っているUIデザインの企業です。GunosyやMoney Forwordなど、名だたるサービスのUIデザインを行っているGood patchですが、遅くとも20時には大半のメンバーが帰宅しているとのこと。そうした状況を作るのに一役買っているのが「朝礼」そして「終礼」です。

Good patchでは10時に全員で朝礼を行い、終業時間である19時にも終礼を行っています。あえて終礼を行うことで、だらだらと残るメンバーがいなくなり、結果として残業するメンバーがほとんどいなくなったそうです。

こういった取り組みの背景には「家族が最優先」という代表の想いがあります。ただ、制度を作るだけでなく、企業として家族を大事にするというカルチャーや帰宅しやすい雰囲気を作ることが残業を減らすポイントのようです。

【2017年7月7日 追記】
なお、現在は急速に人数が増加したことにより、施策自体を見直しているようです。
参考:名物の朝礼・終礼封印中!?チームを支える社内コミュニケーションのしくみ

創業時から守り続けている「18時に帰る!」(クラシコム)

創業時から守り続けている「18時に帰る!」(クラシコム)
「北欧、暮らしの道具店」を運営しているクラシコムでは、創業時から「18時には全員帰る」という決まりを守り続けています。非常にシンプルなことですが、大事なのは時々ではなく、絶対に18時に帰るということ。

対応できる時間が限られているからこそ「お客さまの対応が一番大事」というチーム共通のルールを浸透させています。個人としても「やることリスト」を作成し、スケジュールに余裕をもって仕事を進めることが残業せずに成果を出すコツのようです。

また、クラシコムが面白い点としては、メンバーがみんな仕事が大好きで、いつどこにいる時でも仕事のことを考えてしまう人が多いという点です。そのため仕事とプライベートの切り分けをすることをしていないといいます。仕事熱心な人が多いからこそ「残業は絶対しない!」と決めることで、メリハリを持って、高いパフォーマンスを出し続けられるのでしょう。

「残業チケット」制の導入(ピコナ)

「残業チケット」制の導入(ピコナ)
過酷な労働環境が多いことでも知られているアニメ業界のピコナでは、2012年〜2014年に渡って行われた「時間外労働撲滅プロジェクト『リア充しよう』」で、時間外労働をそれまでの80%も削減した実績を持ちます。

プロジェクトの開始前までは、社員一人あたりの平均残業時間が100時間を越える月も珍しくなかったものの、プロジェクト導入後は段階的に削減し、2015年時点での残業時間が20~25時間程度に収まるまでに至っています。

プロジェクトの中で実施された取り組みの中でも最も特徴的なのが、21時以降の残業は1ヶ月につき上限7枚までの「チケット」の使用を必須にしたという点です。

しかもこのチケットを使用するにはシステム上で社長に申請する必要があり、使用理由を明確にすることが義務づけられています。これによって、次第にスケジュールや時間を管理する感覚が備わり、結果として残業時間が減っていったとのことです。

積極的にアウトソーシングを活用!本当にやるべき業務に注力(ランクアップ)

積極的にアウトソーシングを活用!本当にやるべき業務に注力(ランクアップ)
化粧品の通販事業を行っているランクアップでは、その中で発生する、コールセンター、配送、倉庫といった大掛かりな作業を一括して「アウトソーシング」しています。一部の作業のみアウトソーシングを活用するといった例は耳にしますが、ランクアップではそれを丸ごと行ってしまうという大胆さを持ちあわせています!

とはいえ、自社のメイン事業の工程を無責任に放り投げるわけではありません。自社の理念を時間を掛けて念入りに伝え、ただの外注先ではなく、あくまでも「パートナー」として二人三脚で事業を進めていくことを重要視しています。そのために、ミーティングや話し合いの場を通常よりも多く設けているとのことです。

その結果、ランクアップは2005年の創業以来10年連続で売上高増&従業員増を達成しています!

※代表の岩崎社長がランクアップを創業する前に取締役として勤務していた会社では、一定期間で全社員が辞めていくというブラック企業も真っ青な「離職率100%」だったのだそう・・。そこからの変革、結果出てます(笑)

残業を劇的に減らすために必要なこと

ここまで、残業問題やそれを削減する企業の取組みについて紹介してきました。最後に今回、各社の取り組みをまとめて浮かび上がってきたポイントをお伝えします。

1.関係者全員の意識を揃えるdefault

残業削減プロジェクトのメンバー内に残業を削減することの重要性を認識していない人がいたり、そもそも「残業代ありき」で生活を考えているような人が含まれているとなると、当然ながら残業削減に対する取り組みは成功しません。

2.業務フローの抜本的な見直しと、相応のリソースの確保default

現在定着している仕事の進め方のすべてを見直し、場合によってはそれらを“否定”することから取り組みが始まるケースもあります。それによる反対意見への対応や、業務フローを整理するための時間、人手の確保が必須となります。

3.「目に見える」要素を取り入れて仕組み化するdefault

優先度の低い作業を最小化する、もしくは外部にお願いするといった「引き算」を行ったあと、今度は不要な残業を生まないための「仕組み」の導入が必須になります。

また、誰もが効果を実感しやすいように残業削減への取り組みが“目に見える”ような形で仕組み化されているかが重要です。これによって、定着までの過程で頓挫してしまうリスクを抑え、再び残業が生まれそうなタイミングで歯止めがかかるようにするためです。

長時間労働や残業を当たり前にせず、無駄を省いて効率よく働く方法を一緒に考えていきましょう!

残業削減への取り組みについて、企業の担当者からのタレコミもお待ちしています

執筆:たくみこうたろう(@kotaro53