脱・社畜サラリーマン。旅は学校では教えてくれない最高のLIVE授業だ!──リーマントラベラー東松

脱・社畜サラリーマン。旅は学校では教えてくれない最高のLIVE授業だ!──リーマントラベラー東松

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世界一周しながらFledgeのライターをやっている鈴木麻美から面白い人がいるよ!と紹介を受け、取材をさせてもらうことになったリーマントラベラー東松さん。彼は、大手広告代理店でサラリーマンをしながら、週末には世界中を旅しているそうです。そんなサラリーマンである彼がなぜこんなにもメディアに取り上げられているのか?

第一回は、リーマントラベラーになった経緯や旅の魅力などに迫ります。

第1回
脱・社畜サラリーマン。旅は学校では教えてくれない最高のLIVE授業だ!──リーマントラベラー東松
第2回
サラリーマンは最強だ!やりたいことを追求して、自分だけの価値を生み出せ!──リーマントラベラー東松

リーマントラベラー東松

1987年岐阜県生まれ。平日は激務の広告代理店に勤務する傍ら、週末に世界中を旅しているサラリーマン。TOEICは575点につき、海外での会話はもっぱらボディランゲージ。2016年10月~12月は毎週末海外旅行に行き、平日は東京でサラリーマンをしながらも5大陸18カ国を制覇し「働きながら世界一周」を達成。また、地球の歩き方が発行する「今、こんな旅がしてみたい!2017」で作家・角田光代氏や脳科学者・茂木健一郎氏と並び「旅のプロ8人」に選ばれる。現在、東洋経済オンラインやCLASSY.などで連載中。

社畜サラリーマンに訪れた突然の転機

▲ロサンゼルス「NBAの観戦」

最初にサラリーマンをしながら、世界一周をしようと思ったきっかけについて教えてください。

東松:学生時代はアメフトしかしていなくて、当時の僕にはサラリーマンになる以外の選択肢はなくて、普通に大手広告代理店に入社したんです。そこに待っていたのは、いわゆる社畜寸前な働き方だったんですよ(笑)と言っても、その働き方に不満を持っていた訳でもなく、むしろ成長を実感できていたので満足してました。

ただ社会人1年目は、時間的な余裕を作ることができなくて、旅行に行く機会すらなく、2年目に何とか4日間くらいの休日を利用してグアムに行ったくらいでしたね。

そうだったんですね。

東松:転機が起きたのは、社会人3年目(2012年)のゴールデンウィークです。僕、NBA(アメリカのプロバスケットボール)が大好きで、試合を観に行くのが昔からの夢だったんです。そしたら、たまたまプレーオフの試合チケットが当たったんですね。ただ、プレーオフのチケットなので、そのチームが勝ちあがらないと観れなく、飛行機のチケットも予約できないでいたんです。

そしたら、試合の1週間前に勝ちあがっていることが分かって、「行ける!」と思って上司にお願いして、休みをもらい行けることになって。直ぐに一緒に行ける友達を探したんですけど、1週間後ってなるとなかなか行ける人が見つからなくて、結局一人で行くことになったんです。
正直「地球の歩き方」だけ持っていけば何とかなると思って、ホテルの予約もしないで行ったんですけど、いざロスに到着してカバンから「地球の歩き方」を取り出そうとしたらないんですよ…。

まさか!!?(笑)

東松:そのまさかです(笑)忘れてきちゃったんです…。仕方がないので、お店に行って英語で書かれた地図を買って、ホテルを探すことにしたんですけど、英語が分からないので勇気を振り絞って通りすがりの人に「I want to go Hotel.」って聞いて教えてもらったんです。

その後、何とか宿泊先を確保することができて、その後のバスケットボールの試合も観れて、観光もできて。しかも、たまたま出会ったアメリカ人に「アメフトやってたんだよ!」って話したら、今日大学でアメフトの練習やってるからおいでよって誘ってもらい、参加させてもらったりして。想像以上に面白い旅だったんですよ!

初体験づくしですね!

学校では教えてもらえなかった大切なこと

▲ジャマイカ「カリブ海・モンテゴベイのビーチ」

東松:の旅で3つ大きな気づきがあったんです。1つ目は、平日でも夕方になると大人がサーフィンしてたり、ジョギングしてたり、レストランで食事してたり。平日にも関わらず、プライベートも謳歌してたんですよ!「大人でもこんな人生を楽しんでいいんだ!」と。2つ目は、ロスのビーチで海パン一丁で日焼けをしていたときに感じたことなんですけど、ここでは会社の名刺は役に立たないし、SNSで繋がっている友人もいないし…俺には「筋肉しかない!」…って急に不安になっちゃって(笑)

逆に、日本だと会社の看板を使っていろんなすごい方に会えるんですけど、それって看板を背負った「東松」なんですよね。つまり、会社の看板を外したら会えないし、僕じゃなくてもいいんだろうなって。もっと自分自身に価値をつけることが大事だと思ったんです。

市場価値を高める必要性を感じたと?

東松:うですね。この2つって学校の教育では教えてもらえなかったし、気づかなかったんですよね。こんな大事なことを知らないまま過ごすところだったって思うと危なかったです(笑)3つ目は、海外旅行が超簡単で超楽しかったんです。そもそもアメリカに5日間で行けるなんて思ってなかったし、英語が喋れなくても大丈夫だし、楽しい出会いもあるし、普段見られないものも見れるし。ほんと今まで行かなかったのが勿体なかったなと。

それから海外に頻繁に行くようになったんですね!

東松:はい、翌年(2013年)から3連休があれば必ず海外旅行に行くって決めて、年間8回ペースで行くようになったんです。

仕事をしながら世界一周達成!日本にいる間はトランジット中(笑)

ちなみに世界一周をしようと決めたのはいつごろなんですか?

東松:2016年1月に旅行が好きすぎて「世界一周がしたい!」と思ってしまったんです。そのためには、会社を辞めるか長期休暇をもらうか…。でも会社は辞める勇気はなかったので、サラリーマンを続けながら世界一周する方法はないかって考えていたんです。

長期休暇を取得して行かれたんですか?

東松:いや、そもそも世界一周の本質は、「世界をぐるっと回ること」ではなくて、「世界のいろんな国々をたくさん見て回ること」だと思うんですよ。この本質から考えると、日本にいる期間をトランジット中と見なせば、サラリーマンでも世界一周ができるんじゃないかと考えたんです!海外へ行って、日本へ帰って、トランジットをしながらサラリーマンをして、そしてまた海外へ行くのを繰り返せばいいんじゃないかと(笑)そこで、2016年10月から12月、「働きながら世界一周」に挑戦しました。平日はサラリーマンをしながら、毎週末に海外旅行へ行き、3ヶ月間で合計12回の海外旅行で、5大陸18ヶ国を周りました。そして「働きながら世界一周」を達成しました!

なるほど(笑)てことは今は…?

東松:もちろんどっからどう見てもトランジット中です(笑)

不安を解消するために、20日間で120人に相談

そもそも不安はなかったんですか?

東松:もちろんありましたよ。そうやってまずは毎週末に旅行に行ってリーマントラベラーとしてやっていこうって決めた時点で、一般的な生き方のレールからはみ出してしまう。それが、すごく不安でした…。

人と違うことをやろうとするときって不安になりますよね。

東松:怖すぎて、いろんな人に相談しまくったんですよ。1月10日に世界一周しようって決めたあと、急に不安に襲われて、1月11日〜1月31日の20日間で120人に相談したんですよ。

す、すごい…(驚)仕事しながらですよね?

東松:もちろんちゃんと仕事をしながらです。休日は、モーニングから始まって、ブランチ、ランチ、お茶、お茶、お茶、ディナー、ディナーみたいな(笑)

いろんな人に相談に乗ってもらって、どういう結論に至ったんですか?

東松:リーマントラベラーって何となく自分に合ってそうってことで、みなさん応援はしてくれるんです。でも応援止まりと言うか(笑)もちろん、一緒にやってみたいなんて言う人はいるはずもなく…。結論、120人に相談して、気持ちが変わらなかったのでやってみるしかないかなって。そこまで思えたのが大きかったですね。

自分自身の本気度が確認できたと。結果論かも知れませんけど、世界一周を達成したことで、メディアに取り上げられるようになったんですよね。

“面白いことをしているサラリーマン枠”は空席あり!

▲香港「リートラツアーの最後」

地球の歩き方さんが発行された「今、こんな旅がしてみたい!2017」で旅のプロ8人に選ばれてましたよね?しかも、角田光代氏や茂木健一郎氏と並んで!あの反響は絶大だったんじゃないですか。

東松:あれは相当反響ありましたね。ただ、このまま行くとトラベラーになっちゃうなって思って。最近出てくるトラベラーの方々ってクレイジーな人が多くて(笑)一回死線を超えなきゃいけない雰囲気があったり、なぜか香港とかマカオに行くとみんなガッカリするんですよね(笑)もっとマニアックなところに行ってよ!みたいな。

なるほど。目指す場所が難しくなってきましたね(笑)

東松:でも、“面白いことをしているサラリーマン枠”はまだ空いていると思ったんです。去年(2016年)までは「サラリーマン×トラベラー」だったんですけど、今年(2017年)は「サラリーマン×トラベラー×コンテンツクリエイター」になろうと。

具体的にはどんなことをされているんですか?

東松:リーマントラベラーのTシャツを作って販売してみたんです。そしたら531枚くらい売れて!

え、すごい…!

東松:ただそれだけだと面白くないので、Tシャツを持っている人だけのコミュニティを作って、オンラインサロンみたいなものを立ち上げたんですよ。そのコミュニティの仲間で世界193ヶ国をTシャツを着て制覇しようと。現状だと3ヶ月で63ヶ国を制覇していて。それ以外にも、恵比寿で個展をやったり海外旅行ツアーを計画したり、テレビ番組にも出させてもらったり。

魅力的な活動をたくさんしてますね!

キューバ人に惚れた。貧しくても自分らしい生き方

▲キューバ「現地のおじいさんと」

今までで最も気づきの大きかった出来事について教えて欲しいです!

東松:2015年のゴールデンウィークにキューバに行ったんですよ。そこですごく不思議な体験をたくさんして。彼らって平均年収が24,000円って言われていて、社会主義なので未だに食料配給制度があるんです。つまり、月収2,000円でも生活ができちゃうみたいで。

それは衝撃的ですね。

東松:すごいのはここからです(笑)現地のおばちゃんが見ず知らずの僕に「ご飯できたから、食べていきなよ!」って突然声をかけてくるんですよ。

何か裏がありそうな予感です(笑)

東松:そう思いますよね?でもピュアなんです(笑)僕もちょっと迷ったんですけど、「ありがとうございます!いただきます。」って食べさせてもらって。しかもチップもなしで(笑)ご馳走になった後に、また歩いてたら音楽を鳴らしている家があって、ちょっと覗いてたんですね。そしたら目が合っちゃって…その瞬間に「Come on!」って呼ばれて、行ったらダンスパーティーが始まって、僕を歓迎してくれたんですよ。それが終わって、また歩いてたら今度は水たまりにはまって、靴が泥だらけになっちゃって。そしたら近くにいたおばちゃんが「どうしたの?」ってスペイン語で言ってるんです。あ、ちなみに僕はスペイン語が分からないので、「どうしたの?」っていうようなリアクションをしているってことですけど(笑)そしたら「ちょっと待ってて!」って言われて待ってると、たらいに水を入れて、洗剤とタワシで洗ってくれるんですよ。靴も濡れちゃってるから、「乾くまで家においでよ!」って招待してくれて。

もう衝撃的な経験ばかりで…。キューバに関しては、また行きたいって思えたんですよ。他の国は、楽しいんですけど、もう1回行きたいというよりは、新しい国に行きたいっていう欲求の方が勝っちゃうんですよね。

キューバにはそれだけ魅了されたってことですね!

東松:そうなんです。それで、他の国と何が違うんだろうって考えたときに、人だってことに気付いたんですよね。貧しいにも関わらず、自分らしく生きているからこそ、おもてなしが出来ていて、そんな人たちに惹かれたっていうか。で、何で惹かれたのかを考えたときに「あ、これって日本で教わってないからだ!」って思ったんです。教わってなくて、自分ができていないことをやっているからこそ、うらやましく思えたんだと思います。

教わってないけど大切なことってすごく多いかも知れませんね。

次回は、「サラリーマンは最強だ!やりたいことを追求して、自分だけの価値を生み出せ!」をお届けします!

第1回
脱・社畜サラリーマン。旅は学校では教えてくれない最高のLIVE授業だ!──リーマントラベラー東松
第2回
サラリーマンは最強だ!やりたいことを追求して、自分だけの価値を生み出せ!──リーマントラベラー東松
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