実は簡単!?副業の確定申告についてまとめてみた

実は簡単!?副業の確定申告についてまとめてみた

先日4月15日に、トヨタ自動車やパナソニック、NTTグループなど大手企業の若手社員がつくった団体「OneJAPAN」が、「副業・兼業の推奨」を提言したというニュースが密かな話題となっています。
(※参照元…http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170415/k10010949691000.html

このように徐々にではありますが副業OKな企業が増えており、お給料の出ているメインの仕事以外に活動の幅を広げる人も増えてきました。

そんな副業が増え始めたことで気になってくるのが、確定申告。「副業の時の確定申告ってどうすればいいのかわからない…」という方、「会社が年末調整してるし、自分には関係ないよね」「これくらいの額なら不要な気がする」と、なんとなく思ってしまっている方も多いと思います。そこで、今回はちょっと難しい「副業時の確定申告」について、分かりやすくお伝えしていきます!

どうして副業すると確定申告が必要になるの?

そもそも確定申告とは、毎年1年間(1月1日~12月31日)にいくら収入があったかを申告し、正しい金額で納税しなければならないという制度です。この確定申告は、所得を得ている全員がしなければなりませんが、「本業で給与所得を得ていて、それ以外の所得はない」という人の場合、本人に代わって会社が年末調整をし、正しい納税額を出してくれています。

しかし、副業をすると、副業での所得について、会社は正確に把握できないため、正しく年末調整をしてもらうことができず、自分で申告する必要があります。
副業で給与所得を得ている場合、「副業先でも年末調整してくれるだろうから、自分で確定申告しなくても大丈夫なのでは?」と思われている方もいますが、年末調整ができるのは本業で給与を支払っている1事業所のみというルールがあります。
そのため、かならず「個人」での確定申告が必要になってくるのです。

副業でも確定申告しなくていい場合とは?

副業している場合、基本的には全員が確定申告しなければいけないと書きましたが、例外もあります。それは、‟副業が給与所得ではない人”で、さらに‟副業での所得が年間で20万円未満”の場合

給与所得以外にも「所得」にはたくさんの種類があります。(※1)例えば、「原稿料や講師料をもらった」「ブログの広告収入があった」また「フリーマーケットやフリマアプリで販売した」など…これらは給与ではありませんが、全て所得として扱われます。「ちょっとお手伝いしただけ」「ただの趣味の延長」であっても、実は原則として確定申告が必要。
ただし、生計を立てるほどではない金額(年間20万未満)の場合は例外として扱われます。
これら少額の副業所得は「雑所得」に分類されるのですが、これらが「事業所得」になるか「雑所得」になるかはケースバイケースとのこと。自分の副業がどちらに該当するのか分からない場合は、確定申告前に税務署などで相談してみましょう。

また、たとえ年間20万円未満でも、給与所得の場合は確定申告が必須ですので、注意してください。

確定申告に「必須の書類」と、「知らないと損する書類」

確定申告の必要書類は、副業が給与所得かどうかで変わってきます。

<必須の書類>

・副業が給与所得の場合
‟本業、副業の両方の源泉徴収票”が必要です。どちらの源泉徴収票も添付・送付する必要がありますので、必ず受け取って、保管しておいてください。
もし「確定申告の時期が近づいているのに、まだもらえてない」というようなことがあれば、必ずその勤め先に確認してください。

・副業が給与所得ではない場合
この場合で必須なのは、‟本業の源泉徴収票”のみ。副業による所得は、通帳や請求書・領収書などで確認し、自分で計算します。
原稿料などの場合、クライアントから“支払調書”をもらえることがあります。支払われた金額と源泉徴収された税額とが明記されており、計算する際には非常に便利な代物ですので、必要な場合はクライアントに貰えるか確認してみましょう。

<知らないと損する書類>

・経費にできる領収書
副業の所得額は、経費を引いた結果の金額になります。売り上げが年間20万円以上でも、経費を引いて20万円未満になる場合は、申告が不要になります。

・控除が受けられるものの領収書
せっかく確定申告するのですから、医療費や寄付金など、控除の受けられそうなものがあれば、一緒に申請しましょう。申請の手間は増えますが、納税額が減ったり、還付される金額が増えたりするのであれば、手間をかける価値もあるかもしれません!

カンタンな確定申告の方法が知りたい!

確定申告というと「税務署に行かなければいけない」「書類の項目が多すぎて、専門用語だらけでわかりにくい」など、難しいし少し面倒…といった印象もありますよね。
しかし!確定申告って実はインターネット環境さえあれば、すごくカンタンにできちゃうんです。

国税庁の『確定申告書作成コーナー』にアクセスし、「申告書・決算書 収支内訳書など作成コーナー」で説明に従って進み、情報を入力して書類を作成した後、自分で印刷し、郵送するという簡単な方法で確定申告ができてしまうのでチェックしてみてはいかがでしょうか!

副業の収入が大きくなり、かつ継続している方は「青色申告」

副業での所得を事業所得として、青色申告してみることを考えてみませんか?
青色申告だと、‟複式簿記”で帳簿を付けた場合、65万円の特別控除を受けられるように、お小遣い帳や家計簿などと同程度の記入でいい‟簡易簿記”の場合でも、10万円が控除になります。
青色申告するためには『開業届』と『青色申告承認申請書』を税務署に提出する必要はありますが、いずれもインターネット上でダウンロードでき、提出は郵送で大丈夫です。専門知識も特別な書類もいりませんし、申請にはお金もかからないため、一つの選択として覚えておいて損はないと思います!

まとめ

難しいと思われがちな確定申告ですが、メリットもあります。それは、「自分の収入についてあらためて把握できる」ということ!副業の確定申告をきっかけに、パラレルキャリアやフリーランスとしての独立など、自分にとってより理想的な、新しい働き方にシフトできるチャンスが見つかるかもしれません。副業をしている人は、ぜひ一度、確定申告について理解を深めてみてはいかがでしょうか?

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