<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=1176794389076832&ev=PageView&noscript=1" />

【うどん県】「地方創生?よそ者が偉そうに言うな!」と言われたので"スーツ隊"を結成してみた

【うどん県】「地方創生?よそ者が偉そうに言うな!」と言われたので"スーツ隊"を結成してみた

ガーハラダ

兵庫県出身、四国帰化人。大手金融会社15年勤務後、犬の気持ちが知りたくてペット業界にて脱サラ。 その後、成り行きで開業支援やwebマーケティング、各種講師など、請われるまま首を突っ込み続けるギロチン生活を送る。 2017年、うどんの気持ちが知りたくて香川県の地域情報webマガジン「ガーカガワ」を開設、現在に至る。 最近のトピックは、シオマネキの気持ちが分かった事。時々ガー子。

主役はあくまでもそこに住む人々


こんにちは。

香川の地域情報webマガジン「ガーカガワ」の編集者、ガーハラダです。

うどん県民に帰化して13年経ちましたが、いまだに関西弁が抜けきれず、どこに行ってもよそ者扱いされます・・・


さて、そんな僕がうどんの気持ちが知りたくてガーカガワを開設して2年が過ぎました。

最初はね、香川県の魅力を多くの人に知ってもらいたい、香川をもっと盛り上げたい! なんて、かなりやる気満々でした。

でも、やる気はあっても具体的な方向性みたいなものがぼやけてて、なにかこう空回りしているのがもどかしい。

僕の人徳の無さもあって、なかなか地域の人達がついて来てくれない。なんでみんな受け身なの? とイラついたりもしました。


そんな悶々とした思いを引きずりながら、ある瀬戸内海に浮かぶ島に取材に行ったんですね。



ご存知の方も多いと思いますが、香川県では2010年より3年に一度、瀬戸内の島々をアートで埋め尽くす瀬戸内国際芸術祭が開催されています。

この瀬戸内国際芸術祭の会期中は国内外から多くの観光客が訪れ、人口わずか180名の島に2,000人が押し寄せるという異常な状況。それに釣られるように、都会から多くの移住者もやって来ました。


ただ、瀬戸内国際芸術祭が行われない年は見事にひっそりとしていて、よくある過疎の村となんら変わらない現実があるんですね。

もちろん、しっかり根を生やして島の人達に溶け込んでいる移住者の方もいますが、反面、その多くはまた島を離れてしまう傾向にあります。


そんな状況ですから、ずっと島で生活してきた人たちから見ると「地方創生だ、島おこしだと都会からやってくる人は、島民を巻き込むだけ巻き込んで、うまくいかないとすぐに逃げてしまう」と思う人も出てくるわけですね。

インタビューに答えてくれた島民の一人からは、取材後の雑談の中でしたが「都会の人は我々は何もやってないと思っている。よそ者が勝手にド田舎扱いして偉そうに島おこしだのと言わないでほしい」なんて声も聞かれました。


都会の新しい感覚を地場に持って来る事は必ずしも悪い事とは思いません。でも、自分が良かれと思ってやっている事が、必ずしも住民に歓迎されるとは限らない。あくまでも主役はそこに住む人なんだという事に気づかされた貴重な経験となりました。



足りないのは情報発信。あくまでもサポート役に徹する媒体をめざして・・・


もとより地域情報サイトという媒体の性格から、みずから能動的に地方創生的なものに関与するつもりはあまりなかったのですが、我々の役割というものが明確になった瞬間でもありました。


その役割とは、県民の皆さんがそれぞれの思いを胸に頑張っている。頑張っている人の良さを見つけて多くの人に知ってもらう。

香川の「ヒト」「モノ」「コト」の魅力を発信していく事が、人を呼び、活性化につながる。

ただし、僕たちのスタンスとしては香川をおもしろくする事。クスッ笑いの要素を盛り込んでサポート役に徹する、少しゆる~いやり方でいいんじゃないかと思っています。


という事で!


ガーカガワの企画のひとつとして「スーツ隊」を結成しました!



スーツ隊とは、まるで映画マトリックスに出て来るエージェントのようなダークスーツに身を固め、香川県内の観光地やイベントに推参する部隊です。

ちなみに一緒に写っているのは、さぬきうどんのツルキャラ「うどん脳」くんです。


ある時は、役場の全面協力のもと、ある町の遊び場を蹂躙する恐竜を退治するという設定で見どころを紹介してみたり、



またある時は、ある島を自転車で巡り、笑顔禁止でシュールにその魅力を伝えてみたり、



そうこうするうちに、県内各地のイベントなどにも呼んでいただけるようになりました。



次は、香川県最果てのある海沿いの公園で、無表情でエクササイズをしながら「これ、どこで撮ったの?」と思わせる釣り記事を企画しています。


※イメージ図


その土地の良さを伝えるにしても、そもそもその場所に興味のない人は記事タイトルを見ただけでスルーされます。

スーツ隊をキャラクター化する事で、本来なら記事を見てくれない人まで見てもらえるようになる。そして、そんな読者さんの中からその場所に興味を持ってくれる人が出れば、ゼロが1になりますよね。


それよりも何よりも、やっている方も、企画に協力していただける地場の人も楽しんでくれる、おもしろいと思ってもらえる事が一番の財産だと思います。


Fledgeの前回の記事にも書きましたが、村おこしや地域おこしなんてどこもやってますけど、結局は、人は「おもしろそう」と思うからその地域にやってきて、「めっちゃ、おもしろいやん!」って思うから定住すると思うのです。


ちなみにスーツ隊のメンバーはガーカガワで公募しましたので、ごく普通の香川県民です。幽霊部員も入れると現状9名で、今後もメンバーは増えていくと思います。


また、ガーカガワでは、例えば地元の女子大生が高松市の名産・盆栽を盛り上げようと結成したユニットとの共同企画「盆栽ガールズレポ」や、同じく大学生による県内のスイーツを食べつくす企画「カガワスイーツ部」などのシリーズも好評です。

学生さん主体のものは、企画から彼女たちが提案してくれるので、なんとなく楽しそうですしね。


出演する人、取材にご協力いただく人、いろんな人を巻き込みながらも、あくまでも主人公は地域の人。

僕たちよそ者が主体的にやってもあまり意味がないと思います。ある程度の個性は出しつつも、ガーカガワとしては香川の魅力を引き出し、発信していく黒子に徹するおもしろさを追求していきます。



香川のあれこれweb ガーカガワ