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トップダウンをやめてボトムアップにしたら組織が自走し始めた ── 株式会社サーチフィールド

トップダウンをやめてボトムアップにしたら組織が自走し始めた ── 株式会社サーチフィールド

トップダウンをやめてボトムアップにしたら組織が自走し始めた ── 株式会社サーチフィールド

「活躍の場所を見つける」という企業理念のもと、クリエイターを支援するための様々なサービスを展開している株式会社サーチフィールド

同社ではクリエイターを支援するだけでなく、クリエイターを支援する立場の社員が「活躍の場所を見つける」ことにも取り組んでいます。

なぜ、「活躍の場所を見つける」という企業理念に行きついたのか、また、活躍の場所を見つけるためにどのような取り組みを行っているのか、お話を伺ってきました。

長谷川 洵(はせがわ まこと)

株式会社サーチフィールド 代表代理兼取締役経営企画部責任者 2007年に株式会社USEN入社 商材別営業成績で新卒No.1を獲得。その後、1年半弱有線放送やweb商材の提案営業に従事。2008年に株式会社サーチフィールド創業に参加。営業/ディレクターとして、クリエイター支援事業に従事。ソーシャルゲーム事業部を設立し、自社ゲーム開発に従事。事業拡大に伴い「経営企画部」の設立。バックオフィス全般の管理業務に従事。2017年には同社の代表代理に就任。

八木 輝義(やぎ てるよし)

株式会社サーチフィールド FAAVO事業部 マネージャー 前職では(株)リクルートジョブズで地方企業向け採用セミナーに従事する傍ら、無報酬のプロボノとして(公社)宇都宮青年会議所の理事を2期務める。任期中に(株)サーチフィールドに転職。クラウドファンディング事業部に配属となる。転職後、2015年には副業としてCapraMediaを創業し、地ビール企画開発ならびに、移住コンサルティング事業(米国CCE,Inc.認定GCDF-Japan キャリアカウンセラー資格保持)をおこなっている。2016年は(公社)日本青年会議所トップランナー委員会にプロボノ出向し、地域課題解決型クラウドファンディング「JC地域創生投資」の立ち上げと運用に携わる。

第1回
トップダウンをやめてボトムアップにしたら組織が自走し始めた ── 株式会社サーチフィールド

活躍の場所を見つけ、才能の無駄遣いをなくしたい

株式会社サーチフィールド 経営理念

── サーチフィールドの経営理念「活躍の場所を見つける」はどういった意味が込められているんですか?

長谷川 洵(以下、長谷川):この経営理念には「クリエイター」の活躍のフィールドを広げていきたいという意味が込められています。

クリエイターって一般的には「モノづくり」をする人という印象が強いと思います。しかし、「モノ」をつくらなくとも「モノ」の付加価値を考え発想を出す人や、「モノづくり」を支えている人もいますよね。それを「モノづくり」ではなく「コトづくり」と呼び、「つくる」ことに関わる全ての人たちをクリエイターだと定義づけているんです。

そんなクリエイターの人たちの「才能の無駄遣い」をなくしたいという強い想いのもと、サーチフィールドを設立しました

── そのような想いを持ったキッカケって何なんですか?

長谷川:弊社の代表である小林が、学生時代にバンドを組んでいて。バンド活動をする中で、音楽の才能がある人たちをたくさん見てきたのですが、その人たちが日の目を浴びることってほとんどなかったみたいで…。それって音楽だけに限らず、絵の才能があるのに絵だけでご飯を食べていくことが難しいから絵に関係ない道に進むこともあります。というように活躍できる場所がないから夢を諦めてしまう人ってたくさんいますよね。

そんな人たちに活躍できる場所を提供し、支援し、市場を作ることで才能のある人がもっと活躍できるような世の中に変えられるんじゃないか?と思ったのがキッカケですね。

八木 輝義(以下、八木):サーチフィールドは僕たち社員のこともクリエイターとして見てくれています。

僕自身、自分のことをクリエイターとは思ってなくて、クリエイターを支援する側の人間だと思ってました。でも、クリエイターを支援したり、関わったりする人も「コトづくり」として、クリエイターと呼んでくれるので、僕もクリエイターでいいんだって思えるんです。

── クリエイターを支援する会社で働いているということは、「コトづくり」をしているということに繋がりますもんね!

長谷川:そうなんです。
社員全員が活躍できる場所を広げていくという想いも経営理念には込められています。

トップダウン型組織からボトムアップ型組織へ

── 経営理念から社員を想う気持ちがとても伝わってきます!

八木:社員を想ってくれているおかげか、今の働き方に満足してるメンバーが多いです!何かキッカケがないと働き方や制度などの提案をしないくらいには満足度が高いのかもしれません。

普段のコミュニケーションでも私たち社員の要望を拾い上げてくれますしね。

── トップダウン型の組織ではないんですね。

長谷川:ゴリゴリのボトムアップですね(笑)会社の目標達成に向けた、トップライン、ボトムラインはもちろん経営者側で決めますけど、それ以外は事業部単位でやり方は事業戦略ありきで自由に設定してますね。

キャリアコンサルタントの八木が半期に一度キャリア面談を行っていて。今後どういう風に働いていきたいのか、どんなスキルを身につけていきたいか、じゃあそれってサーチフィールドでは何をしてあげられるのか、という部分はマネジメント層とメンバーとでしっかり話し合ってもらいます。

ただ…昔はかなりのトップダウン型組織でしたけどね(笑)

── へぇー!なんでボトムアップ型の組織に変わったんですか?

長谷川:代表自身、声が大きいというかすごく起業家タイプで「これやるぞ!」とみんなを引っ張る形で仕事を進めてきましたが、ついてこれない人が過去には非常に多くて。
「なんで上手くいかないんだろう」とその当時は悩んでいたみたいですが、「トップダウンってそもそもどうなの?“働いてもらってる”くらいのスタンスでこちらから歩み寄った方がいいんじゃない?」と徐々に心境を変化させていきました。

今では、会社の指針は示しますけど、指針に対する個人の行動までは示さない。ゴールは提示するけど、どんな方法でゴールまで行くかは任せてますね。
ミドル層に権限をもたせたり、社内制度で半期に一度賞与とは別にチーム単位での目標達成時にインセンティブ報酬をつけたりしたんです。結果、チーム単位での目標達成率が飛躍的に向上し、インセンティブ報酬の付与率が5%以上アップしましたね。
さらに30%以上あった離職率が、半分まで圧縮でき、離職の理由についてもネガティブなものから「キャリアアップ」を目指すようなポジティブな内容に変化しました。

こういった変化を含め、ボトムアップ型組織にしたことで、私たちの経営理念でもあり、価値観でもある「活躍の場所を見つける」というゴールに向かって組織が自走し始めたと感じます。

「副業」という新しい働き方の選択肢

── サーチフィールドは副業がOKということですが、企業理念や価値観に沿って副業制度を導入したんですか?

長谷川:まさにその通りです。自分が“本当に”活躍できる場所って中々見つけられないというか、探せる人ってそんなに多くないと思っていて。それって何故なんだろうと考えた時に、比較対象がないからだと思ったんです。
「A社よりB社の方が活躍できる!」とか、「Aの案件よりBの案件の方が力が発揮できた!」と比較できる選択肢があれば“本当に”活躍できる場を見つけられると思ったんです。

そういった活躍の場所をどんどん見つけてもらいたい!という想いから、2008年の創業当初から副業を許可しています。

── ちなみにみなさん、どんな副業をされてるんですか?

長谷川:デザインの仕事を個人で受けていたり、イラストを描いていたり、漫画を作っていたり、ダンスの先生をしていたり。八木はキャリアコンサルタントをしてます。
みんな色々な活動をしてますね!

あと、社内で部活制度を取り入れていて、それを副業としているケースもあります。例えば、絵を描くことが趣味のメンバーが部活で集まり、イラストや漫画の書籍を作って、即売会などのイベントで販売をしていますよ。
月に一度活動すれば会社から一人あたり3,000円分の部費も支給していますし、社内交流もできますし、部活制度は副業の促進にも繋がっていますね。

株式会社サーチフィールド 部活動▲部活動のお写真

── 業務では関わらない人でも趣味が同じだったりすれば、部活を通じて一緒に活動できるのは良い機会ですね!

経験が資産となり、活躍の場所を広げる

── 実際、副業をやられている方たちにとって、副業にはどのようなメリットがあると感じますか?

長谷川:複数の場所で働いたり複数の案件に携わることで、活躍の場所の選択肢が増えていると思います。それに、他の経験をすることで新しい技術や知識という資産を培えるので、才能がより磨かれて活躍の場を広げやすくなりますよね。

また、副業をおこなうことによって実業務にいい影響が出ている人もいます。

── どのような影響が出ているのでしょうか?

長谷川:例えば、副業で個人事業をしているデザイナーは、事業の流れを全て把握できるようになったんです。事業のコンセプトや方針・ターゲットを決める際、副業を始める前は単純に綺麗に見えるデザインを作りたいという視点だけでしたが、副業を始めてからは自社サービスをいかに魅力的に伝えられるか?という視点に変わったんです。
八木からも、キャリアコンサルタントという副業を活かして、メンバーの将来に寄り添った視点で意見をだしてもらって。結果、八木主導のもと、現在は半期に一度社員全員のキャリア面談を実施しています。

視野が広ったり、新しくやりたいことが見つかったり、会社としても新しい意見を取り入れることができるようになるのでメリットが多いと思います。

活躍できる場所であるために

株式会社サーチフィールド 長谷川洵

── 個人としても会社としても副業は良いことがたくさんあるんだな!とお話聞いてて思ったのですが、逆に副業を取り入れて苦労した・大変だったことがあればお聞きしたいです。

長谷川:うーん。やっている副業を本業にしたいという人がいて、その時の対応には苦労しましたね。

以前、社内でイラストレーターをやっていて、社外でもイラストレーターの仕事を請け負っていた人がいて。その人に「フリーランスとしてやっていきたい」と言われたんですけど、私たちとしてはコアメンバーで一緒に仕事をしていきたいと考えていたので抜けられるとキツイなって正直思いました。コアメンバーがいなくなってしまうことで、今後に対する不安もありましたし。

でも、そこで色々悩んだ結果、「副業としてうちの仕事も請け負ってもらえればいいんじゃない…?」という発想にしたんです(笑)

── なるほど(笑)

長谷川:その発想が生まれて以来、元々はうちの社員だったけど、独立してやっていきたいという人と今でも取引を続けているケースはありますね。

独立した人にとっても仕事を定期的にもらえることになりますし、お互いにいい関係を築き続けられていると思います。

── 辞めた方に対して活躍の場を提供し続けられるって素敵ですね!

長谷川:ずっとうちで働いてほしい!というより、自分のやりたいことや自分が活躍できる場所を選んだ先にサーチフィールドがあれば最高!だと考えているんです。

だからこそ、活躍できる場所として会社を成長させていかなければいけないですし、今後も環境整備は力を入れてやっていかなければならない部分だと思っています。

── そんな社員のみなさんが活躍できる場所にするため、今後はどのような環境整備をしていこうと思っていますか?

長谷川:うちは6:4の割合で女性が多く、事業部によっては平均年齢が31歳と結婚や出産などのライフイベントを迎える人が多くなってくると思います。
しかし、現状、結婚・出産などのライフイベントに寄り添う環境整備ができておらず、課題として感じているので、そこの環境整備をしていきたいですね。

半期に一度の面談で「ライフロール」というシートを使っていて、仕事だけでなくプライベートにも寄り添えるようにキャリアコンサルティングを実施しています。キャリアコンサルティングを通してメンバーの将来像を把握し、今後の施策に盛り込んでいきたいと思います。社員の活躍の場所を見つけて広げるための環境管理に注力していきます

── 「活躍の場所を見つける」という理念をとても大切に、着実に実行されているんですね!貴重なお話ありがとうございました!

次回予告

「活躍の場所を見つける」という企業理念に沿った、活躍の仕方やそのために何が必要なのかを考え、取り組みを行っていたサーチフィールド。
「本当に活躍できる場所として選んだ先にサーチフィールドがあればいい」長谷川さんの一言に懐の深さを感じました。

そんな同社で、本業以外に3つ副業をしている社員の方を発見!どのような副業を行っているのか、副業がどのように本業へ活かされているかなどお話を伺ってきました!

▼今回お話を伺った企業
株式会社サーチフィールド

第1回
トップダウンをやめてボトムアップにしたら組織が自走し始めた ── 株式会社サーチフィールド