「管理からの脱却」「成果の見える化」リモートワーク環境で活躍できる人の条件

「管理からの脱却」「成果の見える化」リモートワーク環境で活躍できる人の条件

前編に引き続き、ソニックガーデンの西見さんに、リモートワークに不可欠な要素と、プログラマーにとっての理想の環境を提供する同社の環境について伺っています!

 

第1回
離れていても一緒に働く!ソニックガーデンに聞く、全員がリモートワークでも機能する組織の秘訣
第2回
「管理からの脱却」「成果の見える化」リモートワーク環境で活躍できる人の条件

西見 公宏(にしみ まさひろ)

株式会社ソニックガーデン 取締役 Programmer。ユーザにとっての「わかりやすさ」を追求するユーザー・エクスペリエンスのエキスパートを目指すプログラマ。清く正しく美しいソースコードが好き。将来はハワイでプログラマをすることが夢。

東日本大震災を経験して気付いた、会社に行かないと仕事ができないというリスク

── 現在、全員がリモートワーク環境でお仕事をされているというソニックガーデンさんで働かれているわけですが、それまでに経験されてきた会社の働き方と比較して感じることは?

西見公宏氏(以下、西見):やっぱり「特定の場所に行かないと仕事ができなかった」というのが今と一番違いますね。一般的にはオフィスに行って就業時間働くというのが普通のサラリーマンのスタイルですよね?

2011年に起こった東日本大震災での経験が大きいのですが、当時のことを思い出すと、あれだけ大きな被害を受けて電車が止まり、誰もが徒歩で家に帰るような状況だったのにも関わらず、また次の日には普通に電車に乗ろうとしてるんですよね。これは無茶苦茶だなと思って。

そういう状況を経験して、会社に行くのが当たり前で、行かないと仕事ができないことってすごく怖いことだと思ったんですよね。ビジネスを存続していく上でもリスクだと思いましたし、自分の人生においても会社へ行く手段がなくなったら職を失うかも知れない、そんな怖さがあるなと。

それを踏まえると、今のソニックガーデンの働き方は「時間」も「場所」も自由です。セルフマネジメントができるのが前提ですが、それでも自由に時間と場所を選べるというのは、先ほど述べたようなリスクがなくなって幸せだと感じています。

リモートワークに不可欠な「セルフマネジメント」


社内のリモートメンバーの方の作業環境

── 今、「セルフマネジメント」という言葉がありました。リモートワークを導入しているチームのメンバーにとって必要な要素・考え方などはありますか?

西見仕事を与えてもらって、それをこなすという管理されている状態をいち早く抜け出すことが大切だと思います。

必要な仕事は自分で見つけて自分でこなして成果を出していく。そういう考え方がすごく重要だと思います。なぜ重要かというと、リモートワークでは成果を発信し続けてくれないと、その人が本当に仕事をしているのかがわからなくなってしまうんですよね

一緒に仕事をしていく上では、成果を出せない人ってなかなか信頼が置けないじゃないですか。だから仕事をして成果を出したのであれば、きちんとみんなに見えるようにしていかないといけません。また、その上で「あの人はこういう形で成果を出せる人なんだ」と周囲に知ってもらうことが大事です。それによってチーム全体としても良い仕事ができるようになります。

一緒に働きたい人の条件は「困っている人を助けてあげられる人、自分が困ったときに声を上げられる人」

── 今後社員を増やしていかれる中で、こういう人に来て欲しいという条件はありますか?

西見お互いに助け合うということに躊躇のない人が良いなと思っています。「自分の仕事は自分の仕事」というように壁を作る人ではなくて、困っている人がいたら助けてあげる、逆に自分が困っていたら「助けて欲しい」としっかりと言えるかどうかが重要です。そういったコミュニケーションが自然とできる人は、一緒に仕事をしていてもやりやすいですよね。

── 自分で仕事を抱え込み過ぎず、適切なタイミングで助けを求め相談できるというのが大事だと。

西見:その通りですね。まあ、それが“セルフマネジメント”なのかどうかはわからないですけど(笑)

目指していく理想の組織は「管理しない会社」


── 今後目指していきたい、理想の働き方のイメージはありますか?

西見:会社というよりは自分のことになりますが、僕は場所にも時間にも縛られずに好きな仕事をずっとしていきたいと思っています。本当にそれが理想で、そのためにどうしたらいいかを常に考えています。

ソニックガーデンは現在6期目に当たるのですが、普通は5年も経ったらまあ会社らしくなっていくんですよ。人が増えて、制度ができて、段々と縛られるものが増えていきます。

でも、僕らの場合は“逆”なんですね。最初の頃はみんな普通にオフィスで働いていて会社っぽい会社だったのが、どんどん自由になってきています。やればやるほど自由になってきている感覚があって、それならば「会社としてどこまで自由にできるか」という点を追求していきたいと考えています。

幸いセルフマネジメントができる社員が集まっているので、いかにして「管理しない会社」を実現するか。可能な限り管理をせずに、自由に好きなことをして働き続けられるかを目標にしていきたいと思っています。

「好きな仕事は続けられる」それを発信していくことが使命

 

── 最後に今後について、これから挑戦していきたいと考えていることを伺えますか?

西見:僕自身ソニックガーデンの働き方がすごく気に入っているので、「こういう働き方ができるんだよ!」という想いをもっと発信していきたいですね。

時間にも場所にも縛られないですし、生活も安定するので自分の好きな仕事をずっと続けていくことができます。世の中には色んな理由によってそれが叶わない人も多いかと思いますが、僕は一生続けていきたいですし、できると思ってやっています。

そういうメッセージを一人でも多くの人に伝えることで、勇気を持ってチャレンジする人が増えるということに繋がると考えていますので、僕たちから積極的に情報を発信していくことも「使命」だと思っています。

【あとがき】
自分たちの働き方を良くするだけでなく、それを広めることまでが「使命」と言い切る姿に強い意志を感じました。「好きな仕事をずっと続けられるように」リモートワークを中心にさらにエンジニアが働きやすい理想の環境を追求していく、そんなソニックガーデンの今後の取り組みから目が離せません!

 

▼今回お話を伺った企業
株式会社ソニックガーデン

第1回
離れていても一緒に働く!ソニックガーデンに聞く、全員がリモートワークでも機能する組織の秘訣
第2回
「管理からの脱却」「成果の見える化」リモートワーク環境で活躍できる人の条件
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