プロギャンブラーから一転、超有名画家の秘書になったワケ 〜秘書経験に学ぶ、個とチームを強くする仕事術〜

プロギャンブラーから一転、超有名画家の秘書になったワケ 〜秘書経験に学ぶ、個とチームを強くする仕事術〜

プロギャンブラーに聞く「仕事とは」「お金とは」「人生とは」第3話。

プロギャンブラーというだけで特殊なのに、なんと超有名画家の秘書という異色中の異色の経歴を持つのぶきさん。ギャンブラーが『個人戦』とすると、秘書は『チーム戦』。個とチームの両視点から仕事について語っていただきました。

第1回
ハッピーな人生はいかにして手に入れるのか?勝率9割のプロギャンブラーに学ぶ、人生必勝思考法。
第2回
心からやりたいことを仕事に!一歩踏み出せない君へ。 プロギャンブラーが語る「天職」の見つけかた
第3回
プロギャンブラーから一転、超有名画家の秘書になったワケ 〜秘書経験に学ぶ、個とチームを強くする仕事術〜
第4回
「一瞬賭命」人生を成功に導くため自身に問うべき3つのこと
第5回
財布も携帯もない究極のミニマリスト。 モノにも他人にも縛られないノブキ流の自由な生活

プロギャンブラーのぶきさん

東京都出身、旅をこよなく愛するプロギャンブラー。「休みたくないと思える仕事」を探し続け、25歳の時、アルバイト貯金1000万を元手にギャンブラーとしての道を選択する。ラスベガスをはじめとする世界中のカジノを周遊し、ギャンブルの世界では神の領域とされる「勝率9割」を達成。ギャンブルだけで生活し続け、15年間で世界6周、今まで訪れた国は82ヵ国におよぶ。災害ボランティアを機に帰国し、メディア取材、企業や大学での講演依頼が止まず、多方面で活躍中。

チャンスはある日突然に

ー 『ギャンブルだけで世界6周』を読ませていただいて、千住画伯の秘書をやってらっしゃったのを知ったんですが、なぜ「プロのギャンブラー」からわざわざ「秘書」になったのでしょうか?

のぶき:画家である千住さんとはニューヨークのパーティーであったんです。はじめは千住さんのこと全く知らなくて、ただ絵が好きで描いてる人だと思ってて(笑)。

でも、その時千住さんが出ていらっしゃる雑誌を渡されて読んでみたら、インタビュー記事の内容や世界観、絵に対する想いにすごい感動しました。「この記事はこの3年間で読んだ文章のなかでベスト!」なかなかそう感じる記事って、出逢えないじゃないっすか。文章を読んでるだけでも、この人器違うなって感じました。

それまで地位や名誉やお金を手にしてる人は見てきたけれど、千住さんは別格だと感じました。そんな人がどうやって仕事してるのか気になって、実際に後日千住さんのアトリエを訪ねたんですよ。

(▲千住画伯の作品@六本木ヒルズ)

そうしたらちょうど、京都の大徳寺の聚光院っていう有名なお寺の別院のふすま絵の制作を依頼されていた時で、それはもう歴史に残る作品で......。そのふすまがちょうど日本から届いていたタイミングでもあって「ふすまを一緒に拭いてくれますか?」って頼まれたんです。スタッフ含めみんなと一緒に拭いてたんですけど、その拭いてる僕の姿を見て「のぶきくん、一緒に仕事させてくれ」って言われたんです。

ー 千住画伯にはきっと数多くの弟子や秘書希望があったはずだと思うのですが、なぜ希望していたわけでもないのぶきさんに打診があったんですか?

のぶき:それはなんでかって言うと、僕の本気度が千住さんに伝わったからだそうです。

これは歴史に残るものなんだからって思って、誰よりもきっちり拭いてたんですよね。それこそ、壊れちゃうんじゃないかってくらい全力です。千住さんはそれを見ていてくれたんですよね。

たかがふすまを拭くだけの作業に対しても本気で取り組む。そうすることで、この人と一緒にやりたいって思ってもらえたと後日伺いました。

ミッションは「人としての器」を広げること

ー それですぐ秘書に転向したんですか?

のぶき:いや、さすがに迷いました。カジノを追い出されるくらいプロギャンブラーとして絶好調だったんで、「一旦、考えさせてください。」って言ってその場を離れたんですよね。

ー そうですよね。

のぶき:当時、僕は27、8だったんですけど、メモの中に「向上すべき余地リスト」っていうのをつけていて、自己評価では唯一「器」ってピースが足りなかったんですよね。行動力とか思考とか哲学とか色々なピースがあると思うんですが、その時は「器」をどう広げていけばいいか悩んでる時期でもありました。

そんな時期だったので、
「カジノは待ってくれるけど、この人が僕を必要としてくれるのは今であって、優秀な人が見つけたら出来なくなっちゃう...」
と考え抜いたあげく、
「僕は今、『器』が欲しいです。だから半年〜1年だけ手伝わせてください。その代わりしっかり千住先生の器を盗ませてもらいます。」って言って秘書の道に進みました。

ついでに、
「僕、プロギャンブラーだからお金は持ってるんでいらないです!」って言ったんです。絵描きさんはその人が亡くなってから初めて価値が出るものだと思ってたんで。
それから仕事始めてみたら、あらびっくり!
すげーお金を持ってらっしゃったんですよね(笑)

ー (笑)

言われたことだけをやってるだけではダメ!相手のために必要なことは何でもする!


ー 具体的にはどんな仕事をされたんですか?

のぶき:秘書時代の仕事は向こうからやってって言われることってほとんどなかったです。千住先生にとって何が必要かを考えて、とにかく行動してました。だから、パンツまで畳んでましたね。

ー パンツまでですか?(驚)

のぶき:そう。それはなんでかって言うと、僕がパンツを畳むことで時間が空いて、先生が自分の仕事に集中出来るじゃないですか。

あと、美術史の本を買って勉強しましたね。どういった人たちの作品の評価があがっていて、それがどうしてなのかを勉強して、どうしたら先生の作品の評価があがるのか考えてましたね。絵が高くなるのが目的ではないですけど、美術史に先生の名を残してくことを考えたら、絵が高くなっていかなければおかしいと思うんで。

秘書を始めて9か月間は、「今日という1日でなにをしたらボスにとってプラスに働くか」そういうことだけを考えて、1日13〜14時間休みなく動いてました。

そうしたら、その時にボスに「倒れたら困るから、休んでよ」って言われたんですけど、「僕を使うってそういうことじゃないですよ。休んでたらその分スローになるし、歴史に名前なんて残せないですよ。名前残したら僕も先生も休んでいい時です。そこまで駆け抜けましょう。逆に先生が休みたいなら、僕は抜けますよ。」ってボスに向かって言ってました。

そのくらい厳しくやってましたし、想いも伝えさせてもらってましたね。やる気あります?くらいの感じで。それを受け止めてくれたのもまたボスの「器」の広さを感じましたね。

今の状況で何が出来るか?それを考えて動きまくる!

のぶき:他にはやったことで言えば、川島なお美さんと仕事でミーティングする機会があって、その時に川島さんの本を読んでポイントになるところに付箋張っておくってのをやりましたね。先生が全く川島さんのことを知らないで会話していても、川島さんといい仕事はできませんよね。相手とうまくやっていくためには、相手を情報収集し知っておく必要があるんですよね。かといって、先生は全部の本を読む時間がないから僕が読んでおこうと。もちろんこれもやって欲しいて言われたことじゃないですけどね。

結局は今与えられている状況において、なにをするべきかですよね。役割分担があっても、それ以外にもやれることあったらやるべきだと考えてるんですよ。

例えば、それが自分しか気付かないこともあるじゃないですか。ふと「あっ、これみんなのためにやった方がいい!」とか。自分の締切に余裕ある仕事をしていたら、優先順位を交換し、自分が気づいた仕事を先にして事後報告する。

だから、これやってって言われたのはもちろんだけど、『チームがどうしたらベストな結果が出せるか』に対してやらなきゃいけないことをリストアップしてどんどん動いてました。勉強もとにかくしてましたもんね。ボスはそういったこと知らないと思うけど。

僕はよく言うんですけど、これは上にいても下にいてもそうで、自分は5倍動いてるって思っていても他の人から見たら全部は見えてないんです。見えていたとしても2、3倍だと思うんですよ。正直、そんなもんなんですよね。いくら身内でも見えていない。

でもそれでいいんですよ。仲間にもいっぱい動いて欲しいなら自分もすごい勢いで動いていくんですよ。トップに立つ人間は特にそう。そうすると「その人すげー動いてるから、おれも頑張ろ!」って思うんですよ。

この時期は奴隷のように働いた自信ありますね。でもちょー楽しかった!
・・・別に僕、ドMじゃないですよ(笑)

仕事で多くの超一流の方と触れ合い、「自分のギャンブルってアイデンティティーでは、僕も一流の人に負けていないんだ。」そう感じてからは「器」のことなんて気にしなくなりました。それで初めて器をモノにしたんだなと悟りましたね。

【第3話まとめ】
★目の前のことにベストを尽くせ!
★自ら考えて行動せよ!
★まずは自分が一番激しく動け!


⇛【第4話】「一瞬賭命」人生を成功に導くため自身に問うべき3つのこと
 
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