第一線で活躍し続ける「30代・男」の仕事観・人生観とは?(前編)──飯髙悠太×前原穂高

第一線で活躍し続ける「30代・男」の仕事観・人生観とは?(前編)──飯髙悠太×前原穂高

第一線で活躍し続ける「30代・男」の仕事観・人生観とは?(前編)──飯髙悠太×前原穂高

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2017年1月に、株式会社ベーシックの執行役員に就任された、飯髙悠太氏。そして2015年5月に、美容室Violetを開業された、超売れっ子の前原穂高氏。彼らは共に友人関係という間柄であり、異業種ではあるが、30代で業界を牽引するビジネスリーダーという共通点を持ち、今なお、活躍の場を広げ続けている。そんな彼らの仕事観や人生観とは一体どんなものなのか?飯髙氏と知人関係にある、当メディアを運営する、株式会社えふななの新田が取材してきました。

第1回
第一線で活躍し続ける「30代・男」の仕事観・人生観とは?(前編)──飯髙悠太×前原穂高
第2回
第一線で活躍し続ける「30代・男」の仕事観・人生観とは?(後編)──飯髙悠太×前原穂高

飯髙 悠太(いいたか ゆうた)

1986年生まれ、東京都出身。株式会社ベーシックのWebマーケティングメディア「ferret」の管掌役員/創刊編集長を務める。これまで広告代理店、制作会社、スタートアップを経験。複数のWebサービスやWebメディアの立ち上げに関わる。セミナー講演など多数。

前原 穂高(まえばら ほだか)

1982年生まれ、宮崎県出身。美容室Violetのオーナー。アフロートにて実績を積み、今や雑誌やCM、セミナーなどでも活躍。数々の芸能人やモデルからの信頼も厚い。2015年5月20日に表参道店をオープンし、2016年11月23日には、名古屋の栄に2号店をオープン。

インタビュアー 新田 勢剛(にった せいごう)

1982年生まれ、静岡県出身。株式会社えふなな代表取締役。 「シゴトを楽しむ、人生を楽しむ。」という理念を広めたいとの想いから当メディア「Fledge」を立ち上げる。

学生時代の憧れは「カリスマ美容師」

新田勢剛(以下、新田):友人同士の対談って良いっすね!

飯髙悠太(以下、飯髙):何か不思議な感覚だね。真面目に対談しましょう(笑)

新田:ですね(笑)じゃあ、お二人の関係性から聞いてもいいですか?

飯髙:もともとヘアライターをしている佐藤友美(さとうゆみ)さんっていう共通の知人がいたんですよ。

前原穂高(以下、前原):美容業界のオーナーたちが集まる「HAZAMA会」っていうのがあるんですけど、僕は友美さんから誘われてHAZAMA会に入ったんですよ。そのHAZAMA会に飯髙さんが勉強会をしに来てくれたのが最初の出会いですよね?

飯髙:そうそう。たぶん2年半くらい前で、「美容師は、どうソーシャルメディアを活用すればいいのか?」っていうテーマで勉強会をしたんですよ。そこから意気投合して、出会ったその日に呑みに行きましたね。

新田:年齢も近いですし、空気感もどこか似てますよね!ここからは、お二人の学生時代や仕事観、プライベートについてまで掘り下げてお話をお伺いできればと思います。前原さんは、どんな学生時代を過ごしてたんですか?

前原:僕は宮崎出身なんですけど、高校卒業したあとに福岡の美容専門学校に行ったんですよ。僕が中学生の頃って、ちょうどカリスマ美容師が流行った時代で、高校のときにアフロートっていう美容室ができたんですけど、そこがカリスマ美容室として有名で。アフロートに入りたくて、本当は東京の美容学校に行きたかったんですけど、ちょっとビビっちゃって(笑)福岡が限界でした(笑)

一同:(爆笑)

飯髙:そもそも何で美容師になりたかったんですか?

前原:当時、田舎って男の美容師がいなかったんですよ。だから、何となく興味はあっても、男が目指す職業じゃないのかなって思ってて。でも、カリスマ美容師が流行ったときに、テレビとか雑誌を見てると、カリスマ美容師って呼ばれる人たちは、ほとんどが男だったんですよね。その時に、「あ!男でもやってる人がいるんだ」って思って。

飯髙:当時カリスマ美容師で免許をもってなかったってニュースがあったけど、そういうカリスマ美容師って多かったんですか?

前原:基本的には免許がないと美容師になれないんで持ってるんですけど、一部の人が持ってなくて…カリスマブームは終わりましたね(笑)調理師免許を持ってない調理師みたいなもんなんで(笑)

飯髙:それは色々な意味でまずい(笑)で、見事に新卒でアフロートに入社されたんですよね。穂高さんって、賞を取って有名になったと思うんですけど、下積み時代ってどんな感じだったんですか?

前原:もう借金まみれですよ(笑)練習が夜遅いから、美容室の近くに住まないと帰れないんですよ。美容室が表参道だったから、近くに住もうとすると家賃がめっちゃ高くて…。当時、家賃が8.4万円で、手取が12~13万円ですよ。練習用のウィッグとかも買わないと駄目だし、好きなゲームも買う訳じゃないですか。ほんとお金がなくて、消費者金融でお金借りちゃって、多重債務者でした(笑)

一同:(爆笑)

飯髙:いくら借りてたんですか?

前原:350万円くらいじゃないっすかね。で、もうどうしていいか分からなくて…親父に言って完済してもらったんですよ。で、完済すると、良くも悪くも信用がついちゃって。ありがたいことに限度額を上げてもらえるんですよ(笑)

飯髙:まさか…(笑)

前原:そのまさかで!お金ないんで、また借りちゃいますよね(笑)人生で二回目の多重債務者になりました(笑)

一同:(爆笑)

新田:波乱万丈ですね(笑)じゃあ、飯髙さん行きましょう!どんな学生だったんですか?

人生のターニングポイントの一つは「ソーシャルメディア」

飯髙:何もやってなかったですね。高校までサッカーやってて、大学に行ったんですけど、結局大学ではサッカーをやらなくて。毎日お酒ばっか飲んでたから、特に語れることがないんですけど(笑)

新田:どんな仕事に就きたいとかはなかった?

飯髙:もとからITに行きたかったんですよ。当時はITって言うと、稼げてカッコいいイメージが何となくあったんで。あと、自分が一番になれる場所で勝負したくて、IT業界ならまだ歴史も浅いし、可能性あるかなーと思って。

前原:スゲー先が見えてますねー。

飯髙:逆に見えてないからそんなこと言えたんですよ(笑)

新田:飯髙さんのターニングポイントはソーシャルメディアが出てきたころですよね?

飯髙:そこだけじゃないけど、割合としては大きいかも。当時在籍していたクラッチっていう会社で「ソーシャルメディアのハンパない状況」っていうブログを持っていて、この分野はまだ新しい市場だったんで、誰もポジションを取れてる人がいなかったんですよ。しかもソーシャルメディアをユーザーとしてめっちゃ使ってるのは僕ら世代な訳で。「ここだ!」って思いましたね。

新田:IT業界としては、一つの転換期でしたもんね!その後にハイベロシティに転職したんですよね?

飯髙:そうですね。ハイベロシティでもオウンドメディアを立ち上げたりもしましたね。

前原:てか、ITの人って何でそんなにころころ転職するんすか?

飯髙:確かに20代のときだけでも5社経験しましたからね(笑)穂高さんは、アフロートの1社ですもんね。

調子に乗る?乗らない?二人の対照的な考え方

新田:では、お互いのリスペクトしてる部分を教えてもらっていいですか?

飯髙:単純に自分でやってることが凄いですよね。しかも土地勘もない名古屋に2号店を出店しましたし。美容業界の穂高さんの立ち位置って僕の理想形で、例えば穂高さんで言うと、最近はめちゃくちゃ情報発信をしてる訳じゃないけど、気づけば勝手にメディアに取り上げられてたり。あとは、何と言っても漫画に詳しすぎなところ(笑)

前原:漫画は毎日読んでますからね(笑)飯髙さんはコミュ力が高い!勝手なイメージで申し訳ないですけど、ITの人ってコミュ力が低いイメージがあって。勉強会で初めて会ったんですけど、その日から飯髙さんへのリスペクトがスタートしてますよ。

飯髙:絶対ウソだ(笑)

前原:ほんとほんと!あとは、ITにめっちゃ詳しいんで、いつも勉強になりますね。入口はソーシャルメディアだったけど、今はVioletのWebのこと色々聞いてますし。

飯髙:言い過ぎですよ(笑)てか、ソーシャルメディアが流行ったころに、ソーシャルのコンサルとかやってたんですけど、やることなすこと上手くいって、調子に乗り過ぎちゃったことがあって(笑)大げさに言うと、世の中が僕を見てくれてるみたいな(笑)ただ、転職して会社のブランドがなくなった瞬間に、みんなサーって引いてったんですよ。

新田:え、そんな時代があったんですね。

飯髙:ほんと大したことしてなかったのにね。今は良いときこそ調子に乗らないようにしてますね。

前原:調子に乗る系の話で言うと、前のお店で自分の売上がどんどん伸びていったときに、いろんな人から調子に乗るなって言われて、調子に乗らないようにしたら撮影の仕事が減ったんですよ。仕事も楽しくなくなっちゃって。だから基本は調子に乗るようにしてますね(笑)

飯髙:へー、真逆!何で仕事が減ったんですか?

前原:やっぱりデザインに出ちゃうんですよ。調子に乗ってるときにヘアメイクをした方が良いデザインになるんですよ。普段の生活でも自分の感情に素直になった方が、物事を上手く捉えられるっていうか。時代の流行やトレンドに敏感じゃないと駄目な仕事なんで、こういう仕事だからこそ感情表現を豊かに生きなきゃ駄目なのかも知れないですね。

新田:素直に感情表現した方が、感受性が養われてデザインに活きる、みたいな感じなんですかね?

前原:そうですね!

飯髙:「メンバーの未来を誰よりも自分が思い描くこと」

飯髙:それは、メンバーに対しても素直に感情表現してるんですか?あんまり叱るイメージはないんですけど、メンバーのマネジメントってどうやってるのかなーと思って。

前原:ケースバイケースですけど、必要なときは叱りますよ!でも、マネジメントは難しいっすよね…勉強中っす(笑)逆に教えて下さい!

飯髙:恐れ多い(笑)例えば相手が話をしてて、ちょっと嫌な顔をしたり、顔が曇ったりするケースってあるじゃないですか。これって相手が100%納得した状態じゃないですよね。だから、相手が首を縦に振るまでいろんな角度から話したり、逆にいろいろ話を聞いて、お互いが納得し合えるまで話し続けますね。そうしないと物事が上手く前に進まないんで。

新田:じゃあ、人の表情だったり仕草を見て判断してるんですね。

飯髙:うん、めっちゃみてる。後は、人によって「どうなりたいか?」って違うんで、メンバーの未来を誰よりも自分が思い描くことは凄く心掛けてますね。去年もferretから2人が独立しましたし、そういう後押しが少しでもできてたら嬉しいかな。

新田:てことは、みんなとそういう話でコミュニケーションを取る機会は多いんですか?

飯髙:そうですね。月1回は面談してるかな。型にはめたマネジメントが嫌いなんで、個別に話したいんですよ!呑みに行ったりもしますし。

新田:なるほど。前原さんはどうですか?

前原:前のお店で雇われてメンバーを見てたときと、自分で経営してる今のお店では全然違うんですよ。

一同:へー!!

前原:全然違い過ぎて…どうしたらいいんですかね?

一同:(爆笑)

飯髙:こっからスゲーいい話が聞けると思ったのに(笑)

前原:もちろん勉強もしてるんですけど、難しいんですよ。

飯髙:やっぱ文化が違うからじゃないっすか。アフロートは文化が出来上がってるからやりやすかったように思うんですけど、どうですか?

前原:それはありますね。文化ってそんな簡単に作られないし、継続して初めて文化ができ上がるんで、まだそこの段階ですね。

前原:「お父さんみたな存在になればいいのかなって」

新田:マネジメントや教育の難しさってどんな時に感じますか?

前原:うちの場合は、ガチガチな固いお店じゃないんで、お客様との距離が近い感じでラフに接客したいんですけど、ラフな接客ができる人も2パターンいて。もともとの性格がラフな人か、ラフな接客をスキルとして身につけてる人か。もともとの性格がラフな人って、私生活もラフな人が多いし、目標設定とかもラフなんですよ(笑)で、私生活の教育をすると、今度接客がラフにならなくなって、その辺の教育が難しいですね。

新田:なるほど。私生活がラフっていうのは具体的にどういうことですか?

前原:例えば、この間中途で入社した子がいるんですけど、入ったばっかりだとVioletのシャンプーのやり方とか分からないんで、先輩に教えてもらうんですよ。「明日の朝、練習に付き合って頂けますか?」ってお願いするんですけど、前の日の夜に「私朝が弱いから、先に上がります」ってさっさと帰っちゃうんですよ。でも先輩はまだ仕事が残ってるんで、遅くまで仕事してて。

この業界って技術職で、先輩から教えてもらわないと育たないんで、上下関係が厳しいんですよ。その子のために、先輩は手伝ってくれるんで、普通は先に帰れないですけど。でもそこを先に教え過ぎちゃうと、萎縮しちゃって接客にラフさがなくなっちゃうんですよね。

飯髙:技術職は確かにその辺が厳しそうですね。

前原:だから、最近はお父さんみたな存在になればいいのかなって思ってて。失敗を全て指摘しないで、絶対にこれは駄目っていう最低限のことだけを指摘するっていうか。成長の過程で全部チクチク言うと、逆に成長を止めちゃうのかなと。自分で気づいて変えていかないと成長しない部分もあると思うんで。

飯髙:やっぱり一定のルールなんですよ。絶対に守ってほしいことは決めるけど、ガチガチにしすぎない。それに合う合わないもあると思うけど、僕はそういう風にやってるかな。あとはメンバーで未来を共有することかな。

新田:会社やってると、悩みが尽きないですよね。

前原:そうですね。今のは経営者の目線なんですけど、僕もまだプレイヤーでもあるので自分のお客様に対して気になる接客があったときは、我慢しないで言いますけどね。あと、ラフなお店作りをしている手前、先輩に盾突いたりとか平気でするんですよ(笑)まぁ、それくらいあってもいいかなって最近は思ってますけどね。

新田:許容範囲をどこで保つかって難しいですよね!

 

次回の後編では、プライベートな話からそれぞれの夢、そして最後には「番外編」と題して、取材後に繰り広げられたディープな雑談を公開します(笑)お楽しみに~default

第1回
第一線で活躍し続ける「30代・男」の仕事観・人生観とは?(前編)──飯髙悠太×前原穂高
第2回
第一線で活躍し続ける「30代・男」の仕事観・人生観とは?(後編)──飯髙悠太×前原穂高
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