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リモートワークに副業推奨。MUGENUPがクリエイターの働き方を改革し続ける理由とは

リモートワークに副業推奨。MUGENUPがクリエイターの働き方を改革し続ける理由とは

リモートワークに副業推奨。MUGENUPがクリエイターの働き方を改革し続ける理由とは

前回は、クリエイターに新しい働き方を提供するMUGENUPのイラスト制作事業と、そのサービスを支える社内体制やシステム、リモートワークの成功のコツについて伺いました。今回は、そのリモートワークを支える仕組みと併せて、実際に在宅勤務をされている社員の方にオンラインインタビュー。最後に、MUGENUPが目指す先についてもお話し頂きました。

伊藤 勝悟(いとう しょうご)

株式会社MUGENUP 代表取締役 株式会社MUGENUPの創業から携わり、エンジニアとして活躍。2015年より代表取締役に就任し、「創ることで生きる人を増やす」を経営理念に掲げ、クリエイターに新しい働き方と生きる選択肢を提案すべく事業展開している。

第2回
リモートワークに副業推奨。MUGENUPがクリエイターの働き方を改革し続ける理由とは

社内と在宅の「ペア」でうまくいく

今現在、在宅勤務者はどのくらいいらっしゃるのですか?

伊藤 勝悟(以下、伊藤):社員約220人の4割近くが在宅勤務者で、地方在住者ですね。「MUGENUP STATION」に登録いただいたクリエイターさんと一緒に仕事をする中で、「この方は!」というクリエイターさんには積極的に採用のお声がけをさせてもらっています。

クリエイティブの仕事をしたくても地方ではなかなか働く場所がなかったり、家庭の事情でどうしても地元を離れられなかったり、色々な方がいらっしゃいます。先にお話しした業務管理ツールに加えて、WEB勤怠管理、外部のチャットツールやタスク管理ツールなどをフルに活用し、そういった方たちが問題なく働ける環境を整えています。

ツール以外に、リモートワークにとって良い仕組みはありますか?

伊藤:弊社では、「ペア制度」という仕組みを設けています。これは、社内勤務のアートディレクターと在宅勤務のアートディレクターとイラストレーターが3人1組のペアを組み、3人体制で業務を進めていく制度です。

常にお互いの業務が見える化されている状態になるため、タスク漏れや進捗の遅れなどを防ぐことができ、お互いをサポートし合いながら仕事を進められるようにしていますね。


ここで、実際に在宅勤務でアートディレクターを勤めている高橋様にリモートワークについてお話を伺いました。

高橋 裕美(たかはし ひろみ)
長野県在住、株式会社MUGENUPアートディレクター。
美大を卒業後、都内で印刷会社に勤務するも体調を崩して退職。地元の広告代理店やフリーランスといった経験を経て、現在はフルタイムの在宅勤務という働き方を選択し、アートディレクターとして活躍している。

まずは、高橋様がどのように自宅でお仕事をされているのか教えてください。

高橋 裕美(以下、高橋):在宅勤務ですので朝の通勤がありませんから、朝食や掃除などのあと、10時に出勤管理システムで打刻をして業務をスタートし、チャットツールを利用してメンバーとのコミュニケーションを図りながら作業を進めます。コミュニケーションのほとんどは、ペアである社内のアートディレクターとイラストレーターとになりますね。19時が定時なのですが、残業はほとんどありませんし、オフィスから帰宅する通勤時間もありませんから、終業後はすぐにプライベートの時間となります。

代表の伊藤様からお話を伺う中で、ペア制度がリモートワーク運用の一つのポイントだと感じます。高橋様が思う、ペア制度の良い点を教えてください。

高橋:まず一つは、ペアの方が様々な情報を一括管理してくれる安心感があります。何かあった時に一人の人に全てを伝えればいいというのは、在宅側からするとやりやすいですよね。複数人いる関係者にそれぞれ連絡するのとは違って、情報がちゃんと伝わっているんだろうかという不安や、この件は誰に伝えればいいんだろうという迷いがありません。

あと、2人ではなく3人ペアというのも良いですね。2人ペアだったら連絡がつかない場合に、少し不安になるじゃないですか。3人ペアだと、1人に固執する事がないので、そういった不安もないですし、作業一つとっても、「私の作業の手が空きそうなので、もう一人に溜まってるタスク回してください」といったように、3人の間でバランスが取れるんですね。アートディレクターもクリエイターとして実際に手を動かせますし、時間の面でもクオリティの面でも相互補完ができます。

「時間とクオリティ」に対する意識はやはり強いんですね!

高橋:そうですね、この仕事は納期とクオリティが全てだと認識しています。そして、常に数字の意識はありますね。

高橋様はMUGENUPに入社される前、どのようなお仕事をされていたんですか?

高橋:現在は実家のある長野県に住んでいるのですが、大学で上京し、都内の美大でデザインを学んだ後は東京の印刷会社で働いていました。楽しく働いてはいたんですが、繁忙期になると月に150時間を超えるような残業があったため、どうしても体調を崩しがちで実家に戻ることにしたんです。その後は4年ほど長野県内の広告代理店に勤め、フリーランスに転向しました。

印刷会社に広告代理店と、かなり忙しい業界にいらっしゃったのですね。MUGENUPとの出会いは?

高橋:フリーランスで活動する中で、自分が好きなイラストの仕事の幅を広げたいと思って「MUGENUP STATION」に登録をし、登録クリエイターとして仕事をさせてもらっていました。何回か仕事をする中で、採用の声を掛けてもらい、在宅でアートディレクターとして働くようになって今年で3年ほどになります。

なぜ入社を決めたのでしょうか?

高橋:やはりフリーランスの場合、営業・経理・スケジュール管理など、本業のクリエイターの仕事とは違う業務も全て自分でこなさなければならないのは大変でしたし、何より、ON・OFFを付けるのが難しかったんです。自分の休みの日にクライアントさんから連絡が来るとどうしても気になってしまうし、休んでいる気がしませんでした。その点、時間をきっちり決めて仕事ができる今では、ON・OFFがはっきりと分けられて働きやすいですね。そのおかげで、プライベートの時間をかなり充実して楽しめるようになりました(笑)

また、アートディレクターの仕事において、これまでの経験を全て活かせたことも大きいです。これだけクリエイターが集まっている集団はなかなかないので、日々勉強にもなりますし、とてもありがたい環境です。

リモートワークが徐々に広まりつつありますが、私の周りには同じような働き方をしている方はまだいないんです。今後、こういった働きやすい環境がもっと広まっていったらいいなと思いますね。

最後に、再び代表の伊藤様にMUGENUPの今後のビジョンについてお話を伺いました。

日本を世界と戦える国に

御社では副業推進もしていると伺いました。

伊藤:はい。会社を経営する私が言うのもおかしな話ですが、これからの時代、会社がたとえ無くなったとしても個人で生きていける力はつけておくべきだと思っていますし、そのためには常に学び続けなくてはいけないと思っています。会社としてはその土台は作っておくべきだなと。

スキルアップもしますし、経験の幅も広がりますね。

伊藤:そうですね。私はもともとエンジニアだったんですが、エンジニアって平日は会社で開発などの仕事をして、休日もオープンソースのコードいじって別の開発や勉強をして…と、やってることは会社でも家でも変わらないんですね。

好きでやっていますし、結局それが個人としてのスキルアップにつながるんですが、これって自分の生活を豊かにする上では重要なことだと思っています。そうやって成長しながら生きている人のほうが最終的にはかっこいいよなって。

こういったチャンスは、専門職や手に職持ってる人には特にあると思うので、会社がひとつの制限になってしまうようなことはしたくないんです。

お話を伺っていると、「創る場」「成長する場」といったように、環境づくりを意識されているように感じます。

伊藤:そうですね。環境の違いで人生の幅を狭めることが無いようにしたいという想いがあります。

というのも、私は長野県で生まれ育った地方出身者になるのですが、大学で東京に出てきて、地方と都市の環境の違いを身を持って体験したことが大きいですね。

小さい頃、私は野球や柔道などのスポーツをやっていたんですが、身の回りからは市や県を代表するような人は出てきませんでしたし、そういったことに興味のある人たちが大人も含めほとんどいませんでした。それが大学から東京に来て自身が未踏ユース(※)に採択されたときに、望めばチャレンジできる環境がすぐ近くにあり、しかも自分と同じような熱意を持つ人たちにたくさん会えることにすごく驚いたんです。

さらに、日本を飛び出し世界を見渡してみると、ハードウェアの進化によって世界中のコンテンツをどこでも享受できる環境がどんどん広がっており、クリエイターにとってのチャンスは大きくなっていると感じています。

副業などで幅広い経験を積んだ人が増えると、自ずと自身のコンテンツを世界に発信していく人も増えていくのではないかと思っています。

※未踏ユース・・・日本におけるIT国家戦略を技術面、人材面から支えるために設立された、経済産業省所管の独立行政法人 情報処理推進機構が主催するプログラム。ソフトウェア関連分野で優れた能力を有する「スーパークリエータ」を発掘支援することを目的に「未踏ソフトウェア創造事業」を実施している。

 

最後に、クリエイティブ業界に対する思いと今後の展望を聞かせてください。

伊藤:まずクリエイティブ業界で言えば、「SavePoint」のようなクリエイターさんたちが働きやすくなるものをもっと増やしていきたいと思っていますね。実は、イラストのクリエイターさんはテクノロジーに明るくない方も多いんです。そういった方への啓蒙活動も含め、弊社が率先してテクノロジーの力でクリエイター業界をより良くしていきたいですね。

会社としては、「創ることで生きる人を増やす」というビジョンを掲げています。今弊社で働いているメンバーやお仕事をお願いしているクリエイターさんを含めて、「増やす」ためにも、より一層会社として規模を大きくしていくべきだと思っています。規模が大きくなれば、必然的に、弊社の創った環境で生きていくクリエイターさんも増えていきます。そして、クリエイティブを発表できるチャンスは世界中に広がっていますから、会社としても世界で戦えるようにしていきたい。その上で、弊社のサービスを通して本当にクリエイターの方が楽しく生きるための場所を創っていきたいと思っています。

編集後記

MUGENUP社がクリエイターの働き方を変えてきた背景には、元エンジニアである伊藤様を中心につくり上げてきた、徹底した環境づくりと仕組みづくりがありました。そして、全てのサービスや制度には、一貫した考えと、『創ることで生きる人を増やす』という強い意志が感じられます。MUGENUPを中心にこれからどのようにクリエイター業界が変わっていくのでしょうか、とても楽しみです!

第2回
リモートワークに副業推奨。MUGENUPがクリエイターの働き方を改革し続ける理由とは