鶴見美保(通称:つるみほ)
1986年生まれ、静岡県浜松市出身。 浜松市立高等学校(当時はまだ女子校)→青山学院大学経営学部→株式会社USEN法人営業→株式会社リンクス(現えふなな)経理・事務→デザイナー→ライター時々カメラマン→広報(今日から始めました)
会社にぶら下がるように働いていたごくごく普通の女子が、会社の看板を背負って海外に出て行くことになるまで。
私が変わったきっかけ
今から1年程前、「会社をもっとよくするためにはどうしたら良いか?」というお題で開かれた、第一回リゾートミーティング。
全員でゼロから会社を作り直す勢いで、「経営理念」「経営方針」「制度」など全てをフラットに戻し、会社についての話し合いをしました。
どんな会社を創っていきたいか。
どうしたらもっとシゴトが楽しくなるのか。
どうしたらもっと人生が楽しくなるのか。
私たちなりに真剣に考えました。
そこで新たな制度ができたり、家訓のような約束事ができたり・・・。
みんなで同じところに向かっていけることにワクワクドキドキし、会社の未来が最高に楽しみになった瞬間がそこにはありました。
その後感じた、自分と会社のギャップ
みんなでシゴトを楽しんで、
プライベートも楽しんで、
人生をまるっと楽しもう!
会社は、それが実現可能な土台を用意してくれている。
とてもありがたい環境が私には整った。
さて、
私は今後どうしていこう!
・・・。
・・・。
そう自分に焦点を当てた途端、「こう生きたい、こんな風に働きたい」が出てこなかったんです。そんな自分に愕然としました。
きっとこのままだと流れるように人生が終わってしまうー。
それまでの28年間を思い返すと、私は「他人軸」で物事を判断してきたような気がします。
・なんとなく地元で良いイメージの高校に進学する
・なんとなく偏差値とイメージで大学を選ぶ
・みんながするから就職活動をして仕事に就く
もちろん、全てが自分で選択してきた道です。楽しい時間を過ごしてきたので、後悔しているわけではありません。
ただ、「その選択の一つ一つにしっかりと向き合い、自分なりに考え、自分の意志でしっかり判断してきたか?」と言われると、そこには自信が持てませんでした。きっと思考停止状態だったんだと思います。
後悔したくない、ただそれだけ
それから毎日、自分がどうしたいのか、どんな人生を歩みたいのか考えました。でも、考えても考えても何も出てこないんです。
ある時は会社で泣いていたこともあります。(←隣にいた22歳男子はさぞかし困ったでしょう。笑)
そんな悩み続ける日々を過ごしながら行き着いた先、それは、「世界を旅しながらシゴトする」という道でした。しかも会社にバックアップしてもらいながら(これどう考えてもスゴイよなー)世界を周ります。
これを決めたのは「やらずに後悔していることをやろう。」ただそれだけです。
年齢のこと(現在29歳独身!)を伝えると、
「結婚そろそろ考える時期なんじゃないの?」
「子供はどうするの?」
「そろそろ落ち着く時期だね?」
こう言われることももちろんあります。
今までの私であれば「世間一般の"みんな"という枠」から外れることに恐怖を覚えていたことでしょう(笑)
でも、外れはじめて思うことは、
「自分がいいと思えばそれでいい。」(久野さんの言葉「正しさは自分で決める」がグサッと刺さりました。)
「私は私の人生だ!」(父よ母よ、おてんば娘でごめんよ。でも我が道を行かせてもらうよー!)
ということ。
正しかったかどうかなんて誰にもわからないし、正解なんて存在しない。「正しかった道」にできるのはこれからの自分だけだーーー!(半分自分に言い聞かせ)
世界に出ることに不安がないと言ったら嘘になりますが、不安も含めて「どうなるかわからない自分の人生」が楽しみで仕方ありません。
意志を持つと、全てが自分ごとになる
自分で決めた道に向かって進み出すと、自身のシゴトに明確な変化が起きました。
・言われたことを頑張ってこなす(受け身)→自分で提案する(自発)
・やりたいことがわからない→やりたいことが増える
・会社は生きていくためのお金を稼ぐ場所→会社は人生を楽しむ場所
感覚的に言ってしまうと、
会社を軸に自分が回っていたものが、自分を軸に会社が回っている、そんな感じです。
私みたいな人が、少しでも増えて欲しい。
私は、自分の働き方を考える、ひいては生き方を考えるきっかけを、たまたま会社が与えてくれました。これには本当に感謝しています。
そのきっかけがなければ、きっとまだ流されるように生きていたでしょう。
その道でももちろん楽しい人生を歩んでいたと思います。
でも、自分で選択した道を歩みだしたら、毎日が何倍も楽しくなった!
私はこれを伝えたい。
“私みたいな人が増えて欲しい”そんな言葉はとてもおこがましいけれど、会社が私にしてくれたように、Fledgeを見てくれた誰かの人生が少しでもハッピーになれるきっかけを作れたら。
私はそう思って、文章を書き、写真を撮っていきます。
(まだまだ勉強中です♪)
Fledgeのリリースに寄せて
2016年7月27日鶴見美保