長野からのリモートワークに、ドローンの副業。SAWS(サウス)が与えた選択肢 ── シックス・アパート

長野からのリモートワークに、ドローンの副業。SAWS(サウス)が与えた選択肢 ── シックス・アパート

シックス・アパートの新しい働き方に関する取り組み「SAWS(サウス)」の制度設計を担当した作村さんのお話を伺った前回に引き続き、今回はSAWSの導入によって働き方に大きな変化が生まれたという2人の社員へインタビュー!こんな働き方もできちゃうんです…!

第1回
静かに、けれど確実に社員の内面を変えた。シックス・アパート「SAWS(サウス)」の効果
第2回
長野からのリモートワークに、ドローンの副業。SAWS(サウス)が与えた選択肢 ── シックス・アパート

天野 卓(あまの たく):エンジニア

長野で弊社Movable Type(MT)でのWeb制作やアドオン開発を経験した後、外部スタッフとしてリモートでMT自体の開発にも参画。SAWSをきっかけにMT開発にフルコミットすることになり入社。業務の合間には小学生のお子さんのための活動もこなす。基本月に1回しか出社はしない。

早瀬 将一(はやせ まさかず):製品企画マネジャー

ドローン撮影が趣味のプロジェクトマネージャー。趣味が高じて小学校のプロモ動画を作ったのをきっかけに、市の周年記念動画を作ったり、担当製品「MovableType.net」でのサイト構築を受注するなど、リモートならではの地域との繋がりを持つ。

まずは長野の自宅からリモートワーク、月一で東京のオフィスへ出社されているというエンジニアの天野さん!

「月一出社」で長野から東京へ

── 天野さんは今日がちょうど「月一出社の日」とのことで、貴重なお時間をありがとうございます。この「月一出社の日」には、通常どんなお仕事をされているのでしょう?


▲長野在住、リモートワークを通じて働くエンジニア天野さん

天野 卓(以下、天野):まず月に一度出社する目的としては、社外を含めた東京方面の人たちに直接会ってコミュニケーションをとるためですね。仕事上の基本的なやりとりはオンラインでも問題はないのですが、具体的になる前の課題を拾い上げるなど、オンラインでは難しい面をここでフォローしています。

また出社時に合わせて「対面での開発ミーティング」や「社内勉強会」「自社製品のコミュニティのイベント(MT Live!)」のような予定を入れたり、逆にその日に合わせて出社のタイミングを調整したりすることもあります。

「SAWS」のリモートワークに関する主な取り組み
・赤坂から神保町へ、よりコンパクトなオフィスへ移転
・新オフィスには、アドミンチーム以外のメンバーの固定席はなし
・全社員はオフィスに出社して働いてもよし、出社せずに好きな場所で働いてもよし
・交通費の代わりに一定の「自宅勤務手当」を支給
(コワーキングスペースの使用料や、自宅設備への投資に使ってもOK)
・完全リモートワークに対応した就業規則への変更 など

リモートワーク前提ではなく、一緒に仕事をしたいと思えるチームや製品があるから

── 天野さんは現在も長野に在住ですが、ご自宅付近の会社で働く選択肢もあった中、なぜリモートワークを前提とした現在の働き方を選択されたのでしょう?

天野:私の感覚では「リモートワークを前提に」という意識はないんですね。一緒に仕事をしたいと思えるチームや製品が先にあって、その上でオフィスに集まる方がお互いにメリットがあるようであればそちらで、リモートの方が大きくなりそうであればそちらでというように考えています。

ただ個人的な事情としては、私自身が個人事業主として長い間自宅で仕事をしてきました。そのため仕事としても生活としても、自由に時間の使えるこのペースが体に馴染んでいるので、オフィスかリモートかというのを選べるのであれば「リモートワーク」を選択したいというところはあります。

リモートチームに必要な「心理的安全性」

──「全員リモートワーク」のチームの場合、対面で話す機会が限られているわけですが、チームとしてうまく機能するために何か心掛けていることはありますか?

天野:メンバーに「この人なら何かやってくれそう」「この人となら楽しく仕事ができそう」という印象をもってもらえるように心がけています。肯定的な印象をもってもらうことで、チーム内での「心理的安全性」が高くなって、より意見を出しやすい関係性が作れると考えています。

── 確かにリモートチームの場合、ある程度先に信頼関係が出来上がっていないと、コミュニケーションが円滑に進まない場合もあるのかなと思います。「心理的安全性」を高めるために、どんなことを工夫されていますか?

天野:何も特別なことではないですが、「スケジュールを守ること」「提示された問題に対して、より適切な解決方法を提案すること」は特に意識しています。

あとは仮に対応が難しい内容であっても、すぐに却下しないように心がけてます。話をちゃんと聞いて少しずつ詳細を詰めていくとか、特に普段チームとして関わりが少ないようなメンバーから相談が来たときこそちゃんと対応するというのが大事で、今は割りとそれが上手くいっているかなと感じています。

(横で頷いていた早瀬さん)
早瀬 将一(以下、早瀬):エンジニアっていうと、基本的にはロジカルで筋が通っていないと否定されてしまうっていうイメージがあると思うんですけど、天野の場合は、相談すると「これだとどうだろう?」って提案もしてくれますし、みんなやりやすいって感じていると思いますよ。


▲天野さんのことを語る早瀬さん(左)とそれを横で聞く天野さん(右)

続いては、茨城在住の早瀬さん。SAWSの導入によって「週5出勤」から、現在は多くても「週に1、2出社」へと生活スタイルが大きく変わりました。

SAWS導入の前後の変化

── 現在は社員全員がリモートワークと伺っていますが、早瀬さん自身はSAWS導入の前後でどのような変化がありましたか?

早瀬:私は茨城に住んでいて家が会社から遠いので、出社しなきゃいけない日がなくなったことで体力的に楽になった部分はありますね。

あと我が家には娘が3人いるんですが、次女を幼稚園に送って行ってから仕事を始めることもできるようになりましたし、子どもたちとお風呂に入ることもできるようにもなりました。総じて家族との時間が増えたという実感があります。


▲茨城在住、現在は多くても週に1〜2日の出社という早瀬さん

── では、奥様は喜ばれているんじゃないですか?

早瀬:そうですね。家庭によっては「旦那が日中家にいると嫌だ」みたいなママもいると思うんですけど、うちは喜んでくれているのでそこは良かったなと(笑)

── 通勤時間がなくなったことで、仕事の時間にも影響はありましたか?

早瀬:毎日出社していた頃はいつも10時くらいに会社に着いて仕事を始めていたんですけど、今は9時から9時半くらいの間に仕事を開始しています。社内のSlackにも8時台にはちらほらコメントが付いたりしているので、会社全体としても始業時間が早くなったなと感じています。

リモートワークだからこそ得られたメリット

── ちなみに「リモートワークOK」だからこそ実現できたことって何かありますか?

早瀬:うちの会社は副業もOKなので、そちらの話にも通じてくるんですが、私は今、副業でドローンを使った撮影や映像の編集をやっているんです。あ、ちょっと待ってくださいね。ちょうど今日、小さいモデルを持って来ているんですよ。

── おっ!

早瀬:(ゴソゴソ・・・)これです。

………

………

ドローン:(ヴィーーーン)


▲ということで、実際にドローンの操作を実演していただきました。

ドローン:(スチャ)←着地

── すごい!初めて目の前で見ました(笑)

早瀬:(笑)これとは別に撮影用のドローンがあるんですが、以前にそのドローンを使って小学校のプロモーション動画を作成したことがあるんですね。で、そのことがきっかけでシックス・アパートでの担当製品でサイト構築の受注に繋がったことがあるんです!

── 詳しく教えてください!

早瀬:娘が入った小学校のPTAの会長がホームページに詳しい人を探していたんですね。その時に私が手を挙げて、後日、完成形に近いサイトのプロトタイプを持って行ったところ、見事に採用されて。これなんですけども。


早瀬:
そこで、さらに「学校紹介の動画も作りましょう!」と提案して実際に作ってみたら、『ギズモード』に紹介されたりして。それで割りと多くの人に見てもらえるようになったんです。

── え、相当すごいですね…!

早瀬:まだまだ話に続きがありまして(笑)さきほどの小学校のPTAの中につくばみらい市の職員の方がいらっしゃって、ちょうど「合併10周年」のプロジェクトがあったんですが、今度はその動画作成を依頼されまして。

そこから今度は市の観光課から動画の作成を依頼され、さらにはその観光課の方に社会福祉協議会という団体に所属されている方を紹介してもらい、その社会福祉協議会のサイトをシックス・アパートの製品を使ってリニューアルするということに繋がっていったんです!

── そ、そんなトントン拍子に話が進んでいくことがあるんですね…!


早瀬:
まあ、普通は市役所って関わろうと思ってもなかなか関わる機会がないじゃないですか。でも、今はこれまでの経緯もあって今度、市役所のWEBのコンサルもやりますよという話にもなっていて。気づいたらかなり関わらせてもらっているなと。だからドローンと自社の製品とを行ったり来たりしながら、どんどん入り込むみたいなカタチになってます(笑)

理想とする働き方について

── そういった周囲の方と、働き方に関して何か話したりすることはありますか?

早瀬:あります、あります。「リモートワークいいですね!」ってよく言われます(笑)あとは市の方でも「移住の促進をしたい」ということで相談を受けたりしますね。

リモートワークのメリット・デメリットを聞かれたりだとか、そういうのはあります。市はいかに人を集めるかというのが課題になっているので、その辺はリモートワークとも関連する部分なのかなって思っていて、色んな話を市の職員の方々に吹き込んでいるところです(笑)

── 「リモートワーク」×「副業」によって、ドローンの活動であったり、市の活動にも繋がってくる部分があると思うんですが、今後はどのように働いていきたいという想いはありますか?

早瀬:一つのことに集中するのもそれはそれで良いと思うんですけど、私の場合は気づいたらドローンが副業になっていたということもあるので。理想としては、興味を持った色んな方面に突き進んでいって、その繋がりによってまた違うもの同士が繋がって行っておもしろいことになる、そんな働き方を続けていきたいですね。

なので、シックス・アパートで自分の仕事もしつつ、他に興味を持ったことに対しても本格的に挑戦できるという今の環境がすごくいいなと思っているので、このままの働き方を続けていきたいですね!

── ありがとうございます!天野さんは、理想とする働き方についてはいかがでしょうか?

天野:私も早瀬同様、今の働き方にかなり満足度が高いので、基本的には今の働き方を続けたいと思っています。強いて言えば、エンジニアで川合史朗さんという方がいるんですが、その方みたいにハワイに移住してみるのもいいかなとか、時々そいういう夢をみたりすることはありますね。

── お二人ともに現在の働き方にかなりの満足度を感じてらっしゃるのが伝わってきました!本日は貴重なお時間をありがとうございました!

取材を終えて、筆者はこう思った

「SAWS」の導入によって、より一層働き方の可能性が大きく広がったというシックス・アパートさんの事例をご紹介してきました。

今回、取材対応のやり取りに関して広報の壽(ことぶき)さんにご協力いただいたのですが、そんな壽さんが取材の合間に何気なく、

シックス・アパートの自由な働き方に慣れちゃったので、もうこれまでの働き方に戻せる自信がないんですよね〜!(笑)

とおっしゃっていた意味が、取材を終えた今は特によくわかった気がしています。

会社が社員の可能性を大きく広げ、社員も責任の下に最大限の貢献を持って成果を返す。これだけ会社と個人がいい関係を築けている事例はなかなか出会うことができません!

また、今度はどんなカタチでSAWSが進化を遂げているのか。ぜひ定期的にお話を伺いに行きたい、そんなことを思わせられた取材でした。

第1回
静かに、けれど確実に社員の内面を変えた。シックス・アパート「SAWS(サウス)」の効果
第2回
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