会社に勤めながらやりたいことって本当にできる?パラレルキャリアの始め方と続け方

会社に勤めながらやりたいことって本当にできる?パラレルキャリアの始め方と続け方

会社に勤めながらやりたいことって本当にできる?パラレルキャリアの始め方と続け方

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こんにちは、Fledgeライターのとやまです。今回はコワーキングスペース「RYOZAN PARK大塚」からイベントレポートをお届けします!

RYOZAN PARKへ来るのも初めてなのですが、大塚の街にもほぼ初めて来ました。大塚にコワーキングスペースがあるイメージがなかったので「大塚にあるコワーキングスペースってどんなところなんだろう・・・」と向かうと、まずビルに貼られた大きな広告が目に飛び込んできました。大塚の街にギャップのあるインターナショナルな写真、目立ってますね!

ビルの中に入ってみました。

ビルの3階分がRYOZAN PARKになっています。5階FOCUS、6階CORE、7階FAMILY・・?どうなっているのでしょうか?イベントの前に少しだけ施設内をご紹介しますね。

下から順番に見ていきましょう。まずはこちらが5階の個室オフィス。

こぢんまりとしていますが、壁のほとんどが窓になっており開放感ある空間。しっかりと仕切られているおかげで音漏れも気にせず集中できそう。木や緑がふんだんに使われているからか、居心地がよかったです◎ 現在は満室とのこと。

6階のコワーキングスペース。

今回のイベントはこちらが会場。低い机や高い机、カウンターやテーブル席などがあり、気分に合った場所を選んで作業ができていいですねー。

飾られているアートたちはなんだか洋館のような雰囲気を醸し出しています。

次に、7階のFAMILYへ。

そうです、FAMILYは保育園になっており、保育士さんが常駐しています。親御さんがお子さんをこちらに預け、ほかの階で仕事ができるようになっているんです。そして特徴的なのは、すべて英語で保育をする100%英語保育のプリスクールであるという点。個人的には小さい頃から英語を日常的に使う環境で育ちたかった!と思っているのでうらやましい・・・!

そして最後は屋上!

屋根も設置されているので、夏はバーベキューをやることもあるそうです。仕事途中の息抜きにこの屋上を使えるなんて、贅沢ですね〜。 

と、施設がとても充実しているRYOZAN PARK。どんな場所なのでしょうか?

RYOZAN PARKは大塚と巣鴨にあり、アイデアや文化、言語や友情がシェアされる場所をコンセプトにつくられた働く複合施設。大塚はオフィス、巣鴨はシェアハウスになっています。

創始者である竹沢さんは国際結婚をきっかけに、起業家や働く両親、日本に住む外国の人々を支援することは日本が新しい道へ向かうカギだと考えるようになり、このように国際的、そして育児を支援するようなスペースをつくりました。地域全体で子どもを育て、大きな家族をつくるような場所にしたいという想いを持っています。


今回のイベント「企業人を解放せよ! - vol.1キャリアシフトのキッカケをつくる - 」はここRYOZAN PARK 大塚でインターンをしている細川綾子さんが企画した、パラレルキャリアをテーマにしたイベントです。

細川 綾子(ほそかわ りょうこ)

電機メーカーで営業職として十数年勤務。第二子の育休期間を利用しRYOZAN PARK大塚で子連れインターンとして働く。自分にFitする新しい働き方として、パラレルキャリアはひとつの選択肢になると思い、今回のイベントを企画。

畑 俊彰(はた としあき)

郵便事業会社員×次世代リーダー支援する社団法人。外部企業が主催するリーダー育成研修の手伝いをしたことをきっかけに、当時関わっていたメンバーと起業。それが今では大手企業も注目をしている「一般社団法人ALIVE」に。

山田 孝雄(やまだ たかお)

大手電機メーカー会社員×プログラミング教室。元々は起業の夢を持ちながらも、組織で長年働くうちに段々と大企業病に…。そんなとき、ボランティア活動を通じて知り合った仲間との出会いで前向きになり、プログラミング教室を始める。現在はIT企業で働く有志を集めて、子どもたちにIT教育を行うとともに、企業人に新しい働き方を提案している。

大久保 貴之(おおくぼ たかゆき)

Web広告会社員×Webメディア運営。自分が本当に情熱を持てるものに時間を費やすため、本業の傍らWEBメディア運営、ライティング、動画制作など多岐にわたり活動をしている。

楽しいことをしているだけ、パラレルワークをしている感覚はない。

畑 俊彰(以下、畑):人生で一番最初の大きな挫折は就職活動でした。急にまわりの友だちが「あの会社に行きたい」など言い始めている一方、自分には働きたいという感覚が持てなかったんです。がむしゃらになった経験がでてこなくて、20年間何やってきたんだろうと悩みました。結局、「やりたいことが出てきたときに、自由に選べるようになっていたい」という理由で、起業したい人が集まっているようなベンチャー企業に入りました。

その後、日本郵便に転職。色々なプロジェクトに関わる事業部に異動し、結婚して子どもが生まれました。3年くらい働いた頃、日本郵便にはさまざまなキャリアを持っている社員がたくさんいるのに、現場から本社までの距離が遠いために目指す方向性が噛み合っていないことに違和感を感じるようになったんですよね。

お互いを知り合うこと、接点がなかった人たちとつながることで変わるんじゃないかなと、会社の会議室でお酒を片手に話す場をつくりました。実際に自分も交流がなかった経営層や幹部の人と話すことで会社の見方が変わりました。

今は、主に社内の新規事業開発を担当しています。時代が変わっていく中で、新しい事業をつくらないといけない、だけど物流網を持っているのに使い方がわからないというのがうちの会社の課題なので、スタートアップの企業と新規事業をつくっています。

あとは、中堅層の選抜研修担当も兼ねており、ヤフーやインテリジェンスといった企業と共同で研修をしています。共同で研修をするとやめる人がいるのではと思うかもしれないのですが、今までそれでやめた人はいません。むしろ「このまま日本郵便で働いているのだろうか」と、もやもやしていた社員が自社の強みや弱みなどいい気づきを得ることができています。

▲参加者は30〜40代の会社員の方が中心でした。

副業で関わっている一般社団法人ALIVEでは、複数の会社の社員で構成されたチームで、3ヶ月間で地域課題などさまざまな団体が抱えている課題の解決策をつくるというプログラムをやっています。

関わり始めたきっかけは、サントリーが主催していた共同研修に参加したことでした。その研修がよかったのでずっと続けようとなったのですが、サントリーの人事で回すのは難しい、それで気づいたら自分が入っていたという流れなので、パラレルワークというよりは仕事の延長という感覚です。


▲畑さんが大切にしている価値観

自分は常にワクワクすることをやっていたいと思っています。なので今もパラレルキャリアをしたいというよりは、おもしろそうなことに足を突っ込んでいっているだけなんですよね。

もうひとつ大切にしていることは、自分を取り繕う必要がない環境を選ぶこと。実は、今月転職をするのですが、自分の場合奥さんが忙しいので残業ができないとか、子どもが体調を崩したら休ませてもらいますとか、社外でこういうことをしていますということも全部話して転職先を決めました。

子どもがきっかけで生まれた価値観の変化。副業のおかげで本業も前向きに

山田 孝雄(以下、山田):入社した当時は会社を5年でやめて起業したいと思っていたのですが、いつの間にか企業の歯車になっていました。そんなときに、娘が生まれ「この子を育てたら死ぬんだな」と思ったら、生きている間に社会貢献をしたいと思うようになり、NPO団体サービスグラントに関わり始めました。

サービスグラントでは、プロボノ(※本業のスキルを活かしてボランティアをすること)をしたい人をチームにし、全体のマネジメントをしていました。コミュニティが楽しく、8つのプロジェクトをサポートして、結果的にエグゼクティブリーダーのようなポジションにつきました。

それで、自分でも事業をやりたいと思うようになり、子どもの頃からプログラミングが好きだったので、雲のプログラミング教室を始めました。第一回目は2014年2月に日吉で行い、その後イベントで一緒にやりたいというNECやソニーの社員の方と出会い、団体として活動を始めました。今では横浜市の子ども向け経済産業イベントで出店させてもらったり、最近では子どもだけではなく大人向けにも教室を開いています。特に大人向けのラズベリーパイ勉強会(※ラズベリーという小型パソコンのこと)は結構人気で、参加者は合計250人くらいになりました。

▲雲のプログラミング教室の話をする山田さん

よくどうやって時間を使っているのか聞かれるのですが、簡単です。平日のスケジュールは出勤前に資料作成、メール対応をし、定時で帰り、イベントの打ち合わせという感じです。土日はイベントがあるのですが、もちろん家族時間も確保したいので、Googleカレンダーで本業のようにスケジュール管理をしています(笑)

なぜ活動しているのかということは、マズローの5段階欲求説で説明したいと思います。


▲マズローの5段階欲求

社会的欲求までは普通の企業で働くことで実現できるんですが、それだけでは幸せにはなれないんですよね。今自分は幸せだなと思うのですが、それは副業によって尊厳欲求・自己実現欲求を満たされているからだと思います。

パラレルキャリアを始めたことで、本業でも前向きになりました。本業は給料を前提とした固定された組織なので、後ろ向きな話が多くなりがちなのですが、社外のコミュニティは社会貢献をしたい人が多いので前向きな人が多いんです。

なので、企業に使われるだけの会社員だけでなく、自分の働き方改革をすることで人生全体が前向きになると思います。

やりたいことをやるために、ベースの収入をパラレルワークで稼ぐ

大久保 貴之(以下、大久保):なぜパラレルキャリアをやっているかというと、仕事の質をあげ自分のやりたいことを全部実現するためです。100万分の1のレアカード化』という話があって、簡単に説明すると100分の1のスキルを3つ持てたら希少性が上がり自分だけの仕事を創出できるということなのですが、これを実現するには関心・情熱を持っていることに能力・時間を使えるような環境をつくることが重要になります。自分はその環境をつくるために、パラレルワークをやっています。

会社員でそういった環境づくりをしたい方に特におすすめなのは、Webメディア運営またはWebライター。というのは、Webライターはサービスに登録するだけで始められて、やめたくなったらやめられますし、アフィリエイトであれば月々1,000円のレンタルサーバー以外はコストがかからないので、ローリスクで始められるからです。20万円以上稼がなかれば特に税金などの申請をする必要はないので、時間やお金を消費することはほとんどないと思います。

加えて、本業で活きるような考えやスキルを身につけることができます。自分のメディアでものを売るのでマーケティングをする必要があったり、書くことは学習効果が高かったりと、どちらも案外学びが広くて深いです。本を読んでいるとどうしてもインプットだけになりがちなのですが、書くことでアウトプットベースの学習もできます。

起業したい人であれば、先ほど話した方法で安定収入を稼ぎ、そのうえでやりたいことをやることもできると思います。

▲自己紹介をする大久保さん

自分は今脱毛サロンやプログラミングスクールの専門メディアを運営しているのですが、企業から協業の話が来たこともありました。検索すると一番上に表示されるので、新しいスクールを始める企業に広告を載せてと声をかけてもらえたり、実際に脱毛サロンを体験させてもらえたり、裏側の機械の話を聞かせてもらえたりと、どんどん自分の専門を深めていくことができます。Web系のスクールで先生をやってくださいと言われたこともありました。

なのですが、アフィリエイトに関しては巷にある情報を鵜呑みにしないように気をつけてください。よく「アフィリエイトはすぐに稼げる」といった情報がでてくるのですが、それは誤解です。アフィリエイトはきちんとやればほぼ確実に稼げるのですが、すぐには上手くいきません。何をやるにもそうだと思うのですが、人に価値を提供するためにはきっちりやっても時間が約半年くらいはかかります。きちんと情報を選定してうまい話はないんだなと思ってもらえるのがいいかなと思います。

今自分はそういった質の悪い情報や教材をなくせるように質のよいプラットフォーム、コンテンツ、仕組みをつくりたいと思っていて、そのベースとして副業をやっています。副業で安定収入を稼げるようになれば情熱・関心を持てることに時間を割けることができ、自分の能力を高められます。そして、やりたいことをできることでより人生を楽しめるんじゃないかなと思います。

気になるパラレルワークと家族や会社との関係

3人の話が終わった後、参加者からの質問タイム。やはり家族や本業で働いている会社との関係性について多く質問があげられました。

Q 副業のことは会社に伝えていますか?

山田:今会社には何も言えていないですね。本業にいい影響があれば言えると思うので、もう少し時間がかかるなと思っています。

畑:日本郵便は兼業OKなので、まわりも人事も知っています。事例がでてこないと他の人もやらないし広まらないと思っているので、兼業がOKであればどんどん発信してやるのがいいかなと思っています。

 

Q ご家族は副業に関してどう思っているのでしょうか?

畑:妻は仕事が忙しいのでフェアというか、社団法人と本業との間に境がないですし、仕事が1.5倍になるわけではないので、家族に迷惑をかけていないですね。もともと経済面で収入を一本に絞るのが怖いなと思って始めたので、妻も理解してくれています。

山田:私の妻は専業主婦なのですが、非協力的なところから始まりました。『子育てしないでなんでやってるの?』みたいな(笑)なので、説明会やプログラミング教室に子どもと奥さんを連れて行ったりと地道な努力をしました。

 

Q パラレルキャリアをやるモチベーションはなんですか?

大久保:根本的に勝手にモチベーションが上がっていくものしかやらないほうがいいと思います。そうじゃないとストレスになってしまうので、基本やりたいことや楽しいと思ってできるものを中心に置くのがいいと思います。自分の場合書くことは苦手ですが、リアクションがあるとうれしいから続けられていますね。

山田:自分もそうだと思っていて、自分の好きなものしか続けられないですよね。好きなものを見つけるのにおすすめなのは原体験に戻ること。自分の場合、子どもの頃プログラミングでゲームをつくった経験を思い出し、副業でプログラミング教室をやることを決めました。

畑:自分も楽しいからやっています。僕がぞくぞくする瞬間は研修をつくっていて参加者が殻を破るときや弱音を吐いてみんなが向き合うときです。ですが、『飽きたらやめます』とは言い続けていますね(笑)

編集後記

畑さんは本業の延長線で、山田さんはプロボノとして、大久保さんはアフィリエイトやWebライターと、3人とも異なるパラレルキャリアを歩んでいますが、明確な共通点があるのが印象的でした。それがパラレルワークは自分の好きなことであるということ、そしてパラレルワークをすることによって幸せと感じているということです。

すでにやりたいことがあってそれをやるためにお金を稼ぎたいという方はアフィリエイトやライター、「何をしたらいいかわからない」という方は山田さんのように団体でまわりの人から刺激を受けながら行動に移していくのが始めやすいかなと思いました。そしてパラレルキャリアが形になったらぜひRYOZAN PARKへ。

人によってぴったりなパラレルワークの形は異なるもの。この記事が『型』を知り、自分の形をつくっていくきっかけになればと思います。

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