自分らしいクリエイティブな生き方を求めて飛び込んだ場所、ニューヨーク。── Koya Teshima

自分らしいクリエイティブな生き方を求めて飛び込んだ場所、ニューヨーク。── Koya Teshima

自分らしいクリエイティブな生き方を求めて飛び込んだ場所、ニューヨーク。── Koya Teshima

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ニューヨークのブルックリンの宿で、とてもとても素敵な出会いがありました。それは、息子さんを応援するひとりのお母さんとの出会い。地球の裏側の知らない土地でがんばる息子さんに会うために北海道からやってきたのだと聞き、なんだか胸が熱くなりました。そして、本当に優しく前向きな彼女は一瞬にして私の母のような存在に。
こんな素敵なお母様のお子さんなんだから、素敵な息子さんに違いない。どうしても息子さんに会いたくなって、お母様にお願いして実現したインタビューです。

Koya Teshima

アメリカ合衆国・ニューヨーク フリーランス ヘアスタイリスト 北海道札幌市出身。美容専門学校を卒業後、地元である札幌の美容室に就職。数年間の下積み期間を経てスタイリストとしてデビュー。スタイリストとして数年間働いた後、「海外で働き生きる」というかつてからの夢を叶えるべく、単身ニューヨークへ。現在はフリースタイリストとして、ニューヨークで活動している。

自分の知らない生き方に憧れて

Koya Teshima(以下、Koya):僕が生まれて初めて美容院に行ったのは中学生の時でした。中学生って、だんだんオシャレに興味が湧きだして来て、髪型にもこだわりたくなる年頃じゃないですか(笑)それで、母の知り合いの美容室に行かせてもらったんですよ。それでカットしてもらいながら、お互いのいろんな話をしていたんです。そうしたら、その美容師さんはすごくサーフィンが好きな方だったんですね。だから、札幌で美容室を経営しながら、趣味のサーフィンをやるためにオーストラリアに行くという、日本と海外を行き来する生活をされていたんですよ。

当時の狭い世界しか知らない僕にとってみれば、それは衝撃的というか、なんと言うか。僕の両親は公務員でしたし、身の回りでそんな風に生きている方って見たことがなかった。

そうですよね。中学生で接点の持てる社会人は限られていますよね。

Koya:そうなんですよ。しかも、すっごく楽しそうに働かれていたんですよね。そしてついには、日本の美容室を辞めて、オーストラリアに住んじゃったんです。
その時に「僕も手に職をつけて、そんな働き方生き方がしたい!」そう思って、美容師になろうと心に決めました。

美容師さんとの出会いが、KOYAくんの人生にこんなに大きく関わるなんて。

Koya:そう。オシャレになりたいと思って行った美容室での出会いが、人生で大きなポイントとなりました。
その後はもう美容師への道をひた走りました。

失敗事例ではなく、成功事例を探す

Koya:高校を卒業してからは美容専門学校に通い、地元の美容室に就職しました。

その間はずっと海外を見据えてやってきたんですか?

Koya:それなりに海外は意識していたんですが、まずは技術を覚えることが優先だと思っていたので、とにかく必死に働いていましたね。社畜のように働くのがカッコイイなんて思ってる時もありましたし(笑)

具体的に次の進路を考え出したのは、スタイリストとしてデビューして3、4年経った頃ですね。選択肢っていろいろあるんですよ。自分でお店を持つ人もいれば、東京へ出て全く違った環境で再スタートする人もいる。セミナーや講習会に出向いたりして、自分の好きなスタイリストさんがどんな道を歩まれているのか色々聞いて考えていましたね。

一旦日本で別のキャリアをと思っていたんですか?

Koya:海外に行く前に一旦ステップを踏もうと思っていた時期もあって、東京での採用試験を受けたこともありましたね。でも結局は、少しでも早く海外に行こうという結論に至りました。何から始めれば自分らしいクリエイティブな働き方ができるんだろうって、人と違った経験をどうやって仕事に活かせるかなって考えていたんですが、できるだけ若いうちから異文化や日本ではできない体験をするのが一番だろうな、と。

そして、行き先はニューヨーク。

なぜニューヨークを選んだんですか?

Koya:逆に、ニューヨーク以外選択肢はなかったですね。やはり流行の最先端で刺激的な街だというイメージはずっとありましたから、そこで挑戦がしたかった。洋画も好きでよく見ていたので、映画に出てくるニューヨークは憧れの街でしたね。

はじめは何もわからないので、インターネットで色々調べていたんですよ。でも、就職先を見つけられないとか、ビザが厳しいとか、ネガティブな情報しか出てこないんですよね。そりゃあ、海外で働くというのは難しいというのは承知の上。だから、ネガティブな情報や失敗事例ではなく、成功事例を探そうって切り替えたんですね。失敗ばかり見ていても自分のモチベーションは下がるだけだし、もっと楽観的に行こうって。そして成功事例を知りたければ、もう自ら現地に飛んで、働いている日本人に聞くほうが早いって思ったんです。

だから、ニューヨークに飛んで、アポなしで日本人経営の美容室に行き、お客さんとしてニューヨークのサロン体験をしました。そうしているうちに、なぜニューヨークに来て、はたまた美容室に来たのかと言う話になるじゃないですか。

なかなか普通の旅行者では、現地の美容室には行きませんよね。

Koya:そう。だから正直にニューヨークで美容師で働きたい旨を伝えました。そして、ここで働かせてもらえないかという想いも伝えました。

返ってきた答えはもちろんNO。そんな簡単に雇えるものではないと断られたものの、現地の掲示板や求人サイト、その他の現地の情報を色々と教えてもらえたんです。僕にとってみたら、それだけでかなり大きな収穫でした。

その情報を持って、日本に帰国。再び美容師として働きながら、海外渡航資金を貯めて、再びニューヨークに来ることを決めました。

性格までも変えてしまった、刺激的なニューヨークという街

スタイリングをするニューヨークの美容師Koyaさん
▲スタイリング中のKoyaさん

美容師になろうと決めた時、ニューヨークに来ると決めた時、Koyaさんの転機はいつも、美容室にいる時なんですね。実際にニューヨークへ渡航してからはどのように過ごされていたんですか?

Koya:ニューヨーク渡航前から、幾つかのサロンにコンタクトをとっていたので、渡航後は、そのうちの一つのサロンで実務経験を積ませてもらいました。でも急に店舗をたたむという話が出てきてしまったんです。ただ、自分としても次のステップを考えていたタイミングだったので、別のお店を探し、今はまた違うお店に籍を置かせてもらいながら、フリーで活動もしています。

ニューヨークという環境はいかがですか?

Koya:信じられないくらいたくさんの文化が入り混じったニューヨークと言う街は、想像以上に刺激的で、とても充実した日々です。もし東京の採用試験に受かっていたら未だ日本にいるんじゃないでしょうか。今思えば、落ちてよかったですね(笑)準備ももちろん大事だけれど、行動することが何より一番の夢への近道でしたね。

あと、少し話はそれますが、自分の性格が少し変わりましたね。おしゃべりになった(笑)

そうなんですか?

Koya:母にもすごく喋るようになったねって言われたんですが、僕自身でも変化を感じています。日本にいるとどこか周りを気にしながらだったのですが、こっちではありのままの自分を表現できているんだと思うんです。日本ってなんとなく空気を読むこともそうですが、踏み込んではいけない話題も多いと思うんですけど、こっちはそんな考え方はないので、どんどん自分の考えや興味のあることを話すんです。むしろ話さなきゃいけないですよね。そして自分にはない面白い考えを持つ方もいっぱいいます。いい刺激ですね。

今後はどのような活動をされていくんですか?

Koya:まだまだ構想中なのですが、美容室という枠にはとらわれず、僕の考えに共感してくれる仲間と何かコミュニティを作りたいなって考えてるんです。だから、今は、コネクションづくりとその基盤づくりといったところでしょうか。これもまたニューヨークにこなかったらなかった発想です。海外での生活は楽しいばかりではなく、もちろん苦労する点もあるんですが、なんでも楽しんで僕にしかできない生き方働き方がしたいですね。

編集後記

「思い切ってニューヨークに来て本当によかった。」そうおっしゃるKoyaさん。生まれ育った場所とは全く違う環境での挑戦を、失敗も含めてとにかく楽しんでいらっしゃいました。やっぱり、何事も楽しめる人は強いですね。ニューヨークに来なければ出てこなかった新たな夢の実現に向けて、これからの活躍を応援しています!いつか北海道のお母様の元にも会いに行くので、待っていてくださいね♪

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