自分の人生を生きる、変化し続ける、そして世の中の「矛盾」に挑む、CRAZYの果てなき未来への挑戦

自分の人生を生きる、変化し続ける、そして世の中の「矛盾」に挑む、CRAZYの果てなき未来への挑戦

最終回である今回は、CRAZYの真髄に迫ります。最後に、山川さんと遠藤さんに理想とする働き方、生き方についても伺いました。

第1回
あの決断がなければ今日も同じ道で同じ会社に行き同じ仕事をしていた─CRAZY WEDDING創設者山川咲
第2回
【創業秘話アリ】CRAZYがクレイジーでいつづけられる理由 ── 組織の強さの秘訣とは?
第3回
社員のまま自由に旅ができる!?CRAZYのグレートジャーニー制度がもたらす本当の意味
第4回
働くことと生きることを分けない、大切なものをすべて大切にする働き方──CRAZY WEDDING遠藤理恵
第5回
自分の人生を生きる、変化し続ける、そして世の中の「矛盾」に挑む、CRAZYの果てなき未来への挑戦

山川 咲 さん

CRAZY WEDDING創設者。 ウェディング業界で不可能と言われ続けた、完全オーダーメイドのコンセプトウェディングブランド『CRAZY WEDDING』を立ち上げ、業界の革命児として、起業からわずか1年足らずで人気ブランドにのし上げる。

遠藤 理恵 さん

CRAZY創業メンバーであり、現CRAZY WEDDING最高執行責任者。新卒入社した会社でCRAZY代表の森山と山川と運命の出会いを果たす。現在は1児の母であり、子連れ出社という新たな働き方に挑戦中。

「自分自身を生きている事」と「変化し続ける事」だけがCRAZYのルール

── CRAZYのメンバーさんってどんな方が多いんですか?価値観とか性格って似た方が多いんですか?

山川:価値観はもちろん似てはきますよね。ただ、人種としてはだいぶ違う。例えばアートの人間と美術の人間って全然違う。やっぱり生まれも育ちも全然違うし、何か見た時に感じるインスピレーションとかも違いますよね。

うちって見方によっては、若干宗教観あるように見えると思うんですけど…それって何かっていうと、一体感がメチャメチャあるからなんですよ。みんなアツイみたいな(笑)うちは、それぞれが自分の人生を生きるっていう事が約束だから、宗教に比べると凄く難易度が高いと思います。宗教って「これに従え」じゃないですか。

私達はそうじゃない。「自分自身を生きている事」と「変化し続ける事」だけがルールなんですよ。

── なるほど。

山川:だから、みんな雰囲気的には一体感があって賑やかで元気でっていう部分は似ているけれど、紐解いて行くとみんなかなり違うかな。 

不和に不慣れになると会社は衰退する


▲ オフィスフロアに向かう階段で、CRAZYの皆さんが最高の笑顔でお出迎えしてくれます。

── じゃあ、どういう人と働きたいとかってありますか?カルチャーに共感している人ですか?

山川:価値観が合った人と働きたいというのはちょっと語弊があるかなって思います。価値観に共感した人と働きたい訳じゃなくて、理想のライフスタイルとかそういう次元を超えて、CRAZYには自分の力をもっと地球の未来の為に使いたいって思う人達が集まってるんです。やっぱり共通項ってそこだと思うんですね。

最近思うのは、「異なるモノ」ってとっても大事だなって。組織にも異なる人がポンっと入ると、「いや、そっちの方がおかしくない?」といったような不和が起きるんですね。同じ組織にいるとどうしても人は似てきてしまうので。私は会社にとって、この「不和」がとっても大事だと思ってて、この不和に不慣れになる会社は衰退して行くと思うんですよ。

「え?そんな所でそんなふうに感じるの?」みたいなこともあれば、「いやいやいや、なんでそうなるの」みたいな、嫌に感じたりする事もありますけど、これが無くなっちゃうと会社って凄く怖いというか危険。「これが正しい」とか暗黙で「これはこうだよね」みたいなモノが疑われなくなって、どんどん外から入って来辛くなっちゃう。

── うんうん、凄く分かります。

山川:常に違う人が居たり、違う事があったり、違う言葉があったり、違う哲学がじゃんじゃん入ってくると、「そういう可能性もあるんだ」って色んな事がフレキシブルに受け入れられる様になるし、いさかいが起こる事もOKになる。でもそれが起きない会社って起きる事自体を凄く嫌うんですよ。

だから、一緒に働きたいと思う人ってどんな人?の質問に答えると、少しズレてしまうかもしれませんが、「異なる人」かな。色んな人達が居るっていう事がとっても大事だなあって、人数が増えてきたことで余計に思います。

世の中の「矛盾」に挑み続けるのが私たちの使命


▲ オフィスの最上階にあるアートルーム。CRAZYなWEDDINGはここで形作られる。

── すごく主観的な質問をしてしまうんですが・・・。「20社200億」という目標を御社のHPで拝見しまして、数字ファーストにしてしまうとなんかそこを追いかけ過ぎてカルチャーとのひずみが出るみたいな感覚が個人的にはあって、両方できたらそれは当然ベストだって思ってはいるんですけど、その辺のプライオリティについてはどう考えてらっしゃるのか伺いたいなと。

遠藤:そうですね。なんかその問題は本当にあるなと思っていて…。ただ、私達は究極的に言うと「矛盾」がある事に挑んでるのかなって。

山川:!!!ちょっとメモしていいですか(笑)

(携帯を取り出してメモ中)

遠藤:基本そうなりますよね、今までのビジネスの中では。それは分かっているけど、どうしたらそうならないかっていう「第三の解」を常に求めながら私たちはやっているわけです。

この間面白いと思ったのは、私達がカルチャーにどれだけ時間を使ってるかって言うのを調べた時に、業務時間の4割も使ってることがわかったんですね。

── メッチャ凄いですね!

遠藤:そのくらい、そこに時間を投資しているんですが、カルチャーだけに集中していて仕事が出来てなかったら、それは違うし意味がないじゃないですか。

そうではなくて、偉大な仕事を目指して凄い数字とビジネスの結果を出して、尚且つ、メチャクチャ人間関係が良かったりとか、カルチャーがとてもユニークだったりするっていう事が私達が目指す理想の姿だと思うんですね。

そこには葛藤もありますけど。

── やっぱりそうなんですか?

遠藤:してます。してますけど、やっぱり人間として繋がってるっていう事が私達は究極的には数字よりも大事だと思ってるので。さっき言った様に、仕事も絶対やらなきゃいけないし人間関係もどうにかしなきゃいけないって時があったら、モリちゃん(社長)は間違いなく「人間関係直して下さい」って判断するってくらい、うちはカルチャーを優先していて、今があるかな。もちろんタイミングを見てビジネスに振るっていう時もあるし、絶妙にバランスをとりながらやっていますね。

山川:やっぱり綺麗ごとだけじゃ経営って回らないから、プライオリティって絶対に大事だなと。個人、チーム、仕組みというこの3段階において、何にプライオリティを持ってやっていくのか、これは凄く重要だなと思ってて。うちの、“ランチは絶対にみんなで食べる”っていうのも1つの仕組みだと思ってるんですね。アポイントは入れずに、みんなで同じ時間にいただきますって食べる。健康に良い物を食べた方がいいよってただ言ってるのと、この仕組みがあるのではやっぱり違うじゃないですか。

── そうですね。

山川:うちは、健康が1番、人間関係が2番、3番目に世界を変える仕事で、4番目に経済からの解放、この優先順位でやって行きますていう事を明確にしてるんです。ご飯が食べれないんだったら、他やっててもしょうがないよね、っていう位明確に優先順位を付けていて。そうじゃないとやっぱり難しいなと。人間関係良くしてね、って言葉だけで言われて良くなるかって言うとならないし、その仕事よりも今はこっちの解決が大事なんだって経験するからこそ理解もできるんですよね。 

大切だと思うものを、ちゃんと大切にしたい

── 最後に、遠藤さんにとっての理想の働き方生き方を教えていただけますか?

遠藤:子供ができて葛藤したり色々考えてきましたが、究極のところ、大切な物をどれも大切にして生きるっていう生き方が理想かなって思っていて。

── 1個我慢するとかではなくって。

遠藤:そうです、そうです。結構聞き慣れてる感じかもしれませんが、それって言葉で言う程、簡単ではないんですよね。すごく帰宅が遅くなる日が続いた時にだけ、やっぱりモチベーションが下がるんですよ。自分の分身のような息子を思うと、自分が苦しむよりはるかに苦しいんです。

── うんうん。

遠藤:12時とかにお風呂に一緒に入ってたり、睡眠を削っちゃってたりすると、ごめんねって思って心が痛くて…。

私は仕事を諦めて彼(息子)に100%にした方がいいのか、それともこのまま振り切って仕事をしたほうがいいのかって思い悩んだりしたんですけど、彼は私が居ないとまだ生きていけないから、後者の選択肢は無いじゃないですか。

── そうですね。

遠藤:ああ、なんか世の中のお母さんってきっとこうやって悩むんだろうなあって思ったんです。やっぱりどうしても子供を優先する様になると。でもその結果、それが100%楽しく理想だと思ってたらいいですけど、「この子の為に自分が(仕事ややりたいことを)諦めてる・・・」っていう潜在意識ってきっとあるじゃないですか。

そんな中、夫は自由に仕事して、辛いだの今日は接待だのって言われたら、本当にママは辛いよなって。

── うんうん。

遠藤:きっと世のお母さん達って色んな事を諦めたりとかしているんだろうなあって思ったり、毎日みんなより早く帰るのも心苦しいなって思ったり。そうやって日々葛藤している中で、「CRAZY WEDDINGのトップが、何か大事な物を犠牲にして働いてたら、メンバーもそうしようと思っちゃうでしょ」って言われた時に凄くハッとして…。

私は人生の中で彼の面倒を見ないっていう事は有り得ないから第一に接する。仕事はこの限られた時間の中でベストパフォーマンスを出す。そう思えて全てがスッキリしました。

── そうなんですね。とは言っても、仕事と子育ての両立というのは正直本当に大変だと思いますし、そこにストレスを感じたりしないですか?

遠藤:ちゃんと彼を大切に出来てるっていう実感さえあれば私は全くストレスが無いかな。どっちもどうやったら大切に出来るんだろう、っていうのを常に考えて実践して生きていられたら、凄い幸せだなって思いますね。 

人がより自分の人生を生きられる世界を、大胆かつ誠実に。

── それでは、山川さんにとっての理想の働き方、生き方を教えてください。

山川:この取材が決まって、なんで私達は生産性と人間性を両立しようとしてるんだろうみたいなことを改めて考えた時に、人は亡くなる時に「ああ、私の人生は生産的で良かった」って思って亡くなっていく人って居ないなあ、って思って。

── 確かにいなそうですね(笑)

山川:でも右肩上がりの経済の中では、やっぱり生産性が高くてお金を稼げるって事が幸せの定義だったって言うか、分かり易い尺度だったと思うんですよ。そんな右肩上がりの経済が崩壊して、地球が有限だっていうふうに分かってる今、生産性を高めて行きながら、どう人間らしく生きていけるかってことはとっても大事かなって。

少し視点を変えて、地球的に見たときに、世の中の人達は最善を重ねて少しでも良い事をしようと思ってるのに、結果的には世の中は悪い方向に進んでるっていう事実があるんですね。私は、この矛盾を受け入れる必要があると思っていて、だからこそ、ちょっと自分たちの働き方が良くて、ちょっと自分たちが注目されても意味が無い、それは人生を懸けるに値しないって思ってるんです。

大胆に、今の世の中とは全く違うやり方で全く違う考え方で、全く違うレベルや規模でやって行く必要がある。創業の時にそう全員で話し合って、4年経っても変わらず懸命にやっています。

私は、ただ幸せとか、ただ人間っていいね、みたいな事では無く、やっぱり人がより自分の人生を生きられる、人間的に生きていけるっていう世界を作りたいなって思いますね。

そんな中で、私達ってやっぱり理想的な働き方を目指してるし、それでかじってるつもりになってるんですけど、常に今ある目の前の事や、奇跡みたいな事が起きてる事に慣れずに、横柄にもならず、大きい物を目指して行きたいなって、今はそんな風に思っています。

▼お話を伺った企業
株式会社CRAZY
CRAZY WEDDING 


【編集後記】
インタビュー中、終始笑顔の絶えない山川さんと遠藤さんでしたが、お二人だけではなくオフィスですれ違う誰もが、笑顔で出迎えてくれるCRAZYさん。本当に社員の皆さんが、それぞれの自分の人生を生きていて、CRAZYのメンバーであることに誇りを持ち、みんなで偉大なことに挑んでいる、そう感じずにはいられませんでした。

そして、「また来てくださいね♪」と、私たちが見えなくなるまで手を振って見送って下さった広報の市川さん。今回伺ってみて、CRAZYさんがたくさんの方々を魅了し続け、WEDDING業界の人気ブランドであり続ける理由がわかった気がします。

このエントリーをはてなブックマークに追加
もっと便利に!

記事のクリップを使ってオリジナルのライブラリを作りましょう。

すでにアカウントをお持ちの方
or

ソーシャルアカウントで登録/ログイン

TAGS