一体何が問題なのか…待機児童問題の原因と解決策について考えてみた

一体何が問題なのか…待機児童問題の原因と解決策について考えてみた

「保育園落ちた日本しね」のワードが2016年のユーキャン流行語を受賞し、再びスポットライトを浴びている待機児童問題。都市部で働くお母さんたちが直面している問題です。

しかし、一体何が本質的な問題なのかピンと来にくいのも事実…。今回は「いつか子どもが産まれても働き続けたい!」と考えている未来のパパやママにぜひ知っておいてもらいたい、待機児童問題の現状と自分なりの解決策をまとめてました。

待機児童は都市部に集中

保育所への入所申請がなされており入所条件を満たしているにもかかわらず、保育所に入所できない状態にある児童のこと。

引用元:コトバンク

…なんだか難しいので噛み砕いて見ると、

ママ:「出産終わったしそろそろ仕事復帰したい!子どもを保育園に入所させよう」

保育園:「空きがないので受け入れられません」

ママ:「えっ!じゃあ自宅で子どもを見なきゃ。仕事復帰できない…。」

ざっくりですがこういうことです。仕事をしたいのに仕事復帰ができない女性(場合によっては男性)が増えているんですね。

では、待機児童問題が顕著に現れているのはどこなのでしょうか?厚生労働省のデータをもとにランキングを作成してみました!

H27年 待機児童数ワーストランキング

1位:東京…7,670人

2位:沖縄…2,052人

3位:千葉…1,021人

4位:埼玉…900 人

5位:兵庫…718 人

東京都が際立って多いことが分かります。2位の沖縄は意外でした。ちなみに、

1位である東京都内の待機児童ワーストランキングは

H27 東京都内待機児童ワーストランキング

1位:世田谷区…1198人

2位:江戸川区…397人

3位:板橋区…376人

4位:渋谷区…315人

5位:足立区…306人

となっています。

この地域にお住いの方は、待機児童問題が人ごとではないと思います。

なぜ待機児童問題は解決しないのか

では、なぜ待機児童問題はこれほどまでに大きな問題になっているのでしょうか。原因はいくつかあります。

女性の社会進出

社会の経済不況から、男性だけでなく女性も働く世帯が多くなりました。一昔前の「男は外に出て仕事、女は家庭を守る」という風習がなくなってきているのですね。実際に、25歳から44歳の結婚している女性の就業率は、60%を超えているそうです。(参考:厚生労働省

都市部に児童が集中している

先ほどのランキングにもあったように、待機児童は都市部に集中しています。仕事も豊富で、住むのにも便利な都市部に人が集まるのは仕方のないことなのかもしれませんが、地方の保育園はガラガラで定員割れしているところも多数。

核家族化

お父さん、お母さん、子どもだけという核家族がどんどん増えてきています。2015年の段階で児童のいる世帯の79%が核家族だそうです。(参考:厚生労働省)

おじいちゃんやおばあちゃんに子どもを預けられず、結果的に保育園を希望する家庭が多いということなんですね。

保育士が少ない

保育園自体は少しずつ増えてきていますが、そこで働く保育士が足りていません。保育士資格は持っているけど、低賃金や労働環境などが理由で保育士をしない潜在保育士が多いのも問題になっています。

最近では国で保育士の労働環境や待遇を見直す姿勢も出てきていますが、なかなか改善は難しそうです…。

こういったいくつかの原因が重なり、待機児童問題は表面化してきています。少子化が進んでいるのに待機児童が増えている背景には、これらの原因が潜んでいるのですね。

具体的な解決策を提案!

「待機児童問題、なかなか解決しないし、結局どうしたら良いの?」

本当は、子どもを受け入れられる保育園がどんどん増えることが一番なのですが、今すぐにはできなさそう。そこで、解決法をいくつか考えてみました。

リモートワークをする

国が変わらないのなら自分が変わる…!と言ってしまえばかっこいいですが(笑)。会社に出社するから子どもを預けなければいけないのであって、自宅で子どもを見ながら仕事ができればその必要は無くなります。実際にFledgeを運営するえふななでも、子どもが産まれたのをきっかけにリモートワークへ移行した社員もいます。(「週2リモート勤務」を始めて2ヶ月経って思うこと ── 在宅系パパの毎日)自宅でのリモートワークを推奨してくれるような環境がベストだと思います。

事業所内保育所を作る

保育園がないなら、自分の会社に作っちゃえば良いじゃない!(どーん)

……そう簡単なことではないとは思いますが、これも1つの手です。以前Fledgeで紹介した働くパパママ必見!事業所内保育施設のある企業10選でも取り上げましたが、事業所内に保育施設があると、子どもに何かあっても直ぐに駆けつけられますし、凄く助かりますよね!

無認可の保育園の評価や信頼度を上げる

「無」という漢字がつく無認可保育園。どうしても認可保育園より人気は落ちてしまいます。その結果、第一希望の認可保育園に落ちてしまい待機児童となる子どもがたくさんいます。無認可保育園でも素敵な保育園はたくさんあるので、初めから選択肢の1つに入れておくと視野が広がるかもしれません。

同時に、無認可保育園も自分の園の信頼度を上げることが必要ですよね。保育園の認可無認可の詳細については、次回の記事で紹介したいと思います。

さいごに

待機児童問題が注目され始めたのはここ数年ほどですが、以前から問題はずっと水面下にありました。都市部で働くお父さんお母さんにとっては人ごとではない待機児童問題。様々な原因が重なり合っていて簡単には解決しない問題ですが、お父さんお母さんだけではなく周囲の人の意識が変わることで子育てしやすい環境は作れるのではないでしょうか。

まだ子どもがいない方も、この記事をきっかけに「待機児童問題」や今後の働き方について興味を持って欲しいなと思います。


次回は『「認可」「無認可」って難しい!ややこしい保育園の種類をはっきりさせよう』をお送りします。お楽しみに!

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