時代が変われば子育ても変わる!ということで、家族でマレーシアに“プチ移住体験”をしに行ってきました。

時代が変われば子育ても変わる!ということで、家族でマレーシアに“プチ移住体験”をしに行ってきました。

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2017年7月23日~8月11日の約3週間、子どもの夏休みを利用して家族5人でマレーシアへ“プチ移住体験”をしに行ってきた。なぜ行ったのか?海外生活はどうだったのか?というのは後述するとして、まずは時代の変化や子育ての変化についてまとめてみた。

新田 勢剛(にった せいごう)

株式会社えふなな 代表取締役 2010年に創業。「シゴトを楽しむ、人生を楽しむ。」という理念のもと、「みんなが自分らしく生きられる、唯一無二のコミュニティ」を構築中。妻、長女(小2)、次女(年中)、長男(2歳)の5人家族。

時代が変われば子育てのあり方も変わる

時代が変化したことで、

比較した通り、高度成長期は製造業を中心に繁栄したため、同じものを大量に作ることが求められた。単純労働がメインであり、労働者はあまり頭脳を求められなかったため、言われたことを忠実に実行してくれる人が評価された時代。
一方で、知識産業のシェアがどんどんと拡大している現代においては、言われたことを言われた通りに行う人よりも、主体的に動ける人が求められ、企業は競争力を高めるために人材のダイバーシティ化を目指しているフェーズだ。

働き方が変化し、
企業は社員の能力を最大限に発揮するために自由を与え、その代わりに成果を求める。製造業中心の時代においてはヒエラルキーな組織構造によって上司が部下を管理し、一定の成果を担保することが必要だった。しかし、知識産業時代においては社員を解放し、組織をフラットにすることで、縦の繋がりよりも横の繋がりを強化して競争力を高めることが大事である。つまり、知識産業で戦う企業にとっては、ホラクラシー型組織の方が向いているんだと思う。

▲プールサイドでシゴト中。子どもを監視しつつ…。

求められる能力も変化した。
このように、時代の変化と共に求められる能力も変化する。
しかも、これからは誰でもできる仕事は次々と自動化され、人間だからこそできることが求められる。今までは、決められたことを決められた通りに正確に実行することが何よりも必要な能力だった。しかし、未来が不確実な世の中においてはマニュアル人間では通用しない。求められるのは、主体的に行動し、多様な人材と協力し合い、正解のないベストを探し、失敗を恐れずに判断していく能力である。時にはみんなが反対するようなことも、リスクを取って大胆に実行していくことも必要なことがあるかも知れない。

求められる能力が変化したことで教育や子育てが変化するのだ。
上で述べた通りだが、
主体性・好奇心・感性・思考力・判断力・変化対応力(柔軟性)・自己表現力、そして外国人と協調していくために必要な語学力も必要になる。

このあたりの能力が身につく教育に変化することが必要だし、教育が変化の途上であることを考慮すると、親が時代の変化を理解し、これらを多少なりとも意識して子育てをする必要があるのかも知れない。

子育てをしていて思うこと

本題に入るまで、めちゃくちゃ長くなったけど…
不確実性の高い、知識産業が中心の世の中において偏差値重視型の子育てでは限界があると個人的には思う。子どもにいろんなものを見せて、いろんな体験をさせて、やりたいとや思ったことを全力でやらせてあげる。「これを辞めてあっちをやりたい」と思ったらスパッと切り替えて新しいことをやらせてあげることも時には大切なのかなと。思ったことを行動に変えてあげることで好奇心と主体性、判断力が養われる。個人的には、嫌なことを頑張らせ忍耐力を養うよりも、今の子どもたちにはこっちの方が重要じゃないかと。日々のコミュニケーションも子どもから何かを聞かれたときに、答えを教えるよりも、考えさせてあげたり、選択させてあげたり、判断させてあげるコミュニケーションが大事だと思う。

3週間の海外生活を選んだ理由

海外に住むということは、今までと全く異なる環境で生活するため、最初は戸惑い、ストレスが伴う。この感覚がすごく大事なんじゃないかなと。こういう環境の変化を定期的に繰り返すことで、多様性を許容することができ、人間としての幅を広げることができる。そして、小さいうちから変化に慣れさせることで、変化対応力が身につくし、感性や自己表現力も磨かれる。ついでに語学や外国の文化にも触れることができる。一石二鳥どころではない。投資対教育効果がめちゃくちゃ良いと思う。

ちょっとここで一息。なぜマレーシアにしたのか?

前提として、暖かい国を希望していたので、候補国としては、マレーシア、シンガポール、ベトナム、アメリカ(カリフォルニア州・ハワイ)、オーストラリア(ケアンズ)などがあったけど、下記の理由によりマレーシアに決定!

1.先進国の日本とはギャップのある発展途上国を見せてあげることができる
2.発展途上国の中では、比較的治安が良い
3.英語が第二言語である
4.多国籍国家なので、一度にいろんな文化に触れることができる
5.何より物価が安い
6.物理的な距離も比較的近い

マレーシアでのタイムスケジュール

▲ほぼ毎日プールに入ってました。多いときは、5時間も!そして、次女がジャンプしている決定的瞬間です(笑)

今回は、旅行で行った訳ではないので、ホテルではなくサービスアパートメントに泊まり、食事もスーパーで買い物をして妻に料理をしてもらうことも多かった。そして、前半はクアラルンプールに滞在し、後半は日本人が多く住むモントキアラに滞在。毎日キッチリとタイムスケジュールを組んでいた訳ではなく、その時々でシゴトとプライベートのバランスを取っていた感じ。

▼平日のスケジュール
  8:00~12:30:仕事(宿題やプールなどの遊び)
12:30~13:30:ランチ
13:30~18:00:家族の時間
18:00~19:00:仕事(室内遊び)
19:00~20:00:夕食
20:00~23:00:仕事(テレビや室内遊び後、22時前には就寝)
※()内は子どものスケジュールです。

子どもが体験したこと

・プール(ほぼ毎日)
・ローカルストアで買い物
・観光(2日間)
・アフタヌーンティー
・ABCクッキングでお菓子作り
・キッザニア
・キッズクラブ
・マレー舞踊のディナーショー
・水族館
・工作体験
・電車とモノレール
・キッズスペース(ショッピングモール内)など

▲(左上)セントラルマーケットでの買い物(右上)キッザニア(左下)ABCクッキング(右下)キッズクラブ

こんな感じでいろいろな体験ができた。最初のころは、日本よりは町が汚かったり、食事が合わなかったり、イスラム教徒の女性の服装が怖かったりと、子どもたちは終始「いつ日本に帰るの?」って聞いてくる始末(泣)唯一の楽しみがプールという…(笑)
でも、1週間くらい経つと何も言わなくなり、帰国が近づいてくると「まだまだマレーシアにいたい」と口にするように!子どもの適応力はハンパない。

あと、やっぱり一番良かったことは現地の人との交流!サービスアパートメントのスタッフさんや、お店の店員さん、キッザニアのスタッフさんなど、いろんな人と英語やボディーランゲージでコミュニケーションを取れたことが一番良かったかなと。

特にセントラルマーケットで出会ったお店のお兄さんがたくさん遊んでくれて、子どもは「また行きたい!」っていうので、滞在中に3回もお兄さんに会いに行ってしまった(笑)

キッズクラブや工作体験、ABCクッキングは、親子分離だったので、子どもたちだけでコミュニケーションを取ったことで、達成感や自信にも繋がったんじゃないかと思う。

ちなみに全く泳げなかった長女が毎日プールで遊んでたことで、25mを一歩も足をつけずに泳げるようになった!(次女も5mほど泳げるように)遊びを通じて、できないことができるようになったことが凄く良かった。

私生活でも工夫次第でいろいろできる

当たり前だけど、別に海外で特別な体験をさせることが重要ではない。
普段の私生活の中でも、たくさんの能力を養ってあげることができるはず。

例えば・・・

・子どもが何かを聞いてきたときに、携帯をいじりながら話を聞き流すんじゃなくて、会話を広げてあげる
・例えば小学校で使う鉛筆や筆箱、普段着る洋服など、必要なものを買うときには小さいうちから自分で選択させてあげる。買い物ついでに、「浪費や消費、投資」の考えをすり込ませる(笑)←これ何気に結構大事だと思ってる!個人的なポリシーとしては、「浪費はNG、消費は無駄なく、投資は大胆に」というイメージ
・地域行事へ積極的に参加したり、世代を超えた交流を増やしてあげる
・便利な世の中になったけど、敢えて不便を経験させてあげる。例えば、キャンプで飯盒炊飯してみたり、自然の中でモノに依存しない川遊びや虫取りをしてみる
・私生活の中で数字を見つけたら、足し算や引き算の問題を出して遊び感覚で勉強する
・本は各部屋の見える場所に置き、目についたときに手に取って読める配置にしておく など

こんな感じで、コミュニケーションを工夫したり、身近でいろんな体験させてあげたり、環境を工夫してあげたりすることで、子どもの可能性を広げてあげることができるんじゃないかと思う。

まとめ

▲国立モスクにて

子育てのカタチに正解がないからこそ、夫婦で良く考え、良く話し合い、子どもの将来を見据えて子育てをする必要があると思う。そして、時代が変われば子育てのカタチも変わるし、変えるべきかなと。なぜなら求められる能力が変化しているから。個人的には、選択肢を広げてあげられるような子育てをしたいなと。

ただそうは言っても、1つのスポーツをトコトン追求することでプロスポーツ選手になってハッピーな道が切り開ける可能性もある。小学校受験や中学受験を経て、偏差値の高いコミュニティに入れることで高い志を持たせることができるかも知れないし、医者を目指すキッカケになるかも知れない。

それは本当に夫婦で良く話し合って決めるしかないんだと思う。

あとシゴトに関しても、一昔前であれば海外でリモートワークをするなんて、ほぼなかった。これは、何も僕が経営者だから3週間もの長い間、海外に住みながら仕事ができた訳ではない。オンラインツールが整っているこのご時世、一部の職種を除いてリモートワークで働くことが特別なことではなくなるはず。

実際に、Fledgeを運営する株式会社えふななの社員は、世界一周しながら仕事をするメンバーもいれば、冬に1ヶ月間山に篭ってスノボしながら仕事をしていたメンバーもいる。帰省に合わせて実家で仕事をするなんてことは日常茶飯事である。
つまり、責任や成果さえ担保できれば何だっていい。個々のニーズに合わせて好きなように選択すればいいと思う。

昔よりは、格段に自由度の高い時代であり、選択肢の多い時代である。

こんな時代を楽しく生き抜ける大人になって欲しい。
そう願いながら、これからも毎日の子育てを楽しんでいきたいと思う。

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