フリーランス広報コンサルタントが実践する、“自由”である事を楽しむための「マイルール」と「心構え」

フリーランス広報コンサルタントが実践する、“自由”である事を楽しむための「マイルール」と「心構え」

前回に引き続き『広報コンサルタントに聞く!「フリーランスの心構え」を知るトークイベント』のレポートをお届けします。今回は実際にどうやって働いてるの?どういった考え方が大事なの?といった【働き方&マインド編】です。

第1回
「これやってもらえる?」この一言に、フリーランスへの第一歩のヒント有り。
第2回
フリーランス広報コンサルタントが実践する、“自由”である事を楽しむための「マイルール」と「心構え」

【登壇者】 味岡倫歩さん

74広報事務所代表。 株式会社リクルート、株式会社富士山マガジンサービスを経て独立。スタートアップ企業、広報部門を持たない企業、新規事業などの広報部門の立ち上げ、機能改善、コンサルティングをメインで請け負う。現在は、キャリア女性向けライフキャリア支援事業を行う「LiB」やウェアラブルデバイスメーカーの広報、ベンチャー企業における広報コンサルティングなどの業務を請け負っている。

【聞き手】 オノリナさん

リズムーン編集長であり、合同会社カレイドスタイル代表。 IT企業、女性向けWebメディア編集を経て、2006年よりフリーランスに。国内外のネットワークを活かして最適なチームを組みながら、Webを中心としたコンテンツ企画・制作、発信などに関わっている。2009年にリズムーンの活動をスタート。組織という枠や概念を超え、「個」が主役の多様な働き方を加速させる社会の実現に向けた事業・サービスを展開している。これまで、のべ800人の女性フリーランスとの出会いと対話を通じて得た知見をもとに、イベントなどでは、フリーランスを目指す人向けのカウンセリングを担当することも。2014年、合同会社カレイドスタイルを設立。プライベートでは、2006年、2011年、2013年生まれの3児の母。

【働き方編】

疲れない工夫を。


オノリナ氏(以下、オノ):フリーランスって、自己管理やスケジュール管理などの管理能力が問われるなと思うのですが、何か大事なことや気をつけていることはありますか?

味岡倫歩氏(以下、味岡):一番の基本は「疲れない事」だと私は思っていて、「疲れる前に休む」これを自分でかなり意識しています。疲れないと風邪も引かないし、体調も悪くならないんですよね。

オノ:疲れないためにどんな事をしてるんですか?運動とか・・・?

味岡:運動・・・も意識的にしていますが、やりすぎるとそれは結局疲れるので!(笑)なんだろう・・・5分あったらすぐ寝ます。

オノ:少しでも疲れたなって思ったらすぐ寝る、みたいな?

味岡:ううん、疲れてなくても寝ます(笑)電車で座ったら目をつむるようにしています、私。

オノ:スマホを見たりはしないんですか?

味岡:メールを返さなければいけない時とか必要があれば見ますが、そうじゃない何も無い時は基本目を瞑ってます。疲れてなくても眠くなくても休ませる。目から入る情報はすごく多いらしくって、目を閉じるだけで情報処理のスピードを遅らせるので脳みその疲れ方が違うんですって。そういう話を聞いてから、ランチ後15分でもあったら本当に寝るようにしています。

これが、私なりの体調管理法です(笑)

仕事配分のマイルールをつくる。

オノ:ではスケジュールとその管理についてはいかがですか?

味岡:今はLiBという会社に半分くらい居るのでスタイルが変わってきちゃったんですけれど、そのスタイルの前は1日を3つに分けて、そのうちの7割しか予定を入れないようにしていました。

オノ:3つというのは?

味岡:午前中・ランチから14時・14時から17時という感じでざっくり分けるんです。7割というのは、その3つの中でアポイントや原稿作成など予定は2件しか入れないということですね。そういう風にやっても、結局その他の事も含めたら100%になっちゃうんですよ。

オノ:7割で予定を組んでも10割になってしまうという事ですね。

味岡:そうなんです。だから7割くらいでちょうどいいんですよ。それに併せて、毎日基本的には「17時終業の週5勤務」っていうのも自分に課してやっていました。

オノ:いいですね。私の場合だと、子どもの保育園のお迎えの18時で一旦もう終了になってしまうんです。でもそういうことがない限り、結構ダラダラ仕事してしまうんですよね。だから、自分で時間をきちんと決めるというのは大事だと思います。

【マインド編】

視点を変える。


オノ:
フリーランスとして働くにあたって、ご自身で意識されてることってあるんでしょうか?

味岡:私自身「どこに視点を置くか」ということの大切さは実感していますし、常に意識しています。

オノ:視点というと?

味岡:例えば売上について考える時、「今月これしか無くてどうしよう」って思うのか「こんなにある」って思うのか「あといくら足りない」って思うのか、どこにフォーカスするかで全然違いますよね。マイナスに思っちゃうと本当にそっちに引っ張られますね。どこにフォーカスするかで、自分の動き方も全然変わって来ます。

オノ:そうですね。「仕事が来なくてどうしよう・・・。」って不安になってバタバタするよりも、そういった時に「ちょっと違ったスキルを身に付けようかな」とか「営業してみようかな」とか……。頭を切り替えて考えられる、そういったチカラって大事ですね。

得意なことだけを仕事にする、時には断る勇気を。

オノ:他には何かありますか?独立するって不安感がすごく強いと思うんです。

味岡:実は私も不安感を解消するのに3年はかかってしまいました。

オノ:何か(解消する)きっかけがあったんですか?

味岡:最初の3年間は不安感から結構幅広く色々なお仕事をさせていただいていたのですが、ある時様々なタイミングが重なって、仕事が面白くなくなってしまった時がありました。その時に自分自身で「得意な事しかしない」って決めたんです。

どんなに報酬が良くて、どんなにラクそうな仕事だったとしても、私の得意な事しかやらない、つまり、成果がちゃんとお返し出来る自信のあるもの以外は「全部お断りする」ということです。

オノ:仕事を頂けてるって考えるとなかなか断れないですよね。

味岡:そうなんです。でも、そう決めた瞬間に気持ちがすごく楽になりました。そしてなぜか有難いことに、これまで以上に仕事をいただけるようになったんですよ。「三方良し」という言葉がありますが、売り手も買い手も社会も幸せになる仕事は、「得意なことをして成果をきちんと返す」というシンプルなことからなんだと思います。

少しずつ行動に移してみる。


オノ:
「フリーランスになりたいとは思っているけれど、なかなか一歩を踏み出せません。」という相談もあるのですが、そういった方に何かアドバイスはありますか?

味岡:会社に勤めながら、お給料とは違う収入を得る活動をしてみるといいと思います。実際にはお金にならなくていいかもしれないですけれど、「あ、これって仕事になるかな」みたいな感覚や事例を少しずつ増やして行く。そうすることで、「私こっちの仕事でも生きていけるかも」という感覚が出てきて、前に進めると思います。

オノ:そうですね。フリーランスになったものの1ヶ月後くらいには、「やっぱり思ってた様に稼げないので、泣く泣く就職活動しています・・・」って方も中にはいらっしゃるんですよね。

会社を急に辞めるというのはリスクも大きいので、週末に出来る事からやってみるとか、ちょっと手応えを掴んだなと思ったら会社勤めを週3に減らしてみて、安定収入は確保しながらもちょっとずつチャレンジしていくとかはいいですね。

なんでも”楽しむチカラ”を。

味岡:あとは・・・「思い詰めない!」かな(笑)
ここはさっきの視点にも関連してきますが、「どんな状況でも楽しめること」。これってすごく大事です。

オノ:フリーランスは、仕事自体もそうですし働き方も全て自分でデザインして行くっていうところが、大変ではあるけれどもそこが面白い所だとも思うので、その辺もひっくるめて楽しめるといいですね。

これからフリーランスになる方へ、ワンポイントアドバイス

最後に、おふたりの話の中で出てきた、みなさんに伝えたいけれど記事中に盛り込めなかった内容をご紹介します。

1. 会社員時代の上司や同僚との関係は良好に

→お仕事を貰えたりするので会社員時代の人脈というのは大事にしましょう。

2. 身の回りにいる達人からファイルをゲットしておこう(笑)
→例えば、Excelが苦手ということであれば請求書や見積書のフォーマットをもらっておくと、とても重宝します。(※使用して良いか、しっかり許可は取りましょうね♪)

3. 金融関係は会社員のうちに
→審査が(本当に!)通りにくいので、ローンやクレジットカードは会社員のうちに済ませておくのがベストです。

4. 保育園は入りづらいと心せよ
→会社員のように育休というものがないので、なかなか入れてもらえないというのが実際のところです。


【編集後記】
「視点を変える」「なんでも楽しむ」これこそが、仕事そして人生そのものを豊かにするコツなのだろう、私はそう感じました。
味岡さんのお話をきいていると、元々ポジティブで前向きな性格のような印象を受けます。でもご本人曰く、とても”心配性”との事。ただそれは、何か壁にぶち当たった時に「どうしよう・・・。」と考えてしまう”ネガティブな心配性”ではなく、「どうやったら改善できるだろう」と考える”ポジティブな心配性”なのだそう。
ネガティブに感じてしまいがちなことをポジティブに変換できるチカラを養っていくのも、フリーランスになるための大事な準備の1つかもしれませんね。
こういった考え方に関しては、のぶきさんの「ハッピー思考」も参考になります!是非併せて読んでみてください(^-^)

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