世界最大級の意識調査機関Great Place to Work®にて2017年版日本における「働きがいのある会社」ランキング3位にランクインした株式会社アトラエ。実際に社員はどんなことを思い、どんな働き方をし、どんなやりがいを持って仕事をしているのか?
中途で入社して1年半、現在は週4日で時短勤務をする林さんにお話を伺ってきました。
林 亜衣子(はやし あいこ)
1979年生まれ、兵庫県出身。横浜国立大学教育人間科学部卒業後、べリングポイント株式会社(現プライスウォーターハウスクーパース)に新卒で入社しITコンサルタントとして勤務。デロイトトーマツコンサルティングに転職後、HR領域のコンサルティングに転向。その後、PwCJapanに転職して人事領域全般に従事。2016年1月アトラエに入社。
希望は「週3日・時短勤務・仕事のやりがい」
▲学童が終わった後にオフィスに立ち寄るお子さんもいるそうです。
── 最初にどういった経緯でいつごろ入社されたのかお伺いできればと思います。
林:入社したのは1年半くらい前です。前職はコンサルティング会社で人事をしていたんですが、妊娠を機に退職しました。しばらく子育てに専念していましたが、子どもの手が少しづつ離れてくるにつれ、やはり仕事もしたいなと思い始めて…。ただ、子育ても大好きだったので、以前のように毎日長時間、仕事中心の生活に切り替えることには抵抗がありました。さらに不器用なタイプなので、仕事に復帰すると、仕事も子育ても中途半端になって生活が破たんしてしまうだろうなと…。
── 具体的にどんな働き方をイメージされてたんですか?
林:すごくわがままなんですけど、週3日くらいで超時短勤務ができると嬉しいな、という相当ハードルの高い条件です(笑)
── 確かになかなかのハードルですね(笑)どうやってアトラエと出会ったんですか?
林:実は、代表の新居と共通の友人がいて、その友人から「柔軟に働ける会社があるから紹介するよ!」と、アトラエを紹介してもらったんです。その時に、「週3日で時短勤務ができたら嬉しいです(心の中では、絶対無理でしょうけど‥と思いながら(笑))」って伝えたら、「全然いいよ!」って言ってもらえて。
── ということは、現在は週3日でかつ時短勤務をされているんですか?
林:少し前まで週3日勤務だったんですけど、娘が幼稚園に通うようになってからは、週4日勤務に変更してもらいました。ただ幼稚園の行事のときや子どもが体調を崩しているときは、柔軟に休みを取らせてもらってます。
── 現状時間に制限がある中でお仕事をされていて、例えばタスクが終わらなくて、でもどうしても子どもを迎えに行かないといけないみたいなときってあると思うんですけど、そういうときはどうしてるんですか?
林:そんなに頻繁にはないですけど、時々あります。そういうときは、チームメンバーに助けてもらうこともありますし、家に持ち帰ってやることもあります。一旦子どもを迎えに行って、子どもと一緒にオフィスに戻ってきて仕事を終わらせることもあります。そこはタスクの種類によってどうするか決めています。
── すごい!お子さんも出社されるんですね(笑)ちなみに他にはどんな働き方をしている方がいるんですか?
林:例えば、同じチームにはママが2人ますが、1人は子どもが保育園に通っているので18時頃お迎えに行ってますし、もう1人は小学生なんですが、学童から直接会社に帰って来ます。なので、オフィスに子どもがいるのはアトラエでは結構自然な光景です(笑)
── 上場企業とは思えない柔軟さですね(笑)
自由に発言できる環境とフォローしてくれる仲間の存在
── アトラエって一言で言うとどんな組織ですか?
林:熱い想いを持ったメンバーの集団です!子どものころはみんな大きな夢を抱いてたりしますが、アトラエのみんなは、大人になっても夢を追いかけています。みんな本当に頼もしくて、常にワクワクしていられる会社ですね。
── みなさん、すごく雰囲気が明るくてイキイキしているのがパッと見ただけで伝わって来ます!
林:そうなんです!私も不思議なんですけど、いつもワクワクしながら会社にきてますね。今日はあれもやりたいし、これも思いついたからやりたいなとか。
── 主体性がすごい!でもみなさん主体性を意識しているというよりこれが自然体なんだなって感じます。
林:思ったことを自由に言える環境、やりたいことをやらせてもらえる環境があるので自然と主体的になれるんだと思います。
── 具体的にやりたいことをやらせてもらえた事例ってどんなことがあるんですか?
林:例えば、wevoxという組織に対するエンゲージメント向上のための調査を行うツールがあるんですが、私がアトラエの一人としてwevoxを活用したときに「こんな機能はどう?」とか「こんな分析はどう?」とか「こういうことを一緒にやりませんか?」とか発信してみると、多くのメンバーが「一緒にやりましょう!」って言ってくれて、社長の知らないところで勝手に物事が進んだりするんです。あとは、もともと前職で人事の経験もあったので、人事つながりで知人に会うときに、Greenのサービスを紹介するために、トップ営業マンに営業のコツを聞いて実践してみたり。本当に自由にやりたいように動いていますね。
── なんでそこまで自然と行動に移せるんですか?(笑)
林:自分でも不思議なんですがいろいろやってみたいと思うんです(笑)アトラエで働かせてもらえていることに凄く感謝してますし、みんなが一生懸命やっていることに対して少しでも助けになれれば嬉しいなと思ってやってます。大好きだからっていうのと、貢献したいっていう2つが大きな理由です。
── お話を聞いているだけで、どんどんアトラエに吸い込まれて行きます!
林:ありがとうございます(笑)みんな一生懸命だからこそ、自分もワクワクできるんだと思います。このメンバーならもっともっと凄いプロダクトを生み出しちゃうんだろうなっていう期待と、自分もそこに関わっていたいなっていう2つの想いが重なっています。
── まさに理想的な組織!
林:本当におもしろい組織で働きがいがあります!アトラエでは、思ったことを自由に発信が出来てみんなが反応してくれるので、うじうじ考えてないで、言ってみよう、やってみようと、思えます。
── アイデアや企画の発信者がいて、それをフォローする仲間がいる。両方のバランスが整うと気持ちよくお仕事ができますよね!
林:そうですね。ただし、僅かでもみんなの時間を使うことになるので、発信する際は慎重に熟慮して発信するようにしています。ふとした時にも組織のことを考えるのは楽しいです!
みんながイキイキと働ける環境を作り続けたい
── 仕事が楽しいとプライベートな時間でもちょっと仕事のことを考えちゃったりしないですか?
林:それはほんと多いですね(笑)仕事を離れた後も、ふとした時に仕事、というか会社のことを考えている自分がいて、それも贅沢だなと思います。やりがいがなかったら、まずそんなふうに考えないかなと思います。あと、子どもと過ごせる時間が専業主婦のときよりも減ったので、今までよりも子どもとの時間も大切に過ごせていると思います。こんな欲張りに仕事とプライベートを味わえていることに本当に感謝ですね。
── なるほど。公私のバランスが良さそうですね!
林:時間が限られているからこそ、特に単純作業に関しては、どうすれば効率良くできるかを考えてやり方をアップデートしてます。なるべく、単純作業以外で貢献できる仕事を見つけて、そこに時間を充てたいと考えています。
── 自分の役割を超えて仕事がしたいと思える組織ってすごいですね。アトラエという組織に課題はあるんですか?(笑)
林:アトラエのみんなは、自分の仕事に誇りを持っていますし、こだわりを持って主体的に仕事に取り組んでいるのでクリティカルな課題はないと思います。ただ、個々のメンバーが経営者意識をもつことを重視していますが、各自がより強い意識をもって、磨いていけば、さらに強いチームになっていくと思います。
── アトラエに合う人ってどんな人ですか?
林:革新的なサービスで世界中を魅了したいという熱い想いを持った人です!
スキルは後からでもついてくると思うので、まずは気持ちの部分が大事かなと。
── 最後に、アトラエで実現したいことを教えてください。
林:どんなに人数が増えても、世界に進出したとしても、社員のみんながイキイキと元気に働ける環境を作り続けることがしたいですね!これが私にとって一番のやりがいです。
── ありがとうございました。
アトラエのホームページや社員ブログも併せてご覧ください。
林さんの取材を終えて
・やりたいことをやらせてもらえる環境だから自然と主体的になれる
・みんなが一生懸命だからこそ、自分もその一員に加わって貢献したい
・自由な働き方をさせてくれるアトラエとみんなにすごく感謝している
この3つのお話が特に印象的で、アトラエに魅了されっぱなしの取材でした。
会社と個人がお金で雇う・雇われるの希薄な関係では、まずこう言ったお話は社員から聞くことはできません。新居社長が第1話の冒頭で仰っていた「働きがいのある会社を作りたい」と言う想いがカタチになっていると確信した瞬間でした。
取材の最後に、ミーティングをしている現場に遭遇しました。
立っている人もいれば、座っている人もいて、むしろ最初はミーテイングだと気づかなかったくらいです。みんなが楽しそうな表情で、時には真剣な表情で活発に意見を交換している姿がそこにはありました。言葉で伝えきることができませんが、この姿にアトラエらしさを垣間見ることができた気がします。
そして、アトラエには、お金では絶対に買うことのできない「働きがい」を求める仲間が集まり、夢を追いかける集団の姿がそこにはありました。
「世界中の人々を魅了する会社を創る」
このヴィジョンが達成される日も遠くはなさそうです。
▲取材後の撮影中にミーティング現場に遭遇。自然体に会話する光景が印象的でした。