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鉄筋の専門店から、コミュニティの創造に向けて。 社員とともに生きるこの「場所」を守る社長インタビュー

鉄筋の専門店から、コミュニティの創造に向けて。 社員とともに生きるこの「場所」を守る社長インタビュー

鉄筋の専門店から、コミュニティの創造に向けて。 社員とともに生きるこの「場所」を守る社長インタビュー

建物の基礎となる鉄筋の製造・加工、商品開発までを自社工場でおこなう、鉄筋の専門店・有限会社昇栄興業。
近年では鉄筋の運送サービスや、ビニールハウスの施工と事業を拡大、着実にニーズを広げています。

今回はそんな昇栄興業の伊藤 健(たけし)社長にお話を伺いました!

有限会社昇栄興業 伊藤健社長

「世界を変える鉄筋屋」を掲げる有限会社昇栄興業の代表取締役。 その手ひとつで創業し20年の節目を目前にしながら、今では ラジオパーソナリティを務めたりTwitterでは「しーたけさん」の愛称で フォロワー数3,000を突破するなど多方面に活躍中の社長!

威張りたいが守りたいに変わった
社員全員が幸せを感じてくれないと意味がない

まずはじめに、伊藤さんが昇栄興業を経営をしていく中で、大切にしている価値観や言葉ってどんなものなのでしょうか?

いちばんは幸せだね。

幸せじゃないと意味がない。幸せのために頑張る。
それは一部の人だけが幸せだとか、そういうことではなくて、社員全員が感じてくれないとダメなことだなっていうのがあるね。

伊藤さんにとっての幸せって、具体的にはどんなことでしょう?

俺は、幸せの価値がお金って言われたら、すごく寂しいんだよね。
じゃなくて、この会社にきて楽しいとか、仕事の内容が面白いとか、そういうことが幸せで、社員にもそういう幸せを感じて欲しいと思っていて。

とても素敵な価値観ですね!
そんな伊藤さんが、昇栄興業を起業して独立したきっかけってなんだったんですか?

もともと独立したかったのは、リーダーになりたかったの、俺は。
威張りたい、人のいうことを聞きたくないし、俺がリーダーでやっていきたいっていうのがそもそもで。
でも、そこから威張りたいが守りたいに変わってきて。

威張りたいが守りたいに変わった。そのきっかけとかってあったんですか?

なんだろうね、一人じゃ何にもできないよね。
本当に一人で全部やってた時には超疲れ果ててたからさ。
1日3時間くらいしか寝られないっていう状況が3.4年続いて、で、工場を持ったらさらにやることが増えて。日曜日もなければ何にもない状態だった。

そんな中で、社員はみんな5時になると帰っていくわけだ。
そこになんかすごい寂しさを感じて。「俺だけ頑張ってるんじゃねぇか」って。

で、まず、俺がやってた重要な仕事っていうのを、社員にどんどん譲渡していったのね。
それを昔の俺は悪だと感じてたのよ、社員の重荷になるんじゃないか?って。
でも実は違って、任されるってことに対しての喜びであるとか、やりがいを社員は感じるんだなってわかって。

社員に任せることを決意してから変わっていった?

うん。これはやっぱり、社員が成長していけるように動くのが、俺の仕事なんだなって思ったんだよね。
前は、会社にくればお金がもらえる、会社にただお金を稼ぎにきてるって、思わせてたんだなって思う。俺がそう思わせちゃってたんだよね。
ただ、重要な仕事もできるんだ俺はって社員が感じてくれるようになってからは、変わった。

自分の仕事を任せていくことで、社員たちも活躍してくれて、守るという意識が生まれていったという感じですか?

うん。
こないだ「会社って誰のもの?」っていう討論会があって。
結局最終的に行き着いたのが、会社って誰の「もの」でもなく、みんなの「場所」なんじゃないのっていう話になって。

社長もその会社の事業があるからお金がもらえて、社員もその事業が成り立ってるからそれぞれ各家庭や、自分個人のためにお金を持っていける、会社ってその「場所」だよねっていうさ。
一緒に生きるために必要だからその「場所」を守る、守りたいっていう意識に変わっていった。

ひとりひとりの良さを活かせる組織づくりを
結束の強さが躍進の原動力に

今の会社の状況にたどり着くまでに、大変だったこともたくさんおありになるかとは思うんですが、仕事上で最も大変だったことってどんなことでしたか?

なんだろ、人じゃない?やっぱり。
会社の中でその人が活きているか活きていないかっていう。

その人の良さを活かせず、ただいるだけ、毎月給料もらうだけの人もいるっていう、そういう会社になりつつあった時が、いちばん辛かったね。
忙しかったのは社長だけで、組織づくりも何もできてなかったから。

もう少し深堀したいんですけど、
その人の良さを活かせなかった要因って、今振り返るとなんだと思いますか?

お金で使ってたからじゃないかな。
高額払ってたとか、そういうわけではなく、俺自身が「金さえ払えば働くの当たり前でしょ」って思ってたから。
そこだね、そこに気づけたから救われたのかな。
もし気づけてなかったら、いまだに大変な思いしてたんじゃないかな。

それに気づいたきっかけってなにかあったんですか?

それは経営団体に入って、理念を作った時かな。

いちばん最初に「なんのために経営してますか?」っていうお題があって。
その時は俺は「こいつら馬鹿なのかな」って思ったの(笑)
「なんのために?金のために決まってんじゃん!」って、誰よりも先に「お金」って書いて。

で、その先の問いから先、俺はまったく答えられなくなったのね、全然出てこなくて。
グループでやるんだけど、周りの人はスラスラ書き始めて。
「これやべぇ」と思って、ちょっとカンニングしてみようと思って(笑)
隣の人の回答を見たら「社員のため」って書いてあったのよ、「何!?」と思って。
「何こいつは綺麗事いってんだろ?」って、その時は思ったの。本当に未熟な人間だったからさ。

でも、「社員のため」って考えたら、いろんな社員の顔が思い浮かんできて。
そしたらそこから回答がスラスラ書けるようになってきたのよ。
最後の質問まで書き終わった後、なんか無性に会社に帰ってみんなに謝りたいなって思ったのよ。これだったんだね。

全然気づかずにさ、やってくれるのが当たり前で、会社を大きくするのが社員の役目で、ってそんな風に考えてたのかな、あの時は。

それはいつ頃の話ですか?

5年前くらい。
そこからだね、売り上げも毎年1億ずつ上げていったからね。
1億ずつ上げてくってかなり労力いるんだけど、社員数もそんなに変わらずにさ、上げてくことができたっていうのはやっぱり、俺一人じゃなくなったからっていうか。
それができてなかったら、つまずいてそのままの場所にいたか、後退してたと思う。
でも今は、いくらでも売り上げ上げたってできるなって。

それは会社としての結束が強いから?

そうそう。

こういったお話、冒頭の「幸せ」という言葉と関連づいてくるイメージが湧きますね。
伊藤さんにとっての社長業の醍醐味や、今社長として、これは俺にしかできないなと思うことなどありますか?

人が成長する場を作ってあげられることじゃないかな。
俺がみて「こいつ成長したな」って思える時がいちばん嬉しい。
(社員が)すげぇことやってんな!って感じた時が、すごく気持ちいいね。

今、事務員さんとかも含めて、一人一人が輝いていて。
ひとりでもいなくなると、何かがおかしくなるんだよね。
一人一人が主役、ドラマで言うと誰をピックアップしてもそれぞれの回を放送できるクオリティーっていうか。
なかなか面白い会社だよ、色が濃くて(笑)

テーマはコミュニティ
みんなで考え共に進んでいくことが楽しい

個性的なメンバーでありながら、結束の強い会社って理想的ですよね。
これからさらにどういう会社にしていきたいと考えていますか?

いちばんやっていきたいのが「総合建設部」の推進だね。

もともと建設業ってたぶん、だれかが一棟家建ててくれって言ったら、全部上から下までやってたと思うのね。
それがだんだん利益重視になってきて、これ分業した方がいいんじゃないか?みたいな、そういう流れでうちみたいな鉄筋屋っていうのも確立されていったんだと思うんだよね。

だからこそ今一度、建設業の基本に戻って、自分たちで建てて企画して、どんな人たちにどういうのもを作ったら響くかね~っていうのを考えながらやっていきたいなって。

デベロッパーとしての立場プラス、元請けの両方をやるっていう?

そうそう。
もうね、自分たちで仕事を作りだしていかないとダメな時代だなと思って。
今までみたいに、ただハコを作って入居してもらって…っていうのが、たぶんこれから流行んなくなってくる。
もっと住むことにもみんな価値を見出していくんじゃないかなって。

住むっていうのは家の良さとかももちろんあるんだけど、どんな人が住んでいて、どう安心してその空間にいれるかっていう、そこを提供していきたいなと思っていて。

具体的な構想とかって、伊藤さんの中にもうあったりするんですか?

例えば、建物内にカフェがあって、住民はいつでも安く利用できて…とか。
自分の友達が来た時は、そのカフェでご飯が食べられたりね。

とにかく今、コミュニティがすごく足りてないと思っててさ。
どっかみんな当たり前になってきちゃってるけど、心のどこかで寂しいなって気持ちがあると思うんだよね。
もしくは、そういうことを知らない人たちに教えてあげたいというか。
テーマ「コミュニティ」だね。

テーマはコミュニティとお考えになる背景にはどんな想いがあるのでしょう?

俺自体がそうなんだよ、卯年だから、寂しいと死んじゃうんだよ(笑)
常に誰かにいてもらいたいみたいなね、今は家族があるけど。
その家族から子供が育って、ひとりふたりって抜けてくんだけど、妻と二人になった時には結構寂しいよね。
そうすると、気の合う人に会いたくなったり、コミュニティって必要だなって。

今、みんな孤独で一人だから、闘えないじゃん?
声上げようと思っても、潰されちゃうんじゃないかっていう不安とか。
そういう面でも、コミュニティっていうのは必要だよなって。

さらにそういうことを、みんなで考えるのが楽しい。

昇栄興業というひとつのコミュニティが、建設業を通して新たなコミュニティを創造していくということなんですね。

みんなで考えて前に進めるっていうのが面白いじゃない?
はじめはなんとかみんなの給料稼げたねっていうところからなんとか、みんなの頭を振り絞ってやってくみたいな。

たぶん人間って、そういうところにいちばん面白さを感じるんじゃないかなーと思ってさ。
出来上がったところに入っていって活躍するっていうのもいいとは思うんだけど、0から1を作るそのスリルを味わって、一緒にやってくことがすごく面白いんじゃないかと。
いつでも0からのスタートがあるっていう、そういうのを社員にも味わってもらいたいね。

ー編集後記ー

お話を伺っていると、昇栄興業さん自体が「会社」という言葉にとらわれず、既に「コミュニティ」となっていると感じました!
伊藤社長の人や仕事に対する考え方を社員さん達が理解し実践されているのもありますが、どちらかと言うと皆さんが【共感】しているからこそ一体感があるのだなぁと感じています!
そんな昇栄興業さん、積極採用中ですので想いに共感できる方は伊藤社長にお話しを聞きに行ってみて下さい!
人のあたたかさが詰まった昇栄興業さんに是非触れてみて欲しいなぁ~。