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「だって、日本の未来に希望持てる?」──日本からオランダに、家族全員で移住したワケ【前編】

「だって、日本の未来に希望持てる?」──日本からオランダに、家族全員で移住したワケ【前編】

「だって、日本の未来に希望持てる?」──日本からオランダに、家族全員で移住したワケ【前編】

いよいよ旅も終盤。オランダはアムステルダムにやって来ました。「オランダに移住したい!」なんて声も身近なところで耳にするほど、先進的な取り組みや教育の素晴らしさが日本でも話題になっていますね。
実際のところはどうなんだ!?
住んでみたらやっぱり、、、なんてことないの?
ということで、オランダについて根掘り葉掘りインタビューを実施。お応えくださったのは、fledgeメンバーである飯塚の地元の先輩であり、事業家の冨安優太さんです。

冨安 優太(とみやす ゆうた)

オランダ・アムステルダム Vatten Ramen オーナー経営者・投資家 千葉県出身。高校卒業後は芸術の道を志し日本大学藝術学部に進学するも、19歳で中退の道を選び単身フランスへ。20歳で日本へ帰国し、映像制作事業で起業。24歳の時IT事業へシフトし、自ら考え立ち上げた芸能人のブログ広告事業が大ヒットする。Webマーケティング事業、インターネットメディア事業、通販事業など幅広く展開し、2013年からオンラインショッピングだけに特化した妊婦向けサプリメント「美的ヌーボ」の開発、販売も手がける。 2016年、ビジネスと生活の場をオランダ・アムステルダムに移すべく、家族で移住。 ラーメン店を開業し、現在3店舗にまで拡大。(2018年7月現在)今後は、グリーンハウス事業、フィンテック事業、教育事業にも力を入れて行く。

第1回
「だって、日本の未来に希望持てる?」──日本からオランダに、家族全員で移住したワケ【前編】

今の日本は遅れすぎている

オランダ・アムステルダムにご家族で移住して事業を興していらっしゃいますが、その背景から教えてください。

冨安 優太(以下:冨安):えぇっと・・・映画の『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』って観たことあります?もしないんだったら、今すぐにでも観た方が良い。

僕がオランダに来た理由のほとんどがここに詰まってますから。僕の話を聞くよりもずっと説得力があるよ(笑)

・・・ということで、まずは予告編をご覧ください。

冨安:予告編を観ただけでも、いかにヨーロッパ諸国が進んでいて、日本やアメリカが遅れているのかということがわかったでしょ?

そうですね。今、働き方改革うんぬん言ってる日本とはステージが違いすぎますね。

冨安:だから、僕が移住した理由はシンプル。日本でビジネスすることが全然面白くなくなっちゃったからだし、日本で子育てをしたくないと思ったからですね。

だって、日本にいて何か希望持てる?(笑)

日本にいて毎日が楽しくてワクワクしちゃう、この国で夢に向かって生きよう!って思えるようなことがあれば、教えて欲しいくらいですよ。

私はそろそろ、その希望の持てない国に帰国します(苦笑)

日本の50年先。未来をゆく国、オランダ

冨安さんは、こちらに来てどのくらいになりますか?

冨安:日本から移住してちょうど1年くらい、事業をはじめて半年くらいかな。

何をやるか決めて来たわけではないので、移住が先です。移住して半年くらいは、こちらに住んで現地の人と同じように生活しながら、どんな事業をしようかって考えてましたね。

先に移住したというのは、いち早くオランダに来たかったということですか?

冨安:そういうことです。一度アムステルダムに旅行に来た時に、2日くらいの滞在予定が、2週間以上も滞在しちゃったんですよ。そのくらい住み心地が良くて、自分が50年くらい先の未来を生きている感覚だったんですね。もう「このまま日本にいたらマズイでしょ」くらいの感じで、何をするかは決めずに先に移住しちゃいました。

未来を生きているというのは、具体的にどういうことでしょう?

冨安:もう、ありとあらゆる面で感じますね。身近なところで例をあげるとすれば、まずは金融。キャッシュレス文化が浸透しているので、切符買うのもスーパーもコンビニも基本的にカードで、現金はほぼ使わない。小銭なんて最近目にした記憶がないですもんね。

昨日スーパーに行ったら、カードオンリーのレジがあって、しかもそれが通常レジよりも多くて驚きました。

冨安:そうそう、すごいでしょ?

キャッシュレス化が進んでいるから、ネットバンキングもめちゃくちゃ進んでいて、1セントから24時間いつでも無料で口座間のやりとりができます。日本みたいに、銀行名・支店名・普通当座・口座番号・名義・・・なんて面倒なことは一切無く、口座IDさえあればすぐに送金できちゃいますよ。

15時で銀行が閉まってるから反映は明日に...なんてこともないし、振込金額より振込手数料が高いなんて訳の分からない事象も起きませんからね。誰かとワリカンでご飯した時も、現金のやり取りなんてしないですね。これは、めちゃくちゃ便利ですよ!

それすごいですね。日本の金融もそうなってくれたら良いのに。

冨安:実際にこうやってできている国があるんだから問題なくできるはずで、それができない理由が絶対にあるんですよね。そこには銀行側の都合や、隠しておきたいアンダーマネーの存在など、本当にいろんな事象が絡んでるんだと思いますけどね。

オランダは、エコで美しい

冨安:あとは、公共交通機関も全て水や風などの自然エネルギーで動いているのも素晴らしい。原子力発電みたいな危ないことはなく、CO2排出量はすごく少ないんじゃないかな。

とにかくエコな国ですよ。

車だってエコカーがすごく優遇されていて、街中に電気自動車専用の駐車場が整備されています。そして、そこに普通車を停めたら罰金です。充電場所もいたるところに設置されている上に、無料のアプリ一つで、どこに充電場所があってどの駐車場が空いているのが一発でわかります。

めちゃくちゃ便利ですね!しかも、無料。

冨安:とにかく街がしっかりとオーガナイズされているんです。そういったこともあって、アムステルダムは大都市なのに空気が綺麗ですよ。


▲インタビューの後、電気自動車で街中まで連れて来て頂きました。専用駐車場に駐車し充電を始める冨安さん。愛車はテスラー

空気が綺麗というので思い出したんですが、アムステルダムのゴミ箱ってすごいですよね。他の大都市と違って、ゴミで溢れていたり悪臭を発しているなんてことがない。

冨安:いいところに気づきましたね!そうそう、街のゴミ箱システムがすごくって、できるだけ景観を損なわないよう、ゴミ箱は地下に埋められているんですよ。しかも、開けた時にも臭いを発しない構造になっている。

僕、街のゴミ箱がどうなっているのか気になって観察したことがあって(笑)ゴミ回収システムもこれまたすごいんですが、一つ一つにちゃんとセンサーがあって、満杯のところだけ回収に行けばいいようになってるんですよ。


▲アムステルダム市内のゴミ箱と投入口。開けても臭いはナシ、下のゴミは見えない。

そうやって、ゴミ箱一つとっても、ずっと前から、しっかりと設計されて設置されているんだから、すごいでしょ?

それはすごいですね。最近の話ではなくて、きっとずっと前からですもんね。

冨安:そうそう。僕の愛読書、司馬遼太郎の「街道をゆく(第35巻)オランダ紀行」の中でも、司馬氏がオランダで感動して絶賛しているんだけれど、その頃からもう既に日本の遥か未来をゆく国だったんですよ。

マイケル・ムーアの映画に続いて、これも読んだほうがいい本ですね。

わかりました・・・!
あと、オランダって、西ヨーロッパ諸国の中では、物価も低めですよね。

冨安:生活費は、かなり安いですね。これだけ街が綺麗で、食べ物が安いって最高じゃない?全てのバランスが完璧にオーガナイズされているんですよ。

これで食費が高かったら、街も綺麗ですごい良いんだけど食費がね...ってなるんですよ。だいたいどこの国に行っても、そうやって減点があると思うんです。僕はアメリカのロサンゼルスに一年半住んでたことがありますが、悪くはなかったけれど、物価も高いしインフラが不便で道は常に渋滞だし、住むにはストレスがやっぱりありましたよね。

だから住むってそういうことで、一番減点が少ない国に住むべきじゃない?って思っているんです。日本が一番快適でオーガナイズされてたら、僕は日本にいますよ。一番減点の低い国に住みたいってだけですね。

 

次編:大麻合法も、子どもが世界一幸せなのも、理由は同じ──日本からオランダに、家族全員で移住したワケ【後編】

記事中に紹介した映画および書籍
【映画】マイケル・ムーアの世界侵略のススメ
【書籍】司馬遼太郎 街道をゆく 35 オランダ紀行

 

第1回
「だって、日本の未来に希望持てる?」──日本からオランダに、家族全員で移住したワケ【前編】