ビジネスパーソンは今すぐ参加すべき!?スキルアップ、人脈形成、社会貢献…これ、全部プロボノで実現できます

ビジネスパーソンは今すぐ参加すべき!?スキルアップ、人脈形成、社会貢献…これ、全部プロボノで実現できます

第1回
ビジネスパーソンは今すぐ参加すべき!?スキルアップ、人脈形成、社会貢献…これ、全部プロボノで実現できます
第2回
「今、私にできること」が「未来の自分の選択肢を広げること」になる—プロボノという新しい社会貢献のカタチ

先日、プロボノという選択肢について書きましたが、実際にはどんなメンバーが活動を行っているのか、また、どのようなプロジェクトが行われるのか、どんなことができるのかが気になるところ。今回は、そのサポート団体の1つであるa-conさんのイベント、「新メンバー向け活動説明会」と「プロジェクト成果共有会」に潜入してきました。

※プロジェクトとは・・・
a-conに寄せらせるNPO団体からの様々な問い合わせ。その中から、a-conで支援可能なものをプロジェクト化し、そこに参加希望者を募って、チーム編成をして、問題解決へアプローチしていきます。常時動いているプロジェクト数は3件ほどで、稼働期間は1プロジェクトあたりおおよそ3ヶ月だそう。


新メンバー向け活動説明会には、毎月5〜10名のボランティアに興味の有る社会人の方や学生さんが参加されているそう。プロボノとは?や、a-conとは?から始まり、参加フローや活動内容について、a-conさんでのプロボノ活動のAtoZを知ることができます。

その後に開催されるプロジェクト成果共有会は、プロボノ体験もできる公開イベント。普段はサポートするNPOごとに分かれてプロジェクトを進めているメンバーさんが集まって、月に1度、全体での活動報告とサポートの質を高めるための意見交換をする場です。今まさに動いているプロジェクトに参加できる、とても貴重な時間です。

スキルボランティアと言えど、スキルの有無は関係なし

新メンバー向け活動説明会では、実際にプロジェクトに加わっているメンバーさんが、初めての方向けに、プロボノとは?という基本的なお話から疑問点の解決まで丁寧に説明してくれます。取材当日(10月17日)はこんなメンバーさんとお話ができました。

 
── 野田さん
大手EC会社にて内部監査業務を担当。新卒時はIT関連の会社にSEとして入社、その後カンボジアで国際協力の仕事に4年間携わる。帰国後に現在の会社に就職。
「世界平和」という視点からプロボノという活動にも興味を持つ。a-conには1年半程前から参加。現在はa-conの核となる運営メンバーとして、リーダー育成のプロジェクトに携わる。


── 田中さん
本業では、マーケティング領域で商品開発を担当。a-con歴は10ケ月ほど。30歳を迎えると同時に「本当にこのままでいいのだろうか・・・」という想いを抱いたことをきっかけに、外の世界に目を向けるようになる。社会人のスキルアップという観点からビジネススクールなど色々と調べる中で、a-conにたどり着く。当時始動するプロジェクトがたまたま興味関心が高い分野だったこともあり、すぐに参加、現在もプロジェクトリーダーを務めるなど、勢力的に参加している。

 
── 大城さん
下着メーカー勤務。広報を6年半勤め、現在は広告宣伝に関わる部署で制作などを行っている。両親が市民活動やNPOをやっていたこともあり、非営利活動が身近な環境で育つ。広報を担当していた頃にはメディア関係者など社外の人との接点が多かったものの、制作側に移ったことでその機会は激減。それをきっかけに、異業種の方との交流且つ、これまでの経験を活かせる場として、2ヶ月前からa-conに参加。

 
野田さん(以下:野田):私たちa-conは、2007年に代表の加形が設立してから、今年で10年目を迎える団体です。プロボノ活動支援団体はもちろん他にもありますが、私たちは主に、コミュニケーション領域のサポートをしています。もう少しわかりやすく言うと、「自分たちの活動をもっと社会に伝えたい」と悩んでいるNPOさんと一緒にプロジェクトチームを形成して、「どのようにしたらもっと世の中に伝わるのか」というコミュニケーションの切り口で、様々なメンバーがアイデアやスキルを持ち寄って、考えて、解決していく活動をしているんですね。

自分のスキルでボランティアって言われるとなんだかすごくハードルが高いって思われがちですが、全然そんなことないので安心してくださいね。私なんて本業は内部監査っていう分野だから、a-conの掲げるコミュニケーション領域からはかなり遠い人間なんで(笑)

田中さん(以下:田中):専門性が必要な時もあるけれど、一般人としての目線っていうのももちろん必要で、そこの面からでもサポートできることはたくさんあるし、してほしいなって思いますよね。

野田:そうそう。コミュニケーションの専門家だとか何が「できる」というよりも、「やりたい」っていう自分の想いがあることが大事かなって思います。

目標やハードルは自分に合わせて設定する

野田:NPOって社会問題の解決のために活動しているんですが、資金が不足していたり、NPO内外でもコミュニケーションが不足していたり、人材が不足していたりするのが実際のところなんです。

ああした方がいいよ、こうした方がいいよっていうアドバイスだけのコンサルティングというよりは、一緒に考えて一緒に手を動かしていくことをa-conは大事にしています。私たちが参加したことによって、NPOさんがどう良くなっていったか、どう変わっていったかという部分で、短期的ではなくて、中長期的にもその組織の中に貢献できればと思ってサポートしていますね。

(参加者からの質問):みなさん、だいたいどのくらいの時間をこのプロジェクトに割いてるのでしょうか?プロジェクトに関わる中で、仕事が忙しくなっただとか、そこに時間を割けなくなることもあると思うですが・・・

田中:プロボノ活動に割く時間は、平均すると定例ミーティングも含めて、週に2時間くらいですね。その辺はフレキシブルに対応していますよ!もちろんみんな本業を持っているし、中には学生さんもいるので、仕事の波で忙しかったり学生のテスト期間で勉強に集中したかったり色々あると思うんですね。そういう時には、プロジェクトへの関わり方を少し抑えたり、無理になった時にはそうメンバーに伝えてみんなでサポートできるような体制になっています。

この活動はお金をもらってるわけではないので、ハードルの設定は自分たちですること、依頼してくださるNPOさんとa-conがお互いにとっていい意味で妥協点を作ることが大事になってくるんですね。あまりにも時間を割いてこだわりすぎて、これ無報酬でやるのは・・・なんて状況になってしまっては、自分にとっても良くないかなって思うんです。

活動の目的は十人十色、プロボノワーカーになる理由

ボランティアというと、「無償の奉仕」「自己犠牲」と言ったイメージが正直拭えない、プロボノ参加も少しハードルが高いのではないだろうか・・・そう思いながら引き続き行われた「プロジェクト成果共有会」に参加したのですが、みなさんのプロボノに対する目的は様々でした。


(▲ プロジェクトの進捗を報告中。リーダーを務めるザックさん)

ザックさん(以下、ザック):今日はプロジェクトの進捗と併せて、ちょっとみなさんに伺いたいことがあります。それは、「なんでプロボノ活動に参加してるの?」ってところなんですが、プロジェクトのリーダーをやってるので、そこも含めて理解しておきたいなって思ってるんです。

ちなみに、僕自身の動機はキャリアアップなんですよ。今の会社にずっと勤めてきて、「いいんだっけ、このままで?」みたいなところから、自分のレベルアップを目的に参加したんです。

正直なところ、もともとボランティアって偽善だろってくらいに思ってて(笑)でもやってみたら、結構自分自身もらえるものがあるなって正直びっくりしたんですよ。

みんなどんな目的で参加してるんですか?

(参加者の男性):僕自身は、貢献対象の拡大だなって思ってるんです。仕事を通じてできる範囲って限られていて、貢献対象が広い方が幸せになれるかなって。

ザック:なるほど・・・!僕とは全く違う動機なんですね。

野田:私もそんなにスキルアップとか考えてないんですよね。

ザック:そっか!野口さん、世界平和って言ってましたね。

野田:そうそう。もともと興味の対象が「世界平和」にあって、それでNPOで働いていたこともありますし、自分が社会に対してどうやって貢献していけるかっていう感じです。

大城:私もそっちに近いかもしれないですね。親の影響で市民活動とかには慣れ親しんできて、一方自分は普通の企業に就職して仕事をしている中で、それだけでは満たされない部分があるってことに気がついちゃったんですよね。でも周りの同世代ではこういったコミュニティがなかったので、そういった場を求めて参加していたりします。

ザック:なるほどなー!ちなみに今日はじめて参加された方はどうでしょうか?

(参加者の学生):僕は大学3年生で、社会課題解決について勉強している学部にいることもあって参加してみました。NPOの仕組みだったりその辺をもっと知りたいなと。

(参加者の営業職の女性):私は、いろんな人と接点を持って視野をもっと広げたいのもありますし、課題解決っていう部分にすごく興味があって、そういった部分を本業にも生かしたいなと思って参加しています。

では、実際にa-conに参加するとどんなプロボノ活動ができるのでしょうか?当日に紹介されたプロジェクトを一例としてご紹介します。

The Global Families


【プロジェクト案件】
ザ・グローバル・ファミリーズ

【グローバルファミリーズのサービス概要】
在日外国人の家族と日本人の家族の交流を目的に、訪日外国人家族と家族同士で1日散歩をする「グローバルおさんぽ」などユニークなイベントを通じて、子どものグローバルな視点での子育てを支援する。

【グローバルファミリーズが抱えていた問題】
1. 訪日外国人家族に活動を知られていない
2. WEBサイトの整備が不十分
3.「グローバルおさんぽ」をうまく伝えきれていない。

【a-conのサポート内容】
上記の問題を踏まえた上で、まず活動の基盤となるWEBサイトを見直す必要があると「新・わかりやすくしましょうプロジェクト」を始動。活動内容や理念をしっかりと伝えられるWEBサイトへリニューアルすべく、各ページのコンテンツや構成を見直し、全ページを再構築。

【募集スキル】
WEBサイトに関する知識や経験がある方はもちろん、客観的に物事を考えられる方、WEBサイトに興味のある方など、特定の職種に拘らず広く募集。
(※現在はプロジェクト終了しており、メンバーの募集はしておりません。)

e-Education


【プロジェクト案件】
e-Education

【団体の概要】
途上国の子どもたちへの教育支援を行うNGO団体。途上国には、満足な教育を受けることができず、夢を諦めてしまう子どもたちが大勢いるという事実。e-Educationでは、彼らの夢を応援するために「最高の先生」の授業をDVDにして届けている。

【団体が抱えていた問題】
一度だけの寄付や支援ではなく、継続的に支援してくれるマンスリーサポーターの数を増やし、継続的な資金援助を頂ける仕組み作りの構築。

【a-conのサポート内容】
マンスリーサポーターを増やすための企画、実際のコンテンツや仕組み作りをサポート。

【募集スキル】
途上国の教育改革・海外支援に興味のある方、CRMやカスタマージャーニー・セールスフォースが得意な方、人を動かすコミュニケーションが好きな方など、スキルや経験にとらわれず、幅広く募集。
(※現在はプロジェクト終了しており、メンバーの募集はしておりません。)


この他にも、a-con内で発足したリーダー育成プロジェクトも進行中。プロジェクトが複数あるので、自分が興味のある分野に参加できるところがいいですね。

参加してみて驚いたのは、本当に動機や目的は人それぞれだということ。プロボノとは、新しい社会貢献のカタチであり、ビジネスパーソンのお悩み解決の場なのかもしれません。
毎月開催されるこちらのイベントでは、運営メンバーを始め、参加者同士も気軽に話すことができます。これだけ業界や職種、動機が違った方々の話を聞けるだけで、自分の視野がグッと広がるような気がします。

次回はa-conメンバーであるお二人にインタビュー。プロボノ活動を通しての野望をじっくりと伺いました。

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