クリエイターとして生きる。個が叫ばれる時代にコミュニティに所属する意味 ── 矢野 拓実

クリエイターとして生きる。個が叫ばれる時代にコミュニティに所属する意味 ── 矢野 拓実

クリエイターとして生きる。個が叫ばれる時代にコミュニティに所属する意味 ── 矢野 拓実

このエントリーをはてなブックマークに追加

矢野 拓実(やの たくみ)

フリーランスカメラマン 1993年生まれ。宮崎県都城市出身。長崎大学在学中フランス・パリのビジネス・スクール留学の後、IT会社員からフリーランスへ転身。現在は企業撮影・著者・経営者・女優宣材写真撮影などをこなす。年に3回程写真展を開催。

こんにちは!フリーランスカメラマンの矢野拓実です。

フリーランスとしてのカメラマン生活は今月で10ヶ月目を迎えました。昨年10月までは、新卒で入ったIT会社でシステムの営業や導入支援コンサルタントをやっていました。

ですが、心機一転、今年の1月からはフリーランスとして、それも全くジャンルの異なる「カメラマン」として、チャレンジすることにしました。

ここでは、そんな僕がこれまでに経験してきたこと、そしてその中でも重要な「コミュニティに所属する意味」についてお伝えしたいと思います。

ITの会社員からフリーランスカメラマンへ

小学1年生のころから好きだったカメラ。でも、家庭の環境や周囲の雰囲気で「カメラを仕事にする」という考えは全くありませんでした。

就活中は「自分ができること」「世界に展開していること」「ITの会社」という軸で会社を探した結果、最初に内定をいただいた会社に就職しました。ですが、内定をもらった直後に両親の他界を経験し、明日死んでも後悔しない人生を送りたいと思い始めるようになりました。

たまたま、この記事のテーマでもある「コミュニティ」の存在を知り、さまざまな働き方、そして、1枚の写真を撮ることで、こんなにも自分の好きなことで、人に喜ばれることがあると知り、カメラマンになることを決意しました。(詳しい経緯はこちらから)


▲「旅祭」にて、世界の絶景しほさん、クレイジーウエディングの山川さん、安藤美冬さん、四角大輔さんを撮影させていただきました

現在はお仕事として、毎月、JALさまの機内誌やホームページの撮影をさせていただいていたり、メディアの取材の撮影を行ったりしています。また、アーティスト活動として、写真展を年に3回程やらせていただいています。5月には、某外資系コーヒー企業の新業態のネイバーフッドアンドコーヒーで作品展を開きました。

ここまでのご縁を頂いているのは、コミュニティに所属していたことが一つのポイントにあると思っています。コミュニティに所属し、メンバーとの交流を通して、大きなお仕事や大きな舞台での作品展の機会をいただきました。

いまは働き方が多様化し、複業や、フリーランスとしての働き方が注目されています。また「個人の時代」だと叫ばれるようになり、自分もチャレンジしたい!と思う人が増えてきています。まだまだフリーランス歴1年目で、目標も遠い僕ですが、そんな方々にとって少しでも最初の動き出しのきっかけになれば幸いです。

お仕事をいただき始めた時のSNSのフォロワー数は700人

まず、個人が活躍する時代で、SNSのフォロワー数が多くないといけないのでは?と思っている方は少なからずいらっしゃると思います。確かに客観的に見るとフォロワー数は人気の現れ・影響力の大きさのようにも見えます。

しかし、僕がフリーランスとしての活動を始め、お仕事をいただき始めたとき、Twitterのフォロワーは300人未満、Instagramも400人ほどでした。両方を足してもたかが700人程度だったんです。

そういった状態の中、コミュニティを通してお仕事をいただく機会ができてきました。

働き方を変える前に、コミュニティに所属するメリット

僕は、会社員の時にたまたま出会った安藤美冬さんと白木夏子さんのオンラインサロン『wonderland』に所属しました。

入った際は、カメラで仕事をしていこうとは一切思っておらず、社会人の先輩とお会いしたい、安藤美冬さんや白木夏子さんの考え方に触れたい、というのが動機でした。


▲左から安藤美冬さん、僕、白木夏子さん

3ヶ月ほど経つと、旅をしながらフリーランスとして活躍するデザイナーさん、これからカメラを仕事にしようとしている方など、色んな方にお会いしました。

実際にこうして、多様な働き方をしている人、そして、圧倒的に実行するコミュニティ運営者のお二人の姿をみて、本当に実現できるものなんだと感じてきました

普段とは異なるコミュニティに所属することで、得意なことを見つけられる

コミュニティの中で、趣味であったカメラをたまたま持ってきて、写真を撮り、アップすることがありました。すると、単純に褒められたり、感謝される。このことは、実はとても大きなメリットだと考えています。

普段の生活や仕事の中では、同業の人と一緒にいて、自分の持っているスキルはその中での物差しでしか測ることができません。また、発揮できるスキルも限られてくる。

しかし、ひとたび場所を変えると、自分の持つスキルが実はとても重宝されることはめずらしくありません。普段とは異なるコミュニティでゆっくり時間をかけて、他者からの認識で自分の持つスキルに気づくことができます。

フリーランスになってからのコミュニティに所属していたことのメリット

1番実感するのが『応援』していただけることが増えたことです。

オンライン・オフラインの両方を通して、コミュニティメンバーに出会い、カメラマンになりたい!と発信するようになった結果、「応援しているよ!」という声をいただいたり、実際にお仕事をもらったり、紹介していただいたりもしました。

SNSでフォロワーが多いことも大事ですが、それ以上に顔の見えるコミュニティの中で「深さ」のあるコミュニケーションを取っていくことの方が、個人として活躍していくためには役に立つことは間違いありません。

僕が「応援される体質」に変わるまで

カメラマンになると決めてから、僕が考え、実行に移すことで「応援される体質」になってきたと感じています。ここでは、そこに至るまでの過程についてお伝えしたいと思います。

1.目標を発表する

例えば、僕がそうだったように、まずは「カメラマンになりたい!」と積極的に目標を発表することが重要です。

オフラインで人に会った時には自己紹介、相手に対して質問する時も「カメラマンになりたいのですが、ここを迷っています」というようになるべく具体的な内容を伝えるのがポイントです。

2.ストーリーを開示する

「なんでカメラをやりたいのか」「どんなライフスタイルを送りたいのか」といった自分の中の想いを開示し、周囲の人に共感いただくことで「一緒に頑張りたい!」という方が現れるようになります。

3.コミュニティ内で行動に移し、発信する

僕の場合、カメラマンになると決めてから、毎週末ポートレートを撮影させていただいていました。そして、まだまだ下手かもしれないですが、ここで勇気を出して発信する。

すると、至らないところは教えてくれる方が現れ、「作品見てるよ、頑張って!」という方が現れ始めます。

(話はそれますが、コミュニティメンバーのポートフォリオをInstagramにアップすることで私も撮って欲しいとコミュニティ外の方からご依頼いただくようになりました。)

4.結果、応援・お仕事の話をいただけるように

こうして発信を続けたことで、ある時、コミュニティメンバーから会社の撮影を依頼されました。これがフリーランスになったきっかけです。

このお仕事を皮切りに、さまざまな案件をいただくようになり、いまの自分があります。いまでもこの繋がりをベースに活動することができています。

今後の活動の予定と実現していきたいこと

僕はカメラマン・クリエイター活動、アーティストとしての写真家活動を並行させています。

カメラマンとしては、商業写真を通した「伝える」仕事を。写真家としては、「残す」活動を。

具体的なカメラマン活動としては、これから広告・PR分野でのクリエイティブな活動をより広げたいと思っています。普段行っている既存のお客様やメディアの撮影を行いながら、企業様・著者様・個人事業主さまの魅力をより引き出していけるよう、毎日勉強していきます。

写真家活動としては、まずは作品展を控えています。11月に行うBOOK LAB TOKYOでの作品展。今回はグループでの展示を考えています。これを終えたあと、2018年の3月には作品撮りの旅に出ることを予定しています。

まだまだ力不足のこともあり、クラウドファンディングやVALUでお助けいただくかもしれません…!詳細が決まり次第、ホームページやSNSで展開していきます。

また、より周囲の人と協力しお互いが応援しあい、クリエイターとしてチャレンジできる環境を作りたいと思い、不定期ではありますが、イベントを開催しています。

next creators talk」と題するイベントを開催しており、第1回目では、Twitterのフォロワー数7万人という異次元のフィールドで活躍されるわたらいももすけさんをお呼びしました。

SNSでの戦略、コンテンツづくりの方法をお聞きし、好評に終えることができたので一安心です。

次回は、10/31 19:00〜@BOOK LAB TOKYO。旅するデザイナーさまをお呼びします。「旅しながら働く」という誰しもが憧れるワークスタイルを実現されている方に、働き方、お仕事のいただき方、どのように旅しているのか、といったことを聞いていきます。

個人で活動していく時代にむけてコミュニケーションを見直していく



いま、SNSのアカウントのフォロワー数で影響力を測られることがメジャーになってきました。それは揺るぎないと思います。

しかし、実際にSNSのフォロワー数を増やしたところで、どれだけの“お仕事”ができるかは定かではありません。実際に会ったりしないと頼みにくいというのも事実だと思います。

まずは、身の回りの範囲を、何かしらのコミュニティに所属して、フォロワーでも、ファンでもない、“応援してくれる”人を増やしていく

それが、僕が今年の活動を通して実感している、個人として生きる時代のクリエイターとしての活動方法だと思います。

想いと活動を諦めずに、発信していくこと、そして目の前の人を想うこと。続けていくことで、応援されていき、間違いなく応援の輪も広がっていきます。僕もまだまだですが、ぜひみなさんも一緒に頑張っていきましょう。

▼矢野 拓実さんの最新の情報はこちらでチェック!
note:https://note.mu/takumi_yano
HP:http://takumiyano.com/
Twitter:https://twitter.com/takumiYANO_
Instagram:https://www.instagram.com/takumiyano_/?hl=ja

この記事をシェアしよう!
TAGS
もっと便利に!

記事のクリップを使ってオリジナルのライブラリを作りましょう。

すでにアカウントをお持ちの方
or

ソーシャルアカウントで登録/ログイン