将来を見据えた働く女性に贈る、「育児」と「仕事」を両立させる4つの理想的な働き方

将来を見据えた働く女性に贈る、「育児」と「仕事」を両立させる4つの理想的な働き方

将来を見据えた働く女性に贈る、「育児」と「仕事」を両立させる4つの理想的な働き方

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第1回
将来を見据えた働く女性に贈る、「育児」と「仕事」を両立させる4つの理想的な働き方
第2回
「男性は仕事、女性は家庭」はもう古い!現代女性の働きやすさって?
第3回
もっと知りたい!『女性活躍推進法』“えるぼし”と“くるみん”って?
第4回
「待機児童ゼロ」に「世界最長の育休」!?北欧で働く女性が活躍できる理由
第5回
育児と仕事の両立に必要なのは「一人で頑張ること」ではなく、「パートナーを巻き込むこと」
第6回
独身こそ、自分のライフに向き合うべきー「産む」と「働く」を両立させるコツ
第7回
「男性管理職の時短経験」「家事は夫婦で分担」女性が働きやすい環境づくりに必要なこと ── 治部れんげ
第8回
仕事と家庭の両立は女性だけの問題?両親以外のロールモデルを知ろう ── 治部れんげ

働く女性のみなさんは、出産後、どのような働き方を望みますか?
女性にとって最も大きな転機とも言えるのが出産なのではないでしょうか。子どもが生まれたことで「育児」と「仕事」をどのように行っていくか様々な選択をすることになりますよね。

株式会社オークローンマーケティングが首都圏の20~50代会社員・男女800名を対象に実施した「女性の働き方・働きがいに関する調査」では、出産後も何らかの形で仕事をしたいと考えている女性が8割以上いるという調査結果が出ています。(2016年3月時点)

そんな女性の皆さんが、「育児」と「仕事」を両立させるためにはどのような働き方が理想的なのか、その理由は何なのか筆者の考えと今までFledgeで取り上げてきた記事の内容をもとにまとめてみました!

女性に勧める4つの働き方

1.短時間正社員(時短勤務)

正社員といえば必ずフルタイム(8時間)で働ければならない、と思い込んでいませんか?最近では、フルタイムの正社員と同じ条件の中、短い時間で働く「短時間正社員(※)」の選択ができるようになってきています。

この「短時間正社員」が出産後の理想の働き方といえる最大の理由は「時間の余裕ができる」こと。
「やらなければならないことが沢山ある」そんな人にとっても、名前の通り早い時間に仕事を切り上げることができるので、その分の時間を子どものお迎えや家事の時間に使うことができます。

一昔前は短時間で働く場合、パートタイマーという選択肢がほとんどでしたよね。正社員と比べると待遇の差や給与の差があり、安定した収入や長期的に働いていきたい人にとっては少しリスクが高かったようです。
その点、短時間正社員は働く時間が短くなってもフルタイムの正社員と待遇の差や、時間当たりの基本給で給与形態の差もないので、安定した収入や長期的に働けるというメリットがあります。

一方、短時間正社員にはこんな課題もあります。
短時間と言えど、待遇面と同じく仕事に対する責任はフルタイムの正社員と同等。短時間だからといって、責任が減ることはありません。限られた時間の中で同等の責任を持って働くことが、人によってはプレッシャーを感じることもありそうですよね。また、周りよりも早く帰ることに引け目を感じる人も。色んな意味でストレスを感じる可能性があります。

そんな短時間正社員を上手く活用している株式会社LiB。以前、Fledgeでも株式会社LiBで短時間正社員として営業の仕事と子育てを両立するママさんに取材をしましたが、短時間正社員の難しさについて質問すると、こんな答えが返ってきました。

── 営業職にも関わらず、終わりの時間が17時までと決まっていると何かと難しい面もあるのでは?
森澤:始める前までは私もそう思っていました。でも例えば16時から17時の間にアポイントを入れて、終わり次第そのまま直帰するというスケジュールも可能ですし、絶対に帰らないといけない時間が決まっていると、単純にそれ以降の時間帯にはアポイント入れないというだけですので。遅い時間になっても帰れなくて困った・・ということは今まで1度もないですね!(仕事を通じて自己実現したい!LiBのファミリーシップオプションが叶える働くママの切実な想いより)

大事なのはタイムマネジメントとセルフマネジメント。短い時間を上手く自分流にアレンジして使いこなせるかが短時間正社員の鍵なのかもしれませんね!

(※)…育児・介護休業法で2009年6月に短時間勤務制度が義務化されました。3歳に満たないお子さんを持つ方は、1日の所定労働時間を原則6時間とします。詳しくは「短時間勤務制度(所定労働時間の短縮等の措置)について」をご覧ください。

2.リモートワーク(在宅勤務)

Fledge編集部一のイクメンである宅美パパを筆頭に、仕事と子育ての親和性についてFledgeでも度々取り上げてきました。

リモートワーク最大の魅力は、「時間や場所に制限されることなく仕事ができる」こと。
家事、子どもの送り迎え、通勤、仕事、、1日にやることがとにかく多すぎる働くママさんたち。育児と仕事の両立をする上で、忙しさに辛くなることも多いですよね…(子どものいない私でさえ、そんな毎日を送れるか考えると正直不安になります。)
ですが、リモートワークを行えば、仕事に区切りがついた時は家事ができ、子どもの急な体調不良でもすぐに対応できるなど、柔軟に働くことができます。毎日の通勤時間を仕事や育児の時間にあてることができるといったメリットまであるのです。

一方で、私はリモートワークに二つの課題を感じています。それは「コミュニケーション」と「勤怠管理」です。
一つ目の「コミュニケーション」、これは直接会話ができない分、情報の伝達に遅れや間違いが生じる可能性があるからです。最近ではチャットやテレビ電話を活用したコミュニケーションを取り入れている企業も多いですが、リアルタイムで直接会話をするコミュニケーションに勝るものはないなと感じます。二つ目に「勤怠管理」です。これは「仕事をサボってしまう可能性がある」課題、そして「仕事をやり過ぎてしまう可能性がある」課題があります。人に見られていない環境で仕事をするため、仕事をするもしないも個人の裁量で決まることがこの課題を生む理由だと思います。

しかし、以前、取材させて頂いた『リモートワークジャーニー@TOKYO 2nd』というイベントでは、リモートワークをする上で難しいとされるコミュニケーションの取り方についてこんなお話をしていました。

松永:社内のコミュニケーションツールとして使っている『Slack』では、もちろん仕事の内容も投稿しますが、おいしかったご飯の話とか、今日はこんなものを失くしちゃってショック…というような、ちょっとした日常生活について投稿するチャンネルがあります。
そこでは、できる限り他愛もないことも発信したりするように努めています。あとは、そのメッセージの中に絵文字を使うなど、感情を理解してもらいやすくする工夫をしていましたね。

あとはSkypeで朝礼に参加していました。毎朝、朝礼前に東京のメンバーにSkypeを立ち上げてもらってみんなの顔を見たり、声を聞きながら仕事をしていました。
自分がちょっと集中したいときや、他の人と話さなきゃいけないときは切っていましたが、ちょっと寂しいなと思ったら「Skypeに繋げて!」ってお願いしたりしていました。
必要に応じて、お互いの姿が見えるようにしていたので、あまり孤独だとは思わなかったですね。(突然訪れた半年間のリモートワーク期間を乗り越えるために行った8つのことより)

仕事の内容のやり取りだけではなく、他愛もない話をしたり、リモートでも何かあればすぐにコミュニケーションを取ることで、出社している時と同じように密な関係を築くことができそうですね!

そして、コミュニケーションと勤怠管理は全く別物の課題ではないと思います。リモートでもコミュニケーションを密に取ることで一人で仕事をしているわけじゃないという感覚になり、勤怠の管理にも良い影響が生まれる可能性もあるんです!
リモートワークの詳しい記事はこちらをチェック!⇒「リモートワーク

3.社内託児所

「保育園落ちた、日本死ね」という衝撃的な言葉から早一年。保育園に預けたくても預けられない問題を抱えている人も多くいます。出産を経験していない女性たちにとっても、その問題は強い不安を感じますよね。
そんな悩める女性たちの強い味方が「社内託児所がある会社で働く」という選択。
子どもと一緒に出社し、仕事中は社内の託児所に預けるため、集中して業務に臨め、周りの目を気にすることもありません。更には、子どもの急な体調不良にもすぐに対応できるといったメリットもあります。

一方で、自分が出勤しないと子どもを預けることができないため、自分自身が体調不良になった時の不便さはあります。また、その名の通り「社内」に託児所があるため、通常の保育施設と比べると狭く園庭がない場合が多く、遊びたい盛りの子どもを外で思いっきり遊ばせることはなかなか難しいようです。

そんな社内託児所をビルの20階に設置し、成功に導いている会社もあります。その会社こそ、「働きがいのある会社ランキング」10年連続上位のワークスアプリケーションズ。
普段は地元の保育園に通わせ、一時利用として社内託児所に子どもを預けているママさんが、社内託児所だからこそのメリットを語ってくれました。

諸藤:私が普段預けている地元の保育園の場合は、年齢ごとにクラスを分けられますので、基本子どもが0歳であれば、同じ0歳の友達と生活することになるんですね。
「WithKids」の場合は、6歳までみんなと交流が持てるので、歳の違う友達とのふれあいの場にもなるのがいいですね!

うちは兄弟がいない一人っ子なのですが、ちょっと年上のお兄ちゃんお姉ちゃんに遊んでもらったり、その子たちが机を拭いているのをみて、うちの息子も真似して拭こうとしてみたりとか、そういう姿を見られるというのはすごくいいなと思いました!(ここが会社の中ということを忘れてしまいそう…話題の社内託児スペース「WithKids」に潜入!より)

子どもにとってもメリットがある社内託児所。子どもの成長を身近に感じながら働けることは、親にとっても子どもにとってもいい影響をもたらすことができそうですよね。
社内託児所の詳しい記事はこちらをチェック!⇒「社内託児所

4.子連れ出勤

「社内託児所」の派生ともいえる、「子連れ出勤」!その名の通り会社に子どもを連れて出勤できる企業が少しずつですが広がりを見せています。
子連れ出勤は、子どもと一緒に出社をし、仕事をしながら子どもの面倒を見ることができ、万が一ミーティングが入ってしまった場合は周りの人に助けを求めることもできます。

会社の仲間が支えになることで、育児と仕事を一人で抱え込んでしまう問題を改善することもできますし、「今は子どもがいるわけではないけど将来的には子どもがほしい!」という人にとって、子育ての勉強になることもあります。子どもがいる人にとっても、いない人にとってもメリットがあるのです。

一方で、子連れ出勤に反対する人が少なからずいるという課題もあります。働いているスペースで子どもが騒がしくすることで、仕事に集中できなかったり、何か壊してしまったりされると困るという声、何かあった時の責任転嫁を懸念する声など、周りの目が気になってしまうことも。

子連れ出社することに対して、周りはどのような反応を示しているのでしょうか?
ベビーシッターとして社員を雇い、子連れ出勤を成功させているCRAZY WEDDING最高執行責任者の遠藤さんは、以前、こんなお話をしてくれました。

遠藤:今、彼を一番小っちゃな社員さんにしようって社内で案が出てます(笑)役割としてはコミュニケーターって感じで。みんな疲れてたりする時に「圭都ー♡抱っこさせてー♡」ってみんな来て、癒されて仕事に戻っていくんですよ。

居てくれると場がすごい和むんですよね。(働くことと生きることを分けない、大切なものをすべて大切にする働き方──CRAZY WEDDING遠藤理恵より)

このように、子どもが会社にいることのメリット(場が和むとか癒されるとか)や会社での子どもの役割を親自身が理解し、そして、周囲に理解してもらうことこそ子連れ出勤を成功させる秘訣なのです。
子連れ出勤の詳しい記事はこちらをチェック!⇒「子連れ出勤

「育児」と「仕事」を両立するために必要な3つのこと

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ここまで出産後の理想の働き方について書いてきましたが、理想の働き方だけを求めても「育児」と「仕事」の両立はできません。「育児」と「仕事」を両立させるために必要なことは大きく分けて3つあります。

1.周囲の理解を得る

職場の人間関係なくして、上記に書いたような働き方はできないと思います。そのため、日ごろから信頼関係を築いていくことや、今置かれている現状を上手く周りに伝えることも大切です。
そして、職場の人たちの理解だけではなく、家族の理解も理想の働き方をする上でにとって非常に重要なポイントです。家族の支えなしでは、子育てと仕事の両立は成り立ちません。旦那さんだけでなく、親や兄弟など、子育てと仕事の両立に対して周囲からの理解をきちんと得ることや、時には手助けしてもらうことも大切ですよね。
職場も家族も、自分にできることは率先して行い、できないことは相手に頼る助け合い協力し合うことが「育児」と「仕事」の両立に繋がってきます

2.セルフマネジメント力を身につける

周囲の理解と同様にかなり重要だといえるのがこのセルフマネジメント力です。
「育児」をしながら「仕事」をすることは時間と体力との戦いですよね。限られたリソースの中でどれだけパフォーマンスを上げられるか、それは会社の人や家族ではなく自分自身が理解しなければなりません。自分が使える時間と体力をしっかり理解して、やりたいこと(理想の働き方)を全力でやっていくことが「育児」と「仕事」の両立の成功に導くと思います!

3.頑張り過ぎない

一方で、「あれもこれも全部自分でやらなきゃ!」そう思っている人も多いですよね。頑張ってる女性は素敵です。しかし、何でも一人で抱え込む必要はないですし、時には息抜きも必要なのです。
例えば、家事代行サービスに家事をお願いしてみるとか、ベビーシッターに子守りを任せてみるとか。そこで空いた時間は自分の好きなことに使うもよし、たまには夫婦の時間に使うもよし、息抜きをしてみてください。頑張り過ぎると疲れてしまうのはみんな同じこと。疲れて潰れてしまえば両立は難しくなる、それは本末転倒です。セルフマネジメントと繋がってますが、抜くところではしっかり抜くことも「育児」と「仕事」の両立に大きく影響するでしょう。

まとめ

色んな働き方を調べていく中で、「理想の働き方をするための制度」は非常に重要だと実感しました。
多くのワーキングマザーの皆さんは、悩みを抱えながら「育児」と「仕事」を行っていて、世間の声を聴いているだけで、その大変さが伝わってきます。

しかし、そんな悩みを抱えている人たちのために、企業側も多様な働き方ができるように様々な取り組みを行っています。今後もそんな取り組みを行う企業が増えていくことでしょう!

1人で抱え込まない働き方は何なのか、自分の現状と照らし合わせながら、ワークもライフも我慢しないために、自分に合った働き方を選んでみてはいかがでしょうか

やらなければならないことが沢山ある中で、やりたいことを我慢しない生き方ができる女性が1人でも多く増えてほしいなという想いを込めて本記事を書きました。今後のキャリアや働き方を考えていく上で、ぜひ参考にしてみてください!

第1回
将来を見据えた働く女性に贈る、「育児」と「仕事」を両立させる4つの理想的な働き方
第2回
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第3回
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第4回
「待機児童ゼロ」に「世界最長の育休」!?北欧で働く女性が活躍できる理由
第5回
育児と仕事の両立に必要なのは「一人で頑張ること」ではなく、「パートナーを巻き込むこと」
第6回
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第7回
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