働きたい女性を応援!在宅×オンライン営業という新たな可能性 ──タクセル株式会社

働きたい女性を応援!在宅×オンライン営業という新たな可能性 ──タクセル株式会社

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12月12日、オンライン営業専門のクラウドソーシング『タクセル』が正式にサービス開始となりました。また、そのタイミングに合わせて募集を行っていたクラウドファンディングでは、ネット上での高い関心を集め、2,500,000円という目標金額を見事に達成し話題になりました。

この『タクセル』の特徴は、従来のクラウドソーシングサービスでは限られていた「営業職」の案件に特化されている点で、コールセンター業務、カスタマーサポート業務といった、すべて在宅でできる仕事のみが扱われています。

また、全国一律で「平均時給が1300円から」という高い報酬と、未経験者向けに用意された「オンライン研修制度」は働き手にとって大きな魅力です。

この『タクセル』には、これまで仕事から離れていた主婦層や、子育て中のママが新たに仕事を再開することを促す効果が期待され、各方面からも大きく注目されています。

今回はそんな新サービスのリリースに合わせて、タクセル代表の田中亮大さん、CWO(Chief Workstyle Officer)を務められている家田佳代子さんに、サービスを立ち上げるに至った背景と、そこに込められた想いについて伺ってきました!

第1回
働きたい女性を応援!在宅×オンライン営業という新たな可能性 ──タクセル株式会社
第2回
リモートワークで大企業並みの規模を目指す!タクセルが描く組織とその向かう先

田中 亮大(たなか りょうだい)

タクセル株式会社代表取締役CEO。結婚と息子の誕生で価値観が大きく変わったことをきっかけに、今までの仕事中心から家族を軸に置いた人生に変えるべく、タクセル株式会社を設立。

家田 佳代子(いえだ かよこ)

タクセル株式会社CWO・総務省テレワークマネージャー。前職である大手人材会社ではワークスタイル変革ディレクターとして活躍。テレワーク、リモートワーク、在宅勤務制度について全国各地でセミナー活動や執筆活を行う。その後、社内の変革だけでなく、日本全体のワークスタイルを変革するためにタクセルへ参画。

会社を立ち上げた理由は「自分自身の体験」から



田中 亮大(以下、田中):「大切なことを大切にできる働き方を」というのがタクセルのミッションです。これは私個人もそうですし、タクセルのメンバーも、タクセルに登録しているタクセラーの人たちも共通で、そういった働き方ができるような社会を目指していきたいと考えています。

そう語る代表の田中さんが、タクセルの事業を立ち上げたきっかけは「自身の体験」だったと言います。

田中:若いころは、精一杯仕事に打ち込めばいいと思うんですよ。私もいかに稼ぐか、いかに遊ぶか、そしていかに目立つかということばかり考えていましたから(笑)

でも結婚して子どもが生まれると、家族との時間がこれまで考えられなかったくらい、愛おしく感じるようになったんですね

たまたま、私は前職でも経営に関わる立場におりましたので、自分である程度、仕事量や時間をコントロールできる状況にありました。でも、周りを見渡すと「ろくに有給も取れやしない」とか、ほとんどの人がそのような状態でしたので、いやいや、これはおかしいぞと…。

そこでまずは、社会からはじき出されてしまった女性、特に出産で会社を辞めざるを得ないような人たちに向けて、サービスを提供していきたいと考えています。

「女性の半数以上が産後、復職できていない」という現状を変えたい


タクセル』トップページ

──「出産で会社を辞めざるを得ないような女性」が主なターゲットとのことでしたが、その理由は?

田中:今回は特に女性に向けて力を入れていますが、本音では男性に対しても力を入れたいと思っています。それはなぜかと言うと、女性が育児に追われて大変な思いをしているのは、大抵の場合、男性側がいつも仕事で家に帰るのが遅いというのが原因だからです。

── はい。身につまされる思いです……。

田中:しかも、日本の場合は女性の方が男性より優秀なことも多いので(笑)、タクセルでは産後、復職したくてもできないような女性の方々にサービスを提供し「産後は半数以上が復職できていない」という現状を変えていきたいと考えています。

── それでいうと、仮に復職が果たせたとしても以前とは違う部署に異動させられてしまうケースもありますよね…?

田中:そうなんです。我が家でも子どもが産まれたタイミングで、妻と「在宅でできる仕事」を調べたことがありまして。そうすると、いくつかのクラウドソーシング系のサービスが出てくるんですが、基本は「エンジニア」もしくは「デザイナー」向けの仕事がほとんどで

じゃあ、それ以外の人たち向けの仕事は?というと、例えば「文字起こし」や「データ入力」などがありますよね。でも、報酬の金額を見ると、いわゆる内職よりも低いんです。今のクラウドソーシング事業者は基本、仕事を受ける側から手数料を取るので、金額的には内職をやってる方がマシという状況に陥っていて、その現状に対して強い疑問を感じています。

そもそも、IT系のお仕事をされている人って、全体に占める割合では決して多いわけではありません。数で言えば「営業職」が断トツに多いわけです。であれば、その人たちが場所にとらわれずに、リモートで仕事ができるという環境を作ることができれば、かなり多くの人たちが自分の「大切なことを大切にできる働き方」を実現できるのではないかと考えています。

次に続く世代が、自分と同じ辛い想いをせずに済む世の中へ

── 家田さんがタクセルへ参画された理由についてお聞かせください。

家田 佳代子(以下、家田):私自身、子どもを犠牲にして働いてきたという思いがあるんです。その部分で、タクセルが掲げる「大切なことを大切にできる働き方を」というビジョンに深く共感したというのが大きな理由ですね!

そう語る家田さんには、忘れられない過去の苦い記憶があります。

家田:私が子どもを産んだ当時は、会社に「育児休暇制度」自体はあったのものの、まだ誰も利用したことがない状況だったんです!

そこで、当時勤めていた会社には従業員が数万人在籍していたんですが、その中で私が育児休暇制度を取得したところ、当時の上司からは「もう元の仕事に戻れると思うなよ」と言われ……。

当時は「パワハラ」という言葉も無いような時代でしたので、突然そんな言葉を投げかけられて戸惑いましたし、実際、元の仕事に戻ることはできなかったんです。

女性は子どもを産んだら仕事を辞めて家庭に入る。そんな考え方が主流だった当時、離婚を経験し、子育てをしながら働かざるを得ない状況にあった家田さんは、さらなる苦境に立たされます。

家田:バブルの頃は、女性は家庭に入るものという考えが主流でしたので、「子どもがいるのに、ちゃんと働けるわけがないだろう!」ってどの会社も取り合ってくれなかったんです。それで保育園にも毎日入園の打診に行くんですけども、そちらも上手くいかなくて。もう諦めて「夜の仕事」か「保険の外交員」のどちらかを選びなさいと言われたこともありましたね……。

そんな中、IT時代の幕開けともいえる『Windows95』に代表される革新的なソフトウェアの台頭が、その後の家田さんのキャリアに大きな影響を与えます。家田さんはそこで、近い将来訪れるコンピュータの時代に可能性を感じ、一転、エンジニアへの転身を果たされます。

家田:それで、エンジニアとして働き始めることができたんですが、今度はそこでいわゆる「介護離職」をすることになってしまったんです。今から15年くらい前の話ですね。やっぱり会社には「介護休暇制度」があったんですが、こちらも当時は誰も取ったことがない状況でした。

「介護休暇」というのは3ヶ月間と決まっているんですが、私の親は「要介護5」の認定でしたので、その期間内で完治するということはないんです。そのため3ヶ月経ったあとは「有給」を使うことになって、それを使い果たしたら今度は「欠勤」の扱いになるわけです。

その頃になると、もう上司からは「もっと時間が自由になる仕事に就いたらどうだ?」ということを言われ……。つまり、体のいい退職勧奨ですよね。

まあ、この“時間にとらわれない仕事”というのは、今の仕事に繋がってくる部分ではあるんですが、もしもその当時に今のクラウドソーシングがあったとしたら、その当時の私はきっとそこまで苦しむことはなかったんじゃないか……と思うこともあるんです。

そんな自分自身のこれまでの経緯と、今回のタクセルの試みが私の中ですごくリンクしたんですね。私たちの次に続く世代が、自分と同じ辛い想いをせずに済む世の中にしたい、そんな想いがタクセルのビジョンと重なり、今回参画することに決めました。

タクセルの役割はオンラインで働ける「ワークプレイス」を充実させること

── 今後、想定されている事業展開についてお聞かせください。

田中:オンラインで働けるプラットフォーム、つまり「ワークプレイス」を確立したいと考えています。今はその概念を広める段階にあると思っています。

事業全体の構想としてはフェーズ1、2、3という三段階で考えていて、今はそのフェーズ1の段階です。ここでは仕事を発注したい企業とそれを受けたいタクセラー(働き手)が相互に登録することができ、仕事の案件がしっかりと流通しているという状態を作っていきます。

その次の段階では、働く人の営業能力を「可視化」していきたいと考えています。営業って遠隔ではマネジメントしにくいという意見が多いんですが、私は営業ほど遠隔で管理しやすい職種はないって思っているんです。なぜなら、結果は全部「数値」で判断することができるからです。

例えば電話を100件掛けたとしたら、その結果、受注に繋がった「コンバージョン率」というのがすぐに明確になるわけですよね。これをダッシュボード化して、その人の営業に関する能力をすべて把握できるような状態を作りたいと考えています。

── その状態を作ることで、どんな良いことがあるとお考えですか?

田中:まずは、企業のクラウドソーシングに対する信頼感が高まります。現状のクラウドソーシングでは、働く人の顔も“デフォルトのアイコン”とかになっていて、働き手の評価も単純に「星の数」などで表現されています。そして、その評価基準も「納期が早い」とか「コミュニケーションがスムーズ」とか、そのくらいでしか表されていません……。

これだと単純作業の場合は良いですが、しっかりとした仕事を依頼したい場合、なかなかその良し悪しを判断することができないわけですよね。まあ、そもそもみんな普通は良いことしか書かないでしょうし!(笑)

でもタクセルでいえば、ユーザーは全員顔写真を登録していて、その人に関するあらゆる経験、能力値が見れるわけです。それであれば仕事を依頼する企業側も安心ですし、働く側にとっても自分の経験がしっかりとデータベース上に蓄積されていくので、それ以降にオンラインで仕事をしていく際にも非常に大きな価値になっていくわけなんですね。

── 確かに。それはお互いにとって大きなメリットになりますね!

田中:例えば、新しく人を雇うために面接をする場合を考えてみます。「僕は営業が得意です!」という営業マンが来たとして、普通は前職での実績を知りたいですよね。でもそれを教えてくださいと聞いたところで、合否の判断材料となるような回答ができる人ってほとんどいないんですよ。いたとしても「部署で表彰されました」とか「社長賞を獲得しました」とか、そのくらいですよね。

これがタクセルだったら、「私はインサイドセールスが得意です。なぜならば・・」ってすべて裏付けとなるデータが残っているわけですね。「過去にはこんなプロジェクトに取り組んできて・・」って。「実は生保業界はあまり経験がないですが、不動産業界であればこんなにアポ率が高いですよ。クロージング率も高いですよ!」って具体性を持った話ができます。

履歴書や職務経歴書に書かれている内容以外の細かいキャリアについても可視化されているので、過去のデータからあらゆることを解析できます。

これは双方にとって非常に大きなメリットになると思っています。ですので、タクセルを広めていくというよりはリモートワーク、オンラインで働けるワークプレイスをいかに充実させていくか、というのがタクセルにおいて果たすべき役割だと考えています。

 

前編はここまで!引き続き、後編ではタクセルが目指す組織・ワークスタイルに焦点を当ててお話を伺っています。こちらも引き続きご覧ください!!

完全リモートで大企業並みの規模を目指す!タクセルが描く組織とその向かう先

第1回
働きたい女性を応援!在宅×オンライン営業という新たな可能性 ──タクセル株式会社
第2回
リモートワークで大企業並みの規模を目指す!タクセルが描く組織とその向かう先
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