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元銀座ホステスの司法書士に聞いた「自分だけのキャリア」を掴む方法。

元銀座ホステスの司法書士に聞いた「自分だけのキャリア」を掴む方法。

元銀座ホステスの司法書士に聞いた「自分だけのキャリア」を掴む方法。

9月某日、銀座近郊のタワーマンションから颯爽と現れた一人の女性。ただならぬオーラを放つこの方こそ、元・銀座ホステス、現・司法書士(!)という岡田愛香さん。

その大胆なキャリアチェンジの裏にはどんな思いがあったのか、迷いなく自分の思い描く幸せな人生へ突き進むにはどうすればいいのか・・・!?

人生に迷えるアラサー独身ライターが、じっくり話を聞いてみました。

岡田 愛香

元銀座ホステス。岡田愛香司法書士事務所、開業司法書士・行政書士。 webメディアでライターとしても活躍し、これまで600記事以上の執筆。 ビジネスパーソン向けキャリアアップ記事、ライフスタイル関連、飲食店などを取材。

ホステスから行政・司法書士へ異色のキャリアチェンジ

“銀座のホステスから司法書士”何度聞いてもやっぱり驚きのキャリアです。

岡田愛香(以下、岡田):そうですよね(笑)。同じような経歴の人はいるとは思いますが、いろんなイメージを持たれるので過去のことは公開していない人も多いと思います。私の場合は、もう10年くらいwebのライターをしていて、「銀座ホステスライター」と名乗っていたこともあり、今さら隠せないんです(笑)。

銀座ホステスライターとして、どんな記事を扱っているのですか?

岡田:恋愛とか営業テクニックなどについて、銀座ホステス視点で書いています。

銀座ホステス視点!…めちゃくちゃ参考になりそうです。そもそも、ホステスのお仕事を始めたきっかけは何だったのですか?

岡田:大学に進学するとき、学費を全額自分で稼ぐと決めて進学しました。それで昼間は勉強をして、効率よく稼ぐ仕事として、夜のお店でホステスとして働くようになりました。

大学院の卒業後は東京でIT系のベンチャー企業で営業をしていたのですが、上司から言われた「女の子だから仕事を取ってこれた」という言葉に違和感を感じて、1か月で退職しました。

それから、学生時代の経験を活かせると思い、銀座のクラブでホステスとして働き、同時期にwebライターの仕事を始めました。

元々、独立志向の強い自分には、自分の頑張りがそのまま給料に反映されるホステスの仕事やフリーのライターの仕事のほうが、普通に雇われるより向いていたと思います。

その後、行政書士、司法書士の資格を取ったのはなぜですか?

岡田:私は80歳までバリバリ働きたかったんです。でもホステスってすごく体力勝負なところもあり、それは厳しいかもしれないと思いました。

そんな中で何か資格を取ろうと考え、宅建士の勉強をしてみると短期間で合格。その後、8ヶ月間夜はホステスとして働きながら昼間に勉強する生活をして行政書士の資格を取り、開業しホステスを辞めました。

司法書士は4年間勉強しましたが、私にとって長い4年間でした。合格できてよかった…と心の底から思います。

司法書士試験は、合格率3パーセント。10年以上かけても合格できない人がほとんどだそうですね。社会人のためのおすすめの勉強法などありますか?

岡田:まずは連休などを利用して毎日勉強する癖をつけることが必要です。社会人は日々の業務や家事に追われ勉強を後回しにしてしまい、続かなくなるケースが多いです。勉強で一番の壁になるのは“継続”です。

教材もあまりいろいろと手を広げず、自分に合う一冊のテキストと過去問、間違えた部分を記録するノートだけを使いました。そのテキストのどのページのどの辺りに、何が書いてあるか覚えてしまうくらい読み込むことをおすすめします。

行政書士、司法書士の仕事のおもしろさってどんなところでしょう?

岡田:行政書士や司法書士の仕事って、けっこうクリエイティブなんです。契約書の作成ひとつでも、その事業者さんのニーズに合わせて作っていく。その人を守る条文の書き方などを考えるところが楽しいと感じますね。

キャリアチェンジを戦略的に考える

ホステスから司法書士。現時点でもすでに、キャリアとしての幅がとても広いですが、今後新しく何か挑戦したいことなどはありますか?

岡田:自分をコンテンツ化をしたいと考えています。行政書士、司法書士の仕事も楽しいですが、セミナーや執筆、動画などでこれまでの人生やキャリアを全面に出し、キャリアについて悩んでいる方の背中を押せるような存在になれたら良いなと思います。

キャリアについて悩まれている方が、キャリアチェンジを成功させるためにどんなことが大事でしょうか?

岡田:迷ったからといって、立ち止まらないことですね。種を蒔いても、そのすべてを収穫できないですよね。だから、できるだけ早いうちに、蒔けるだけ種を蒔いておくことです。

「自分にどういう可能性があるか」、「興味があることは何なのか」、自由に発想をして挑戦するといいと思います。30代だってまだまだ“ひよこ”みたいなものですから。お金や年齢を理由にやらないのはもったいないです。

そして、収穫はずっと先なので、それまで種を蒔き続けるんです。キャリアチェンジをする場合、準備期間は長くなります。私の場合、28歳から勉強を始めて、7年経ってやっとスタートラインに立ちました。

長期スパンで考えて、とにかく興味のあることに対して行動することが大事ですね。

岡田:それと、キャリアを戦略的に考えるのも重要だと思います。

「戦略的」ですか?

岡田:はい、私は銀座ホステスから司法書士に大転換をした点に興味を持っていただくことが多いですが、それは、銀座ホステスと司法書士が対極の業界に見えるからだと思います。

“究極の接客業”である銀座ホステスの経験と、法律の知識を掛け合わせれば、業界で唯一の存在になれると考え、戦略的にキャリアチェンジしました。

なので、自分がこれまで重ねてきたキャリアと、何を掛け合わせると特別な存在になれるだろうか?と考えるのもひとつの手かなと思います。

その業界で稀有な存在になって、周りと差別化できれば注目も集まり、より多く仕事のチャンスを得ることができるのではないでしょうか。

なるほど。ただやりたいこと、ではなく周りとの差別化を軸にキャリアを考えるんですね!

自分だけの幸せ像を知るために

岡田さんは迷いがないというか、「自分がこうなりたい」という姿がはっきりしているなと感じます。ついつい他の人が幸せそうに見えて迷いが生まれたりとか、そんなときはどうすればいいですか?

岡田:もし「あの生活がうらやましい」と思ったときはその生活に自分を置き換えてみるのが良いと思います。

そして、「私は本当にその生活を毎日したいのか?」って考えるんです。リアルに想像してみると案外、これは自分の幸せではないな、と思うかもしれません。

SNSを見ると、他人に嫉妬したりしてしまいがちですが、それはその人の一番良いところを切り取ったもの。感情を揺さぶられる必要はないんです。本当に幸せかどうかは、本人にしかわからないですから。

自分は自分だ!と思えるようになれるの、すごくかっこいいです。

岡田:私も不安だったときもありました。30代になり周りが続々と結婚していく中、私は受験生で、この先どうなるかわからない不安定な状態。そんなとき、友人から「あなたはあなたらしく生きればいいじゃん!」と言われたことがあって、その一言で受験に集中でき、司法書士にも合格しました。

銀座のクラブで働いていた頃いろんな女性がいましたが、80歳のオーナーのママが一番モテていたりするんです。年齢でも見た目でもなく、人間的な部分で魅力的なんです。

そういった多様な価値観に触れたことも、「自分は自分で良いのだ」と思えることに繋がっているのかなと思いますね。

岡田さん、ありがとうございました!

取材を終えて

後半から人生相談のようになってしまいましたが・・・さすが、元銀座ホステスライター。人生の経験値が違います。「自分は自分でいいのだ!」そう思うためには、まず多様な価値観に触れて、自分の可能性を知ることが第一歩。いつか理想のキャリアを掴むために、根気よく種を蒔き続けていこう、そんなふうに背中を押された今回の取材でした。