「好き」をとことん追求できる環境が、ここにはある ── トライアスリート・山村勇騎

「好き」をとことん追求できる環境が、ここにはある ── トライアスリート・山村勇騎

「好き」をとことん追求できる環境が、ここにはある ── トライアスリート・山村勇騎

このエントリーをはてなブックマークに追加

バイクショップで働く山村勇騎さんを訪ねて、アメリカ・テキサス州、コーパスクリスティという街へやってきました。(ここまでのストーリーはこちら
トライアスリートであり、職業はバイクメカニックとトライアスリートジャーナリスト。「好き」を仕事にする山村さんに、アメリカの生活や仕事、トライアスロン環境についてお話を伺ってきました。

山村勇騎(やまむら ゆうき)

アメリカ・テキサス州 コーパスクリスティ バイクメカニック/ トライアスリート・ジャーナリスト 神奈川県横浜市出身。お父様の影響で小学校からトライアスロンをはじめ、トライアストン歴は20年以上。高校で経験したアメリカへの短期留学をきっかけに海外に興味を持ち、大学は再びアメリカ、ニューヨークへ。卒業後は日本に戻りトライアスロンショップでコーチやバイクメカニックに携わる。2015年、結婚を機に再びアメリカへ。バイクショップでバイクメカニックとして働く傍ら、トライアスリートとして日々練習にも熱を欠かない。

戻りたいと思い続けていた、アメリカ生活

現在アメリカ・テキサスに移住されていらっしゃいますが、どうしてこちらに?

この街にきて1年半になりますが、結婚を機に日本からここに移り住みました。僕実は、大学はアメリカに留学していたんですが、こちらでの生活がすごく気に入っていたので、ずっと戻ってきたいと思っていたんです。

そうだったんですね!どんな面でこちらの生活が良いと?

小学校の頃から父の影響でトライアスロンをやっていましたが、高校大学では、スポーツから離れて、音楽に没頭していました。大学卒業を機に、友達からトライアスロンに出ようと誘われて、再開するきっかけをもらいました。

再開してみて、環境の良さに気がつきましたね。道が広くて走りやすく、ジムも朝5時から開いているので、とてもトレーニングしやすい。あと、競技人口も圧倒的に多いので、誰かと一緒に練習に行くこともできますし、他にも、この競技を通じて多くの繋がりを作ることができました。

もう、生活の基準がトライアスロンなんですね(笑)結婚を機にアメリカに戻ってこられたとのことですが、こちらに来てからこの仕事を探したということですか?

そうですね。奥さんの仕事の都合でこの街というのが先に決まっていたので、こっちにきてからバイクショップを探しました。この街には2つのバイクショップしかなかったのですが、自分でリサーチしたり、現地の有名バイクブランドで働いてる知り合いにアドバイスを聞いたりしましたね。

そして現在のショップに出向き、履歴書を提出して、その5日後には、働き始めました。

日本でもバイクに関わるお仕事をされていたと伺っています。

はい。大学卒業後に、ひさしぶりにトライアスロンをやり始めてから、その業界に興味を持ち、都内のトライアスロンショップ・メイストームやトライアスロンスクールのサニーフィッシュで働いていました。そこではコーチをやることもありましたが、バイクメカニックもやっていたので、現在も、同じ職業をそのまま続けてやっているという感じでしょうか。

ここではバイクメカニックを中心に、バイクフィッティングをやったり、接客もしたり、時にはとんでもない状態の自転車を直したりしています(笑)

とんでもない状態って・・・?(笑)

もう、自宅のガレージに何年も眠ってたんじゃないかと思うほどのオンボロ自転車とか、ウォールマートで買った今にも壊れそうな自転車とか(笑)

自転車の幅がかなり広がってますね(笑)

そうなんですよ(笑)いままでやったことのないジャンルなので、逆に新しいことを色々と学んでますね。とにかく出来る事はなんでもやっています。

優先順位を明確にする


▲山村さんが働くショップにて

日本とアメリカで同じ仕事をされていたのであれば比較しやすいと思うのですが、具体的に、アメリカと日本の働き方の違いはどういったことがありますか?

日本と大きく違うのは、やっぱりこっちは福利厚生のようなものはよくないですよ。その代わりと言ってはなんですが、自分の時間をしっかり持つことができます。土曜日は朝練習をしたいので12時からのシフトにしてもらっていて、平日も、夜の練習ができるように17時か18時頃には仕事を終えられます。

日本で働いていた時は、通勤などで時間がかかったり、ジムも早朝から開いている所がないので、トレーニングの時間を作ることが大変で、なんだか時間に追われていたような気がしますが、今は自分のペースで仕事もプライベートもとても充実していますよ。

さっきも言ったように、日本で働いていた時より生活の安心安全というのは保証されていないですが、僕はやっぱり「トライアスロン」という軸をベースに考えた時に、それを捨ててでもこの仕事や生活がしたかった。

何に重きを置いて生きていきたいか?ということですよね。

そう。僕が重視しているのは、福利厚生や給与の面ではなく、「自分がやりたいことをやれているのか」ということなんです。

もし何か少しでもやりたいと思うことがあるのであれば、まず深く考えすぎず、飛び込んでみることも大事だと思いますね。大学留学の時もそうでしたが、飛び込んでみれば意外となんとかなるもんですから(笑)

「好き」を追求する

今後の展望などあれば教えてください。

今すごくいい環境に身を置かせてもらってるので、これを続けていけたらと思いますね。

仕事としては2つあって、メディア面では、自分が好きで始めたトライアスロンのWEBメディア「TriWorldJapan.com」を運営しているのですが、これをきっかけに、日本のトライスロン専門誌「LUMINA」さんで記事の執筆や現地取材をさせてもらってるので、ジャーナリストとして、もっと力を入れてやっていきたい。

技術的な面で言うと、僕レースメカニックになりたいんです。ここで働きながら技術を習得して、世界各地で行われる大会の日本人選手団や海外トップ選手に同行してサポートする仕事ができたら一番いいななんて思いますね。

ご自身のトライアスリートとしての目標などはありますか?

ハワイのコナで開催される世界選手権にいつか出たいですね。毎年取材では行けているんですが、自分はまだ出れていないですし、基準を満たす成績がなければ出られないレースなので、そこを目標に頑張っていきたいと思っています。

また、世界のどこかでお会いできたら嬉しいです。今日は突撃インタビューさせていただき、ありがとうございました。

▼山村さんが運営するメディア「TriWorldJapan」
https://triworldjapan.com/

▼山村さんが執筆された記事一覧
https://lumina-magazine.com/archives/author/yuki-yamamura

 

インタビューを終えて

この日は、山村さんが働くお店に突然の訪問。仕事の合間をぬってインタビューを受けてくださった山村さんに感謝です。そして営業中にも関わらず「どうぞ、どうぞ!」と店の奥のフィッティングルームを、インタビュー場所として快く貸してくださったお店のボス。
山村さんを応援してくれる環境がここにはあって、きっと仕事でしっかりと応えている山村さんがいるんだろうな、そんなことを思った瞬間でした。

Special thanks to Hiromi and Tylar.

この記事をシェアしよう!
TAGS
もっと便利に!

記事のクリップを使ってオリジナルのライブラリを作りましょう。

すでにアカウントをお持ちの方
or

ソーシャルアカウントで登録/ログイン