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「暮らし」も「仕事」も欲張りたい!サテライトオフィスのメリットとデメリット

「暮らし」も「仕事」も欲張りたい!サテライトオフィスのメリットとデメリット

「暮らし」も「仕事」も欲張りたい!サテライトオフィスのメリットとデメリット

「地方にいながらも都会の仕事がしたい!」「地元に帰りたいけど仕事は辞めたくない!」そんな想いを持ちながら仕事をしている、そこのあなた!
「仕事」も「生活」もどちらも大事にしたい人の新たな選択肢となり得るであろう、「サテライトオフィス」の存在をご存知ですか?

サテライトオフィスとは?

都市部に本社を構える企業や団体が、本社とは別の場所(地方など)に設置するオフィスのことを言います。

【ここでQuestion!】支社(支店)・営業所とサテライトオフィスの違いとは?
本社とは別の場所に設置されたオフィスという意味では全て共通です。支社・営業所は「業務」に重点を置いているのに対し、サテライトオフィスはスタッフの「生き方」に重点を置いていると考えられています。スタッフの住んでいる場所や暮らしたい場所にオフィスを確保しつつ、企業活動の活性化も行っています。
そのため、支社・営業所では業務命令による転勤が考えられますが、サテライトオフィスは働く場所の選択肢として用意されているため、そこで働くかを決めるのは個人の自由、という違いがあります。

 近年、様々な地域でサテライトオフィスは広がりを見せていますが、一体何故なのでしょうか?その理由は大きく分けて2つあります。

1.BCP対策
都市部で大きな地震やテロなどの災害が発生してしまうと、業務が停止してしまうリスクもあります。そこで地方にもオフィスを構え、業務のバックアップができるように、サテライトオフィスの設置をする企業が増えています。

2.テレワークの普及
日本では近年、働く場所にとらわれない柔軟な働き方「テレワーク」を推進しています。テレワークを活用し、都市部から地方へ人や仕事が流れることで、地方創生にも繋がります。
地方にオフィスを構えるサテライトオフィスは、テレワークとの親和性も非常に高いため、テレワークの普及が進んでいくにつれて、サテライトオフィスの設置も拡大していく可能性があります。

「企業」にとっても「地方」にとってもメリットのあるサテライトオフィス。

これまでFledgeでは、サテライトオフィスを構える企業へ何社も取材へ行ってきました。
そんなサテライトオフィスの取材を通じて知ることのできた、「個人」にとってのメリット・デメリットについてお伝えしていきます!

サテライトオフィス6つのメリット

サテライトオフィス メリット

1.働く場所の選択肢が増える

「自然が好きだから自然の多い場所に住みたい!」「子どもが生まれるから地元に戻って子育てしたい!」など自分の趣味やライフステージに合わせて、地方(田舎)で働きたいと思う人も多くいると思います。
しかし、地方(田舎)だとどうしても仕事の内容が限られてしまったり、都会で行っていた仕事ができない不安を感じる方もいますよね。

そんな不安を払拭させてくれるのが、サテライトオフィス。本社と同様の仕事を地方で行うことができる場合が多いのも特徴です。また、今まではネットが繋がらない環境でも不自由しない地方企業が多かったのですが、最近では県をあげて環境づくりに取り組んでいることで、働く環境や条件の幅が広がりました。
自分の働きたい場所でやりたい仕事ができるのは大きな魅力ですよね!

ライフステージの変化に合わせて、サテライトオフィスでの仕事を選択した方にも取材してきました。

坂原明裕さん(以下、坂原):僕は広島出身ですが、以前は「株式会社はてな」の京都本社に勤めていたんです。しばらく京都で仕事をしていたのですが、結婚し子育てをするにあたって移住を視野に入れ始めまして。

—— ライフスタイルの変化が移住のきっかけだったんですね。
坂原:ターニングポイントはそうですね。妻の実家が島根にあることもあり、「島根の方が子育てにもいいよね」と移住を決意しました。というのも、京都自体に子育てのことなどで頼れる人があまりいなかったこともありますし、何かあった時に家族のヘルプがある環境の方がいいのでは、という想いもありましたね。

—— では、この島根事業所があったからこそソニックムーブさんに入社されたわけですね?
坂原:そうですね。東京本社だけなら入っていなかったと思います(笑)(メンバー全員がIターン移住「この場所だからこそ」を大切に、島根発の新しい開発を──株式会社ソニックムーブより)

2.仕事の効率が上がる

都会で仕事をする上で、一番のネックと言っても過言ではないのが「通勤時間」ですよね。片道1時間以上かけて出社するという方も沢山います。遅延している時なんかは更に時間がかかる上に満員電車…会社に着くころにはすでに疲れているなんてことも。

その点、地方はとにかく家賃が安いため、オフィスの近くに住むことも容易にでき、削減した通勤時間を仕事に有効活用できますよね!

また、都会だとオフィスビルという決められた空間の中に沢山の人が集まっていることも。
サテライトオフィスでは、豊かな自然に囲まれた、ゆったりと広い環境の中で集中して仕事ができるため、作業効率がアップすること間違いなし!

実際に通勤時間の削減や、オフィス環境の影響で作業効率が上がったという声も沢山ありました。

—— そうなんですね。実際に島根に移住してみてどうでしたか?
山口:
わかりやすい利点で言うと、何よりも通勤時間が短くなった(笑)僕はバス通勤なんですが、徒歩や自転車で通勤している社員もいて、横目に流れていく松江城と、城下町の情緒ある景色がすごく綺麗なんですよ。移住してきた社員たちも、今まで憂鬱だった通勤時間がすごくリフレッシュできる時間になったそうです。
「より魅力的な場所」を目指して。Iターン先で行う“自分なりのミッション”とは──株式会社モンスター・ラボより)

3.子育てに最適な環境

朝早くから夜遅くまでずっと仕事している皆さん!平日は子どもと話さない、会わないなんてことがザラにあるのでは、と思うのは私だけではないはず。

未だに都会での仕事は残業が当たり前ですが、地方では残業をしない文化が根付いている会社が多いです。生活リズムを整えながら仕事ができることもメリットですが、子育てにも大きなメリットがあります。

帰宅する時間が早くなれば、その分の時間に余裕ができ、子どもと遊ぶ時間が増えたり、そのおかげで夫婦間で子育ての負担に偏りがなくなる可能性が生まれてきます。
更に、地方では、沢山の自然に触れることができるため、都会では味わうことのできない体験が沢山できるようになります。都会の便利な生活は、不自由を感じずに過ごせるかもしれませんが、田舎の「自然」に囲まれた生活は伸び伸びと過ごすことができ、子どもにとってもメリットになります。

親にとっても子どもにとってもいい影響がある、そんなお話も聞くことができました。

大屋:家族の暮らし方も変わりました!嫁が狩猟免許を取って、イノシシに罠を仕掛けてみたり(笑)
あと、福岡に来て一番よかったのが子育てです。東京に住んでた時は、子どもたちみんな塾や習い事で忙しくしていたんですけど、こっちに移住してからは農作業しながら宿題やるとか、そういうゆっくりした流れで子どもたちが過ごせるようになりました(笑)
【地方×テクノロジー】エンジニアが地方でIT INNOVATIONを巻き起こす!より)

4.「仕事」と「好きなこと」を両立しやすい

都会での生活だと平日は夜遅くまで仕事をし、長い通勤時間を乗り越え、ようやく帰宅…こんな状態になることもしばしば。結局、休日じゃないと好きなことができないという場合が多いですよね。

サテライトオフィスは地方(田舎)にある場合がほとんどなので、自宅の近く・オフィスの近くに山や海、畑、温泉等々、好きなことを簡単にしやすい環境が満載!特に自然を楽しむことが大好きな人や、アクティビティが大好きな人にとっては最適な場所といえるでしょう。
休日だけでなく、仕事に行く前や仕事終わりに自分の好きなことを好きなだけ楽しむ人も多いようで、仕事も好きなこともできると、一石二鳥!

仕事と好きなことの両立をしている人も沢山いました。

—— 小嵜さんにとって、島根の環境はどうですか?
小嵜:
僕は自分の趣味がある程度自由にできる、という点が気に入っています。僕は何かを作ることが好きなのですが「工作をやりたい」と思ったら、音などをそこまで気にせずに、結構何でもできます。趣味にしても仕事にしても、そういった作業に没頭できる環境はありがたいですね。

サテライトオフィスって基本的には地方にあるケースがほとんどだと思うんですね。周辺の環境が良くて、自分の趣味が並行してできる。これがワンセットで整っていれば、利用する人にとってこれ以上の場所はないと思うんですよ。
キーワードは「自由と責任」自走する2人に学ぶ、自分の好きな場所で働くための秘訣―ガリレオスコープ株式会社より)

5.コミュニティがつくりやすい

都会にいると近所の人との交流って少ないですよね。何かキッカケがないと話すことも難しいため、SNS等のツールを利用してキッカケを作り、コミュニティを作る人もいます。

一方、地方(田舎)は人が限定されているため、ご近所同士のコミュニティが形成されている場合が多いです。すれ違う人と挨拶を交わすのは当たり前。会社に行くまでの間にコミュニケーションを取ることもあるようで、実際に取材に行った時も知らないおじいちゃんが話しかけてくれました(笑)

お祭りが盛んな地域も多く、町中の人が集まる機会も多くあります。仕事とは関係なく地域のイベントにボランティアで参加するという人もいました。
サテライトオフィスに勤めると、都会では築くことのできないコミュニティが生まれ、仕事に繋がるといったメリットまであります。

地方へ移住したことで、地域の人とのコミュニケーションの大切さや魅力に気づく人も。

—— 地域の方とのコミュニケーションについてお聞きしたいです。
住吉:僕こないだ子供が生まれたので思う部分なんですが・・・

—— え?おめでとうございます!!!
住吉:ありがとうございます。で、子育て環境はすごく良くて地域の人が面倒を見てくれるんですよね。散歩をしてるときにばったり近所の人と会うと抱っこしてくれたり、毎回「可愛い可愛い」ってあやしてくれるので、優しくて人間味に溢れたコミュニケーションが本当に多いなって思いますね!

—— それはすごく良い環境ですね!
住吉:あと、美波町に来てから地域のイベントやボランティアなどに参加するこもも多くなりましたが、どのようなことでも地域の方々と一緒に楽しむことがコミュニケーションで一番大事なことかなって思っています。
働き方も生き方も、もっと自由で欲張りでいい。美波町で見つけた幸せな生き方──サイファー・テック株式会社より)

6.発想が生まれやすくなる

地方(田舎)は、都会と違い時間の流れがゆっくりに感じます。都会は、周りを見渡すと忙しそうにしている人が多いですよね。時間と心に余裕がない状態では、良いアイデアは生まれづらいと思います。逆に地方(田舎)は、ゆっくりと過ぎていく時間や静かな環境、豊かな自然、広いオフィス空間など、心が解放されて思考をクリアにできる環境が整っています

また、都会のビジネスマンは何かとストレスを抱えている人が多いように感じます。昇進を目指して激しい競争が行われていたり、満員電車によるストレスもあります。ストレスの多い状況では、発想力にも大きく影響してきそうですね。

サテライトオフィスに勤め始めてから、新しい発想ができるようになったという人も数多くいましたよ。

—— 神山で働くことで得られるメリットはなんでしょう?
会社でのぼくのミッションは新規事業開発で、どんどん新しい事業を作っていくことなんですけど、今まで立ち上げた事業のほとんどはここにいなければできなかったことだと思うんです。

例えばここに遊びに来た昔の知り合いや、お客さんとして来られた方の相談内容がそのままカタチになったり、最近だとドローンを飛ばしてるんですけど、それもこの辺りだったら割と自由にできますし。あとは神山コンプレックスだと広いスペースが使えるので、その辺散らかしながら作業できたり(笑)

広いスペースが使えるからこそいろんな発想ができるんですよね。この環境じゃなければドローンを飛ばすことも含めて、思いつかなかった事業もたくさんあっただろうなと。
遊ぶように仕事する。ダンクソフト本橋流、徳島県神山町での働き方より)

サテライトオフィス4つのデメリット

ここまでメリットを挙げてきましたが、そうは言ってもメリットだけではなく、やっぱりデメリットも…
サテライトオフィスのデメリットと、デメリットを乗り越えるための秘訣をお教えしていきます!

1.イベントや勉強会の数が少ない

都会に比べると、地方(田舎)はまだまだ学ぶ場所が少ないようです。イベントや勉強会のために、一番近い都心部まで出るという人もいました。

一方で、「勉強会がないなら自分たちでやろう!」と、同じ地域で同じ職種の人たちを集めて自主的に勉強会や講習会を行っている人たちもいました。
それがキッカケで新しいコミュニティも増えていきます。「ないから諦める」のではなく、「ないなら創り出す」という気持ちが大切です!

2.本社とのコミュニケーションロスが起きるかも

本社とのコミュニケーションは、オンラインツールを活用するケースが多いと思います。緊急度の高い業務のやり取りが難しかったり、その場にいるからこその空気感が分かりづらいというような問題があります。直接話すのとは異なるため、本社との円滑なコミュニケーションは難しさを感じている人も多いようです。

しかし、リモートでのコミュニケーションを円滑に進めるべく、常時カメラを付けていつでも本社と会話ができるようにしたり、メールでのコミュニケーションではなくチャットツールを使いリアルタイム性を重視したコミュニケーションにするなど工夫している人たちもいました。

また、働く場所が違うからこそ、話のネタは満載のはず!「この前こんなお祭りに参加した!」「今日は畑の野菜食べるよ~」というように、仕事の話だけではなく他愛もない話題で盛り上がることもコミュニケーションの質を高める一つのポイントかもしれません。

3.交通網がちょっぴり不便

都会と比べると圧倒的に少ない電車やバスの数。しかも、1時間に1~2本なんてザラにあるのが地方(田舎)の特徴です。そのため、車がないと都会まで出れない!という不便を感じることも。

ここで言えるのはただ一つ。できるだけオフィスの近くに住みましょう!地方は都会に比べるととにかく家賃が安いです。(1ヶ月6,000円で戸建てを借りている人もいるほど。)地方の家賃の安さには驚かされます(笑)

4.忙しい毎日を送ることになる可能性も

「のんびり田舎で仕事して暮らしたい!」そんな想いを馳せて、サテライトオフィスでの生活に挑むと大変なことになる可能性もあるんです。

徳島県を始め、お祭りや行事など、地方ならではの習慣や文化があったり、本社との事業の傍ら、サテライトオフィスならではの地域事業に取り組んでいる企業も多いです。そのため、地域の課題を地域の人たちと一緒に考えたり、話し合ったりすることもあるので、休日や仕事終わり関係なく、事業と向き合う場面もあるとのこと。
「サテライトオフィスで地方に行けばスローライフが送れる!」と思う人もいますが、実際は仕事だけでなくプライベートもやることが沢山あり、ハードなスケジュールでとっても忙しい毎日を送る人達もいました。

向き不向きの話になってしまうのですが、仕事もプライベートも全力投球できる人や、忙しい毎日を楽しく過ごすことができる人の方が向いていると思います。
また、オン(仕事)オフ(プライベート)をはっきり分けずに、どちらもごちゃ混ぜにして楽しむことがサテライトオフィスで充実した毎日を過ごすコツかもしれません!

まとめ

私は地元が横須賀市なのですが、横須賀市は会社の数が少ないため、神奈川県の中で一番転出率が高いと言われています。私自身、横須賀市で働く場所を選ぶのには限界を感じ、結果的に東京へ就職すると共に都市部へ引っ越してしまいました。
地元が嫌いになったわけではなく、むしろ今でも月に一度は必ず実家に帰るくらい大好きなので、もし自分のやりたい仕事ができる場所があるのであれば、横須賀で働いて横須賀に住みたいと思っています。
海と山がどちらも楽しめて、地元の商店街を歩けば必ずと言っていいほど知っている人に会って、自然とコミュニケーションが生まれる。不便さを感じることはあっても慣れ親しんだ場所で、大好きな場所で働けて暮らすことができれば、ストレスが減るのも頷けます(笑)

地域の活性化や会社のBCP対策といったメリットも重要ですが、豊かな気持ちで働き、暮らすためには、「場所」ってとても重要な要素だと思うんです。
サテライトオフィスはそれを同時に叶えることができる方法だと思っています。皆さんも自分が生活していくための場所と働いていくための場所、どちらも我慢せず、欲張りに生きてみてはいかがでしょうか!

詳しいサテライトオフィスの記事はこちらから♪
⇒「サテライトオフィス