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Yahoo!の導入で話題沸騰!パターン別企業の「週休3日制」導入事例

Yahoo!の導入で話題沸騰!パターン別企業の「週休3日制」導入事例

Yahoo!の導入で話題沸騰!パターン別企業の「週休3日制」導入事例

以前から「週休3日制」の導入を検討していたYahoo!ですが、2017年の4月より育児や介護などの事情を抱えた社員を対象に「週休3日制」を導入することがわかり、再び注目を集めています。

今回、働き方に一石を投じたのが業界を問わず圧倒的な知名度を誇るYahoo!ということもあって、その動向に反応するかのように「週休3日制」を歓迎する声や、導入の検討を進める企業の数が増えています。

ここではそんな話題の「週休3日制」に関して、すでに導入している企業の事例をもとに、今後の動向について考えていきたいと思います!

「週休3日制」が支持される3つの理由

そもそも、これまでの常識でもある「週休2日制」に代わって「週休3日制」を求める声が高まっているのにはどんな背景があるのでしょうか?

1.豊かさの“中身”の変化「お金・モノ」⇒「時間」

最近では、「モノ」から「コト(体験)」の時代へ変化していると言われるように、物質的な豊かさよりも目に見えない時間や体験に価値を感じる人の数が増えていると言われています。

それこそ、高度経済成長期であれば自動車やクーラーといった「モノ」がある生活に豊かさを感じていたのに対し、現在では一定の収入を確保できるのであれば、それ以上の金額を無理に稼ぐというよりは、自由に使える「時間」を確保したいと考える人が増えている傾向にあります。

2.育児、介護、看護など、家庭で担う役割が増えた

子育てなら子育てに専念すればいい、仕事なら仕事だけやればいいという時代はもう過去のものになりました。今は子育てをしながら働くのも当たり前で、働きながら介護をしなければならない人の数も増えています。

このように家庭での役割が増えたことで、会社での働き方に「ゆとり」や「柔軟性」を求める声が高まっていることは間違いありません。

3.「仕事」の選択肢が増えたこと

今では勤めている会社以外にも、複業(副業)、プロボノ、地域の活動など様々な選択肢が考えられるようになりました。

それによって本業に費やす時間を減らし、それ以外の活動に時間を割きたいと考える人の数が増えている傾向にあります。

各社の「週休3日制」の導入事例

ビルのイメージ図

さて、俄然注目度が高まっている「週休3日制」ですが、現時点ですでに導入している企業の数はどのくらいあるのでしょうか?

厚生労働省の調査によると、2015年時点で週に3日以上の休みを設けている企業の割合は、全体の8%(※1) となっています。そしてその数字は10年前の時点と比較すると3倍に増えてきているという推移をたどっています。(※1) 平成 27 年就労条件総合調査の概況 - 厚生労働省 より

それでは実際に「週休3日制」を取り入れている企業とその特徴について見ていきましょう!

今回、調べていくうちにわかったのは、ひとくちに「週休3日制」を導入したと言っても、企業によって捉え方や仕組みがそれぞれ異なるという点。ここでは大きく3つのパターンに分けて分類してみました。

【パターン1】1日あたりの勤務時間を伸ばして休日を増やす

例:「1日8時間×週5日」⇒「1日10時間×週4日」(週あたりの労働時間&給与は変わらず)


社員の希望に応じて休みを増やしてあげたいけど、労働時間は減らしたくない!という会社で採用しているのがこのパターン。

ユニクロを展開するファーストリテーリングや、介護施設運営を行うウチヤマホールディングス、保育事業を行う株式会社トットメイトなどがこちらに当てはまります。

▼ファーストリテーリング(ユニクロ)

「変形労働制」を利用した働き方で、1日10時間×土日を含む週4日の勤務で、通常のフルタイム勤務(8時間×5日=週40時間)と同額の給与を支給します。お休みは週に3日、平日に取得いただきます。地域正社員 地域正社員の制度 週休3日制とは?より)

▼ウチヤマホールディングス

介護事業を展開するウチヤマホールディングス(HD)は、1週間に4日働いて3日休む週休3日制を試験的に導入する。従来の週休2日と3日を社員が選択できる。ウチヤマHD、週休3日制を試験導入より)

▼株式会社トットメイト

週休3日制度は、1週間の所定労働時間はそのままに、勤務日を4日に集中させ、3日間を休日とするものです。
「保育士に週休3日制」導入  東海の保育大手トットメイト 11月から新設園一部にてより)

 

【パターン2】週あたりの労働時間・給与をともに減らして休日を増やす
例:「週40時間勤務(週休2日)」⇒「週20時間勤務(週休3日)」 


1週間あたりの労働時間を減らし、それに伴い給与も一定の割合で減るというパターン。冒頭でお伝えしたYahoo! (※2) やケンタッキーフライドチキンの日本KFCホールディングス、日本IBMなどが該当します。

(※2)Yahoo!では将来的に人工知能などの技術を活用した業務の効率化によって、給与を減らすことなく、週休3日制へ移行していくことも見据えているとのことです。

▼Yahoo!

関係者によるとヤフーは4月から育児、介護、看護などを抱える社員の中から、希望者を対象に、週休3日制を導入する予定。今回、週5日の勤務が4日に減る分、給与も2割程度減る見込み。(ヤフー 4月から一部週休3日制導入へより)

▼KFCホールディングス(ケンタッキーフライドチキン)

大手では日本KFCが16年度から週に3日休める「時間限定社員」制度を導入した。勤務を週20時間に減らし、希望する日に休める。18日時点で20人が同制度で勤務している。育児休業から復帰した女性も利用しており、同社は「社員の離職防止につながる」とみる。(週休3日広がる 導入企業8%、10年で3倍により)

▼日本IBM

IBMでは皆さんのキャリアが途切れないよう、フルに働けないときでも、通常の80%、60%の勤務をすることができます。そしてフルに働ける状況になったとき、再びキャリアを高めることができるのです。IBM Diversity ワーク ライフ バランス - Japanより)

 

【パターン3】週あたりの労働時間減:給与は変わらず
例:「1日8時間×週5日」⇒「1日8時間×週4日」


最後は、1週間あたりの労働時間を減らしながらも、社員に払う給料は変えないというパターン。

現時点でこちらを実践された企業の事例は見当たらなかったのですが、「将来的に予定としている」としているのが、広島県の精米機メーカー・サタケです。

▼株式会社サタケ

サタケ(本社:広島県東広島市西条西本町2-30、代表:佐竹利子)は、ワーク・ライフ・バランス推進の観点から、2017年7月~8月に週休3日制を試験的に実施する計画です。2017年に週休3日制を試験的導入より)

同社では2018年から本格的に「週休3日制」へ移行する計画を立てており、週の労働時間を現状の2割減となる「32時間」にして週休3日制の実現を目指しています。

【番外編】

過去に「週休3日制」を導入したものの、業務との兼ね合いでうまく定着しなかったという例が人材紹介事業を行っているシーエーセールススタッフ。

同社ではそういった過去の経験を踏まえ、3日目の休みを「自由に勤務できる日」と定義し、出勤扱いとするものの会社に来なくてもいい「気分で出勤」の日に変更されています。社内では「自分の裁量で休みや出勤を決められる」という点が好評なのだとか!

▼株式会社シーエーセールススタッフ

株式会社シーエーセールススタッフ(所在地:東京都港区 代表取締役:田代章)は、「職場環境を向上させて、優秀な人材の退職を防ぎ、さらに活躍してもらおう」という発想のもと、「気分で出勤」制度を開始しました。これは3日目の休日を設定するのではなく、もう1日の休日を「自由に勤務できる日」と定義し、やむを得ない対応のみオンラインやテレワークで行うというものです。社員のモチベーションを効果的に上げる 新しい週休3日制度「気分で出勤」制度を開始より)

まとめ

今回ご紹介した事例の他にも、美容、歯科、スポーツ用品販売など、特に提供するサービス内容がある程度完成されている業種の中で「週休3日制」を導入している企業の事例を見つけることができました。

そういった企業に関しては、いずれも業界にはびこる「長時間労働」、または「休みにくい勤務体制」を改善するという意思を持っており、さらに現在は「週休3日制」が採用上の優位性を持つという旨の記載もありました。

今後はそういった業種をはじめ、ある程度柔軟な働き方を導入しやすいIT系の企業などを中心に、じわじわと「週休3日制」が広がりを見せていくことが予想されます。

そういった流れを踏まえて、今回Yahoo!が自社の「働き方改革」に乗り出したことは周囲の企業に影響を与えただけではなく、業種・業界を超えて働き方を見直すきっかけを与えるような出来事になったのではないでしょうか。

みなさんの会社では「週休3日制」の導入を検討されていますか?