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降格人事からの起死回生!HR新規事業立ち上げ責任者が語る20代の働き方

降格人事からの起死回生!HR新規事業立ち上げ責任者が語る20代の働き方

降格人事からの起死回生!HR新規事業立ち上げ責任者が語る20代の働き方

「もっと裁量がある仕事をしたい」、「事業の立ち上げをしたい」、「現場業務に飽きてきた」、「学生時代から起業したいと思っていた」、「俺にだって出来る」

皆さんの中にはこんなことを考えている方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?

実はこれ、すべて私が20代の頃に思っていたことです。我ながら野望に満ちていたなと思います。

そんな私も30代を迎え2018年4月には、営業職専門の求人サイト「営業転職ナビ」の立ち上げ責任者を任せてもらうチャンスが巡ってきました。

「営業転職ナビ」は、弊社初の成果報酬型転職メディアサービスで、社長直下の新規事業となります。このチャレンジングな新規事業を成功させるという重大な任務を任されたことに、並々ならぬ重圧を感じつつ、四苦八苦しながらも充実した日々を送っています。

ただ、ここまでの道のりは決して順調なことばかりとはいえませんでした。また、この立場になって初めてわかったことや、改めて20代のうちに勉強しておけばよかったと後悔することも少なくはありません。

今回はそんな私の経験(苦労)談を踏まえて、20代の皆さんが今後キャリアアップしていくうえで何をやっておくべきなのか、少しでも参考になるお話ができればと思っています。難しい話をするつもりはありません、ぜひ気楽な気持ちでお付き合いいただければと思います!

神立賢一(かんだつ けんいち)

1984年生まれ。大学卒業後、2007年に当時20名程度だった人材ビジネスを主力とする株式会社ワークポートに新卒入社。人材派遣営業※、キャリアコンシェルジュ等を経験し、ゲーム/WEB業界を中心としたリクルーティングアドバイザー(企業様の中途採用支援業務)に6年間従事。2018年4月に新規事業準備室立ち上げを経て、2018年7月に新規事業「営業転職ナビ」を開始。現在「営業転職ナビ」事業責任者として4名のメンバーを率い、日々奔走中。 ※現在人材派遣事業は行っておりません。

順風満帆の20代前半から一転、売上げのプレッシャーに耐え切れず降格を味わう

20代前半、とにかく上昇志向の高い私はひたすら成果を上げることだけに集中し、日々の業務をがむしゃらにこなしていました。リクルーティングアドバイザーとしてゲーム業界の企業様の採用支援に従事していた頃には常にトップセールスの座を維持し、四半期に一度最も会社に貢献した社員に送られるMVPを1年間受賞し続けるなど、まさに順風満帆でした。おかげ様で29歳のときには、当時会社の中で一番大きな利益を上げている事業領域の責任者を任せてもらえることになりました。

しかしそんな私を待っていたのは、目標未達成の連続。深まるチームメンバーとの溝……。いつの間にか自分に自信が持てなくなり、大きな売上目標のプレッシャーにも勝てず、まさにボロボロの状態でした。

売上の低迷が続く中、当時の上長から「このままでは降格だ」という通達を受けたものの、どうあがいても思うように結果が出せず、予告通り次の四半期には降格となり現場に戻されていました。ただ、当時は正直悔しいというよりも、やっと解放されたという気持ちが強かったです。

「お前は現場では100%以上の結果を出す。口を出す必要もない。だけど、プレイヤーの延長線上でしか仕事ができていない。予測できる範囲内のことしか見えていないから、先を見通して、自ら仕事を創ることができない」

これが当時代表から言われ、今でも心に突き刺さっている言葉です。現場での圧倒的成果は認めて貰えていた。だけど、事業責任者として事業の先を見てPDCAを回すことがまったくできていなかったのです。

実際私自身も、当時の営業数値が良かったことから、「自分はできる」という過信もあり、特に工夫や改善をすることを怠っていたように思います。降格したことによって自分自身の中の未熟な部分に気づくことができました。

リベンジチャンス到来! 代表肝入りの新規事業を立ち上げへ

20代ではまさに天国と地獄を味わった私ですが、落ち込んでいる暇はありません。もう一度チャンスを掴み、今度こそ物にするためには、しっかりと気持ちを切り替えてまた一から実績を積み上げるしかないと考えました。
常に意識していたのは「延長線上で仕事をするな」という代表の言葉です。これまでのような目先の目標を追いかけるだけではなく、広い視野を持って全体を見ること、先の先の先をイメージすること、課題を見つけたらとことん解決策を考える……などを徹底して行いました。その甲斐あって再び全社で売上1位を獲るなど、圧倒的成果を上げて存在をアピールすることができました。

こういった努力が認められたのか、一度降格した私に再びチャンスが巡ってきました。それが、現在事業責任者として携わっている、成果報酬型転職メディアサービス「営業転職ナビ」立ち上げの話です。

この事業はそもそも弊社代表が創業当初から構想を練っていたビジネスで、これまで人材紹介専門として進んできた弊社にとってはまったく新しいチャレンジとなる事業です。社内にもナレッジが無い完全なるゼロからのスタート。そんな事業の立ち上げを降格経験のある私に託してもらえたことを考えると、以前のような失敗はもう決して許されないと感じました。再び与えられたチャンスに本気で取り組むことを強く心に誓った私は、家族にも全面的にバックアップしてもらえるよう同意を得て、満を持して挑むことにしました。

毎日が新しい、自分達の信じた道を突き進む事業の立ち上げという楽しさ

とはいえ、事業を立ち上げる、つまり「0→1」を創るのは私にとって初めての経験です。前述の20代の時の事業責任者は、弊社が主軸とする人材紹介事業のうちの一領域を任せてもらっていただけですので、そもそも新規の事業を立ち上げるということは今回の「営業転職ナビ」事業が始めてというわけです。手探り状態のまま、2018年4月には新規事業準備室を設置して、同年7月に予定しているサービス開始までの準備を進めていきました。

「営業転職ナビ」はWEBサービスですので、そのプロダクトの開発も大きなタスクの一つでした。幸いにも弊社には優秀なエンジニアが多数おり、この「営業転職ナビ」もすべて自社内開発をしていますが、何時間も打ち合わせを重ね、サービス開始直前には休日を返上して作業を進めてもらうこともありました。他部署を巻き込んでの大掛かりなプロジェクト、お互いの負担を極力減らすためには何ができるか常に気を配りながら業務を進めていきました。

ほかにも事業を立ち上げるにあたり、私が取り組んだことは多々あります。

サービス開始までの3ヶ月間には、「競合分析」、「競合のwebサイトを遷移図に分解」、「代表、自社のエンジニア、デザイナー、事業企画と共にプロダクトデザイン及び設計」、「事業計画策定」、「各種契約書類の作成」、「営業戦略策定」、「ロゴ及び名称策定」、「事業立ち上げメンバー選定」などを行いました。

また事業がスタートしてからは、「営業」、「マーケティング戦略」、「プロダクトのバージョンアップ」、「プロダクト新機能の企画」、「事業部運営」、「メンバー教育」、「事業戦略PDCA」、「事業部文化形成」などを行っています。

毎日が新しいことばかりで、皆で議論し自分達が正しいと信じた道を進んでいくのは非常に有意義です。しかしながら、20代をプレイヤーの「延長線上」で過ごしてきてしまった私には、今になって直面した課題も多々あり、「20代のうちにやっておけばよかった」という後悔も色々あります。

20代で学べることはたくさんある、色々経験しておいて損はない

先ほどから何回かお話していますが、私は、20代を「延長線上」で過ごしてしまいました。あの当時は、「成績が出ていた」から余裕があったのかもしれません。もちろん、ぞれぞれの価値観やキャリアの考え方があると思うので、一概に何が正しいと言えるのかはわかりません。ですが、「事業の立ち上げを経験したい方」「自分の進めたいように仕事を動かしていきたい方」「仕事を“やらされる”のではなく、楽しいものにしたい方」などは、少なからず、私の経験が参考になるのではないかな?と思います。

ここに私が後悔した、20代のうちにやっておくべきことを上げておきます。

・受け身にならず、能動的に動く

・周りを巻き込む仕事をする

・自分の目標数値だけではなく全体のことを考えて改善案を考え、上司に提案する

・Excelを極める

・プレゼンの仕方、上司への提案の仕方を勉強する(経験する)

・外部コミュニケーションをとる(優秀な人と食事をする)

私が20代でもっともやるべきだと思ったことは、「受け身にならず、常に仕事を創る」ということ。与えられた営業成績やミッションを達成するのはある意味当たり前です。もちろん目標を上回るハイ達成をすることも大変素晴らしいことなのですが、それでもまだ与えられた仕事の範疇を超えていないと思います。広い視野を持って周りを見渡し、課題を見つけ出すこと、さらに自ら改善案を提案することで、それが自分の仕事になりますし、何よりも自分で創った仕事には裁量権もありますから、仕事が楽しくなります。

「簡単にできるよ!」と思うかもしれませんが、全社や部署全体の利益になることを考えるって、結構難しいです。1プレイヤーの立場から全体をみて利益を考えるって、すぐに自分の数値になりませんから、なかなか取り組めない内容なんです。しかも全体の利益は「視野」と「視座」を広げないとできません。いきなりできるものではないからこそ、ぜひ20代のうちに積極的に取り組み、癖付けすることをおすすめします。

2つ目に、「資料をつくること、上司に提案すること」です。前述の改善案をつくっても、上司にアウトプットしないと意味がありません。しかも優秀な上司は大抵自分より忙しい身にありますから、効率的にプレゼンをしないと、聞き入れてもらえないでしょう。効率的な資料作成やプレゼンは場数が必要です。たくさん資料を作ってプレゼンして、修正点アドバイスをもらって徐々に良くなります。だからこそ、この経験は早ければ早いほどベストです。そして、わかりやすい資料を作成するためには、ExcelやPower Pointのスキル向上は必須です。たくさんのノウハウ本が出ていたりするので参考にしてみるのも良いかと思います。

3つ目は、「会社以外の優秀な人と食事をすること」です。よく講演会等へ積極的に参加される方がいます。それはそれで大変素晴らしいことですが、可能であれば、食事会などプライベートなスペースでお話させていただく事をおすすめします。講演会では建て前の話も多いです。ですが、食事会などのプライベートな時間では等身大の姿を拝見することができますし、逆に色々なアドバイスも貰えることもあります。距離が近いと親近感も沸き、おそらく自分がいかに小さいか、ということも実感するはずです。それが原動力になり、勉強にもなるのです。

同じ過ちを繰り返してほしくない! メンバーの教育をする立場となって

2018年7月にサービスを開始した営業職専門の求人サイト「営業転職ナビ」は、私を含め5名のメンバーでスタートをしました。私以外は20代です。新卒が2名、新卒2年目が1名、20代中堅が1名という非常に若く、元気な組織です。良くも悪くも、まだまだ若手なので、真っ白なメンバーです。私自身も彼ら彼女らのファーストキャリアを預かる上で、やりがいと責任も感じております。

私の教育方針は一つ。それは、私の過去の後悔を味わってほしくないということ。だからこそ、常に私が20代のうちに経験しておけばよかったこと(こちらに記載したこと以外にもたくさんあります)を、経験と一緒に語り、現代の第二新卒層にあった内容に落とし込み、教育をしています。十数年前の私が新卒だった時代とは、価値観も変わっていますから、そこは注意して、彼ら彼女らの考え方にアジャストするようにしています。

20代の頃には人を教育するという余裕などまったくありませんでしたが、30代となった今、自分自身のやるべき業務の範囲がまた広がったなと実感しています。

すべては自分のために取り組もう

結局、将来はどうなるかわかりません。目指すキャリアが変わるかもしれないし、30代40代になって事業立ち上げや起業を夢見るかもしれません。そんな自分の将来の選択肢を狭めないためにも、ぜひ若いうちに目の前の仕事だけではなく、延長線上ではなく、積極的に仕事に取り組んでください。

私も決して今の立場で成功したわけではありません。絶賛事業立ち上げ中です。色々偉そうなことを書きましたが、私もまだまだ初心者。

今後の人生を豊かにするためにも、共にがんばりましょう!