映像業界の過酷なイメージを覆す!意外な取り組みを行う企業5選

映像業界の過酷なイメージを覆す!意外な取り組みを行う企業5選

「映像業界」と聞かれた時、皆さんはどのようなイメージを抱きますか?「残業が多い」「休みがない」、そんなイメージを抱くこと、ありませんか?映像業界に悪いイメージを持つ人がいる反面、映像業界に夢見る人も多くいます。
私自身、小学生の頃から映像業界に夢を見て、就職活動では映像業界を何社も受けました。しかし、就活中に業界研究をする上で、「過酷な仕事」「激務」、というネットに蔓延る情報に怖気づいてしまい、夢破れました…(その程度の想いだったのかもしれませんが…)

そこで何故、映像業界はそこまで悪いイメージを抱かれてしまうのか、「業界別残業時間ランキング」を元に考えをまとめてみました。
更に、映像業界だけど、個性的な取り組みや社員を想って創られた制度がある企業を調査!映像業界に夢見る人、必見です。

映像業界は残業が多い業界ランキング4位…

Vorkersが調査した、「業界別残業時間(月間)ランキング」では、「放送、出版、新聞、映像、音響業界」が全体の4位という結果。月の平均残業時間は66.1時間(※1)とされています。
年間休日が少なく、休日に出社することも多くあると言われています。徹夜作業は当たり前で、実力社会でもあり、教育制度が整っているのではなく、実力のある人が入らないと痛い目を見る、というような業界です。そのため、精神的にも肉体的にも厳しいのです。
私自身、大学時代に某映像制作会社へインターンシップに行きましたが、まさかの11連勤…現場作業が入ってしまうと、3日間始発終電が当たり前というハードさ。それに加えて、ディレクターの言うことは絶対という環境でした。

何故、映像業界がこのような仕組みになってしまうのか、それは「納期」や「〆切」が存在する「成果物」を生み出す仕事であるからです。好きな物を好きなように作っているのではなく、この業界には「クライアント」がいるため、「クライアント」の要望に応え、場合によっては要望以上の成果物を短期間で作り上げなければなりません。

更には映像1本仕上げるために、「プリプロダクション」「プロダクション」「ポストプロダクション」と3つの役割を担うプロダクションがあります。
「プリプロダクション」は、映像を作る前の企画や構成、撮影に必要なスタッフ、機材の準備、完成までにかけるお金の管理等を行います。「プロダクション」は、作品に必要な映像の撮影を行います。スムーズに撮影するための指揮を取り、監督や演者が気持ちよく撮影に臨める環境を作らなければなりません。最後に「ポストプロダクション」、撮影した映像を企画・構成通りに編集し納品を行います。
この3つのプロダクションは、それぞれ別の会社が携わっています。このように多くの人が関わる業界なので、作り上げていく過程でどこか1つでも遅れを取れば、周りに多大な影響を及ぼしてしまうことから、分刻みでスケジュールを立てています。また、完成するまでの確認は密に行い、それぞれが満足するまで常に修正を繰り返し、休む暇もなく仕事が進められていくのです。これが残業時間を多くさせ、休みを少なくさせている要因だと考えられます。

ですが、本当にそのような会社だけなのでしょうか?
いいえ、そんなことはございません!

(※1)出典:約6万8000件の社員クチコミから分析した‘残業時間’に関するレポート Vorkers 働きがい研究所

そんなものまであるの…!?独自の取り組みや制度がある映像会社5選

1.産休・育休制度(株式会社東北新社)

 
東北新社

言わずと知れた大手企業の東北新社ですが、実は子育て支援に力を入れているようです。育児休暇は社員のお子さんが1歳になるまで取得することができ、育児休暇が明けた後にも育児のための1日最大2時間の時短勤務が可能となっています。20名程の社員の方が育児勤務中らしいです。
また、社員のお子さんが小学校に進学する前の年に、会社直々にクリスマスプレゼントとしてランドセルをプレゼントするとのこと。なんとも太っ腹…!

2.インプットタイム(株式会社ジーアングル)

 
株式会社ジーアングル -音楽制作・映像制作・画像制作・ナレーション・モバイルコンテンツの制作会社-

様々なジャンルの映像に携わっている、株式会社ジーアングル。モノづくりという仕事上、「アウトプット」をすることがメインになりがちですが、「アウトプット」だけにならないよう、「インプット」できる時間を創るために設けられた制度だそう。週に1回、お昼休憩と併せて2時間自由に使うことが可能となっています。
休日にやろうと思っていたネイル直し・散髪・買い物・読書など趣味や自分磨きの時間を就業時間に使うことができます。そのため、休日を「インプット」のために有効活用できるといった制度。

3.エンジェル手当、プロポーズ休暇(モバーシャル株式会社)


映像制作・動画制作・広告・CM制作会社 – モバーシャル株式会社

「エンジェル手当」は子供が生まれてから10年間、手当を支給する制度です。結婚や子育てがしやすい環境を整備するための手当。そして「プロポーズ休暇」、プロポーズは人生に1度の大切なものということで、プロポーズをする日に休むことができる休暇制度
既婚者が少ないと言われている映像業界にも関わらず、結婚をしているスタッフが多く在籍しています。また、ユニークな休暇や手当があり、仕事もプライベートも楽しんでいるスタッフが多いという株式会社モバーシャルならではの制度ですね。

4.保育園設立(株式会社イースマイリー)


株式会社イースマイリー

2020年までに世界一の保育園を創ることを目標としている、株式会社イースマイリー。
「子育てでみんなと"ゆたか"をつくる」というビジョンを持ち、こども向け知育動画制作事業を行っています。子どもだけでなく、親や保育士をはじめとする「子どもを守る方々」と一緒に子育て支援事業を展開しており、子どもが楽しく学べる動画コンテンツを企画・制作し、スマートフォンを上手に活用した今の子育てを提案していきます。

5.サテライトオフィス(株式会社えんがわ)


えんがわオフィス つくる・のこす・ミライ

株式会社プラットイーズの子会社として、徳島県神山町にサテライトオフィスを構えている株式会社えんがわ。本社は東京の恵比寿にありますが、万が一災害があった場合、本社での業務をそのまま神山町でも行えるようにすることを目的に生まれたのが、この「えんがわオフィス」
ガラス張りのオープンなオフィスで、大きな縁側を設けています。「えんがわオフィス」で働いている社員と、神山町の方たちが大きな縁側で自然に繋がれる場所となっています。また、「徳島4K映画祭」の企画運営を行っており、徳島県を盛り上げよう!と地域創生活動も行っています。

 

このように、個性的な取り組みや社員を想って創られた制度のある企業も、映像業界にだってあるのです。悪いイメージだけを勝手に横行させるのは良くないな…と調査していて感じました。

好きだからこそ妥協してほしくない想い

福利厚生が充実している企業を挙げましたが、それでもまだまだ過酷な労働環境が根付いている映像業界。映像が好きで仕事にしたのに、結果として過酷な労働環境が原因で、映像が好きじゃなくなってしまうことも。結果として「好きなことは仕事にしない方がいい」なんて言われることも多々あります。でも、そんなの勿体ないと思いませんか?
好きだからこそ作れる作品がある、好きだからこそ頑張ろうと思える時がある。辛いと思いながら作られた作品と、楽しいと思いながら作られた作品、どちらに気持ちがこもっているのか考えた時、私は断然後者だと思います。

社員は奴隷じゃありません。使い捨てのように扱うのではなく、気遣うことや敬うことで、素晴らしい作品に繋がっていくのではないでしょうか。「映像業界はそういう環境だから仕方ない」ではなく、「そういう環境だからこそ変えていこう」と想う気持ちが大切なのではと私は強く感じます。

 

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