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キーワードは「自由と責任」自走する2人に学ぶ、自分の好きな場所で働くための秘訣―ガリレオスコープ株式会社

キーワードは「自由と責任」自走する2人に学ぶ、自分の好きな場所で働くための秘訣―ガリレオスコープ株式会社

キーワードは「自由と責任」自走する2人に学ぶ、自分の好きな場所で働くための秘訣―ガリレオスコープ株式会社

2014年3月、島根県松江市にサテライトオフィス「風神坊」を開所した「ガリレオスコープ株式会社」。オフィスだけでなく、母屋・離れ・納屋・蔵・洗濯小屋・漬物小屋と、6つもの建物があるという、都会では考えられない環境で仕事をしていると言います。

今回は、島根ラボの館長でありwebエンジニアをしている・小嵜さんと、同じくwebエンジニアでマネージャーの谷内田さんのお二人に、島根だからこそ持つサテライトオフィスの魅力と、自分の好きな場所で働くための秘訣について伺いました。

小嵜 英治 (こさき えいじ)

ガリレオスコープ株式会社 島根ラボ「風神坊」の館長・マネージャー・webエンジニア。 風神坊を住居兼オフィスとして活用中で海外旅行と工作が趣味。

谷内田 正嗣 (やちだ まさつぐ)

ガリレオスコープ株式会社 マネージャー・webエンジニア 一年前ほど前に横浜から島根に移住し、子育てと仕事を並行して行う一児の父でもある。

【島根県松江市】
総人口:204,285人(2017年1月末現在)・・・松江市(まつえし)は、島根県の東部(出雲地方)に位置する市。島根県の県庁所在地である。2012年(平成24年)4月1日に特例市に移行した。また、2018年(平成30年)4月1日の中核市の移行を目指す。就業人口の内訳は第1次産業 約4%・第2次産業 約19%・第3次産業 73%(2010年現在)  
参考:島根県松江市ホームページ

松江市に移住して実感した「住環境」の良さ 

▲「風神坊」の庭あるせせらぎの聞こえる大きな池。小鳥もたくさん集まってきていました。

―はじめにお聞きしたいのですが…小嵜さんと谷内田さんはお2人とも「風神坊」に住んでいるのですか?

小嵜英治さん(以下、小嵜):いえ、私だけ離れの2階に住んでいます。

ーそうなんですね!東京にいた頃と生活が大きく変わりましたか?

小嵜:東京本社で働いていた時もオフィスは近く、会社と同じビルの2階上にあるシェアハウスに住んでいたので、通勤時間は30秒から10秒になったくらいですね。ただ、オフィスの広さは1.5畳から400坪になって、一気に500倍にも拡大しました(笑)

考えられない広さですね。都会で借りたとしたら恐ろしいです(笑)住むこと前提でここを借りたんですか?

小嵜:いえ、住む前提でサテライトオフィスを探していたわけではなく、たまたま物件が大きいし、部屋もいっぱいあるので、“じゃあ、住んじゃおっか”という感じですね。

―なるほど。谷内田さんはどこに住んでいるのですか?

谷内田正嗣さん(以下、谷内田):私は松江市の駅前に住んでいます。子供が駅の近くにある幼稚園に通っているので、その付近に住むことにしたんです。1年前に島根に移住してきたのですが、もともとは横浜に住んでいて、通勤がトータルで1時間半くらいかかっていて…。今はオフィスへ車で10分程度で着きますから、その当時と比べると、結果的に仕事に割く時間を増やすことができました。

―通勤時間の削減は大きなメリットですね!お子さんがいるということですが、子育ての環境として、島根はどうですか?

谷内田:「子育ての環境はものすごくいい」と、妻はとても気に入っています。というのも、幼稚園の待機児童がほぼいなくて、先生1人が保育できる子どもの数が相対的に少ないので、子供たち全員に目が行き届くみたいですね。子育て環境に最適な場所で、並行して仕事ができるという点も、僕にとって大きなメリットです。

―なるほど。小嵜さんにとって、島根の環境はどうですか?

小嵜:僕は自分の趣味がある程度自由にできる、という点が気に入っています。僕は何かを作ることが好きなのですが「工作をやりたい」と思ったら、音などをそこまで気にせずに、結構何でもできます。趣味にしても仕事にしても、そういった作業に没頭できる環境はありがたいですね。

サテライトオフィスって基本的には地方にあるケースがほとんどだと思うんですね。周辺の環境が良くて、自分の趣味が並行してできる。これがワンセットで整っていれば、利用する人にとってこれ以上の場所はないと思うんですよ。

▲「風神坊」内にある小嵜さんの趣味のお部屋(?)。地域の夏祭りに出店する子ども向けの的当てゲームもここで制作を行なったそう。

―仕事と趣味が並行してできるというわけですね。では、働き方の面でお聞きしますが、今はどのような仕事のスタイルをとっていらっしゃるのですか?

谷内田:基本的には平日5日勤務ですが、プロジェクトの〆切が近くなってスケジュールを詰める必要がある時は、土日も仕事してますね。ただ、そのプロジェクトについて実際に顔を合わせて話をする必要がある場合などは出社しますが、そうじゃない時は完全にリモートでいいですし、会社には行きたい時に行くという感じで割と自由にやっていますね。

サテライトオフィスに向いているかどうかは「仕事内容×場所」で決まる

―リモートワークをする際、東京本社など遠方にいる人とはどうコミュニケーションを取っているのですか?

谷内田:質問は「Chatwork(チャットワーク)」というチャットツールがベースですが、音声ツールも使います。それと、ミーティングを行う際は「Googleハングアウト」というコミュニケーションツールを使っていますね。実際、1回も顔を合わせたことがない人も結構いるんですが、キックオフで画面越しに自己紹介しています。

あと、週1回行う「スプリント」というミーティングで、その週の成果発表をするのですが、その際に出た細かい問題点をつぶしていって、それを踏まえて翌週に何をしていくかを決めていくという感じで、お互いの方向性や進捗を共有したり、コミュニケーションを取ったりしています。

―なるほど。実際、リモートで遠方の人と開発をするのと、隣で一緒に開発するのとで何か違いは感じますか?

小嵜:言うほど違いは感じませんが、強いて言うとしたら「その場にある空気感」の共有は難しいですね。例えば、「これ違う」っていう言葉にしても、直接その人の表情を見て話しているわけじゃないので、どういうニュアンスで言っているのかを理解するのが大変な時はありますね。

なので、普通に話していたら、相槌など細かい部分で伝わると思うんですけど、ハングアウトなどを使ってミーティングする際にはそういう細かいところが共有できないので、そこはあえて声に出して表現したりしています。

―確かに、「複数人」対「1人」でつないで会議を行ったりすると、1人の方はその空気感をつかめない時がありますよね。

谷内田:そうなんです。そういう雰囲気ができちゃってる相手に対して、どういう風に発言したらいいか、そのきっかけがなかなかつかめないんですよね。ハングアウトを使っても、遠くの人の声が小さくて聞こえないこともありますし、実際にどういう雰囲気で進んでいるのかも分からない。これからの課題ですね。

―ちなみに、今の段階で何か対策はありますか?

谷内田:効果があるとすれば、ミーティングの時に昨日やったことと今日やること、あとは何か困っていること等を一つ一つトピックにしてチャットワークで共有するといいですね。そうすることによって、例え口で発せなかったとしても、現場で起きた問題や進捗など、ある程度の状況を把握できますので。

小嵜:あとは、うちの会社は月に1回全体会議が開かれるんですけど、その中にリモートに慣れたCTOがいるんです。そういう参加者の立場を認識しているファシリテーションできる人がいると、キレイに話を振ってもらえるのでやりやすいですね。

―その点で課題がある企業は多いと思うので、私たちとしても勉強になります。では、お二人はサテライトオフィスはどういう人に向いていると思いますか?

小嵜:第一に言えるのは、「仕事内容×場所」だと思います。僕たちのようにエンジニアなど遠隔でもできる仕事であり、離れていても仕事を支障なくこなせます。あとはやっぱりオンラインツールを使いこなせるかだと思いますね。例えば、本社のメンバーとのコミュニケーションによって、仕事のパフォーマンスが大きく変わってしまうので、この辺は凄く大事な要素だと思います。これらが揃っていて初めて向いていると言えるのではないでしょうか。

―なるほど。谷内田さんはどうですか?

谷内田:私は「自由と責任」がキーワードだと思っています。リモートワークとか在宅勤務って結局そこに尽きると思うんですよ。自由だからこそ、責任感を強く持ってやらないといけない。そこがちゃんと腹に落ちていないと、仕事と自由の線引きがなかなか上手くいかないなと。なので自分で仕事を見つけて自走できる人がサテライトオフィスでの働き方に向いていると思います。

自走できる2人だからこそ描ける未来の自分

―確かに、自走できない人はオフィス内で組織に管理されながらという働き方の方が、逆に成果を担保できて、本人にとってもそっちの方が良いかも知れませんね。では、最後に今後の展望をお聞かせください。

谷内田:私は自分のプロジェクトを立ち上げて、新規サービスをやることが当面の目標ですね。

―島根から拠点を動かすというのは考えていらっしゃるんですか?

谷内田:そうですね。考えてもいますし、実は社長から「東京に戻ってこい」って言われてます(笑)ただ、子どもが幼稚園に入ったばかりなのでしばらくは無理ですね。なので、こっちで何かできないかなと考えてはいるんですけど。まぁ、あまり目先のことを考えても絶対考え方は変わりますから、そこは行き当たりばったりで、軌道修正しながら気楽にいこうと思います。

―なるほど、ありがとうございます。小嵜さんはいかがですか?

小嵜:自分の好きな仕事をしながら、行きたい場所に行くという形が理想としてありますね。例えば、夏は島根にいて、冬は沖縄に行くとか。そういう風にスイッチしていくような渡り鳥的なスタイルでやっていきたいという想いはあります。

―それって、今やろうと思えば…

小嵜:全然できると思います!行きゃあいいんです!(笑)ただ、拠点の受け皿があることが前提になってくるんですが、良い拠点探しの旅をいつかしたいなって思っていて。ゲストハウスとかをバックパッカーで転々としていくと、必ず自分に合ったベストポジションってあるんですよね。

―自分にしっくりくる場所ってありますよね。

小嵜:ずっと転々と旅をしていくと、人間関係が希薄になっちゃうことも考えられるし、それはそれで少し寂しい(笑)なので、ある程度固定化したところを何か所かまわる形で旅をし、拠点を見つけていきたいと思っています。

―実現、楽しみにしています!ありがとうございました!

【編集後記】

自分の力をつけることで、行動の幅も広がるのだと教えてくださったお二人。自由と責任がサテライトオフィスで働くキーワードだとおっしゃっていましたが、その言葉に違わず、お二人からは『自分でしっかり責任を取れる。だからこそやりたいことを思い切りやれる』という自信のようなものを感じました。

「こんな風に生きてみたい」「こんな働き方をしてみたい」という理想がある人は、それを実現するために、まず、今現在どのように行動すればいいのか、どんな力をつければいいのかを考えてみると、その理想とする働き方に一歩近づくのかもしれませんね!