会社で仕事と子育てを両立!社内託児スペースWithKidsに込めた想い ── ワークスアプリケーションズ

会社で仕事と子育てを両立!社内託児スペースWithKidsに込めた想い ── ワークスアプリケーションズ

株式会社ワークスアプリケーションズは、2016年12月14日に社内の託児スペースをオープンしました。業界平均よりも高い保育士の給与水準や、提供するサービス内容の充実ぶりに業界内外から高い注目が集まっています。

そこで今回は「WithKids」プロジェクトのメンバーである社員の方々に、開所に至るまでの道のりや「WithKids」に込められた想い、そして実際に利用された社員からの反応について伺ってきました!

第1回
会社で仕事と子育てを両立!社内託児スペースWithKidsに込めた想い ── ワークスアプリケーションズ
第2回
ここが会社の中ということを忘れてしまいそう…話題の社内託児スペース「WithKids」に潜入!

谷口 裕香(たにぐち ゆか)

前職は不動産会社で経営管理や資金管理を担当。2009年ワークスアプリケーションズに入社、役員アシスタントや営業企画支援を経て、2011年末に産休を取得。2013年1月職場復帰。2015年1月に第二子産休に入り、2016年5月職場復帰。現在は、「ワークスミルククラブ」を利用して短時間勤務として、経営企画Divに所属。職場環境の改善や組織活性化のミッションを担う中で、同社運営の託児スペース「WithKids」のプロジェクトマネジャーを務める。4歳女の子、1歳男の子のママ。

石関 絵里(いしぜき えり)

2005年ワークスアプリケーションズに新卒入社。クライアントの業務改革を支援するコンサルタントとして活躍。その後、社内の教育体制の拡充に伴い専門部門の組織改革に注力するとともに、さまざまな教育プログラムの制度化を図るなど、後輩の育成に従事。2010年と2012年に2度の出産を経験し、それぞれ1年程度の産前産後・育児休暇を取得。現在は、託児スペース「WithKids」の採用責任者を務める。4歳男の子、6歳女の子のママ。

女性社員が働き続けられるための環境づくりの一環として、開所がきまった「WithKids」

── まずは、12月14日にオープンされたということで、おめでとうございます。新たな社内託児スペースのかたちとして注目されている「WithKids」ですが、そもそもこの施設を立ち上げることになったきっかけは何だったのでしょう?

谷口 裕香さん(以下、谷口):2016年の3月になりますが、CEOの牧野が「女性が働き続けられる環境づくり」の一環として、社内に託児スペースを作ってはどうかというアイディアを社員に投げかけたのがきっかけです。

それに対して、部門も職種もバラバラな有志約50名が集まって話し合った結果、子どもを持つ社員にとっては大きなアドバンテージになるのではないかという結論に達し、開所にむけて動き始めました。

実現したい想い。コンセプトは『みんな一緒』

「WithKids」プロジェクト推進メンバーである、経営企画のお二方。左から谷口さん、石関さん

── 「WithKids」の特徴として、外部へ委託するではなく、保育スタッフも含めた自社の社員によって運営されている点が大きいと思いますが、この方針を決めた理由は?

谷口:私たちもこの方針を決めるにあたり、やはり当初は委託会社を利用することを検討しました。ただ、私たちが「実現したかったこと」の数が多すぎて、そのニーズに細かく対応するとなると委託では難しいという判断になったんですね。

── その「実現したかったこと」とは?

谷口:例えば、「お母さんの分まで晩ご飯を提供する」ということです。通常の保育園は「子どもを預かる場所」ですので、さすがに親のご飯までは出てきませんよね。

でも、もしそこでご飯を提供することができれば、お母さんは子どもと一緒にご飯を食べることができるので、そのぶん子どもと接する時間も増えますし、帰宅後の家事の負担も減って、心にも“ゆとり”が生まれるはずだと考えたんです。

── 確かに!お母さんにとってはすごく嬉しいことですね。

谷口:その一方で、「今日はどうしても仕事が忙しい…!」という日だったら、子どもを預かってもらう時間を柔軟に対応してもらえて、その瞬間は自分の仕事に集中できる・・そんな環境を実現したかったんです。

あとは保育の内容もそうですが、運営方針として「家族以外の人はスペースに入っちゃダメ!」というような厳しい体制を取るのではなくて、親も保育スタッフも、その他の社員も、会社のみんなで一緒に作り上げたい、と考えたんですね。そんな想いから、「WithKids」のコンセプトは『いつも一緒』となっています。

保育士にも、「新しい働き方」を!

── 運営に関わるスタッフにもこだわって、自社の社員ということで採用されているとか。

谷口:そうなんです。だから、最終的に「外部へ委託する」という答えになることはなかったですし、保育士や看護師、調理師もみんな社員として、採用することに決めました。

── 今、社員として採用されたという話がでましたが、実際に「WithKids」が出されていた求人を見てみると、特に保育士の方々の待遇に関して一般的な水準から比べるとかなり高いように見えました。

谷口:当初から「お母さんだけではなくて、保育スタッフにも良い待遇で今までとは違った働き方をしてもらいたい」と考えていましたので、「待遇」はもちろんのこと、仕事をする上での「環境」についてもこだわっています。

例えば、一般的には人手も足りない中で、保育士の先生たちは一日中子どもに付きっきりになって仕事をしているのが現状です。昼休みだからといって施設の外に出るのは難しく、なんとか子どもたちが寝ている側で休憩したり、というのが多いと思うんですね。

その点、「WithKids」では保育にあたる先生の数を充実させて、基本的に休憩時間はしっかりとお休みを取っていただくようにしています。子どもたちからも離れて、施設の外に出てお休みをとってもらった方がやはり、気分もリフレッシュしますし、休憩後もまた集中して仕事に取り組んでいただけると思うんです。

それ以外では、先生たちも一時保育の場合、日々違うお子様がいらっしゃるので少し不安に思う部分があるんです。でも「WithKids」では、お子さんたちのパパやママがすぐ横のフロアにいたりするので「ちょっとこの子のことをお父さんに聞いてこよう」ということもできます。

その点は、一般的な保育園の一時保育に比べても安心感があるので、スタッフがお子様をお預かりする上での負担は軽くなっていると思います。

そういったことを含めて、「WithKids」では一般的な保育園に務めるのとはまた違った環境を提供できているんじゃないかと自負しています。

ビルの20階に保育園なんて非常識・・!?



── いい話がたくさん聞けたところで、今度はぜひ「WithKids」を開所するまでに苦労された点について教えてください!(笑)

谷口:そうですね、それに関しては正直たくさんあります!(笑)そもそも私たちはIT企業なので、保育園を作るということに関しては全くの“異業種”という感覚でした。そのため、どういう条件や法律をクリアしなければならないとか、そのためにはどういう設備が必要で・・を調べてはどうすれば理想を実現できるかを考える、というのを繰り返す毎日でした。

── 具体的にはどんな内容がありましたか?

石関 絵里さん(以下、石関):今回、20階のフロアに作ると決めた時点でもすでに課題があったんです。保育園は通常1、2階などの低層階に作るというのが常識です。ビルの中に設置するタイプでもせいぜい10階建ての中の4、5階くらいまで。ただ、今回は37階建てのビルの中の20階です!これには東京都の保育課担当の方もとても驚かれていましたよ(笑)

谷口:私も電話をした際には「えっ?20階?20階ですか…!?」という感じで3回くらい聞かれた上に、確認事項がたくさん入りました。なんせ、防災計画なども異例なことばかりで。

ただ、このビルは法令より高い耐震基準で建てられて、たとえば震災時は外に避難しようとするのではなく、建物内の安全な場所にとどまった方がよいとされています。その場合は親も同じ場所にいることになるので、かえって保育園と職場で子どもと離れ離れになってしまうより安心ですよね。

そういうようなことも、ビルのオーナーさんも巻き込みながら、防災計画等を考えていって、結局は親身になって相談に乗ってくれて、安全基準を満たす対応策をつくることができました。普通はあまりないことですよね?(笑)

── なるほど…。それはかなり苦労されましたね(笑)

子どもがいても「好きな仕事」に集中できる環境を

── 「外部の保育園」ということで考えれば、これまでにも、家や駅の近くにもすでにあった中で、あえて新しく社内に「WithKids」を作られたということになりますよね?元々どういった点に使い勝手の悪さや、悩みを感じられていたのですか?

谷口:それで言うと、例えば「あと3分で仕事終わらせなきゃ…!」と焦って仕事を切り上げなくてはならなかったり、駅まで走った挙句、お迎えの時間に1分でも遅れたら追加料金となってしまうような点ですね。

ちなみに、私は今月保育園から数万円もの延長料金の請求が届いてしまって…。1分の積み重ねも金額としては大きくなります。「『WithKids』に入れておけばこんなことにはならなかったのに…!」ってすごく思ったんです。「WithKids」なら利用時間によって料金が変わることはありませんので。

それと、一般の保育園だとおむつや着替えなど荷物をいっぱい持っていかないといけないですし、万が一それらを忘れてしまった日には、先生や娘に対しても罪悪感みたいに思うことがあります。でも「WithKids」ではそのあたりも全部用意してくれるので、その点での悩みはなくなりますね。

石関:会社目線でいえば、「WithKids」は人材活用の一環という位置づけでもあるんですね。私たちの会社には仕事が好きな社員が多いのですが、その彼らがめいっぱい働き続けられるような働き方をサポートするための一つの選択肢として「WithKids」があると考えています。

つまり、既存の保育園がどうだからとか、ただ単に施設を作りたかったからというのではなく、「子どもがいながらも、働き続けられるようにするための解決策」として、会社で子育てをするという発想にたどり着きました。

利用した社員からの反応に思わずガッツポーズ!



── まだ始まって間もないですが、実際に利用された社員の方々からは、どのような反応がありましたか?

谷口:やっぱり、「ご飯を一緒に食べられるのがすごく良かった!」と言われますね。仕事中にちょっと見に来れるところも、下手にダラダラ休憩するよりも断然いいと言われました!(笑)

やっぱりリフレッシュになりますし、それこそ関係ない社員とかも「子ども好きだから来てみた!」って言ってくれたり。私たちも実際に使ってみて、自分の子どもと一緒にご飯を食べましたけど、普通に社内のママ友みたいな雰囲気で、仕事や子どもの状況をわかっている仲間同士で和やかにご飯食べられるというのが、本当に幸せだなぁと感じました。

石関:実際に使ったママ社員から言われて嬉しかったのは「思っていた通りいいね!」という言葉です。私たちも開所前から「WithKids」はこういうコンセプトでやりますということを社内に広めていたんですが、実際に使ってみた上での感想でしたので、その点はすごく嬉しかったですね!

谷口:2016年12月14日の開所日には、社内向けのちょっとしたオープニングセレモニーをしたんですね。それに合わせて産休中や育休中のママ達にも連絡したら、結構たくさん来てくて!実際その日に初めて「WithKids」を目にして「えー、すごーい!」「わぁ〜入りたくなっちゃった~!」という声が聞けたので「よし!!」って思わずガッツポーズ!(笑)

石関:その後、早速「4月から利用したい」というメールが何通も届きました(笑)申込み自体は、これからまたたくさん増えるんだろうなと思っています。

── 大変なことがありながらも、まずは順調なスタートということですね!貴重な話をありがとうございました!!

引き続き後編では、気になる「WithKids」中の様子と実際に利用開始されている社員の方の声をお届けします!!

ここが会社の中ということを忘れてしまいそう…話題の社内託児スペース「WithKids」に潜入!

第1回
会社で仕事と子育てを両立!社内託児スペースWithKidsに込めた想い ── ワークスアプリケーションズ
第2回
ここが会社の中ということを忘れてしまいそう…話題の社内託児スペース「WithKids」に潜入!
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