「デザインの創造性を組織づくりに活かしたい」Spacelookで働く現役学生デザイナー北川怜於

「デザインの創造性を組織づくりに活かしたい」Spacelookで働く現役学生デザイナー北川怜於

「デザインの創造性を組織づくりに活かしたい」Spacelookで働く現役学生デザイナー北川怜於

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肩書きは一切なし、給料は自己申告、企業と個人が互いの目標を応援し合う。東京都渋谷区にあるアプリ開発会社「Spacelook」では、企業と個人の新たな関係性として「アライアンス」という雇用関係を採用しています。

前回の記事では、同社代表(登記上)の谷口さんに導入に至った経緯や、今後の展望などについてのお話を伺いました。今回は、同社とアライアンスを結んで働く現役慶大生デザイナー・北川怜於さんに現在の働き方を取材しました。

第1回
肩書きなし、給料は自己申告。メンバー間の信頼をベースにした、ちょっと“未来”の働き方
第2回
「デザインの創造性を組織づくりに活かしたい」Spacelookで働く現役学生デザイナー北川怜於

北川 怜於(きたがわ れお)

株式会社Bacecampアシスタントデザイナー。学生スタートアップでインターンを経験後、Spacelookにジョイン。SFC2年生。ヲタ芸パフォーマー。

目標は「デザインと組織づくりに関わること」理想的な環境だった

Spacelookで働こうと思ったきっかけを教えてください。

北川怜於(以下、北川):僕はデザインだけでなく、組織づくりにも興味を抱いていました。そんな時、学生スタートアップであるSpacelookに組織づくりへの責任を持つ機会があることを知ったんです。

通常、スタートアップというと、事業存続のためにメンバー全員が営業というケースも珍しくありません。Spacelookは社内に組織づくり専任者を置いていて、先進的だと感じました

ここで働くようになったのは、代表(登記上)の谷口から「うちの仕事を手伝ってくれないか?」とメッセンジャーで連絡が入ったことです。

北川さんのように積極的かつ行動的な方は周りに少ない気がします。原動力は何なのでしょうか?

北川:僕はSpacelookとは別にBasecampでもデザイナーをしていて、坪田朋さんという著名なデザイナーに師事しています。彼はデザインスキルを武器にして、ものづくりだけでなく、企業全体に影響を与えています。そこに魅力を感じ、「この人のようになりたい」と思ったことが大きいですね。

般的には北川さんのような考え方を持っていたり、働き方をする同世代の方は少ない気がします。

北川:僕以上に仕事にコミットしている人は多いと感じますが、デザイナーでは珍しい存在かもしれません。

デザイナー志望の学生は、規模が大きいデザイン会社にインターンとして入って経験をつむのが普通です。学生スタートアップを選ぶ人は少ないでしょうね。

北川さんは現役大学生である上に、Spacelook、そしてBasecampでもお仕事をされているとのことですが、パラレルワークをする中でここは大変だなと感じることはありますか?

北川:工数の見積もりが甘くて想像以上に時間がかるなど、時間管理がうまくいかないことですね。あとは関わる人や従事するプロジェクトが増えるにつれ、連絡の頻度が増すのでスケジュール管理は大変だなと感じます。どのプロジェクトの誰にどんな内容の報告をするかを把握するのも意外と疲れることがあって。また、仕事を受けすぎないことも大切で、捨てる勇気も必要だなと思っています。

サービスが「誰のためのものか」という視点を常に持つ

北川さんから見てSpacelookはどのような会社に映りますか?実際アライアンスをやってみた感想も教えてください。

北川:「企業と働く人は対等」という考え方を持っている点が魅力的です。成し遂げたいことを両者で共有し、サポートし合えるので良い関係性を築けるので、仕事には自然と前向きになります。

組織づくりに携わりたいとのことですが、デザイナーとして現在はどのように関わっているのでしょうか?

北川:谷口から「デザイナーが持つ創造性を活かしたい」と言われ、サービスが誰のためにあるかなど考え方について話し合うことが多いですね。

よく、アートとデザインの違いについて「機能的かそうでないか」と言われることがあります。デザインはもちろん前者です。

たとえば、企業が提供するサービスが誰かの役に立たなければ、それはただの自己表現と見なされても仕方ありません。そうならないためには、「これは誰のためのものか」「誰のどんな課題を解決に導くのか」という視点で物を見る必要があるんです。

ましてやSpacelookはアライアンスという日本ではまだ馴染みが薄い雇用の形を採用しています。ここでは、トップダウン形式は通用しないんです。なので、組織をつくる側の人間が「自分が上に立ちたい」とか「すぐに利益を出したい」という気持ちからではなく、「いかにビジネスを持続させるか」「ユーザーに価値を提供するか」など、客観的な視野を養うことがより重要になる。それはまさにデザインと同じだと捉えています。

学生スタートアップでデザインチームを作りたい

しっかりとしたお考えに感動し、個人的に相談に乗って欲しいくらいです!(笑)現状に課題として感じられる点はありますか?

北川:今後組織が大きくなった時に、体制をどう変化させていくかが課題だと感じています。谷口への取材で彼が話したように、社内では隠しごとはなく、情報の透明性は高いですが、プロジェクトによっては誰がまとめ役になっているかが不明瞭なことがあり、進行を妨げるケースがあります。場合によっては、管理する立場の者を置く必要もあると思っています。

北川さんの今後のビジョンをお聞かせください。

北川:Spacelookでデザイナーとしての活動に徹したいです。僕は、学生スタートアップでデザインチームを作ることが目標です。まだそのような例は少ないですが、ここでは柔軟な働き方ができますので、スムーズに成し遂げられるのではないかとも感じています。

編集後記

前回の谷口さんと同様、自分の仕事や将来についてのビジョンが明確で、仕事に使う時間の一瞬一瞬を楽しまれている様子がお話から伺えました。

デザインとアートの話にもあったように、自分がやることが誰のためなのかという視点を常に持ち仕事に向かう様は、あらゆる人に有益なことだと思いました。

第1回
肩書きなし、給料は自己申告。メンバー間の信頼をベースにした、ちょっと“未来”の働き方
第2回
「デザインの創造性を組織づくりに活かしたい」Spacelookで働く現役学生デザイナー北川怜於
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