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【とにかく面白がれ!】ブレストの極意を学ぶべく「面白法人カヤック」に潜入してみた。

【とにかく面白がれ!】ブレストの極意を学ぶべく「面白法人カヤック」に潜入してみた。

【とにかく面白がれ!】ブレストの極意を学ぶべく「面白法人カヤック」に潜入してみた。

「ああ、面白いアイデアが出ない…」

Fledge編集部は悩んでいた。

メディアを運営する編集部として、企画やら連載やら何かとアイデア出しの会議をすることは多い。しかし、この頃、少人数ということもあり、面白いアイデアを出すことへの限界を感じるようになっていた。面白い記事をつくるにはどうしたら良いのか…ていうか、

「そもそも面白いって何なんだ!!アイデアも出ないし意見も少ない。結果的に活発な会議にならない。これは大問題だ…」

そんな悩みを抱えながら過ごしていたある日。ふと一つの記事を目にした。


そうか!このブレストカードなるものを発売した、面白法人カヤックに行けば何かこの状況を解決するきっかけを見つけることができるかもしれない!!

ということで今回は、面白法人カヤックさんにブレストの極意を学んできました。

社内の会議が今ひとつ盛り上がらないとお嘆きのあなた!

アイデア出しが苦手なあなた!

必見です!!

八木原 泰斗(やぎはら たいと)

慶應義塾大学経済学部卒業。2014年に面白法人カヤック入社。 「文化をつくる」をテーマに戦略・コンセプト立案や商品開発、R&D領域を得意とする。ブレスト講演やワークショップなども数多く行い、ブレストのファシリテーションで右に出る者はいない。見た目はチンピラ、第一印象は最悪。仕事は頭脳明晰、第二印象は最高。

三好 晃一(みよし こういち)

筑波大学大学院・数理物質科学研究科を修了後、就職せずボードゲームを作って生計を立てる。シナリオライターの学校やよしもとの学校の卒業を経て、面白法人カヤックの人事部へ。バスで日本各地をまわる説明会「旅する会社説明会」検索ワードだけで応募できる「エゴサーチ採用」鎌倉のシェアオフィス「旅する仕事場」などを企画・制作。いつもは人事をやっている。

ブレストカードって何?

そもそもブレスト(ブレーンストーミング)とは、1つのテーマに対して、複数人数で企画やアイデアを自由に出し合う会議手法のこと。近年、このブレストを取り入れる企業は多くなる一方で、「ブレストがうまく進まない」と悩みを抱える企業も多いそこで、面白法人カヤックが発明したのが『ブレストカード』です。

中身は、抽象的なイラストが90枚、白紙が10枚。乗っかりチップが7色。1枚1枚にアイデア出しの要素が2、3種類入っていて、どんな切り口でアプローチしてもアイデアが出せるようになっています。

このカードのおかげで、これまでブレストがうまくいかなかった企業から「発想力が改善されてアイデアがどんどん出るようになった!」という声が届いてるとか。また最近では、一般の法人だけでなく、なんと経済産業省にも活用されていて、小学校や地域の活動で使いたいという相談も多いのだそう。

早速Fledge編集部の3人は、このブレストカードの生みの親である人物にブレストの極意を学ぶべく、カヤックの横浜オフィスに向かいました!

カヤックのブレストを体験してみた

今日はよろしくお願いします!突然ですが、編集部で面白い意見がなかなか出ずに困っていて…ブレストの極意を伝授していただけないでしょうか!

八木原なるほど!ではこのブレストカードを使って実際にブレストしてみましょう。

お願いします!!

八木原今回のブレストテーマは『これまでにない新しい記事』でいきましょう。
カヤックのブレストは、アイスブレイクブレスト乗っかりのスリーステップで構成されています。まずはファーストステップのアイスブレイクです!はじめに好きな色の「乗っかりチップ」をそれぞれ選んでください。

【ステップ1:アイスブレイク】

  • 制限時間は1人10秒。
  • 山札から2枚のカードをめくり、カードの絵柄をヒントに昨日見た夢を作って話す。


八木原
それでは今回は、乗っかりチップ黄色の人から順にお願いします!「昨日夢で見たんですけど」というワードを最初に入れること、それぞれの発表のあとに必ず拍手をすることを忘れないでくださいね。では、スタート!

(カードを引く)ドキドキ・・・

(いきなり白紙カード…!)え、えーっと…昨日夢で見たんですけど、サザエさんを見ていたらいきなり画面が真っ白になってしまうという夢を見ました…!

八木原なるほど。スポンサー撤退の影響ですかね(笑)

一同:(笑)

三好(カードを引く)

三好昨日夢で見たんですけど、南の島に行ったらアラレちゃんみたいに太陽が笑っているという。こわい夢でした。

八木原え〜なんか幸せそうな夢!

三好太陽に顔があるんだから、むしろ気持ち悪いですよ!(笑)

八木原・・・という感じで、どんなことを言っても良いという空気感をつくると同時に、アイデア出しのいろはのひとつをやっています。アイデアって何かと何かの組み合わせなんです。それを今“夢”という架空のお題に対して行って、アイスブレイクとウォーミングアップを兼ねています。これがファーストステップです。

【ステップ2:ブレスト】

  • 制限時間は1人30秒。
  • 山札から1枚をめくって、カードの絵柄をヒントにブレストのお題に対してアイデア(今回は「これまでにない新しい記事」)を考える。


八木原
次のステップで誰が何を言ったかに対して乗っかっていかないといけないので、必ず誰が何を言ったか覚えておいてくださいね。では、青のチップの人から反時計周りにお願いします。どうぞ!

(カードを引く)

毎日サイコロを振って、そのサイコロの出た目の数だけ毎日記事を更新する。

八木原「12」とかだったらすごい大変そう!(笑)

三好ゾロ目はオッケーとか、誰かにパスするとかね!

なるほどいいですね!(そして、カードを引く)

イチニサン…。数字に基づいた記事を連載していく。う〜ん。微妙か…。

八木原1日にはイチに関することしか書かないとかね。社名に数字が入っているとこ行くとか。

一同:おお!なるほど!!

そうやって乗っかるのか(小声)

八木原(カードを引く)

八木原この絵柄をサプライズのようなものと捉えて、取材の依頼をしないで、秘密の記事を書いて、その人をびっくりさせるなんてどうでしょうか!

一同:面白い!!

【〜ステップ3:乗っかり〜】

  • 制限時間は1人30秒。
  • ステップ2で出た自分以外の人のアイデア中で、良かったと思う人のところにチップを置く。
  • 順番に1枚ずつカードを引いて、選んだアイデアにさらに自分のアイデアを上乗せする。
  • 最後にファシリテーターと呼ばれる審判が、一番良かったアイデアを決める。選ばれたアイデアのベースを出した人が10ポイント、乗っかりチップを乗せた人が20ポイント。

八木原良かったと思うアイデアを決めたら、せーのでチップを置きます。その後、自分がチップを乗せたアイデアに乗っかってもらいます。では、青のチップの人から反時計周りで、カードを引いてその絵柄をヒントに、こんな風にしたらもっと面白いと思いますっていうアイデアを追加してください!

(カードを引く)

サプライズで、取材に行くという案だったので、磁石で引き寄せられるように、さらにそこから、その人に次の取材対象者を紹介してもらって突撃の取材をし続ける。

八木原テレホンなんとかのやつですね!いいじゃないですか〜。

(カードを引く)

サプライズの取材なんでそこに関連して、必ずアイキャッチは取材を受ける人に描いてもらう。

八木原本当に成立しそうな企画ですね!(カードを引く)

八木原はい。数字をキーにしている企画なので、その日誕生日を迎えた人に取材に行って、365人の人に取材をする!どうでしょうか。

一同:面白い!

三好(カードを引く)

三好サイコロの数だけ記事を書くということなので、雪だるまが溶けるまでに書く!

一同:おお〜(笑)

三好この企画は常に締め切り問題に追われますね(笑)

八木原さて、これで一通りでましたね!では、一番良かったアイデアを、私が独断と偏見で選びます。一番良いのは〜〜〜〜〜〜どんっっ!!

『サプライズで数珠つなぎして、似顔絵を描いて取材していく企画!』

「すでにひとつの企画として成立しているのでいいと思いました」という感じに評価をして、ベースのアイデアを出した私が10ポイント、乗っかった2人が20ポイントという結果になります。

基本的にブレストで出てきた中で使えるアイデアって1割か2割です。なのでこれを同じお題で何度も何度も繰り返していくんです。そうすると、ブレストができる筋肉みたいなものがついてきて、カードがなくてもできるようになっていく、というのが最終的に目指していくところです。なので、このブレストカードはあくまで補助ツール、自転車でいう補助輪のようなものです。

「面白がる=乗っかる」というカルチャー

思っていた以上に楽しいブレスト体験でした。カヤックの皆さんはいつもどれくらいの頻度でブレストをしているのですか?

八木原僕らの場合、日常会話がブレストになっていたりするので、毎日ですかね。それこそ電車の移動中なんかに「これってこうもできるよね。そうだよね。」という会話を意識しなくても自然にしています。

ブレストをする中で意識していることはありますか?

八木原まず、大前提として否定しないということがあります。あと、質より量をたくさん出すこと、とにかく乗っかること。これらを大切にしています。

ブレストでアイデアが出やすくなるためには何が大事だと思いますか?

八木原一番は心理的な安全性だと思っています。何を言ってもいいという安心できる場が提供されているかということはすごく大事です。その場をつくれているのがカヤックのブレストがうまくいっている要因だと思います。そのベースには面白がるっていう文化があるんです。

面白がる文化ってどんなものですか?

八木原ブレストになぞらえていうと、乗っかるということです。面白くないこととか、凡庸なアイデアが出てきたとしても、でもなんかそれ面白いかも!ってとりあえず乗っかってみる。そうすると、つまらないものでも、実は面白いかもと思える、そういう効果があるんじゃないかなと思っています。

では最後に、面白い記事を書きたいFledge編集部にアドバイスをお願いします!

八木原人と違ったことをやっていくと変わってくると思います。例えば、取材対象者とブレストしてもいいかもしれませんね。
そもそも記事を書く人と書かれる側の人っていう決まったフォーマットになっちゃってるけど、そこって決まっている必要はなくて、そこから変えていっても良いかもしれませんね。

三好あとは、面白くなくてもいいって思って書くこと。面白い人ってだいたい失敗事例のほうが多いと思うので。当たらないといけないって思うと面白くなくなっちゃうので、どうでもいい記事があってもいいと思います。面白くなくていいのが、ブレストの前提ですからね。とりあえずがんばろうってことです。

上手くいくブレストは◯◯だ!

カヤックとブレストしてみるとこれまでとは違い、活気がある有意義なブレストを行うことができました。そして、上手くいくブレストには3つの理由があることがわかりました。

1.人の意見を否定しない
2.とにかく乗っかる
3.面白くなくてもいい


カヤックのブレストは、前提として否定をしないということが徹底されています。他にも、上手くいかないブレストの典型例として、途中で質問攻めにあってしまい、それに答えているだけで終わってしまっていたり、脱線しすぎて使えるアイデアがひとつも出ない場合、1人が独壇場のように長々と話してしまう場合などがあります。

基本的には、参加者全員がアイデアを出す側に回ること。そして誰が出したどんなアイデアにも、面白がって乗っかっていくことが大事です。良いブレストができると自然に、否定をしない、乗っかる、面白がる、という文化が社内に浸透して、好循環が生まれていくかもしれません。これまでブレストが上手くいかなかった組織でもきっと何か変わるはずです!

感想

カヤック流ブレストを体験して、自分がこれまで『面白い』にこだわって意見を出せなくなっていたんだなと気づきました。制限時間が10秒や30秒しかない中では「面白くなくても良いから何か言わなきゃ!」となってアイデアが出て、さらにそこに乗っかる人がいて面白くなっていく。この流れがわかるとブレストが一気に面白くなりました。(by 川西)

自分がいかにブレストを誤解していたかが分かりました。「どれだけいい意見を出せるか」というところに固執していて、肝心の「量をだす」というところが全く出来ていなかったと思います。ブレストは行う雰囲気も大事!それこそ面白がってブレストするということが一番大事なんですね!今度社内でもどんどんやっていきたいと思います。(by もか)

今回の取材を通して、ブレストには「心理的安全性」「乗っかり」がすごく大切なんだと学びました!その後、社内でも何回かブレストカードを使ってブレスを実践してみましたが、「乗っかり」によって思わぬアイデアが生まれるなど、早速その効果を実感しました!変に「面白いアイデアを出さなきゃ…」みたいな心理的な壁が取り除かれた気がします。もっとブレスト脳を鍛えたい!!(by たくみ)

後日、Fledge編集部でさっそくブレストカードを使ってブレストしてみました。こちらがそのときの様子。


カヤック流ブレストを取り入れてみると、アイデアが次々と出て大盛り上がり。あなたの会社でも、新しい風が巻き起こるかも!?

▼ブレストカードご購入の方は、こちらから!