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「明確な目的」を定め結びつける?プレミアムフライデーを成功させるために重要なこと

「明確な目的」を定め結びつける?プレミアムフライデーを成功させるために重要なこと

「明確な目的」を定め結びつける?プレミアムフライデーを成功させるために重要なこと

2017年2月27日 金曜日、政府は新しい取り組みとして「プレミアムフライデー」をスタートさせました。

開始直後はニュースで話題になったり、「プレミアムフライデーってなに!?」「プレミアムフライデーなんてうちの会社にはないよ~」などなど、SNSでも大きな反響がありました。

しかし、約1年半経過した今、存在が若干うっすらしてきたと思ったり思わなかったり…。そこにはプレミアムフライデーの実情が大きく関係しているようです。今や日本国民のほとんどが知っているであろうプレミアムフライデーですが、利用している企業はどの程度あるのでしょうか?そして実施したことにより何か変化は起こったのでしょうか?

今回はそんなプレミアムフライデーの現在についてお話していきます。まずはプレミアムフライデーがどのような施策なのか一度おさらいしていきましょう。

プレミアムフライデーとは

月末の金曜日は15時に仕事を切り上げて、買い物や外食を楽しんだり、旅行を満喫したり、より充実した生活が送れるようにしていきましょう!という取り組みです。

そして、プレミアムフライデー最大の目的は、個人消費を促した経済の活性化なんです。

日本政府は、2020年までにGDPの600兆円達成の目標を掲げており、達成するためには、現在300兆円にとどまっている個人消費を360兆円に引き上げることが欠かせないと言われています。

その1つの政策として、「プレミアムフライデー」を実施しています。

プレミアムフライデーの現在

早いもので、そんなプレミアムフライデーを実施してから1年が経ちました。

ニッセイ基礎研究所の調査によると、全国の 20~70 歳代からのプレミアムフライデーの認知度は約95%と非常に高い数値の結果が出ています。ところが、利用している企業は全体の約3%と非常に少ないのです。

個人消費の促進に関してですが、プレミアムフライデーを「自宅で過ごした」人は「食事」や「買い物」をして過ごした人に次いで多く、消費額も「3,000~5,000円未満」が最も多いという結果に。
プレミアムフライデーを利用している企業自体少なく、利用しても「自宅で過ごす人」が多かったり、「食事」「買い物」に行っても消費額がそこまで多くなかったりと、あまり良い効果が見られていないように思います。

なぜ、ここまでプレミアムフライデーは進まないのでしょうか。
そこには大きく3つの理由が潜んでいると考えます。

プレミアムフライデーが利用されない3つの理由

1. 日取りが悪い

一般的には、25日に給料日の人が多いことから、月末の金曜日は消費の多い曜日だと言われています。「個人消費を促した経済の活性化」を目的とした施策のため、月末金曜日は仕事を早く切り上げて普段より消費のランクを上げたいという狙いがあります。

しかし、月末の金曜日と言えば、請求書や社内事務処理の〆作業、さまざまな納期が重なる場合も多く、忙しいと感じる人も多いのではないでしょうか。

もし、「そんな忙しい時期だからこそ少しは肩の力を抜いてプライベートを楽しんで心を充実させませんか?」という善意があるとすれば、有難迷惑を感じる人もいるかもしれません。
結果的に「忙しいから休めない!」という企業や人が多いと考えます。

2. リソース不足

サイボウズ株式会社が実施した「「働き方改革」に関する意識・実態調査」によると、「プレミアムフライデーやノー残業デーなどの実施日に早く帰るために、他の日に残業をしたことがある」と答えた人が約36%いたそうです。

このように、月末金曜日の15時に帰ったとしても他の日に業務が跳ね返ってくることも…。もともと業務量が多かったり人手が足りていないリソース不足な企業がプレミアムフライデーの実施をしても、別の日にしわ寄せが来てしまうようでは本末転倒です。

3. 国と個人の求めている事柄の違い

冒頭で「プレミアムフライデー最大の目的は、個人消費を促した経済の活性化」と書きましたが、もう一つ注目すべき目的があります。

みなさんご存知かもしれませんが、「働き方改革の定着」です。

プレミアムフライデーをキッカケに、早く帰宅する意識や、仕事ばかりじゃなく家族との時間プライベートの時間を大切にするライフスタイルの変革も同時に求めています。このようにプレミアムフライデーには目的が複数存在するにも関わらず、手段が一つしかないことも、利用する側が違和感を感じるポイントだと思います。

個人的な見解ですが、多くの働き手は「日本経済の活性化より無理に仕事しないこと」を重きに置いているのではないでしょうか?

このように国の一番求める「経済の活性化」と、働き手の求めることに不一致が起きているのもプレミアムフライデーが利用されない要因の一つと考えます。

「明確な目的と、それに伴う手段を結びつけること」が大切

利用されない要因を3つ出しましたが、プレミアムフライデーがキッカケとなり、経済が活性化されたり、働き方を見直す企業や人が増えたら良いなとも思います。そこで、利用する際に考えてほしいのは、“明確な目的と手段を結びつける”ことです。

会社によって何をこだわるのか、何が課題なのか、軸となるもの考えるべきことは全く違います。

「業務の効率化を図ること」が目的であれば、わざわざ月末の金曜日に早く帰るのではなく、普段から毎日早く帰るために業務の効率化を目指す必要があります。日々何に時間をかけているのか把握し、業務改善ツールを導入したり、場合によっては人員の増加といった手段を見つけてほしいです。

「人材の確保を目指した会社のPR」が目的であれば、業務の効率化と同様、会社の何をPRしたいのかをもっと明確にすべきです。

慢性的な長時間労働のある会社でも、仕事にやりがいや誇りを持ち、好きで仕事をしている人の集まりであれば、好きなだけ仕事をしても良いと思います。それをPRしてもいいと思います。それでは人が集まらないのであれば、何かしらPRするのではなく、人が集まらない原因の究明をすることが大切だと思います。

このように、1つ明確な目的を置き、その目的を達成するための手段としてプレミアムフライデーが必要であれば取り入れるべきです。その際は、会社と個人の双方が納得できるよう目的と手段のプロセスを明文化することも大切かもしれませんね。