仕事も育児も両立して、私らしく「楽しく、元気に、思いっきり働く」 ── 株式会社waja 久保田 晶子

仕事も育児も両立して、私らしく「楽しく、元気に、思いっきり働く」 ── 株式会社waja 久保田 晶子

仕事と育児のバランスの取り方については一度は考えたことのあるテーマなのではないでしょうか?株式会社wajaは短時間勤務制度やフレックス制度を活用することで、仕事も育児も全力で取り組める環境を創り出しています。今回は実際に制度を活用し、自分らしい働き方を実現している久保田さんにお話しを伺いしました。

第1回
指標は人生の“充実度”。社員に寄り添うwajaらしい働き方とは ── 株式会社waja 森 静香
第2回
仕事も育児も両立して、私らしく「楽しく、元気に、思いっきり働く」 ── 株式会社waja 久保田 晶子

久保田 晶子(くぼた あきこ)

2007年wajaに入社。マーケティング部でサイト運営や新規マーケット立ち上げ、広報部でPRなど幅広く業務を担当後、第1子出産を機にフレックス制度、テレワーク制度、時短勤務制度を利用する。第2子育休復帰後より事業推進室マネージャーとして、プロジェクトディレクション、事業運営方針の作成・浸透活動などを行う。最近の趣味は家具屋さん巡り。

仕事と育児。両方あってこそバランスが取れる

── 早速ですが、久保田さんはいまwajaでどのような働き方をされてますか?

久保田 晶子(以下、久保田):私は出産を機に産休・育休を取得しました。仕事と育児の両立がしたくて、2013年に復帰したタイミングから短時間勤務制度を活用して9:30~16:30で働いています。あと、子どもって本当によく風邪をひくので、そんなときはテレワークも活用して自宅で仕事をすることもあります。

── 仕事と育児の両立となると、一日のスケジュールはすごく忙しくなりそうですね!

久保田:だいたいこんな感じで一日を終えてますね。

早起きした日は朝の時間帯を自分の時間として過ごせる日もあれば、子どもを寝かしつけるときに一緒に寝落ちしてしまう日も多々あります(笑)

── まさに分刻みのスケジュールに感じますが、毎日すごく大変じゃないですか?

久保田:子どもが夜泣きする時期は大変でした。寝れないし、仕事も育休明けで頑張りたい思いもあって精神的に常にドキドキ状態だったなって思います。今はそれほど大変じゃないですよ。慣れもあるのかな?ちゃんと寝てますし(笑)

── 仕事と育児のバランスってどのように取ってますか?

久保田:バランスを取っているという意識はあまりないかもしれないですね。仕事は良くも悪くも16:30までというリミットが明確なので思い切り集中しています。逆に家にいるときは育児と家事でめいっぱいです(笑)なので、バランスを考えてやりくりしているというより、仕事中は仕事、家では育児と家事と目の前のことをやり切るだけという感じですね。

意識してバランスをとっているとは言えないですが、両方あってこそ私というバランスが取れてるのかなと。仕事でうれしいことがあれば、子どもの前でいつも以上に笑顔でいられるし、限られた時間の中でも子どもとめいっぱい向き合おうと思えるんです。逆に仕事でストレスを感じたときは、子どもとの時間が解消してくれたり、子育てのストレスや疲れは、仕事で違う頭を使ったり会社で仲間と話すことで解消できたりしますね。

── 久保田さんにとって仕事と育児はすごく良い相乗効果があるんですね!

久保田:そうですね!最近は良い意味でバランスをとるために手を抜くポイントがわかってきたので、家事は思いっきり手を抜いてます(笑)結果的に仕事と育児はとても充実していますし、家は年中散らかってますね(笑)

── なるほど(笑)

制度利用者だからこそ感じるメリットとデメリット


▲社内で実施したグリーンデイの集合写真(ドレスコードが緑色)

── もし、短時間勤務制度がなかったら、働き続けることは難しいですか?

久保田:難しいと思いますね。おそらく仕事と家庭のバランスが上手く保てないような気がします。ちなみに今通っている保育園は16:30に仕事を切り上げないとお迎え時間に間に合わないんです。時間の制約には悔しさや物足りなさを感じることもありますが、短時間勤務制度があるからこそ働き続けられているのかなって。

あと、子どもの体調不良って防ぎようがなくて。私は元気なのに仕事を休むとなると、業務が滞って迷惑をかけたり業績に影響したり、有休がなくなってしまったり…。テレワーク制度があることで、その辺のストレスからも解放されて、バランスが取れている部分もあるのかなって感じますね。

短時間勤務とテレワークがあるからこそ、子どもを持った今も、自分の仕事に責任とやりがいを持って働けますし、コアバリューにもある「楽しく、元気に、思いっきり働く」を私も実現できていると思ってます。

── 生産性や社内コミュニケーションも制度を利用してから変わりましたか?

久保田:短時間勤務になってからの方が生産性は上がっていて、結果をすごく意識するようになりましたね。以前は自分がどうするかが判断基準だったんですが、今は時間的にできないことも多いので、みんなでどうやって結果を出すか、会社としてどうやって結果を出すかを考えてます。全体最適の視点や視野が広がり、コミュニケーションの質も上がったかなって思ってます。

── 短時間勤務だと業務時間内に仕事が終わらないときもありますか?

久保田:正直終わらないことがあるのは事実ですね(笑)そんなときは仕事を持ち帰って子どもが寝たらやる日もありますし、誰かに任せられるものは基本的に任せています。逆に誰にも任せられないようにしてしまった場合、他の人ができないやり方にしてしまった私が悪いと思ってますね。

── 制度を導入したことによる課題って何か感じたことありますか?

久保田:制度や会社へというよりは社会全体で感じる部分で、短時間勤務やテレワークといった働き方が、まだまだ特別視されているなと感じることはありますね。

── 特別視されてしまうと、変な気遣いが増えてしまいそうですよね。

久保田:私を含め短時間勤務でも頑張りたい、思いっきり働きたいと思っている人は多いと思うので、気遣い過ぎて仕事をする機会を奪われてしまうのは良くないことかなと。あとは変に気を遣って意見が言えないのも良くないことかなと思ってます。

もちろん、まだマイノリティな働き方だと理解はしてますし、ご迷惑かけてしまったり気を遣わせてしまったりする場面は多々あるので、とてもありがたい気遣いだと感じています。ただ、「〇〇さんはこういう人だよね」という個人の意識や考えよりも、「子どもがいるからきっとこうだよね」という固定観念や一般論をセットされてしまうこともあって、この辺りは課題なのかなと。

── そんなときこそ声を掛け合って共通理解を得ていくことが重要ですね。

久保田:そうですね。お互いが声を掛け合うところからスタートしていかないといけないし、wajaでは仕事もプライベートも楽しんでいることを私も発信していきたいなと思ってます。育児って大変とかネガティブなことばっかり話していたら、そういうイメージになってしまうので(笑)

自分に向き合って、自分にあったスタイルを選択する大切さ


── 久保田さんみたいに仕事と育児を両立している人が目の前にいると、将来両立を考えているスタッフはとても心強いですね。

久保田:
wajaは若いスタッフが多くて、今はママ社員が2人だけなんです。近々3人目のママ社員が出てくるタイミングなので、私を通じて結婚や出産、育児をしながらも働き続けられるイメージを持ってくれればいいなと思います。

── wajaさんは結婚したら仕事を辞めようという女性スタッフが少ないと伺いましたが、やはり制度面の影響力って大きいですか?

久保田:そうですね。スタッフ一人ひとりのライフスタイルに合わせて会社側が柔軟に対応してくれるので、安心して長く働けると思います。短時間勤務制度もフレックス制度も子育てをしているスタッフを大切に考えてくれている、ひいては全スタッフの働きやすさを常に考えてくれているという会社の想いを感じられるので、だからこそ会社への貢献意欲は制度を導入する前よりも高まったと感じますね。

── 仕事と育児の両立に悩んでいる女性ってたくさんいると思いますが、こういった制度はそんな悩みに対して、一つの解決策になりそうですね!

久保田:そうですね。仕事と育児の両立に悩んでしまう理由の一つは、明らかなタスクオーバーでキャパを超えてしまうことだと思っていて、短時間勤務制度があれば、仕事の時間と業務量を出産前よりも減らして、その分を新しく加わった育児に当てることができます。今の自分のライフスタイルやキャパで、仕事はどこまで対応可能なのか?育児はどこまでやらなきゃいけないのか?この線引きがとても大切だと思っていて、それを「時間」で線引きすることは有効な手段だと感じますね。

テレワークについても、出社以上に大切なのは本人のやる気だと思うんです。出社したくてもできない状況のときに、それでも仕事ができる、成果も出せる、そしてそれを認めてもらえる、というやる気を発揮できる制度や環境があることでモチベーションが高まり、仕事も育児も更に高いパフォーマンスを発揮し続けることができるのかなと。

そういった意味でも制度があるからこそ悩みを解決できると思いますね!

── 最後に、仕事と育児の両立をしたいけど、その一歩が踏み出せない。そういった女性に向けてのメッセージをいただけますか?

久保田:
私は育児だけで24時間子どもと向き合い続ける方が大変だと思ってしまうタイプなんです。仕事は対大人だから議論ができて、ある程度自分の思い通りに事を運べますが、子どもは議論ができないので自分の思い通りにならないことばかりなんですよね。なので私は仕事を通じて子育ての息抜きをしている感覚に近いのかも(笑)

やることが多くて大変なのは仕事と育児の両立、思い通りにならなくて大変なのは育児のみ、子どもが生まれたらもう「どっちも嫌」というのは選べないんですよね(笑)じゃあどっちを選ぶ?って話だと思っていて、私の場合は仕事を辞める選択肢はなかったので、どうやって仕事をしながら育児をするかだけを考えてました。自分に向き合って、自分にあったスタイルがどっちなのか選択していくことが一歩踏み出すことに繋がっていくのではないでしょうか。

── 本日は貴重なお話ありがとうございました。

筆者あとがき

自分と向き合って仕事と育児を両立するスタイルを確立し、wajaのロールモデルになっている久保田さんは、本当にその時々を楽しんでいるように感じました。

短時間勤務を活用して家庭と仕事を両立していくことは、まだマイノリティな働き方の一つかもしれません。企業側がスタッフ一人ひとりのライフスタイルに合わせて柔軟に対応していかないと解決できないことだと思います。

ただ、wajaのように会社が社員に寄り添って、自分らしい働き方を推奨していくことでスタンダードな働き方になる日も近いのではないでしょうか?

Fledge編集部では今後も家庭と仕事を両立していく働き方を実践している企業の事例を紹介していきたいと思います。

▼今回お話を伺った企業の情報
株式会社waja

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