複業LIVE登壇者に学ぶ、“凡人レイヤー”から始める複業の道

複業LIVE登壇者に学ぶ、“凡人レイヤー”から始める複業の道

最近では、中小・ベンチャーだけでなく、大手企業の中でもじわりじわりと広がっている「副業解禁」の流れ。

そんな時代背景を受けて、パラフト株式会社、株式会社エンファクトリーが合同で『複業LIVE - 見つけよう!あなただけのパラレルキャリア』というイベントを開催しました。

事前の募集定員250名をはるかに超える応募があったとのことで、当日は会場が多くの参加者とその熱気に包まれていました。

ここではトークセッション「副業どうなの?!」副業OK企業による成功秘話と失敗談のトークセッションの中から、特に複業(副業)を始めたいと考えている人に参考になるポイントをまとめました。さっそくご覧ください!

第1回
複業LIVE登壇者に学ぶ、“凡人レイヤー”から始める複業の道
第2回
出戻り・赤字からの復活劇!? 経験者だから語れる「複業」の良いところ辛いところ

日本マイクロソフト株式会社 デベロッパーエバンジェリズム統括本部 オーディエンステクニカルエバンジェリズム部 砂金 信一郎

マイクロソフトでスタートアップ支援を積極的に推進。マザーズに上場したリアルコムで製品マーケティング責任者を担当した後現職。

株式会社コミュニティコム 代表取締役 星野 邦敏

自社メディア運営事業、WordPressによるサイト制作事業、コワーキングスペース・貸会議室・シェアオフィス運営事業を行う株式会社コミュニティコムの代表取締役。さいたま市のコワーキングスペース7F・貸会議室6Fの運営代表者。大宮経済新聞の編集長。

ライフネット生命保険株式会社 人事総務部長 佐藤 邦彦

1999年、大学卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。 2004年、アイ・エム・ジェイに入社し、事業会社人事として採用業務から担当。2014年、ライフネット生命に入社。現在、人事全般を担当。

ヤフー株式会社 伊藤 羊一(※ファシリテーターとして参加)

日本興業銀行、プラスを経て2015年4月よりヤフーに。 興銀では事業金融、金融法人営業、証券化、事業再生支援に、プラスではロジスティクス改革、グループ事業再編、マーケティング、経営に従事。ヤフーでは、企業内大学「ヤフーアカデミア」の責任者としてリーダーシップ開発を行う。グロービス経営大学院客員教授。

 

── まずは、「複業」が世の中にもっと浸透していくためにはどうすればいいのか?という議題について。

“ハイパフォーマー”になれば複業をやっても問題なし

砂金:私の見解はすごくシンプルで、「ハイパフォーマーになる」。

会社から「やってください」と言われた仕事に対して、量に関しても質に関してもきちんとこなせるような人であれば、それ以外のリソースに関しては好きにしてくださいって言われるはずなんです。

だから、自分でこなせる仕事の量や質の総和をとにかく高めることが大事。それなしに複業とか小遣い稼ぎとかをやろうとすると、どうせ十分なパフォーマンスを出せないくせにって周囲から揶揄されかねません。

とにかく皆さんが、誰に何を言われようと「俺はこの世界でもっとビジネスバリューを出したいんだ!」という強い想い、やり切る力を持っていれば、別に複業をやってもいいんじゃないかと思っています。

── 別の視点からは、こんな意見も。

「複数の組織に所属」「複数の仕事」を凡人レイヤーにも広げていくことが大事



佐藤:複業の話になったときに、先ほどのように替えの利かないようなハイパフォーマーとなって複業を始めるとか、あるいはフリーランスとしてやっていくという形も一つの道です。ただ、それは全体に占める割合でいうとそんなに多いケースではないと思うんですね。

そのケースだけを複業のかたちとして推していくのでは、世の中は変わらないと思っていて、今、この流れの中で考えていかないといけないのは、いわゆる「偉人レイヤー」の人たちではなくて「凡人レイヤー」の人たちなんですね。

凡人レイヤーの人たちでも、自分のキャリアをもっと豊かにするために、もう少しオプションがあってもいいんじゃない?という議論をしないと、世の中的にはなかなか広がらないと思うんです。

当然、これから労働人口は減っていくわけですが、仕事は減らないどころかむしろ増えていきます。そして、それに併せて求人も増えていくわけです。そうすると、一つの場所に100%コミットしなければいけないという雇用の形だけでは、もう成り立たないのは明らかなんです。

そうであれば、2〜3箇所の組織に所属する形でもいいですし、仕事を複数するというのでもいいです。そういう働き方を社会がうまく許容していくことが大切です。それを偉人レイヤーだけでなく、凡人レイヤーにも広げるというのが今後のあるべき姿だと思っています。

── それでは、いわゆる「凡人レイヤー」の人たちが取るべき行動とは何なんでしょうか?会場の参加者からこんな質問が挙がりました。

Q.「複業」の話は何かと偉人レイヤーの人たちの話が多い。そうではなく、凡人レイヤーの人たちはどういうことをしていけばいいのでしょうか?

── その答えに、様々なヒントがありました。

「give and take」ではなく、常に「give」の精神で活動する

佐藤:まずは自分の居場所で高いパフォーマンスを出すというのが大前提。その上で、同じ業界には自分と同じキャリアを描いている人たちがたくさんいるはずなので、その人たちがどのように仕事をしているのかを知ること。

その時に色々な場所に顔を出しに行って、ちょっとしたお手伝いレベルでもいいので「give and take」ではなく、常に「give」の精神で活動に参加すること。それがお金になるか、ならないのかは一旦置いておいて。そうやってしばらく活動していくと、時間差で「take」が訪れるんですね。

そういう視点で視野を広げて自分が楽しいと思うことをしていると、多少時間を使ったとしても疲労感はあまりなかったりするんです。そんなところから始めていくのがいいんじゃないかと思います。

[ポイント]
1.いろんな場に積極的に出向く
2.同じキャリアを描いている人たちの存在を知る
3.常に「give(与える)」の精神で様々な活動に参加する

休みを単なる休みとして消費しない 



星野
「休み」を「休み」として使う人は難しいんじゃないかと思っています。

例えば「キャンプ」が趣味の人の場合、単純にワーって楽しんで帰ってくるのも一つですが、それを続けていく中で、今度は自分が「主催する側」になってみるといいと思うんですね。

Facebookを使ってイベントを立てたり、何かしらのツールで人を募ったり、自分でコミュニティを作って、材料も自分で集めるようにするとか。場合によっては、レンタル器具を自分で揃えて提供してあげるというのでもいいですね。

そうすれば、今度はそこからキャンプ用品を貸し出すような事業を始めるとか、キャンプに関するイベント企画会社を立ち上げるだとか、それこそ自分でキャンプ場を始めるだとか…。仕事って、そういうふうに繋がっていくものだと考えています。

私はそうやって、好きなことが今の自分の会社にまで繋がってきたところがありますので、そういうところは意識するといいのかなと思います。

[ポイント]
1.遊びや趣味を消費するだけで終わらせない
2.自分が「主催する側」になってみること
3.好きなことを起点にサービスを始めてみる

自分の「ロールモデル」となる存在を探す

砂金「ロールモデル」となるような成功者が身近にいない、というのが取っ掛かりの問題だと思っています。

ですので、仕事が終わったあとにコワーキングスペースへ行って何かやっていそうな人たちと交流するのもいいですし、勉強会やミートアップにいるような身近な目標を見つけるというのでもいいです。

そういう人が見つかるまでは、多くの人に関わらなきゃいけないと思いますが、そういう活動からスタートするのがいいんじゃないかと思います。

[ポイント]
1.身近に「ロールモデル」となる人がいないのが問題
2.勉強会やミートアップに積極的に参加する
3.身近な目標となる人を見つけて、その人のことをよく分析する

「複業を始めたい!」と考える人がすべきこと

今回のトークセッションを通して感じたのは、まずは最初に自分の中で複業をやるかやらないかをしっかりと決めるということ。

次に、やると決めたら「人と会う機会を増やす」など、とにかく「行動してみる」ことが重要だということです。みなさんは今回の内容を通じて、実際に試してみたいと思ったことはありましたか?

 

第1回
複業LIVE登壇者に学ぶ、“凡人レイヤー”から始める複業の道
第2回
出戻り・赤字からの復活劇!? 経験者だから語れる「複業」の良いところ辛いところ
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