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好きな場所で“らしく”生きる。ー「捨てること」と「わがままに見合う能力」が、“らしく”の実現への第一歩。

好きな場所で“らしく”生きる。ー「捨てること」と「わがままに見合う能力」が、“らしく”の実現への第一歩。

好きな場所で“らしく”生きる。ー「捨てること」と「わがままに見合う能力」が、“らしく”の実現への第一歩。

橋本さんのような「自分らしい」理想的な働き方を実現させている株式会社LASSIC。「自分の好きな場所で好きなように生きる」文字にしてみると簡単そうに見えますが、実際にやろうとすると難しいもの。

株式会社LASSICは全国に8つの拠点を持つ社員数100人以上の企業でありながら、社員の多様な働き方や生き方を会社の軸に構え、重視しています。その理由は一体なんなのでしょうか?自分や社員にとっての「らしく」と向き合い続ける、代表取締役社長の若山さんにお話を伺いました。

若山 幸司(わかやま こうじ)

株式会社LASSIC代表取締役社長。1998年、株式会社インテリジェンスに入社、IT派遣事業、人材紹介事業責任者を歴任したのち、2002年同社執行役員に就任。2009年、 インテリジェンスの同僚であったLASSIC創業者であり現副社長の西尾に再会、LASSICの掲げる理念に深く共感し、同社代表取締役社長に就任。

第2回
好きな場所で“らしく”生きる。ー「捨てること」と「わがままに見合う能力」が、“らしく”の実現への第一歩。

組織は多様な価値観を受け入れるべき

——現在、東京を含めて全国に8ヶ所の拠点があるんですね!素朴な疑問なんですが、なんで鳥取を本社にされたんですか? 

若山:創業者の西尾が鳥取出身だったこともありますが、鳥取は47都道府県の中で、人口が一番少ない県なんです。それに加え、少子高齢化も進んでいますし、IT技術者も少ない、顧客も少ないという状況なので、ビジネス的観点から言うと、追い風が全くないんですよ(笑)。

——むしろ向かい風ってことですね?(笑)

若山:そうです(笑)。ただ、これをポジティブに捉えると、鳥取で成功できれば、他の地域にも展開しやすいのではないかということと、同時に、地方を活性化したいという想いがあったので、東京に本社を置く選択肢はありませんでした。

——経営理念が、「鳥取発 ITで、地方創生」ですもんね!

 若山:今は個人の価値観が多様化してきていますよね。より多くの人が自分らしく働ける環境を創ろうと思ったときに一つの拠点しかないと、地方で働きたい人のニーズに対応できなくなります。ですので、一つのエリアは小規模でもいいから、色々な地域に展開したいと考えています。まずは、50の地域に拠点を構えることを目指しています。 

——個人の価値観が多様化しているにも関わらず、多様性を受け入れている企業はまだ少ないですよね?

若山:そうですね。前職では、転職支援などのサービスを行っていたのですが、個人と組織の価値観が合わずに転職に至るケースをよく見ていました。人口が増加する社会なら、組織の価値観に合う人材だけを採用するのは問題ないと思いますが、人口減少社会においては、よほどの採用力がない限り、単一の価値観だけで組織を創っていくのはものすごく難しいことではないかと思いました。

——なるほど。

 若山:そもそも1ヶ所に集まって仕事をするということ自体がもはや古い考えだと思っています。もちろん、業種や職種によるところもありますが、LASSICの場合、今はニアショア開発がメイン事業なので、ロケーションフリーでも全く問題ないんです。今いる場所が離れていても、「Slack」や「chatwork」といったツールを使えば、簡単にコミュニケーションが取れます。むしろ、色々なところに拠点を置くことで、会社に優秀な人材が集まってくれて、それが地方創生にもつながって、本人も住みたい場所で好きな仕事ができたら、こんなに幸せなことはないですよね。

(「らしく」という想いを、ストレートに強く印象付ける社名、LASSIC。「自分らしくいる」ことをどれだけ大事に考えているかが伝わってきます。)

大事なのは、わがままに見合う能力!? 

——住む場所って大事ですよね!今、複数の拠点があると思いますが、これはアンバサダー制度(※)を活用して作られたんですか?

若山:そうですね。新しく仲間になるメンバーが「UIターンしたいけれど住みたい地域に拠点がない」ということで新しく拠点を構えるケースがほとんどです。

(※)「自分の働きたい街にまだLASSICがない」という場合、大使(アンバサダー)となって、自ら新拠点を作ることができる仕組み。 


——希望に合わせて拠点を作るのが凄いですね!他にも、「フリーエージェント制度」や「らしく提案制度」など御社らしさが表れていて素敵です!

(社員同士で嬉しかったことを記載する「ありがとうのボード」にはたくさんの感謝のメッセージが!)

若山:ありがとうございます。制度面ではまだまだこれからだと思っています。ただ、ワークスタイルに関しては、今のところ特に制度を設けるつもりはなく、今も個別に対応しています。橋本(※)の場合も、「夏はカヌーのインストラクターをやっているので、夏だけ出社を減らしたい。」と相談されたのですが、それを受け入れても橋本が必要だと考えたので、入社してもらいました。そこに会社として厳格なルールを敷いてしまうと、柔軟性を失って本質的な判断ができないと思っています。

※橋本芳昭さんは、株式会社LASSICの感情医工学研究所マネジャーで、夏は働き方を調整してカヌーガイドをしています。 


——逆に言うと、会社に必要とされる人であれば、自分らしい働き方を実現できる環境ってことですね!

若山:そういうことです。「自分の軸を持って人生を楽しんでいます」というような“自分らしく生きる人”を増やしたいと思っているので、そこは会社としても柔軟に対応していきたいですね。会社も時代にアジャストしていかないといけませんし、個人もそうですよね。

今の時代、いい大学を出て、いい企業に就職して、出世していく、というような「すごろくキャリア」はもうなくて、自分の幸せの軸を持って、その軸に照らし合わせたときに自分が幸せかどうかで判断していく時代だと思いますから。

50の地域に1,000人の仲間を!

(全国のメンバーといつでも気軽に話せるように、全オフィスがモニターで繋がれています。取材中、声をかけると笑顔で手を振ってくださったオフィスの方々、ありがとうございました!)

——自分らしくって簡単なようで難しいですよね…。

若山:自律性が求められますよね。流されて生きている方がよっぽど楽ですし、自由ほどキツイものはないんじゃないでしょうか。ある意味、「らしく」って「捨てる」ことですからね。つまり、自分らしくあるために「これをしたい」と思ったときに、それとトレードオフで何かを捨てないと成立しないことがほとんどなのではないかと思うんです。そうやって、何かを捨てる代わりに、何かを選んで、そこで勝負をする。シビアですが、その先に幸せがあるんだと思います。

——なるほど!凄く腹に落ちました!ちょっとメモっておきます(笑)

若山:簡単なことではありませんが、それでも、会社も個人も「らしく」を追求していける組織でありたいですね。

——それでは最後に、今後の展望を教えて下さい!

 若山:理念としても掲げていますが、地方を活性化することに貢献していきたいです。そのためにも、まずは50の地域に1,000人の仲間を作りたいと考えています。まだまだ、東京や首都圏の企業や個人からすると、地方で働くことに対してネガティブに捉えている人も多いように感じます。価値観は多様化して来ていますが、働き方はまだまだ多様化しきれていないと感じているので、地方で働くということに対して、もっと当たり前の選択肢として確立した状態にしたいと思っています。

また、「地方はサービスレベルが低い」という考え方も根強いので、その点も含めて払拭していきたいですし、胸を張ってUIターンできる環境を創りたいです。

——Fledgeとしても、地方で働く選択肢をもっと提示していきたいと思ってます!本日は貴重なお話をありがとうございました。 


(取材後に立ち寄った鳥取砂丘からの夕日)

編集後記 

会社として同じ方向を目指しながらも、個々の多様性や自由を受け入れることの大切さを語ってくださった若山さん。個々の希望をそのまま受け取ったり、まして無下にするのではなく「それなら、こうしてみないか」と柔軟に考え対応してくれるリーダーの姿がありました。

自分の希望を単に主張するのではなく、そのために何をしたらいいのかを考えて行動することで、シゴトへの関わり方や取り組み方は大きく変わってくるのではないでしょうか。

鳥取という地方から世界を切り開いていく若山さんの姿に、これからの会社のあるべき姿を考えさせられました。

 

 

第2回
好きな場所で“らしく”生きる。ー「捨てること」と「わがままに見合う能力」が、“らしく”の実現への第一歩。