(※本記事は、2017年5月25日に配信された記事を編集して再投稿しています。)
突然ですが、みなさんは「フリーランス」と聞いてどんな印象を持ちますか?
(自由…自分の好きな場所で仕事ができる…ストレスフリー…楽しそう…。)
ふむふむ、なるほど!どちらかというと自由でキラキラした印象を持つ方が多いようですね。しかし!実際にフリーランスになってみると、今まで想像しなかったような業務やタスクがいろいろと出てきます。
…なぜそんなことが言えるかって?実は私がフリーランス(自称)を経験しているからですよ!
今回は、一度フリーランスを経験した筆者が考える「フリーランスに向いている人」の特徴をまとめました。フリーランスに興味を持っている方、またはこれからフリーランスになろうと考えている方にぜひ読んで欲しい内容です!
what’sフリーランス?
まずは多様な働き方についてさらっとおさらいしましょう!
◯正規雇用……別名「正社員」。企業や団体などと直接雇用契約を結び、雇用期間を定めずに働く人のことです。
◯非正規雇用……「契約社員」「アルバイト」「パート」などがあり、一定の雇用期間の中で契約を結び働く人のことです。
◯フリーランス……単発の仕事ごとに契約を結ぶ形態の働き方のことです。正社員や契約社員のように企業と雇用の関係がなく、独立して仕事を請け負います。
一般的には会社に縛られない働き方という意味の、かなり曖昧な表現です。代表的な職業は、エンジニア・プログラマー・WEBデザイナー・カメラマン・イラストレーター・ライターなど、クリエイティブな仕事が中心。コンサルタントやファイナンシャルプランナーといったものもあり、「この職業がフリーランス」というような明確なものはありません。最近では、フリーランス保育士なんてものも出てきたようです。
さまざまな働き方の形態がありますが、その中でもフリーランスは、自分のスキルが必要とされる場所でフレキシブルに能力を発揮できるといった、自由度の高い働き方です。
フリーランスに向いている人とは?
では、フリーランスに向いている人の特徴を挙げていきます。これからフリーランスとしてバリバリ仕事をしたい!と考えているなら、今から意識しておきたい部分でもありますね。
1:自由に仕事を進めていきたい人
フリーランスは自由度が高い一方、良くも悪くも自分次第。手助けしてくれる人が誰もいないので、自分の実力や仕事量がそのままお金に換算されます。自分のスキルが足りなければ、会社員時代よりもお給料が下がってしまうかもしれません。
そしてフリーランスは、会社員に比べてやることが山積み。自分で仕事を取ってきて、スケジュール管理をして、依頼された仕事をして、請求書を作って、その合間にスキルアップをして…と、たった一人しかいない会社を自分の力で動かしていくようなイメージ。
「自分の仕事周りのことは全て自分で管理したい!」「自分のペースで仕事を進めていきたい」という人に向いています。
2:セルフマネジメントができる人
出社してチームの中で仕事をするのとは違い、フリーランスは毎日のスケジュール管理も全て自分一人。
言ってしまえば毎朝10時に起きてもいいし、気分が乗らない日は仕事をしなくたって誰にも文句を言われません。しかし、仕事やスケジュール管理のツメが甘いとあっという間にクライアントに見放されてしまいますし、もし体調を崩しても誰も助けてくれません。
自分の体調管理ができる人、そして一人でスケジュールを立てて仕事を進められる、セルフマネジメントが得意な人にはうってつけです。
3:自分の仕事が好きな人
フリーランスはオンとオフの境目がほとんどありません。仕事とプライベートが常に隣り合っているようなイメージ。先ほども書きましたが、フリーランスはスキルや知識がそのままお金になって返って来るので、例え業務時間以外でも仕事に関する勉強や情報収集は必須。「自分の仕事が好きだー!」と前向きにどんどん知識を吸収していけるような人にはぴったりです。
逆にいうと「仕事のオンとオフはしっかり分けたい!」という人には向いていないかもしれませんね。
4:コミュニケーションを取るのが好きな人
一人で仕事を行うフリーランス。「コミュニケーションは減る」と思いがちですが、あながちそうでもありません。自分から動かないと仕事が入ってこないので、積極的な営業活動、勉強会やサークルへの参加、クライアントとの綿密な打ち合わせなど、自分の足を動かして積極的に人脈を広げていく必要が出てきます。人と話すのが好き、人脈を広げていくのが得意、という人にも、フリーランスはぴったりです。
5:変化を楽しめる人
フリーランスの場合、クライアントや仕事内容もその都度変化するので、その変化に柔軟に対応していかなければなりません。
また、収入も仕事内容によって毎月変化します。毎月決まった日に、決まった額が口座に振り込まれる会社員とは違い、仕事をしなければお金は入ってきません。毎月の仕事内容やお給料の変化に心乱されず「毎月の変化を楽しめる」ような人にも向いています。
ちなみに私は「しっかりとしたセルフマネジメントができる人」の部分でつまずきました…。 一人でスケジュール管理をするのがこんなに難しいとは。。何事もやってみなければ分からないものですね。これからフリーランスを目指す方は、今のうちに上記の心構えをしておくとスムーズにスタートできるかもしれませんよ!
頼もしい!フリーランスの手助けをしてくれるツール
トレードオフで大きな責任がのしかかるフリーランス。この記事を読んで「もしかして自分はフリーランスに向いていないかも…」と感じた方もいらっしゃるのでないでしょうか?
しかし、この記事にまとめた特徴がないなら、フリーランスはやめた方がいいというわけではありません。フリーランスを目指しているのなら、求められるスキルは今のうちに少しでも把握しておきたいもの。
そして最近は、忙しいフリーランス業務の手助けをしてくれるツールが色々登場しています。そんな頼もしいツールをいくつかご紹介したいと思います。
営業が苦手な人向け!クラウドソーシングサービス
クラウドソーシングとは一言でいうと「ネットを使った在宅ワーク」のこと。インターネットを使って不特定多数の人々に業務を外注・受注できます。仕事の依頼も打ち合わせもすべてネット上。
クラウドソーシングサービスを使うと、登録しておくだけで自分のスキルにあった仕事を比較的簡単に受注できます。営業活動が苦手な人は、まずはこういったクラウドソーシングから初めてみてはいかがでしょうか。
クラウドワークス
こちらは、日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」。このクラウドワークスの収入だけで生活している人もいるほど、大きなサービスになってきています。
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Teamlancer
こちらも同様クラウドソーシングサービスですが、このTeamlancerはフリーランスでありながらプロジェクトの一員として仕事ができるのが特徴。クライアントとの密なコミュニケーションの中で仕事を進められます。プロジェクトのミッションで仕事を選べたり、賃金以外のユニークな報酬があったりするのも面白い!
経理が苦手な人に!クラウド会計ソフト
フリーランスが避けては通れない、3月の確定申告。一年間の収入と、それに見合った税金を正しく納付するために行う制度ですが、初めて行う際はなかなか大変です。そんな時に便利なのがクラウド会計ソフト。毎月の収入や経費などを入力しておくと、一年分まとめて計算し、税金を算出してくれます。
freee(フリー)
代表的なクラウド会計ソフトがこちらのfreee(フリー)。無料で使える部分も多いので、初めての確定申告の際に利用してみてはいかがでしょうか。
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打ち合わせに便利!コミュニケーションツール
クライアントとのコミュニケーション不足もフリーランスの悩み。そんな時に便利なのが、仕事用コミュニケーションツール。直接顔を合わせなくても、即効性のあるやり取りがPCやスマホ上で行えます。
chatwork(チャットワーク)
以前Fledgeでも取材させていただいたchatwork(チャットワーク)。チャットをメールや掲示板のように使えてとても便利です。特徴は、いつ返事しても良い時間差のコミュニケーションができること。Fledge編集部内でもガンガン使ってますよ〜!
これらのフリーランスお助けツールを使うことで、自分の苦手な部分をうまく補いつつ仕事を進めることができます。時間短縮や仕事効率化にも繋がりますね!
まとめました
今回記事を書いて感じたのは、フリーランスの大きなメリットである「どこでも仕事ができる」という点が、現在はそんなにメリットとして突出していないのでは?ということ。正社員でありながらリモートワークができるといったような、柔軟な働き方を推奨する会社はどんどん増えてきています。
大事なのは、“自分はどんな働き方がしたいのか”ということ。フリーランスに関わらず、現代は多様な働き方のスタイルがあります。それらの選択肢を知った上でしっかり見極め、自分が本当に幸せになれる働き方は何なのかを探していって欲しいと思います!