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シリコンバレーで学んだ、グローバルに活躍できる人材になるために大事な8つのこと

シリコンバレーで学んだ、グローバルに活躍できる人材になるために大事な8つのこと

シリコンバレーで学んだ、グローバルに活躍できる人材になるために大事な8つのこと

前回は、ワークスアプリケーションズの新キャリアプログラム「GATE To Disruptor ~In Silicon Valley~」について詳しくお話を伺いました。このプログラムの4日間はとにかく濃密。世界の最先端に触れる毎日に、鳥肌が立ちっぱなし。今回は、そのプログラム内トークセッションで、世界を舞台に活躍されるDisrupterの方々が学生たちに語った内容を、ほんの一部だけご紹介させていただきます。

1. 選択肢というドアを探し、開け続ける

スタンフォード大学MBA生の中野さん

慶応大学を卒業度、大手外資コンサルティング会社に就職。その後、文科省にて「トビタテ!留学JAPAN」プロジェクトの立ち上げに携わるなどの経験を経て、現在はスタンフォード大学ビジネススクール在学中の中野さん。実は中野さん自身、就職活動の際には自分のやりたいことが全く見つからず、かなり悩んだ時期があったと言います。

「私は、みなさんのように就職活動が始まった時、自分のやりたいことが全く見つけられなくて、もうお手上げ状態だったんです。ただ唯一あったのは、小さい頃の海外生活で身につけた英語を活かせるような仕事がしたい、ただそれだけでした。だからもし自分が本当にやりたいことを見つけた時に、実現できるようなチカラを養える会社、自分の選択肢を広げられる会社に就職しようと思ったんです。

「選択肢」を私は「ドア」に例えているんですが、今までの自分を振り返ると、イギリスで海外生活をしていたのは親の仕事の都合だったし、慶応に入ったのもなんとなく親の勧めだった気がするし、他人にドアを開けてもらって、前に進んできたように思うんです。でも大学3年生の時にそれはちょっと違うなって思って、自らドアを探しに行って、自分のチカラでドアを開けてくぐり抜けることをやってみよう、そう思って、外資のコンサルティング会社に就職しました。

その中で、「このドアはちょっと違うかな」「このドアの先には何かありそうだ」そうやってドアを開け続けてきて、目の前にトビタテのドアが出てきたときに、「これだけは絶対に開けなきゃいけない」そう思って文科省に行くという選択をしました。

 成長とは何か?と言う質問に対して、中野さんはこう答えます。

私にとっての成長は、選択肢や可能性を広げることです。ドアに例えれば、開けられるドアがいかにたくさんあるかということ。自身でドアをたくさん見つけて、開いて進んで行けることがとても大事なんです。

 2.まずは、飛び込んでみる

「トビタテ!留学JAPAN」のプロジェクトでは、会社では得ることができなかった達成感を味わい、たくさんの経験をしたそうです。

留学では、本当にたくさんの新しいことに出会うんです。そんな中で、いろいろありすぎてどれが正しいのかもわからなくなってしまったり、果たしてそこに行って自分にとって意味があるのかって思っている学生さんも多かったんです。

そんな時私のボスがよく言っていた言葉が「飛び込むチカラ」なんです。

飛び込むってすごく勇気がいるんですよね。下に何があるかも分からないし、そのあとどうなるかもわからないからすごく怖い。でも飛び込んでみたらもう泳ぐしかないから必死に泳ぐでしょ?って。それと同じような感じで、何か自分が面白そうだなって思ったら飛び込んでみて、そのあとのことはそのあと考えればいいし、どうにかなるよって学生たちにアドバイスをしていました。

自身の人生のターニングポイントともなった「トビタテ!留学JAPAN」プロジェクトを遂行する中で、学生に「トビタテ」と言っている自分自身が飛び立てていなかったことに気がついたと話します。

社会人3、4年目でした。学生に対して勇気を持って飛び立とうって言ってる自分が全然飛び立ててなかったことに気がついたんです。本当はもっともっと飛び立てるはずだし、もっともっと貢献できるんじゃないかなって思って、飛び込んでみた先がソマリランドと言う未承認の独立国家でした。教育プロジェクトへの参加だったんですが、友人に声をかけられてすぐにチケットを手配して、両親には事後報告しました。その後に気がついたのは、もう予防接種を受ける時間がなかったということです(笑)まあ、死ぬことはないだろうと思って予防接種を受けないまま現地入りしました。

今考えればすごいリスキーなことをしたなと思うんですが、この思い出は私にとって一番勇気を出してやったことだったし、今までにない達成感を味わえた体験でした。みなさんにここまでリスキーなことをしたほうがいいって言う訳ではないんですが、もしこういったチャンスが目の前に降ってきた時に、親に反対されそうだし…病気も怖いし…って色んなリスクを考えてしまう自分がいるのであれば、「飛び込んでみればいいんじゃない?」っていう問いかけを自分自身にしてみてあげてください。

中野さんはこれらの経験を経て、「世界を知らない子供たちや学生に、もっともっと違う世界を知ってもらいたい」と、現在はスタンフォード大学ビジネススクールにて教育について学ばれています。

3.心地の悪さこそが成長タイミング

スタンフォード大学MBA生によるトークセッション

心地の悪い状況が一番自分を成長させてきたと話すのは、中野さんの学友であるMBA生のお二人。

自分が今までに経験したことのない場所に身を置いてみた時や、自分には絶対にできないと思うような仕事にアサインされた時、要するに「Being Uncomfortable」、自分が心地が悪いと感じていた時にもっとも自身が成長したと思っています。
とにかく飛び込んでみた初めてカイロに行った時は、そこには友達もいないし、右も左もわからない。最初は何もなかったところから全ては始まりました。
私にとって絶対に大丈夫ではない時こそが、成長のタイミングなんです。

彼女はハーバード大学卒業後、大学からのフォローシップを受けエジプトで新規プロジェクトを立ち上げ、オークションハウスSotheby'sでのキャリアを経て、スタンフォード大学ビジネススクールに通われています。
また、同じくハーバード大学卒業後、2年間Googleで働いたのち、起業家としてのキャリアを経てスタンフォード大学で再び学びの場にいる彼は、こう話します。

自分の身を置くコミュニティを僕はすごく大事だと考えています。周りに有能な方たちがたくさんいるところにこそ、飛び込むようにしているんです。その方たちからいかにたくさんのことを学べるかということを常に考えて行動しています。

4.今の自分が知っている範囲で、自分自身の人生を決めないこと

ワークスアプリケーションズの寳槻(ほうつき)さん

京都大学卒業後、ワークスアプリケーションズに入社。2年目には同社のアメリカ法人を立ち上げ、現在はアメリカだけでなく世界各国を飛び回るように活躍されている寳槻(ほうつき)さん。能力の開発ではなく興味の開発ーー"Self Hack”に時間を使うべきだと学生たちに話します。

今後の仕事や自分の人生を、今の自分が身を置く分野の中から設計しがちだけれど、それってすごくつまらないことだと思うんです。

世の中の仕組みや価値、ライフスタイルがものすごいスピードで変わってきていて、これまでの常識が覆りつつある。おもしろい時代にいるからこそ、プロになれるチャンスが色んな領域でいくらでもある。そのために、新たな能力を獲得し続けることは重要だけれども、結局、その能力で何を生み出すのか?

そこには興味の開発が前提にあり、そのSelfHackに自分のエネルギーを注いでほしい。

興味の見つけ方について質問されると、興味は出会いでしかないと言います。

興味の開発の仕方は色々だと思うんですが、ハウツーでこうするといいよとかではなくて、僕の場合は「出会い」でしかない。何が言いたいかというと、Googleは「世の中のあらゆる情報にアクセスできます」って謳ってるけど、あれは正確ではないと思うんですよ。なぜかというと、みんな「自分が知りたいことを知らない」から。たまたまテレビで流れた情報だとか人から聞いた情報から、それめっちゃ面白いって興味持つでしょ?興味って検索ボックスにキーワードを入れる作業で見つけられるものじゃなくって、ランダムな出会いがすごく大切だと思うんです。だから先入観を持たずに師匠と出会うこと。出会いだからといって、それは人であると限らなくて、本かもしれないし映画かもしれない。

働き始めると、そのアンテナが錆びちゃう人がすっごく多いんですよ。飲み会に行っても仕事の話しかできない人が多い。そうはなって欲しくないですし、アンテナは常に磨いていって欲しいですね。

5.機会を使い倒す

ワークスのアメリカ法人を一人で立ち上げ、ここアメリカの地で「ワークスをITのTOYOTAに」したいと話す寳槻さんはこう続けます。

学生にとってみれば、一週間のうち5日間働くって衝撃的じゃない?ビジネスを本格的にやろうと思ったら、それ以上の時間を費やすことだってあるはず。その時間をどう使うのか、何をするのかっていうのはすごく大事なポイントになってきます。さらに言ってしまえば、住む場所だって会社に左右されるだろうし、もし恋人が社内にいたらプライベートにも会社が関わってくる。と言うことは、仕事だと割り切るには難しいくらい、何をやって誰とどう生きるかっていうライフスタイルになってくるわけです。

・・中略・・・

僕の場合は、アメリカに行くってなった時に、留学経験もなければ英語も話せるわけではない。でも、たとえこのアメリカ法人が失敗に終わっても、経営者の牧野さんは困るだろうけど、僕が潰れるわけじゃないでしょ(笑)世の中の今までの価値がひっくり返ろうとしているこのタイミングで、さらにはアメリカでスタートアップを経験できるなんて機会はそうそうない。しかも、僕たちのプロダクトは、全世界の働き方を大きく変えることができるもの。絶対に面白い、そう思って僕はここにいます。

会社は自分にとっての環境でもありツールでもあり、この機会(会社)をどう使い倒すかっていうところがすごく重要なところなんです。だから、会社を使って自分のやりたいことをとにかく追求してほしいですね。

 6.変化を常とし、楽しむ

UDACITYのセバスチャンスラン氏

学生たちがこのプログラムの最後に向かったのはUdacity社。そこで学生たちの前に現れたのは、「グーグルX」を創設後、車の自動運転の他、グーグルグラスなど数々のプロジェクトを牽引したセバスチャンスラン氏。

今日1つだけ覚えておいて欲しいことがあるとすれば、「変化を十分に楽しんで」ということです。現代は「変化しているのが当たり前」で、おじいちゃんやおばあちゃんと同じように生きる必要は全くない。

2017年っていうのはAI元年と言われています。地球上において人類は20万年という年月を生きていますが、ここから先の50年で、過去20万年以上もの発明や発見がなされていきます。 そのくらい早いスピードで物事が変化していくんですね。
医師ですら、AIを駆逐する時代になります。皮膚ガンを見つけるのはAIの方が優れているし、弁護もそうです。多くの事例を探すのはAIの方が勝っている。これと似たことが農業でも起こったし、機関車が発明された時と同じ革命が起ころうとしています。

現在のビジネスにおいて、ビジネスパーソンの75%はオフィスで働いていますが、その仕事の多くは同じことの繰り返しなんですよね。AIは、今の仕事を100倍も効率化できる。農業がそうだったように、企業もそうなっていきます。全てがここから変わっていくのです。変化が早いということが、現代の難しさかもしれませんが、失敗や変化に恐れていては間違いなくその流れに置いていかれます。

7.学んで、学んで、学び続ける

そして、学ぶことは、世の中で一番美しく楽しいことであり、いつも新鮮なことだと続けます。

文化というのは、過去の投影なんです。私はドイツ出身ですが、ドイツも日本に似て、全てが守られていたり、こうあるべきというカタチがなんとなく作られています。未来に向かって変わっていく時には、そういった過去のものは、もしかしたらいらないんじゃないかな?って疑ってみて良いと思います。

ここシリコンバレーでは、物事を疑って見ることが良いとされていますし、ナゼなのかという質問をどんどんします。そこには、学び続けなくてはならないという考え方が根底にあるんだと思うんです。だから、好奇心を持ち続け自分は専門家だからもうこれ以上学ぶことはないだなんて思わないでください。

8.悩むよりも、決断し実行すること

これまでたくさんの大きな意思決定をしてきて、失敗を恐れたことはないのですか?という質問に対してスラン氏は、

人生において失敗があるとすれば、"学べていないこと"が失敗です。新しいことや、難しいことに挑戦するっていうのは、それだけでもう成功なんです。だって、もしその結果がよくなかったのであれば、同じことはもう二度としないでしょ?

と、笑顔で話します。また、

もしAとBどちらかの選択で迷っているんであれば、それは迷っていること自体が間違っているし、それはコイントスで決めればいいんじゃない?(笑)
僕がUdacity社を作って5年経ちますが、もう一度会社を作り直すのであれば1年でできると思うんです。ということは、4年間分は間違った決断をしてきているということになりますよね。それをみんなに当てはめてみると、間違った決断を80%したとしても、まだまだ世界は変わるということです。

それでも、もしみんなが一歩踏み出せないのであれば、それはきっと怖いってことじゃないかな?でも、明日死んでしまうかもしれないと思えば、怖さなんてなくなって、本当の生きたい人生を生きられるんじゃないかと思うんです。歳を取った時に振り返って、なんか怖いことしないで済んだな〜って思う人生なんてあまり幸せじゃないと僕は思ってますよ。

そして、スラン氏は最後に学生にこう訴えます。

“Everybody can change the world!” 
誰だって世界は変えられる!

 

シリコンバレーで活躍する方々から頂いてきたたくさんの刺激的な言葉の中から、ここでは厳選して8つをお伝えしました。次回は、「GATE To Disruptor ~In Silicon Valley~」の同行取材、最終回。このプログラムを経て学生達は何を考え、何を思うのでしょうか。同行されていた採用担当者の方にも、今後の採用活動についてお話いただきました。