複業が当たり前の時代がやってくる!自分だけの手作り名刺で働き方のReデザインをしてみよう

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複業が当たり前の時代がやってくる!自分だけの手作り名刺で働き方のReデザインをしてみよう

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協働ステーション中央にて「働き方のReデザイン〜『複業』での自立と地域貢献〜」というイベントが開催されました。そして、私の記念すべきFledgeメンバーとして初取材!

「複業をしたいとは思いつつも、実際にどうやって始めたらいいんだろう?」 と悩んでいたときに、目に飛び込んできたこのイベント。 100年時代を生きるための複業をスタートさせるヒントがぎっしり詰まっていました。

今回同じテーマのイベントとしては2回目の開催。前回はすぐに満席になってしまったそう!今回はこちらのお二人が登壇されました。

芦沢 壮一(あしざわ そういち):ファシリテーター

1997年一橋大学社会学部卒。金融機関に入社後人材開発部門でビジネススキル研修の講師など企業内教育の推進に携わった経験を活かし、フリーランスの講師として企業や自治体・非営利団体などとの連携による公開講座や研修を企画・実施。専門はコミュニケーション、ファシリテーション、キャリアデザイン。趣味は農業。

碓氷 美香(うすい みか):複業実践者ゲスト

1971年生まれ。武蔵野市在住。1998年より総合病院の薬剤師助手(非常勤職員)として勤務。また並行して2008年よりカウンセラーとして武蔵野市内を中心に地域での活動を開始。傾聴などカウンセリングに関する講座の開催や個別カウンセリングなど、現在まで10年間の複業経験を持つ。

複業は社会の役に立つこと。だから、周囲の応援が得やすい

▲自分の畑で採れたさつまいもを紹介している芦沢さん

芦沢 壮一(以下、芦沢):今、複業ブームが来ています。国の動きも活発になってきており、ダイバーシティという文脈で多様な働き方を認めるようになっています。

その理由は労働者人口がどんどん減っているため、このままだと社会サービスが成り立たなくなるからです。となると、能力を複数で活かしてもらわないといけないわけです。

最近ブームになっている『ライフ・シフト―100年時代の人生戦略』にも書いてありますが、人生100年時代が始まっています。例えば、今10歳のお子さんは100歳まで生きる可能性が高くなっています

ですが、年金も退職金もそんなにもらえない、だからこそ誰もが働き続ける必要がでてきています。そのときに“生きる術”をどこにつくるのかがキャリアとして必要になるんじゃないかなと。多様な観点があると思いますが、今日は複業という切り口で見ていきたいと思います。

“複”業とは働き方のスタイルのひとつ、パラレルキャリアや二足のわらじといった意味で使われています。“副”業との大きな違いは、社会に役立つ事業を通じて収入を得ながら自己実現を果たすということ。“副”業は動画サイト、フリマサイト、広告収入、ネットオークションなど、個人的な利益を一番の目的としており、他人や地域への影響は少ないものと私は考えています。

なので、“複”業は専門性やアイデンティティをそれぞれの場で発揮するため、社会や地域に関わり周囲の応援も得やすいのが特徴です

就業者の13%が複業を経験したことがあり、そのうちの33%が成長を実感したというようなデータも出ています。

複業をすることで、自分の理想に近づく


▲複業実践者のゲストとして登壇された碓氷さん

芦沢:ちなみに、碓氷さんはどうして複業を始めたのでしょうか?

碓氷 美香(以下、碓氷):薬剤師助手として働いてちょうど10年経ったときに、何かスキルアップをしたいと思ったんです。当時は薬局が院内にあり、大勢の患者さんとお話をする機会がありましたが、薬局というのは最後にまわるところです。お医者さんに話せなかったことを話してくれることが多くありました。

病気のこと、家族のこと、趣味や楽しみのこと。そんな話を単純に「碓氷と話して楽しかったな」って思ってもらいたい。それでカウンセリングスクールに通い、傾聴のスキルを学びました。それをもっと活かせたらと、地元でグループワークやカウンセリングをしています。別のスキルを持つことで、足し算をして自分の理想に近づけているという感じです。

芦沢:実際にどういったことをされているのでしょうか。

碓氷:先ほど話しましたカウンセリングやグループワークの他に、老人ホームで介護されるご家族に向けて講座や、市内にて話し方・聞き方講座などの講師をしました。中でも“ボランティアをしたいけど何をすればいいのかとわからない”という方や、実際にボランティアに行かれた方から“こういうときどういう声かけをしたらいいのか”などの悩みをいただくことが多かったので、今年はフォローアップ講座を開催しました。

芦沢:実際忙しくないですか?

碓氷:休日を使ったりもしますし、どちらかというと忙しいと思います(笑)ですが、非常勤というところで、時間を有効利用しているところはありますね。

芦沢:そうですよね、私も複業を始めてから一般職に変えました。有給も気兼ねなくとれますし、定時の17時にも退勤しやすいです。あとは子育てもしやすいですね。

碓氷:周りの方には正社員のほうが安心なのでは?と言われることがありますが、今の働き方のほうが、60歳になったときに “心の充実”があるんじゃないかなと私は思っています。

複業のヒントは、自分の趣味や好きなことにある

芦沢:複業をしたいけど「忙しい」とか、そもそも「何をしたらいいのかわからない」「何が強みかわからない」と思っている人が多いと思うので、ぜひそういう皆さんへのアドバイスを。

碓氷:“何かをしなければならないと義務感に思うのではなくて、単純に自分のしたいことや、してみたいことから始めることで、複業につながると思います。今まであまり会ったことがないような方と話すことで、新たな視点を見つけることができますよ。

芦沢:まさに後半はそのキーワードを見つけるワークをします。外発的なモチベーションでは続かないので、私も趣味や好きなことの延長という観点は大切だと思いますね。
私は、5〜10年間社内で人材開発に携わってきましたが、大きな組織って異動や転勤があるので、キャリアの蓄積ができないんです。

それで、私は人材開発のスキルを維持するために、自分で仕組みづくりをすることにしました。行政と一緒に実際に仕事をすることが実績になり、自分のブランディングになる。どうしたらやりたいことを持続させられるか、というのがエンジンになっていますね

碓氷:私は足を運ぶことが大切だと思います。私の住む街はコミュティスペースが多く、ボランティアセンターも活動的です。まずは自分自身ボランティアの中から事務局の方や活動する方々とつながることで「私」という人間や、したいことを知っていただきました。

芦沢:私の場合、自分がやりたいことに関係する講座で主催者の人と話して、名刺交換やFacebookの交換をするようにしていますね。それで半年くらいするとお互い何をしているかわかります。それで声をかけてもらい、チャンスをもらって、きちんと期待に応える、の繰り返しです。

複業実践者に聞く!ぶっちゃけ複業ってどうなの?

参加者:複業をはじめるときにマネタイズに関してはどう考えたのでしょうか。

碓氷:収入になるというよりは、自分の形を作りたいなというところがモチベーションとしては大きいですね。なので、最初はマネタイズについてはあまり考えていませんでした

芦沢:マネタイズは今日のスコープの半歩先。まず始めてみること。それで始めた人がどうマネタイズしていくかを考えるようになると思います。マネタイズに関しては打ち手がたくさんあるし、そういうことを学べる場もたくさんあります。

ブログが得意な人であればいきなりインバウンドで来ることもあるかもしれないですが、基本的には最初に直接会って、そのあとに広がっていくことが多いと思います。対価をもらっていいことであればもらってもいいですが、最初はボランテイア精神も大切です

参加者:複業は法律的に問題ないのでしょうか?

芦沢:職業選択の自由があるので、2個やっても3個やっても法律上の問題はないです。ただ雇用されているサラリーマンが深夜から早朝まで働いてから出勤するなど、本業に支障がでるのはNGという判例があります。

参加者:本業の上司に理解を得ることができない場合はどうしたらいいですか?

芦沢:価値観が違う相手を説得しても無理なので、気にしなくて大丈夫かと。制度として認められているのであれば、隠れてやる必要もないと思います。
組織風土と相手の感覚が違う場合は多々あって、私の場合も制度上は許されていますが相手の価値観によっては歓迎されていないかもしれません。

実際に自分だけの名刺を作ってみよう

芦沢さんが最初に名刺作りのコツとしてあげたポイントは3つ。

① なりたい自分を遠慮なく名乗ってみること
② 何ができる人なのか伝わるようシンプルに
③ キャッチコピーを加えるとなおよい


まずは自己分析からスタート。

そして各々カードサイズの用紙で自分の名刺を作成します。

完成したあとは名刺交換を行いました。


私が交換した名刺には「持ち味発見士」「不惑のミドル向けパーソナルコーチ」「切ない音楽研究所」「子ども向けパン職人」など、オリジナリティ溢れる肩書がたくさん。

最後に芦沢さんから「手作り名刺を交換してどんな気分ですか?」という質問を投げかけられると、参加者からは「ワクワクした。やらなきゃと思った」「自分が思ってつくった肩書きっておもしろい」「相手の反応から、こういうこともできるんじゃないかってイメージができました」などの感想が飛び交いました。

最後に、複業を始めたい人へ

芦沢:助走期間は長すぎない方がいいと思います。人生100年時代、働き方をリデザインするチャンスです。ぜひポートフォリオワーカーとして自分の仕事や役割をつくってみてください。

碓氷:名刺作りを通して今、みなさんの頭の中に、自分の好きなことや趣味が浮かんでいると思います。どういう形でどのようにやっていったらいいかと考えると思いますが、まずは始めてみてください。そこから課題が見えてきます。一歩踏み出したことで変わっていきます。

「やりたいことを複業として形にするためには、まず色々なところに足を運び、人とのつながりをつくることが大切。そして得たチャンスにきちんと応えること。
名刺づくりを通して私の好きなこと、オリジナリティと向き合いつつ、こんな仕事をしたらもっと楽しそうだなー!と妄想できて私自身楽しむことができました。」

▼協働ステーション中央とは
中央区内で、社会貢献活動団体からの事業構築に関する相談から提案に向けた総合的なサポートを行う施設。様々な団体や組織の協働をスムーズに進めることで、地域課題の解決に取り組む活動を支援する。主なサービス内容は相談、交流・ネットワークの構築、講座を通じた人材育成などの基盤強化。団体登録をすると、会議室の貸出などのサポートなどを受けられる。

協働ステーション中央Facebookページ

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