シーモア カオリ
山梨県出身。WEB&グラフィックデザイナー。元福岡県大刀洗町地域おこし協力隊(2019年5月退任)。山梨➡フランス➡東京➡インド➡アメリカ➡福岡➡アメリカ(←今ココ)。18歳より海外在住経17年以上(目下更新中)。フランス、イタリア、インド、アメリカなど、無駄に豊富な海外経験をオモシロネタとして公開中。怪獣2女児の母。好きな言葉:「大丈夫、死んでないから」。2019年7月よりアメリカハワイ州在住。
地域おこし協力隊?ナニソレ美味しいの?
まず確認させてください。地域おこし協力隊については、もはやここで説明不要ですよね?
だってこの記事をちらりとでも読んでいるってことは・・・
ほんのちょこっとでも地域おこし協力隊に興味を持っている!
ということですよねっ?(笑)
(あとは、間違ってクリックしちゃった、って人もいるか?笑)
そんなわけで今回は・・・
あんなことも、こんなことも!?書ける範囲内で(笑)リアルに語っちゃいまーす♪
それでは、いってみよーーーーッ!!
表と裏!?地域おこし協力隊のリアルな現実
私は、福岡県の大刀洗(タチアライ)町に着任していたんですが・・・
ぶっちゃけ、私はと~っても恵まれていたなぁ~っ、と思っています。
その理由は・・・町長・副町長を筆頭に
新しい事にどんどんチャレンジしていくことに慣れた町だったことが一番の理由だと思います。
そして私が配属された課は、一風変わった「ヒョウ柄ボス」(笑)を筆頭に、
町役場の中で最も改新的な課でした。
それに加え、課内の職員さんたちは皆さん、とてもやさしくて、
本当に風通しがいい職場環境だったと言えます。
(あ、シーモアに聞こえてなかっただけか!?笑)
▲地域振興課の皆さんと飲み会♥
・・・しかしそれは、
どの地域おこし協力隊員でも同じ、というわけではないみたいです。
なぜなら着任中、たくさんの地域おこし協力隊に会う機会があり、
良くも悪くもいろんな裏話も聞くようになったからです。
中には「思っていたミッションと全く違った」「行政スタイルになじめない」
・・・などなど、その他にも、かなり辛辣な批判も耳にしたことも多々ありまして・・・。
そんな「ミス・マッチング隊員」たちに会うたびに、ちょっぴり悲しくなるシーモアでした。
ふむ、しかし・・・
確か~~~に!!
JOINや総務省、県などから公式に得られる「地域おこし協力隊」の情報って、
イイトコ取りというか、町おこしを楽しくやってる、いわば「美談」ばかりが
フューチャーされているのが現実。
「○○して町の人にドン引きされちゃいました、てへ」とか
「ちっとも村になじめなくてマジ困ったんっす!」とか
・・・誰でもちょっとぐらいは、失敗してるでしょー?
って思うのですが、そんな失敗談は、ほとんど見かけません。
シーモアなんて・・・
公用車をぶつけたり・・・(遠い目)
イベント出店先の非常灯壊したり・・・(遠い目)
・・・(ひたすら遠い目)
・・・コホン。
とにかく、「ステキな成功例」の情報しか公式発表してないから、
実際に隊員になって、着任してみたら
「こんなはずじゃなかった!」
ってなってしまうのかもしれないなーって思いました。
(あくまでも個人的な意見です)
▲協力隊同士で自発的に連携したり、コラボするのも大切だYO
そして更に、「地域おこし協力隊」で自由にネットで検索してみると・・・
今度は、ネガティブな情報があふれてを~る!(筑後弁)
せっかく地域おこし協力隊に興味があっても、
これじゃあ「一体、どっちの情報を信じたらいいのか、ちっともわかんねーっ!」
・・・で・す・よ・ね?
はいはい、わかりまーす!私もそうだったから(笑)
そんなわけで、私の経験から・・・なので、絶対に合ってる!ってわけじゃないのですが。
「自分にぴったりな着任先の見極め方」の、アイディアをちょっぴりシェアしちゃいまーす♪
アイディアその① 募集要項の内容より、大事なのはアクション!
協力隊の募集要項に記載されている内容が、
なんだかぼや~っとして、着任先のミッションがよくわからないことがあります。
実は蓋を開けてみたら・・・
「まだミッション、ちゃんと決めてなかったんだよね~」とか(えっ、そうなの!?笑)
そもそも募集要項を制作している担当者が人事ではないので
「求人を書いたことがないから上手な書き方を知らないんだよ~ハハハ」とか・・・(えええっ、マジ!?)
こんな話を耳にしたことが、あったのか、なかったのか。。。。!?
・・・信じる、信じないはアナタ次第です(笑)
▲こんな変わった仕事をする現役職員さんもいます、(笑)
・・・と、とにかく、
➡興味がある自治体にはまず、電話をかけて詳細を聞いてみる!
のが一番手っ取り早いです。
電話だと、担当者ともメールなどのかしこまった文章ではなく、
直接気さくに話ができるので
「感じのよさそうな人だな」
「思ってたより気さくな職場なんだな」
なんて思うかもしれませんYO!
もしくは
「なんか募集内容と印象が違うなー」と
この時点で軽く、ミスマッチを防ぐことができちゃうかも。
そう、まずは書面のみのやりとりだけでなく、
リアルなアクション起こしましょう!(笑)
ちなみに私も、20件以上は電話したな~、ボソッ。
アイディアその② できれば会いに行く。無理でも、どうにかなる。
可能なら候補地へ面接に出向き、直接担当者と話したり、
市町村の雰囲気などを実際に見学するのがもちろん・・・どころか
めちゃくちゃオススメです、(笑)
がしかし、遠距離から応募する場合はそんなことは不可能です。
なので、私が面接が決まってからしたこと。
それは、町のHPやSNSはもちろんですが、YOUTUBEなどで動画検索して現地の様子がわかるビデオを見たり、
GOOLE MAPで生活環境を細かく調べ、面接の前に電話で聞けるところは、どんどん質問していました。
(ストーカーレベル!?苦笑)
更に、自治体の制度や施設などについても、
面接時に更に細かく質問できるように質問リストをつくり、綿密に準備しておきました。
▲大刀洗町ではコンビニ交付もできるったい!シーモア作のポスターでシャイニング風のシーモア(わかる?)
ネットでの面接可能な自治体も増えていますが、もし募集要項に記載していなくても事前に電話で「ビデオチャットで面接させてください!」と、こちらから提案してみるのもいいかもしれませんよ?
ちなみに私は・・・
実際に会えなくても、
1時間以上もビデオチャットで、いやな顔ひとつもせず、
たくさんの質問に一生懸命答えてくれた大刀洗町に最終的には決めました!
(その節は、ご対応ありがとうございました、遠い目)
その③ 一に相談、二に相談
着任したら自分の担当者には、どんなことも相談できる間柄になりましょう。
行政って一般の企業と違っていろんなルールがあります。
時には我々、ノン公務員ピーポー(笑)には理解しがたいルールもたくさんあります(笑)。
でもそこで「立ち向かう」のではなく、「相談」してみましょう。
職員さんって、敵じゃないですよ!?
行政のみなさんって、聞いたら本当になんでも教えてくれます。
めちゃくちゃ気さくです。
ちなみに私は長時間に渡るビデオ面接でヒョウ柄ボスと出会い、
「この人なら何でも相談できる」と実感したので大刀洗町に決めました。
・・・YOUも、そんな担当者がいる市町村に着任すべし!
▲左から副町長、ヒョウ柄ボス、地域振興課職員さん。天神でゲリラ野菜マルシェもやってたYO!
でもね~、それでもわかんないよ~!という方のために
こちらの魅力的な募集もありまーーーっす(笑)
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■福岡県大刀洗町で地域ブランドデザイナー募集中!■
(リンク先で、もれなく!?シーモアの活動報告書が見れます)
大刀洗町で、YOUと握手!?(笑)