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複業キャリア時代の到来!政府の「副業容認」で変わる“個”と“企業”の働き方

複業キャリア時代の到来!政府の「副業容認」で変わる“個”と“企業”の働き方

複業キャリア時代の到来!政府の「副業容認」で変わる“個”と“企業”の働き方

いまや、新卒後に入社した会社で定年まで働くという終身雇用モデルは崩れつつあります。

政府も会社員の副業・兼業の解禁に踏み切る方向に舵を切り始めています。長時間労働の防止を含めた副業・兼業のガイドラインの策定も進んでおり、その意味でも2018年はいよいよ本格的な「副業元年」となりそうです。

また最近では、本業での収入を補填するために行う「副業」ではなく、複数の仕事を並行して取り組む「複業」への注目度が高まっています。

そこでFledgeでは、この「複業(副業)」に焦点を当てた全3回の連載をお届けします。これから複業を始めたいという会社員や、自分の強みを活かして新たな可能性を追求したいフリーランスの働き方に目を向けてみます。

第1回目となる今回は、なぜ今複業に注目が集まっているのかという点について、時代背景とともにお伝えします。

第2回目では、会社員、フリーランスを問わず「複業」を始めたいという方に役立つチーム支援プラットホーム『Teamlancer』をご紹介。サービスのリリース、そして大幅アップデートに込められた想いについて運営チームにお話を伺っています。

第3回目では、会社員、フリーランス、経営者と肩書きが異なる4名の『Teamlancer』ユーザーに、日頃感じている悩み、今後“生き残れる”人材でい続けるために必要なことについて、座談会形式でお話を伺っています。

国が事実上「副業を容認」する流れに

政府は2016年9月に「働き方改革実現会議」を設置しました。同会議では「同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善」「時間外労働の上限規制のあり方など長時間労働の是正」と並んで、「テレワーク、副業・兼業といった柔軟な働き方」もテーマに挙がりました。

「本業に支障をきたす」というような副業に対するネガティブな価値観が変わりつつあり、名だたる企業でも従業員の副業を解禁する動きが相次いでいます。2016年にはロート製薬が「社外チャレンジワーク」を発表。2017年にはソフトバンクが「副業の原則禁止を改定」、同年にはDeNAも従業員の副業を認める制度を整備しました。


会社員が副業に消極的な理由は、厚労省が策定した「モデル就業規則」で「許可なく他の会社等の業務に従事しないこと」と書かれていることが考えられます。多くの企業が就業規則を作成する際に参考にしているため、従業員に副業を禁止するケースが目立ったわけです。今後は「労働者は、勤務時間外において、他の会社等の業務に従事することができる」にという方向性に変更する案が出ています。

一方で、副業によって長時間労働が助長されるのでは?という疑問が生じます。政府はこうした不安を和らげるべく、副業などに伴うガイドラインの作成を進めています。同ガイドライン内では、健康管理の指針も盛り込まれ、2018年春ごろに公開される予定です。

高度経済成長期の日本型雇用モデルの終焉

副業が奨励される背景には、日本型雇用モデルが成り立たなくなっていることがあります。働く人と企業の関係性が変化しているからです。

複業時代の到来!働く人と企業の関係性のイメージ

企業に雇用と給料を保証してもらう代わりに、サラリーマンは長時間労働や単身赴任などの命令に従うことを余儀なくされる。まるで、鎌倉時代の御恩と奉公のような仕組みですね。

驚異的な発展を遂げた高度経済成長期には機能しましたが、これは従業員を一つの会社に囲い込み、働き方の選択肢を狭めるやり方です。たとえば、出産や育児などライフステージの変化に直面すると対応できません。

時代の変化とともに、働く人と企業の関係には柔軟性が求められています。極端な言い方ですが、「会社の命令なら従業員は何でもやる」「言われたことさえやれば会社が自分を守ってくれる」というおんぶに抱っこの関係は見直さないといけないのです。

企業は従業員に副業を認め、従業員は社外での活動によって自社では得がたいスキルを身につけたり新たなアイデアを出せたりするようになる。結果として会社に貢献できるので、お互いにメリットが感じられます。

実際、副業を奨励する企業は増加しています。リクルートキャリアが2014年に発表した調査結果によると、「副業は推進していないが容認している」と答えた企業は14.7%でしたが、2016年版では「容認している」と答えた企業が22.6%に増えています。

人生100年時代。複業で得る経験の重要度が増す

「人生100年時代」と言われる現代では、以前よりも一生の間で仕事に費やす期間が長くなります。新卒で入社した会社に定年まで勤続することは一般的ではなく、複数の会社に所属するという働き方が一般的になります。

こうした中では、特定の会社だけでなく、どこでも使える汎用性が高いスキルを身につけることが重要です。学びを通じて、知識は常にアップデートすることも大切でしょう。

働き方改革の中心人物である経産省の伊藤禎則参事官は、「人生100年時代では学びと仕事を一体化させることが必要」と話します。仕事と学びを交互に行うことを「リカレント教育」と呼びますが、今後はライフステージに合わせて、働くステージと学ぶステージを自由に行き来する柔軟性が高い生き方が求められます


またAI(人工知能)の発達で単純作業は機械が行うようになれば、人はより実りある活動に時間を使えるようにもなります。複業によって得る人間関係や経験はその人の資産となり、自分の価値を高めることにつながります。複業は学びの観点でも有効な手段です。

それに働き方改革で長時間労働が是正されれば、それまで仕事に費やしていた時間を他のことに充てられるようになります。つまり、働く人が自由に使える時間(可処分時間)が増えるわけです。この時間を複業に使えば、それは時間の消費ではなく、自分のスキルを高めて替えのきかない人材へと変貌を遂げるための投資となります

人生を豊かにする「複業」はどう選ぶ?

冒頭でも触れましたが、「フクギョウ」には「副業」と「複業」があります。一般的には「副業」の方をイメージする人が多いかもしれません。文字通り本業のサブ的な仕事のため、スキル向上や人間関係の構築などは必ずしも重要ではありません。

しかし「複業」では、ある意味どれも本業という位置付けのため、それぞれの仕事で得られる様々な経験や人脈の形成が今後のキャリアに好影響を与える可能性がぐんと上がります。これによって自分の価値を高め、替えのきかない人材になっていけるのです。

ではどのようなことを複業に選べば良いのでしょうか。そもそも目的が「小遣い稼ぎ」ではないので、自分が大好きで仕方がないことや、強い情熱を注げることに取り組むのが良いでしょう。そうでないと、ただ仕事に費やす時間が増えるだけになり、結果として長く続けることが難しくなります。

また、本業で安定した収入を得ている状況で取り組むことから、収入にとらわれることなく活動できるというメリットもあります。

さあ、2018年はいよいよ本格的な「複業キャリア時代」の到来です。みなさんは、今後どんなキャリアを歩んでいきますか?