働くにこだわれば、暮らしの選択肢が広がり、もっとオモシロい生き方ができる。──株式会社ヒトカラメディア

働くにこだわれば、暮らしの選択肢が広がり、もっとオモシロい生き方ができる。──株式会社ヒトカラメディア

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オフィス移転支援から「働く場」と「働き方」の提案をしている株式会社ヒトカラメディア。働き方や暮らし方のバリエーションを増やしていくために軽井沢と徳島県美波町にサテライトオフィスを設置。自分らしく働くための制度も充実している同社は、どんな「働き方」を理想としているのか?取締役の田久保さんに伺いました。

第1回
働くにこだわれば、暮らしの選択肢が広がり、もっとオモシロい生き方ができる。──株式会社ヒトカラメディア
第2回
働くママに伝えたい!子どもがいるからこそ、できる働き方──株式会社ヒトカラメディア

田久保 博樹(たくぼ ひろき)

取締役 1986年生まれ、佐賀県出身。九州大学芸術工学部音響設計学科卒業。2008年、株式会社オールアバウトに新卒入社、メディアの編集や企画、広告制作、新規事業の立ち上げなどに従事。『Facebook navi』の立ち上げにも携わる。2014年、ヒトカラメディアに参画。企画・マーケティング、採用、組織戦略などを担当。『「都市」と「地方」の「働く」と「暮らす」をもっとオモシロくする』というミッションを掲げ、働く場・働き方に関するソリューションを提供中。趣味は旅行と歴史・祭りとお酒とアウトドア。

働く領域がHAPPYでなければ人生はHAPPYではない

── 最初にヒトカラメディアに参画した理由を教えてください。

田久保 博樹(以下、田久保):いちばん根底にあるのは「働く」と「暮らす」という生きていく上では切っても切れないカテゴリーをいきいきとしたものにしたかったからです。例えば地方で暮らしながら、東京で仕事をすることってリモートワークができないと物理的に実現できないですよね。そういった選択をできないことが問題だと思っていて。もっと選択肢が溢れる世の中にしたいという想いでヒトカラメディアに参画しました。

── “「都市」と「地方」の「働く」と「暮らす」をもっとオモシロくする”というミッションに直結していますね!

田久保:デュアルライフをしたいと思ってる人や、家庭の事情で在宅勤務をしたいと思ってる人って潜在的にはすごく多いと思うんです。一方で会社には就業規則があるので物理的にその選択ができない。経営側としても、安易に働き方の幅を広げるわけにはいきません。暮らし方のバリエーションを追求していくと、働き方の壁にぶつかるんです。

ヒトカラメディアでは、ルールをできる限り減らすことで柔軟性を担保し、みんなが自分らしい生き方を選択できるようにしたいと思っています。

── 確かに自分の理想とする働き方ができたときは人生がより充実しそうですね。

田久保:働く領域がHAPPYでなければ人生はHAPPYではないと思うんです。一週間の大部分を占めている働く時間や、その時間の大半を過ごしている働く場が我慢の時間だったとしたら、HAPPYにはなれないですよね。だから「働き方」を突き詰めていく必要性があると考えてます。

ヒトカラメディアらしい多様な働き方

▲徳島県美波町サテライトオフィス

── サテライトオフィスを導入したのも、ミッション実現の一つですね!

田久保:そうですね。ヒトカラメディアはオフィス移転仲介がメイン事業なので、サテライトオフィスを構えるメリットは業態的に少ないと思います。ただ、これからの働き方や暮らし方の幅を広げる一つの手法として可能性があるなと思っていて!東京を拠点にしながら、地方で働いたり、暮らしたりする選択肢を社内で実現できるように軽井沢と徳島県美波町にサテライトオフィスを設置しました。

── どういったときにサテライトオフィスを利用できるのでしょうか?

田久保:「軽井沢ワーク制度(四半期に1回利用可)」と「美波町ステイ制度(1年に1回利用可)」をつくり、軽井沢オフィスでのリモートワークや徳島県美波町オフィスでの移住体験ができるようにしています。滞在にかかる費用は会社で負担するので、いつもとは違った環境で作業や会議を行ったり、地域の方との交流をしたりしています。

── 地方で暮らしながら、サテライトオフィスに出社しているスタッフはいるのでしょうか?

田久保:軽井沢オフィスは現地で事業を展開しているので2名のスタッフが常駐しています。徳島県美波町オフィスでは将来的にありえるかもしれませんが、現時点で常駐メンバーはいません。ただ、デュアルスクールで数週間滞在するメンバーはいます。

デュアルスクールとは、地方と都市の両方のよさを教育活動に取り入れることができるよう、地方と都市の二つの学校が一つの学校のように教育活動を展開することができる「新しい学校のかたち」のことです。

地方と都市、双方の教育委員会の間の合意があれば、転校手続を簡略化して、2校間の移動が容易になります。地方と都市それぞれのよさを体験することで、双方の視点を持った、多面的な考え方のできる人に育てることを目的としています。

引用元:デュアルスクール公式HP

── 在宅ワークも導入されていますが、なぜ月4回と上限を決めているのでしょうか?

田久保:実は現時点では在宅ワークを積極的に推奨しているわけではありません。ヒトカラメディアの事業内容とフェーズが主な理由です。物件の仲介と空間プランニングをクライアント様ごとにカスタムオーダーで提案しているので、事業部を横断した密なコミュニケーションが必要になります。会社としての仕組みもまだまだしっかりとは整っていない状況で、新しく決めていかなければならないこともたくさんあります。slack等のコミュニケーションツールを活用してオンラインでの情報共有はしていますが、社内で聞きたいことがすぐに聞ける環境や、ブレストで出てきたアイデアがとても重要なんです。

ただ、家族が高熱を出してそばにいてあげたいときは在宅ワークができると助かる場合もありますよね。そのため、いまは上限を設定した在宅ワークという形を選択しています。

一方で、会社として考慮しなければいけないケースもあります。先ほどお話しましたデュアルスクールも長期間のリモートワークになりますが、そういった場合は個別に対応しています。

会社の自分事化を仕掛ける「戦略室」

── 「軽井沢ワーク制度」や「美波町ステイ制度」など社内制度はどのように決めているか教えてください。

田久保:「戦略室」という事業部を横断して編成された3人のチームがあって、週に1回「組織の課題」に関するミーティングをし、課題に合わせて他の社員も巻き込みながら制度の立案をしています。僕も戦略室のメンバーの1人で、経営側ではなく、限りなくフラットな立場で議論に参加しています。

── 戦略室はいつ頃できたのでしょうか?

田久保:1年前からですね。創業から3年半ほど経ったころ、事業拡大のためにメンバーを増やしたんです。しかし、マネジメントがうまくいかずメンバーと経営陣の信頼関係が築けずに、半ば崩壊気味になってしまった時期がありました。戦略室は、その当時の苦い経験をしているメンバーで構成されていて「あんな思いはもう二度としたくない」という共通認識をもっています。

── ミーティングではどういったお話をされているのでしょうか?

田久保:例えば、社員全員で社内制度を提案する機会を戦略室で企画しましたが、いまヒトカラメディアにある制度はここで出てきた意見が多いです。毎朝5分間の雑談を行う「アサカラ!」や、メンバーの家族を招待して、おもてなしをする「ファミリーデー」も、このときに決まりました。

── みんなが参加して制度を決めると当事者意識を持つことにも繋がりそうですね!

田久保:そうですね。戦略室としては、みんなが会社を自分事化できるように働きかけていくことが大事だと思っていて。「正しいアイデアであれば、承認されるんだよ」という認識をもってもらいたかったんです。こういった働きかけを単発で終わらせず、継続的に取り組んでいます。

また、戦略室は今後メンバーの入れ替えを検討していて。半年おきにメンバーを入れ替えていくと戦略室OBが社内で増えていくので、自然な形で会社の自分事化が進むと考えてます。

ジョブローテーションで「働く」をもっとオモシロく

── 今後、戦略室で取り組んでいこうと企画しているものはありますか?

田久保:2つあります。1つは部署をまたいだ勉強会の設計ですね。組織が1つ上のフェーズを目指すにあたり、ノウハウの共有、インプット、アウトプットができる仕組みを構築していかなければ駄目だと思っています。例えば僕であれば編集スキルを持っているので、編集の考え方をビジネスに活かせる勉強会をを4~5名の規模で継続的にやっていってもよいかなと。しっかりと仕組みから創っていきたいと考えています。

もう1つは社内でジョブローテーション制度を創っていきたいですね。優秀なメンバーに他の部署に移ってもらうのは勇気がいる決断です。ただ将来を見据えると1つのビジネスしかできないメンバーは活躍の場が減ってしまうと思っていて。物件の仲介担当が空間コンサルティングを行うことで新しい価値が生まれてくると考えてます。まだ企画の段階ではありますが、挑戦していこうと考えています。

── 社内でジョブローテーションができる仕組みを構築しようとしている点がヒトカラメディアらしさだと感じました!

田久保:サテライトオフィスも同様ですが、社内でそういったことを経験できると個人の視野や選択肢が広がって成長の機会になるかなと。複業もそのひとつで、実験的ではありますが、ケースバイケースで認めています。もちろん仕組みとして精度を上げていくのは時間はかかると思います。けどそれが実現できたら「働く」がもっとオモシロくなると思うし、こういったカルチャーは会社としてしっかりと創っていきます!

── 多様な働き方ができる環境や仕組みを整えていくことで、どういったメンバーと一緒に働きたいと考えていますか?

田久保:採用面接のときも話してますが、ヒトカラメディアの場合は選択肢が溢れる世の中にしていくために、事業内容や役割が変化していく可能性は当然あると思うんです。やることは変わっていきます。ただ、ミッションは変わりません。そこに対して「私はこういう働き方や暮らし方ができる世界を作りたい!」という想いを持った人と一緒に働いていきたいですね!

一概には言えませんが「長く働きたい、腰を据えたい」と考えている人は合わないかもしれません。ヒトカラメディアと何かしらご一緒できるような夢を持っている人、その夢を実現していくためにアウトプットができる人とは相性がいいと思います。

究極的な話ですが、そういった人であれば辞めることになっても、何かしら一緒にできることがあるんじゃないかと思ってしまうんです(笑)そんな人と一緒に働きたいですね!

── 貴重なお話ありがとうございました。

次回予告

「働く」と「暮らす」という切っても切れない2つのカテゴリに対して真剣に向き合い、ミッションを実現しようとしているヒトカラメディア。

「もっと選択肢が溢れる世の中にしたい!」

表面的な働き改革とは異なり戦略室を中心にスタッフ全員で必要なことを決めているから、いきいきと働くことができていると感じました。

次回は「子どもがいるからこそ、できる働き方」を実現しているスタッフにインタビュー。ママが自分らしく働くためには何が必要なのか?自身の経験も交えたお話を伺います。

▼今回お話を伺った企業の情報
株式会社ヒトカラメディア

第1回
働くにこだわれば、暮らしの選択肢が広がり、もっとオモシロい生き方ができる。──株式会社ヒトカラメディア
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