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「余白から見つける本当の自分」ミニマリストから学ぶ最小限の豊かな暮らし

「余白から見つける本当の自分」ミニマリストから学ぶ最小限の豊かな暮らし

「余白から見つける本当の自分」ミニマリストから学ぶ最小限の豊かな暮らし

家は4畳半、睡眠は床、食事は1日1食、生活費は月7万円、職業「ミニマリスト」。その名もミニマリストしぶさん。ブログや著書から伺えるその考え方には迷いがなく、最小限の暮らしとは思えないほどの豊かさがあります。ミニマリズムが単に「物を減らすこと」だけではなく、生きるために必要な哲学であることを感じずにはいられません。

今回は、そんな『MInimalist(ミニマリスト)』代表のしぶさんに、ミニマリストとは一体いかなるもので、それを実践することは、私たちにとってどんな良いことがあるのか、たっぷりと教えていただきました。ストレスを抱えない自由な暮らし、始めてみませんか?

ミニマリストしぶ(澁谷 直人)

「ミニマリズムの価値観を広める」を目的に事業展開している『MInimalist』の代表。19歳のとき、経済的に余裕のない中一人暮らしを夢見て「冷蔵庫 なし」とネットで検索したことがきっかけでミニマリズムに目覚める。自身の生活や考えを綴った「ミニマリストしぶのブログ」は、月間100万PVを超える人気ブログ。自身初の著書『手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法』は発売日に重版&Amazonベストセラー1位。

ミニマリズムは人生の道標になる

しぶさん、今日も手ぶらなんですね!ポケットの中身を見せていただけませんか?

ミニマリストしぶ(以下、しぶ):いいですよ。イヤホン、充電器、キーケース兼小銭入れ、携帯、財布です。カードとお札が入るこの財布は自分で立ち上げたブランドの物ですが、僕は普段現金をほとんど使わないで、電子マネーで生活しています。持ち歩く物を選ぶときは、サイズが小さく、多機能なものを選ぶようにしています、これみたいにキーケース兼小銭入れとか。今はもうほとんど迷わずに良いと思ったものを買う、という感じです。

▲左から、イヤホン、充電器、キーケース兼小銭入れ、携帯、財布。そのどれもがコンパクトで多機能

ほおお、すごい。「選択する力が磨かれてきた」という感じでしょうか?

しぶ:そうですね。ミニマリズムは、選択と集中の美学と言われていて、一点に集中すると、結果が出やすくなるんです。これを続けてきたらからこそ、ブログ開設からたった1年で本を出すことになった今の僕があります。

ミニマリストだけに集中してきたからこそ、なんですね。

しぶ:何を選び、その中から何に集中するのかを決めることが大事です。これは物を選ぶことでもビジネスでも何にでも必要なことで、取捨選択がうまくなれば、早く成果を出しやすくなります。だから、自分の生き方の指針や、道標としてミニマリズムがあります。何か迷ったときに、少なく絞ろうとすれば上手く行くことは多いです。

なるほど、ミニマリストとは、人生のあらゆる場面で応用できる価値観でもありますね!

必要な物を見極めるには「捨てまくる」

ミニマリズムに興味を持った人は最初に何をすればいいですか?

しぶ:まずは捨てること。捨てるときのコツは「必要な物を決めること」です。ゴミに目を向けると数が多くて時間がかかります。だから必要なものに目を向ける。物が100個あったとして、いらないものを99個捨てるより、必要なものを1つ選ぶほうが早いです。これが要ると決まったらあとは全部捨てるだけ。一瞬です。

自分に本当に必要な物を見極めるのですね。

しぶ:でも最初のうちは必要な物だけピンポイントで選ぶって難しいかもしれません。だからまずは、とりあえず捨てる。捨てるを繰り返すうちに自分に何が必要で、何がいらないのかがわかって、選ぶ能力が磨かれていきます。

自分の意思で選んでいるかどうか、も重要ですね。

しぶ:「あれを買わなきゃ」とか「もっと稼がなきゃ」という願望は、人からよく思われたいとか恥ずかしい思いをしたくない、っていう「見栄」が原因であることが多いです。だから、“誰かが決めた良い物”を消費するより、“自分で決めた良い物”に囲まれて生活するほうがよっぽど心地良いです。

自分で決めて選択することは、確かにどんな場面でも大事なことです。

しぶ:人は楽な方に流れがちで、テレビを見たりショッピングモールで「せっかく来たから」と買い物をしたり、受動的な楽しみ方をしている人が多いですよね。物を買うことも楽しみのひとつかもしれないですが、趣味やスポーツなどの楽しみもあるはずです。例えば僕にとってはブログだったりとか。見栄による消費の楽しみを、生産の楽しみに変換させることはできるはずです。

▲自身もブログを始めたことが「生産」を楽しむきっかけとなった

思い込みを捨てて自分の「好き」を選択する

大衆に流されていないか自分を疑うことも必要ですね。書籍でも書かれていましたが、「床でそのまま寝る」というのも普通ではなかなかない発想で、驚きました。

しぶ:「ベッドじゃないと眠れない」という思い込みを捨てると、「床でも眠れる」ということが知れて、心の余裕が生まれるんです。実際、高級マットレスで寝ても、床で寝ても、睡眠の質は同じです。何でも、そうじゃなきゃいけないってことはないんです。

思い込みを捨てると、新しい選択肢も出てくるのですね。しぶさんは、ミニマリストをそのまま自分の仕事にされていますが、自分のやりたいことや、好きなことを見つけるにはどうしたら良いと思いますか?

しぶ:僕はブログを続けていて、これが自分に合ってるなって思って独立しました。当初はミニマリストだけじゃなくて、グルメとか、漫画のレビューとか色んなことについて書いていたんです。でも、自分に何が合っているのかって色んなものに手を出さないとわからないことです。何でもやってみないと、物であれば持ってみないとわからない。だから、気になることは全部やってみたらいいと思います。

実際にやってみたけど、これは合わないなと感じたものについてはいかがですか?

しぶ:違和感を感じることはやる必要はないと思います。何かひとつのことを続けろという意見もありますが、それはその人個人の意見ですからね。それに流されずに、自分の好奇心やワクワク感のあるものは全部やってみないと。だからその直感により敏感になれるといいと思います。

心に余白を持つと本当の自分がわかる

もし自分のやりたいことや好きなことを見つけても、それに向ける時間がない人も多いですよね。

しぶ:そうですね。もしもそのときやりたくないことをやっているのだとしら、それはマイナスの状況だと思っていいと思います。だからそういう人は、「嫌なことはしない」これを一番初めにしないといけないです。これが、マイナスを0にする段階です。

嫌なことで時間がなくなっているのは良くないですね。

しぶ:生活のためにお金を稼いでいるのに、仕事が忙しくて生活は全然楽しくない。だとしたら、まずはその状態から抜け出さないと。そのために僕の場合は、生活費を下げて、お金を稼がなくても生活をできるようにしました。そして、そこから先は自分の好きなことをする、そうやってプラス1を続けていけば、どんどんマイナスを脱却できて心に余白を持つことができます。

余白ができてこそ、自分の好きなことに進めるんですね!

しぶ:物を持ちすぎているのも同じように、マイナスの状態です。必要最低限にしたらようやくゼロの状態です。なのでまずは減らしましょう!余白を作ってみたら自分のことがわかってくるんです。ミニマリストを続けると、選択能力が磨かれるから、自分がどこで輝けるかを見つける近道にもなります。ミニマリストになりたいとかなれないのはどちらでもいいのですが、ミニマリズムな考え方は誰にとってもどこかで必ず役に立つことだと思っています。

▲「嫌いをはっきりさせる」も「物を減らす」も、心に余白を持つために必要なこと

物やお金ではなく、時間を持つことがいい暮らし

今後はお仕事としてはどんなことをしていく予定ですか?

しぶ:ミニマリズムは、物、デザイン、仕事、何にでも使えるんです。だからそれを思考や物に応用して世に出したいと思っています。今は物を作っていますが、ミニマリズムで建築のデザインをするなど、不動産関係の事業もやりたいですね。ブログと同じように、一点集中でやれば成果はでます。

実現していきたいことはどんなことですか?

しぶ:僕にとっての「いい暮らし」を実現していくことです。生きるために仕事に追われないこと、時間のゆとりを持つこと、ミニマリストになったのもそれがきっかけでした。僕にとっての贅沢は「お金を使わずに、時間を持つこと」です。

取材を終えて

しぶさんのお話には、仕事や物のことに限らず、生きる上で必ず役に立つ教訓がたくさんありました。ミニマリストはこうあるべきということはひとつもなく、人それぞれのスタイルがあって良いものです。大切なのは、物やお金に依存せずに自由に生きること!ミニマリストは思っていた以上に、前向きに、そんなことを教えてくれました。